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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月6日(土) #22「地獄の9つの円」(原題:Skin in the Game)

Lv13_22サヴォア・マガジンの取材を受けることになったCSI。記者のジョン・マチストンがチームへの密着を始めた矢先、変死体発見の一報が入る。現場はポルノスタジオ。モーテルの一室を思わせるセットのベッドの上に、新品の下着を身に着けた女性のミイラ化遺体が遺棄されていた。鑑識に訪れたフィンとニックは、ページがくり抜かれた聖書の中に木工細工を発見。ニックがそれを開けると、中からクモが出てくる。これは犯人からのメッセージだろうか?

 

ロビンスとデヴィッドは新技術を用いてミイラ化遺体を復元。ラッセルはその顔写真を公表する。すると、程なくして情報提供者が現れる。以前、ラッセルとキャサリンを救ってくれたことがある娼婦のキティだ。今は足を洗って本名のアンジェラを名乗っているという彼女。ブラザー・ラーソンという人物が立ち上げた「堕天使の会」で娼婦やストリッパーらの更生を支援しているらしく、被害女性は集会に来ていたメーガン・ラミレスだと供述。彼女を含めた7人の女性が2カ月前に消えたことにも言及し、彼女たちのファイルも提示する。ブラスはそのファイルの中に、ずっと捜し続けている娘エリーの写真を見つけて愕然。すぐさま元妻ナンシーに「エリーがベガスにいるらしい」と連絡を入れる。

 

一方、7人の行方不明女性たちの顔写真が公開されたのを受けて、ある女医が警察に通報してくる。仮死状態でモーテルの裏通りで発見され、現在も昏睡状態で入院中の女性が、行方不明者の一人だというのだ。病院に駆け付けたフィンとモーガンは、彼女が確かに行方不明女性の一人、テレサ・ヒルであることを確認。さらにモーガンは、彼女の所持品のブレスレットに金のハートのチャームが付いているのに気付いて驚く。同じ金のハートのチャームが、メーガンのミイラ化遺体の胸腔からも摘出されていたからだ。これは単なる偶然とは考えにくい。

 

その後、行方不明女性の一人、グルメ・フェチ・サイトのポルノ女優クロエ・ルドルフが、恋人のグレッグ・リーともども死体となって発見される。クロエは喉にバッタのチョコレートを詰まらせており、恋人のリーは射殺後、冷凍庫の中に遺棄されていた。また、クロエの遺体のそばに置かれていた聖書の中には、ミイラ化遺体のケースと同様の木工細工が。その中には、あの金のハートのチャームが入っていた。

 

ラッセルとフィンは今回の一連の殺人事件について整理。被害女性たちの共通項である「堕天使の会」に手がかりがあると見る。そこで、ニックとグレッグは教会へ行きラーソンに情報を求める。ラーソンは、「集会のメンバーには名前をきかない。ここは聖域。ここでは人の罪を追及しない」とはぐらかすが、ニックはページがくりぬかれた聖書の中に木製の十字架が入っているのを見つけ、参考までにそれを押収する。
その頃、署にはブラスの元妻ナンシーが到着。ブラスは、エリーがナンシーの婚約指輪を売ったこと、現在エリーの行方を捜索中であることを彼女に報告する。

 

モーガンはニックが持ち帰った聖書に付着した指紋を調べ、ラーソンには売春斡旋の前科があること、逮捕時に38口径の銃を所持していたことを突き止める。38口径と言えば、クロエの恋人リーが射殺された凶器と一致する。ラーソンの関与が濃厚と見たニック、グレッグらは再び教会へ。そこで、悲鳴を上げる女性を無理矢理拘束するアンジェラを発見。彼女を取り押さえ、女性を保護する。また、教会の外まで同行していた記者のジョンは、怪しい人物を発見。その人物が捨てたタバコの吸い殻を拾おうとしたところを、何者かに襲われてしまう。
署に連行されたアンジェラは、女性の禁断治療を手伝っていただけだと弁明。軽傷で済んだジョンは、犯人が各現場に残した演出についてラッセルに指摘を入れる。そしてラッセルは、それがダンテの「神曲・地獄篇」に描かれている地獄の9つの円をモチーフにしていることにようやく気付く。最初の円「辺獄」がテレサ、2番目の「愛欲」がメーガン、3番目の「貪食」がクロエ、そして4番目の「貪欲」がリー。このままいけば、犯人は9番目の円「裏切」まで殺人を続けるに違いない。

 

そんな中、リーから摘出した弾丸の旋条痕が、ラーソンの銃と一致することが判明。「堕天使の会」のパソコンからリー宅のWEBカメラが遠隔操作されたことも分かっていることから、ラーソンは一連の事件の容疑者として逮捕される。しかしながら、取り調べでラーソンは犯行を否定。ただし、今も売春斡旋を続けていることについては白状する。ラーソンによると、買春者は匿名の裕福な男とのこと。男はラーソンが共有サイトに掲載した女性たちの写真から一人を選び、ラーソンはその女性を男が指定した場所まで送り届け、迎えの車の運転手に引き渡すのだという。これまでに危害を加えられた女性はいないと主張するラーソンは、「エリーの居所を教えるから釈放しろ」と取引を要求するが……。

 

その後の調べで、ラーソンのパソコンには確かに匿名の男からのメールが何通も届いていたことが分かる。さらには、今夜も男が女性を求めていることも明らかになり、モーガンは自分が囮になると申し出る。エクリーは娘の身を案じて反対するが、「ブラスの娘エリーも危険にさらされている」というフィンの説得とモーガン本人の熱意に押され、ついに囮捜査を許可。モーガンは、カメラとマイクを仕込んだペンダントを身に着けて指定の場所まで行き、迎えの車に乗り込む。警察車両2台はその車を追跡。2号車に乗っているのはニックとグレッグだ。
やがて、モーガンを乗せた車は目的地に到着。その住所から、買春者はオリヴァー・テイトという男と判明する。テイトは、地獄の5番目の円「憤怒」の版画をモーガンにプレゼント。その様子をペンダントに仕込んだカメラ経由で確認したラッセルたちは、彼が本ボシだと確信する。ところが、モーガンはうまく立ち振る舞っていたにも関わらず、突然テイトに帰るよう言われ、ペンダントを壊されてしまう。モーガンは仕方なく再び迎えの車に乗り込み、警察車両がそれを追う。

 

その頃、署にはナンシーが訪れていた。ホテルの部屋の前に、木工細工が仕込まれた聖書が置かれていたというのだ。木工細工の中にはUSBメモリーが入っており、拷問されているエリーが「私たちは罪を犯したので罰を受ける」と犯人に言わされている映像が記録されていた。ラッセルは、エリーが言った「私たち」という言葉に着目。それが、エリーとモーガンのことだと気付き、グレッグにモーガンを保護するよう指示する。グレッグとニックはすぐさま追跡中の車を停車させるが、その中にモーガンの姿はなかった……。


【豆知識】
フィラデルフィア・スペクトラム

ペンシルベニア州フィラデルフィアにあった屋内競技場「ワコビア・スペクトラム」のこと。2011年4月までに取り壊された。
エクリーは、78年、スペクトラムでのブラック・サバスのライブを見たと語っていたが、実際にブラック・サバスは78年、スペクトラムでライブを行っている。

 

ダンテの「神曲」
13世紀から14世紀にかけてのイタリアの詩人・政治家、ダンテ・アリギエーリの代表作。1行11音節の3行韻詩で、地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部から成る。中世キリスト教世界観を集大成した叙事詩であり、痛烈な社会批判を含む。
なお、地獄篇における地獄の世界は9つの圏(円)で構成されている。
・第1圏 辺獄(リンボ)※
・第2圏 愛欲者の地獄
・第3圏 貪食者の地獄
・第4圏 貪欲者の地獄
・第5圏 憤怒者の地獄
・第6圏 異端者の地獄
・第7圏 暴力者の地獄
・第8圏 悪意者の地獄
・第9圏 裏切者の地獄
※辺獄とは、洗礼の恵みを受けないまま死んだが、永遠の地獄に定められてはいない人間が、死後に行き着く場所のこと。
なお、第8シーズンの#12「第七の地獄」でも、ダンテの「神曲」の地獄篇が引用され、エピソードの邦題にも使われている。

 

【決めゼリフ】
「最低の夫でもあなたは最高の警官よ。捜して」by ナンシー

娘エリーを捜してほしいと懇願するブラスの元妻ナンシー。浮気に走ってエリーを身ごもったのはナンシー自身だが、その原因を作ったのは、仕事人間の上に浮気を重ねたブラスであるのは確か(リタとかアン・マリーとか、ブラスと過去に関係した女性たちが番組に登場したことも)。とは言え、“最低の夫”と言い切られてしまうのは少しかわいそうな気も……。

 

【ゲスト出演者】
伝説のバンド、ブラック・サバスのオジー・オズボーン(ヴォーカル)、トニー・アイオミ(ギター)、ギーザー・バトラー(ベース)の3人と、彼らのサポートメンバーのトミー・クルフェトス(ドラムス)が本人役で出演。
ラーソン役は、ジュリア・ロバーツの兄で、近年では映画「ウォールストリート・ダウン」「エクスペンダブルズ」「ダークナイト」などへの出演や、「crash クラッシュ」のセス役などでも知られるエリック・ロバーツ。
ナンシー役は、映画「ゆりかごを揺らす手」ほか「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」「LAW & ORDER クリミナル・インテント」「メンタル:癒しのカルテ」などへの出演で知られるアナベラ・シオラ。
テイト役は、「ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記」のブリック・ブリーランド役や、「ザ・ホワイトハウス」のジョン・ホインズ役などで知られるティム・マシスン。
ジョン役は、「バトルスター・ギャラクティカ」のガイアス・バルター役のジェームス・キャリス。

 

【鑑賞MEMO】
モーガンとエリーが犯人の手に!

今シーズンもついにフィナーレ。オープニングは、オジー・オズボーン率いるブラック・サバスの登場! CSIに密着取材することになった記者のジョンとの待ち合わせ場所が、ブラック・サバスのライブ会場という設定で、未発表の新曲「End Of The Beginning」が初披露されたほか、ジョンのインタビュー対象としてオジーがちょっとした演技も見せてくれた。
何でも、「CSI:科学捜査班」の制作スタッフには長年のブラック・サバスファンが多く、エグゼクティブプロデューサーのドン・マクギルもその一人とのこと。ブラック・サバスの新アルバムのタイトルが『13』であることから、第13シーズンのフィナーレにもってこいだという話になり、今回のゲスト出演が実現したようだ。
劇中では、過去にブラック・サバスのライブに行ったことがあるというエクリーが、軽く縦ノリする様子もキュートで良かった。

 

さて、事件の方は神曲の地獄編にまつわるもので、ブラック・サバスの世界観ともうまく融合していたが、最大の問題は、犯人に拉致された女性たちの中にブラスの娘エリーが含まれていたこと。おかげで、ブラスの元妻ナンシーが初お目見えとなったのは好ましいことだが、エリーの身を案じる彼女とブラスの胸中を思うと……。

 

そして、娘の身を案じる苦悩をエクリーもまた味わうことになる。モーガンが自ら囮捜査を申し出て、容疑者テイトの懐に飛び込んだのだ。娼婦のフリをして、テイトの要求通りに服も脱ぎ捨てたモーガン。彼女の捜査官としての勇気も、モーガンを演じるエリザベス・ハーノイスのセクシーな演技もあっぱれ! けれども、彼女は犯人に拉致されるという事態に……。

 

……というわけで、今回も前シーズン同様、クリフハンガーでのフィナーレとなったが、CSI:ファンには朗報! 続く第14シーズンが、早くも10月にWOWOWで放送スタートすることになったのだ! これまでより、現地アメリカでの放送スケジュールとの差が縮まったのは嬉しい限り。気になる第14シーズン第1話のOAは10月4日(土)。どうぞお楽しみに!

2014.9. 6|CSI:13 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

記者のジョンが初めてオジーにインタビューしたというThe Ultimete Sinツアー、ツアー名になっているアルバムは
、「オジー・オズボーンの」4枚目のスタジオアルバム。

投稿: hyakugan | 2014.09.08 23時57分

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