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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月16日(土) #19「普通じゃない愛情」(原題:Backfire)

Lv13_19住宅地にあるグッドウィン家で、住人のスティーヴン・グッドウィンと、その友人と思われるJ・D・キーシー、デューク・ギブンズの3人が、ドラッグでハイになっていたところを何者かに撲殺される。通報したのは、6歳の少女モリー。叔父のスティーヴンと母親のグレースとこの家に同居していたが、グレースの姿は見当たらない。どうやら、彼女は自分の車に乗せられ、犯人によって連れ去られたようだ。CSIチームが現場で鑑識を進める中、グレースとスティーヴンに家を貸していたという彼らの祖母でモリーの曾祖母のアグネスがやって来る。彼女は思いもよらぬ出来事に狼狽しながら「モリーの父親はイラクで命を落とした」と話すと、自分の息子でスティーヴンとグレースの父親であるブルースに急いで連絡を取る。

 

ラッセルは、手がかりを求めてモリーに話を聞く。モリーは何か見ている可能性が高いが、恐怖からか何も語らない。そんな中、モリーが運び込まれた病院に、アグネスから連絡を受けたブルースが到着。彼はスティーヴンの死とグレースの失踪に落胆し、「家族とは事情があってしばらく離れていた。スティーヴンがドラッグをやっていたことは知らなかった」と供述する。

 

ニックは現場の様子から、この界隈で起きた一連の押し込み強盗事件と今回の事件の手口が似ていることに気付く。前回の押し込み強盗事件では、住人のアリソンがさらわれてレイプされた後に解放されており、3人組の犯人が目撃されている。そして、この現場に犯人たちが残した指紋が決め手となり、グッドウィン家で撲殺された被害者J・Dとデュークが3人組の押し込み強盗犯のうちの二人と判明。スティーヴンについては、現場の指紋の状況やアリソンのレイプキットのDNA鑑定結果から強盗犯の一味ではないと確認される。

 

やがて、シートにくるまれたグレースの死体がゴミ置き場から見つかる。死因は鈍器で殴られたことによる硬膜下血腫。ただし、レイプの痕跡はなかった。
その後、グレースの死体をくるんだシートからはクラブ従業員のコナー・ダーマンの指紋が検出され、そのクラブの経営者トニー・ラッシュが捜査線上に浮上する。彼は、押し込み強盗犯にレイプされたアリソンの伯父であり、去年、情報提供者殺害の容疑をかけられたギャングのボスだ。チームは、姪をレイプした強盗犯への報復のためトニーがコナーを雇ったものと見るが、DNA鑑定の結果、アリソンをレイプしたのはほかでもないコナー自身であり、彼こそが3人目の強盗犯と分かる。彼はトニーの姪とは知らずにアリソンをレイプし、トニーの前では「J・Dとデュークがやった」と嘘をついた。仲間に罪をなすりつけることで我が身を守ったのだ。署でブラスに追及されたコナーは、トニーが“デトロイトのデイブ”なる人物にJ・Dとデュークの殺害を指示したと白状。ブラスはその後トニーに会いに行き、実はコナーがアリソンのレイプの実行犯だと教えて揺さぶりをかける。

 

その頃、ラッセルはスティーヴンとグレースがトニーの復讐の巻き添えになったという見方に疑問を抱き始めていた。グッドウィン家には犯人が何かを探していた形跡が残されていた。それに、グレースは何かに怯えて緊急事態での対処法をモリーに教え込んでいたようである。犯人が何を探し、グレースが何に怯えていたのか、それが事件の謎を解く鍵になると考えたラッセルは、グレースが娘に託した1冊の絵本をモリーから受け取る。それにはCDが添付されており、ブルースがスティーヴンとグレースに対する性的虐待の過ちを告白する通話音声が記録されていた。ブルースは家族から離れて改心したつもりでいたが、父親を許せないグレースは、自分がいなくなっても父親の悪事を暴けるよう彼との通話を録音。「自分とモリーに近づいたらすべて公表する」と牽制していたのだ。

 

その後、“デトロイトのデイブ”は死体となって発見される。さらに、警察によるトニーの通話の盗聴記録が証拠となり、とんでもない事実が明らかになる。アグネスはトニーの恋人で、スティーヴンとグレースの殺害をトニーに依頼したのも彼女だったのだ。自分がお腹を痛めて産んだブルースがかわいいアグネスは、彼の告白を録音したグレースを憎み、息子を守るために孫二人を始末したのだ。

 

事件解決後、モリーはバージニアの親戚の家に行くことに。幼くして母親や叔父が殺害されるという過酷な現実に向き合うこととなったモリーに、ラッセルは誘拐のトラウマを今も抱える孫のケイティを重ねる。「新しい場所でもすぐに友達ができる。不安になったらいつでも電話して」とモリーを優しく励ますラッセル。やりきれない思いで、小さな背中を見送るのだった。

 

一方、グレースの車を捜索していた過程で、彼女のものと同じ車種の焼け焦げた車が見つかる。トランクの中には、バート・マーケルという男性の焼死体が。グレッグとモーガンは捜査を進め、サンディ・ラーケンという女性にたどり着く。実は彼女、ホッジスが以前購入したいわくつきのバイクの元所有者で、そのバイクに乗っている時に事故で死んだピーター・ファーマーの恋人だった女性だ。ホッジスは進んで捜査に加わり自らサンディを尋問するが、バートとは別れたばかりだというサンディはアリバイを主張。後にそのアリバイの裏が取れ、彼女はバートの死とは無関係と分かる。
そんな中、バートの体内から高濃度の亜鉛が検出されたことをヒントに、グレッグが事件の真相を解き明かす。バートはサンディに振られたショックから、モグラ駆除剤を飲んで自殺を試みた。ところがそこに、サンディから食事の誘いのメールが。サンディは新しい彼氏と間違ってバートにメールしたのだが、これで自殺を思いとどまったバートは胃洗浄のため病院へ。その途中で車がガス欠になり、予備のガソリンを補充しようとした際、モグラ駆除剤のせいで体内に発生したホスフィンガスをゲップとして放出した。そして、それがガソリンに引火して炎上したのだ。
前回同様、今回もサンディは元彼の死に直接関与していなかったわけだが、彼女がバートを振り回したせいで事故が誘発されたのは事実。「いつか彼女に関わる男は死ぬと証明してみせる」とホッジスは誓うのだった。


【豆知識】
ボールズ・ボールズ

1980年のアメリカ映画。原題は「Caddyshack」。ゴルフクラブを舞台にしたコメディで、ビル・マーレイ扮するコースの管理人が、グリーンを荒らすモグラと死闘を繰り広げるシーンも。
バートがモグラ駆除剤で自殺を図ったことに気付いたグレッグは、モーガンとホッジスの前でこの映画の名前を引用した。

 

【決めゼリフ】
「これだけは確信を持って言える。あんたはどうかしてる」by ニック

息子を守るために孫二人を殺害させたアグネスに対する一言。本当にこのアグネスという老女、どうかしている!!

 

【ゲスト出演者】
サンディ役で、「エンジェル」や「エイリアス」「ドールハウス」などへの出演のほか、「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」のルート役でも知られるエイミー・アッカーが再登場。
トニー役は、映画「ザ・モンスター」「ラバー」などに出演し、監督や脚本家としても活躍、俳優のコール・ハウザーを息子に持つウィングス・ハウザー.

 

【鑑賞MEMO】
エイミー・アッカーが再登場!

今回は二つの事件の捜査が同時進行。Aプロットでは、祖母が性的虐待の過去がある息子をかばうために孫二人を殺害させるという驚きの事件が描かれた。その中でラッセルは、過酷な現実を突きつけられた幼い少女モリーと、マッキーンの手下に誘拐されたトラウマを今も抱える孫娘のケイティを重ね……。モリーを演じる子役カイリー・ロジャースちゃんのいたいけな表情の効果もあり、より強調されたラッセルの苦悩ぶりが印象に残った。

 

一方のBプロットでは、シーズン11の#11「スリーメン&ボディ」でエイミー・アッカー演じるキャラクターが再登場した。ウェンディを失ったショックを吹っ切ろうとホッジスが自分探しの冒険のために買ったバイクの部品から親指が出てくるというあの驚きの事件で、事故の被害者の元恋人として登場したあのサンディ・ラーケンだ。あの時は、「彼は私と別れて自分を見失っていた。バイク事故に遭ったのは私のせい」なんてしおらしいセリフを吐いたかと思えば、新しい彼氏の元へそそくさと出かけて行くという超マイペースぶりを見せていた彼女。今回も事故の被害者の元彼女という立場で登場。独特の個性を発揮して大いに楽しませてくれた。
なおホッジスは、悪気なく男たちを振り回して彼らを死に導く彼女のことを、原語で“Black Widow(ブラック・ウィドウ)”呼ばわり。この「Black Widow」とは交尾後にメスがオスを食べる習性から悪女の代名詞となっているクロゴケグモのことだ。ちなみに、2007年のTV映画「ブラック・ウィドウ」では、「CSI:マイアミ」でホレイショの元恋人ジュリアを演じたエリザベス・バークレーが、大富豪の謎の死に関わる“Black Widow”ならぬ主人公を演じている。

 

次回は、ホッジスの婚約者エリザベッタが死体の第一発見者に!

2014.8.16|CSI:13 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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