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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月3日(土) #4「シナトラの亡霊」(原題:It Was a Very Good Year)

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砂漠の真ん中、グランドピアノの中に遺棄された女性の刺殺体……。ブラス、ラッセルとともに現場に出向き被害者の顔を見たグレッグは愕然とする。彼女は、2年前にベガス・マフィアの歴史本を出版した際に協力してくれた音楽ジャーナリストのアリソンだったのだ。グレッグは、捜査に合流したモーガンとともに不透明な破片や黒い糸状の微物などをグランドピアノの鍵盤の間から採取。その後、モーガンにだけ秘密を打ち明ける。アリソンは、1週間という短い期間ではあったものの親密な時間を過ごした相手だ、と。

 

ロビンスはアリソンの検視を行い、複数の切り傷からの大量出血が死因と断定。カッターナイフのようなものが凶器だろうと指摘する。ホッジスは、鍵盤の間から出た不透明な破片はニカワと特定。黒い微物はタイルの被膜材などに使うビニールシートと見て、犯人は建築関係者かもしれないと推理する。
一方、アリソンの所持品の中にホテルのカードキーが見つかり、モーガンは彼女が宿泊していた部屋へ。仕事をするつもりだったのか、そこには多数の本やファイルなどの資料があった。その中にはアリソンのスケジュール帳も。最後の書き込みは、数字と文字の羅列だ。

 

ニックは削り取られていたグランドピアノの製造番号を復元。その結果、ピアノは66年製で、当初の購入者はリド・ライトと分かる。そして、リド・ライトという名前を聞いたグレッグは驚く。リドはフランク・シナトラのライブで演奏していた若手ピアニストで、66年にマフィアの若者トミー・グラゼッティに射殺されたと言われている人物だからだ。また、このグランドピアノはメンテナンスのため定期的にロスの修理工場へ運ばれており、2日前も搬送される予定だったことが判明。サラとブラスは、ピアノ運送業者のトラック運転手で、楽器店にも勤めているレニー・バンダーズに事情を聞きに行く。バンダーズは、「搬送途中に遺体に気付き、パニックになってピアノごと砂漠に捨てた」と供述。ピアノの現在の持ち主は、シナトラのそっくりショーをやっている劇場のオーナー、トミー・グラゼッティだと話す。グラゼッティと言えば、リドを射殺したと言われているあの伝説の男。サラは、アリソンがグラゼッティの過去の殺人を探るうち、何かを知りすぎて消されたのではないかとにらむ。

 

ラッセルとグレッグはグラゼッティの劇場へ。ステージでは、シナトラのそっくりさんジェフが人気を博していた。グレッグたちは捜索令状を提示し楽屋を調べ、血痕の跡からここがアリソンの殺害現場だと特定。そこに、旅に出ているはずのグラゼッティが姿を現す。彼は、アリソンから昔のことを根掘り葉掘り聞かれたことがあると話すだけで、殺人については否定。けれどもグレッグは、彼を犯人と決めつけて怒りをあらわにし、アリソンが自分にとって特別な女性だったと口を滑らす。ラッセルは、グレッグを現場捜査からおろすことにするが、アリソンが口封じによって殺されたと考えるなら、アリソンがつかんだ真相は何だったのか突き止めるよう指示する。
現場捜査を引き継いだサラは、楽屋奥の部屋で床に横たわるシナトラのそっくりさん、ジェフの姿を見つける。彼は後にブラスとニックによる取り調べを受けることに。ジェフはアリソンと知り合いだったことを認めるが、事件当夜はノートシークと言う楽曲認識アプリのデータ更新のため、アバロン・クラブで音楽を録音していたとアリバイを主張して殺人への関与を否定する。

 

やがて、アリソンの資料から再びグラゼッティが容疑者に浮上する。66年の犯罪資料の中にグラゼッティが関わっていたことを示唆する写真が含まれていたのだ。しかしながら、グラゼッティはまたも関与を否定。その聴取の内容からグレッグは、グラゼッティが実はリドだと気付く。正体がバレたグラゼッティ(本当はリド)は、「66年に本物のトミーが鶏の骨をノドに詰まらせて窒息死し、2日後に入隊予定だった自分は、徴兵を免れようとグラゼッティに成りすました」と意外な事実を語る。

 

その後、鍵盤の間にあった黒い微物はレコードの削りカスと判明。不透明の破片は、レコード盤に塗りつけて剥がすクリーニング用のニカワだったことも分かる。要するに、ニカワに付いたスジ状の模様はレコードの溝。サラはニカワ片をつなぎ合わせて音声を再生し、ノートシークに認識させる。それは、フランク・シナトラのレアLPだった。アリソンの手帳に記載されていた数字と文字の羅列は、このLPのID番号だったのだ。ブラスとサラはこのLPをベガスで扱っている唯一の店、バンダーズの働く音楽店へ。2日前にジェフがLPを購入していたことを確認する。

 

その後、詳しい捜査でアリバイが崩れたジェフ。追い詰められた彼は、「シナトラのレアなLPを探してほしい」とアリソンに依頼されたと話し始める。そして、アリソンのためにLPを手に入れてクリーニングまでしたのに、それを取りに来たアリソンが「このLPはグレッグへのサプライズ・ギフト」と言ったため、コケにされたと感じて彼女を殺したと白状する。

 

こうして事件は解決するが、自分を思い続けてくれていた女性が無残に殺されたという事実にグレッグの心は晴れない。モーガンはそんなグレッグをなぐさめようと、フランク・シナトラのLPをプレゼントするのだった。


【豆知識】
お馬のエドくん

1960年にCBSで放映されたコメディドラマ。言葉を話せる能力を持った馬エドが主人公。シーズン9の#20「宇宙船CSI」のマンディ&ホッジスの会話で既出。

 

ストラットキャスター
米フェンダー社が1954年から発売しているエレキギター。エレキギターの代表とも言える存在で、楽器店のバンダーズにとってもオススメの一品だったよう。

 

グレイトフル・デッド
1965年結成のアメリカのロックバンド。ラッセルのお気に入り。

 

カード・カウンティング
ブラックジャックやポーカーにおいて、ゲーム中に卓に出たカードの数字をカウントして残りのカードを推測する技。違法ではないが、多くのカジノがこの行為を禁止している。
グラゼッティは、このカード・カウンティングのせいでカジノのブラックリストに載ったという設定だった。

 

【決めゼリフ】
「ああ、なるほどね。自分の家族だと規則なんかクソくらえで、僕の大切な人だと……」by グレッグ

思わず興奮してラッセルに本音をぶつけてしまうグレッグ。ラッセルは、「君は正しい」と孫のケイティが誘拐された際、感情に流されたことを認めた上で、暴走しそうになるグレッグを穏やかに諭した。さすが主任。

 

【ゲスト出演者】
グラゼッティ役は、「スターゲイト SG-1」のチャールズ・コワルスキー少佐役や、「プロビデンス」のヴィンセント役などで知られるジェイ・アコヴォーン。

 

【鑑賞MEMO】
グレッグの大事な人が……

グレッグがベガスの歴史本を出版する際に協力してくれたアリソン。短い期間ではあったもののグレッグと親密だった彼女が殺害されたことで、今回はグレッグがエピソードの中心に。しかも、死体遺棄に使われたグランドピアノが、ベガスの歴史に名を残す人物が購入したものと分かった上に、ベガスのサンズを拠点にしていたフランク・シナトラのLPが証拠品としてあがり、キャサリンの父サム・ブローンの名前も出て……と、まさにグレッグが得意とする黄金時代のベガスネタ満載だった。

 

そんな中、グレッグとともに目立ったのがモーガン。アリソンがグレッグにとって特別な女性だったと知った彼女は、グレッグをなぐさめようと慣れない恋愛アドバイスをしたり、シナトラのLPをプレゼントしたり。グレッグがモーガンに好意を抱いていた経緯があるだけに、今回のグレッグ&モーガンのやり取りは興味深かった。

 

なお、今回証拠品として登場したシナトラのLP「シナトラ・ライヴ・アット・ザ・サンズ」。シナトラ初のライブ盤にして最高傑作とも言われているLPで、録音は1966年。エンディングで流れた曲はこのライブ盤にも収録されている「It Was a Very Good Year」で、今回のエピソードの原題も「It Was a Very Good Year」である。

2014.5. 3|CSI:13 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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