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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月12日(土) #14「ホワイト・ゴールド」(原題:White Gold)

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早朝の倉庫街で若い男性が射殺される。現場近くにいたカップルによれば、新型のBMWに古くて白いヴァンが追突し、その直後に銃声がしたとのこと。被害者を置き去りにしてBMWもヴァンも現場を離れているということは、少なくとも二人以上の犯行だ。ジョー、フラック、ジェイミーらとともに現場に駆け付けたマックは、BMWを運転していた被害者が、ヴァンに乗っていた犯人たちにカージャックされた可能性もあると見るが……。

 

その後、アダム、リンジーも現場へ。シドによる検視では、被害者が胸に2発被弾していたこと、過去に腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けた跡があることが確認される。ダニーは、手術の記録と鼻孔に付着した小麦粉を手がかりに、被害者の身元はピザ店で働くポール・トートゥッチであることを突き止める。ポールは9歳で両親を亡くし、ピザ店のオーナーで叔父のレイによって我が子同然に育てられ、店を手伝っていたまじめな青年。マックとダニーによってポールの訃報を知らされたレイは、「ポールは中古の白いヴァンを運転して、よくカナダにスノーボードをしに行っていた」と話す。ということは、ポールはBMWではなくヴァンを運転していたということになる。もしや、ポールがBMWをカージャックしようとし、相手の反撃を受けたのだろうか? しかし、ポールに前科はないし、カージャックする動機もなさそうだ。

 

リンジーはBMWの所有者がロウェナ・ブラックという女性であることを調べ上げる。フラックとジェイミーはロウェナを訪ね、BMWは彼女から盗まれたものであることを確認する。
アダムは現場のブレーキ跡などをデータに取りこんで衝突の様子を再現。BMWの方が前に出てヴァンを停止させたことを突き止める。それにしても、なぜBMWがヴァンを狙ったのか、ジョーは首をかしげる。

 

そんな中、乗り捨てられたBMWとヴァンが、手つかずの状態で発見される。ヴァンの中にはポールのパスポートがあり、国境を越えてこの5カ月で4回もカナダに行っていたことが分かる。また、ヴァンには隠し収納スペースがあり、BMWと追突してできた車体の傷の高さから、追突時には250㎏弱の荷物を積んでいたことが明らかになる。そして、ダニーの調べによりヴァンの車内にPEAの痕跡があったことが分かり、積み荷はドラッグだった可能性が濃厚に。チームは、犯人の目的はドラッグだったのではないかと推察する。その後、マックとジョーはポールの部屋を捜索。数千ドルの現金を見つける。

 

ホークスは、BMWの助手席のマットに落ちていた微物を分析。それが、溶接で生じる金属の粒だと結論づける。さらに、運転席側のドアに発射残渣が付着しているのを確認。そして、エンジンをかけるためにショートさせた配線に付着した血痕から、前科者リノ・マーテルにたどり着く。運転席の座席が後ろに引かれていたのは、長身のマーテルが運転席にいた証拠だ。
チームはさっそくマーテルのアパートへ。コカインのように見えるいくつもの白い塊を発見する。しかし、それはコカインではなく、何とピザ用のモッツァレラチーズだった。チーズにもわずかにPEAが含まれている。ヴァンから出たPEAの痕跡は、このチーズのものだったのだ。ホークスは、チーズが置かれていたそばに大量の血を拭いた痕跡が残っているのを見つける。

 

マックとジョーは、チーズの件であらためてレイに事情を聞きに行く。レイは、以前カナダ人から低リスクで高収入の「ホワイト・ゴールド」と呼ばれるチーズの密輸話を持ちかけられたことを話し始める。当初、レイはこの話を断ったが、赤字続きのピザ店を立て直そうと、どうやらポールは叔父に内緒で密輸に手を染め、その儲けで赤字を補填していたようなのだ。マックは、積み荷がコカインだと推測したのが間違いだったように、犯人たちもまたチーズをコカインだと勘違いしたのではないかと考える。

 

やがて、ピザ店の隣にある自動車修理工場の溶接工のフェリペ・ザカリアスが、ポールがヴァンに積み込むチーズをコカインに見間違えていたらしいと分かる。おそらく、フェリペがマーテルの共犯者だ。
程なくして、フェリペの刺殺体がゴミ容器の中から発見される。マーテルの部屋の血痕は彼のものだったのだ。そして、シャツに付いていたバーの紙マッチが手がかりとなり、マーテルは行きつけのバーでフラック、ジェイミーによって逮捕される。

 

署に連行されたマーテルは、チーズをコカインと思い込んだフェリペに窃盗計画を持ちかけられたと説明。ポールを撃ったのはフェリペであり、フェリペを殺したのは彼がナイフで襲ってきたからだと主張し、すべての罪をフェリペに押し付けて幕引きしようとする。しかし、証拠はそれを許さない。証拠との矛盾点を追及されたマーテルは、盗んだ車を運転し、追突に驚いて車内から出てきたポールを運転席から撃ったこと、ポールのヴァンから包みを盗んだこと、あとからその包みがコカインではなくチーズだと知って逆上、抵抗するフェリペを刺殺したことを認めざるを得ないのだった。

 

事件解決後。マックはピザ店にレイを訪ねる。レイは、弟に「ポールの面倒を見る」と約束したのに期待に応えられなかったと自分を責めていた。マックは、ポールのヴァンの中で見つかった、レイと幼いポールの写真をレイ本人に手渡す。そして、親を失ったポールが道を踏み外さず、良い青年に育ったのはレイがいたからだと慰めるのだった。


【豆知識】
PEA

媚薬の主成分であるフェニルエチルアミンという脳内神経伝達物質のこと。覚醒剤のアンフェタミンなどと似た構造を持つ。チーズやチョコレートにも含まれている。

 

トニー・モンタナ
映画『スカーフェイス』でアル・パチーノが演じたギャング。
ポールがドラッグの密売に関わったと見ていたジョーは、彼の部屋の様子を見て「トニー・モンタナにしては質素よね」とコメントした。
なお、シーズン8の#17「哀しいギフト」の中では、リンジーがこのトニー・モンタナの名前に言及しているほか、シーズン7の#22「最後の未解決事件」では、ダニーがトニー・モンタナを演じるアル・パチーノのマネをして、リンジーに昇進試験を受けたことを打ち明けている。

 

【決めゼリフ】
「この少年は両親の葬儀から戻った時、どうしたらいいか分からなくて怯えていた。親を失って道を踏み外すこともある。でもポールはいい若者に育って、熱心に働く思いやりのある青年になった。あんたがいたからだ、レイ。期待を裏切ってなんかいない」by マック

レイを慰めるマックの一言。このマックの言葉に、レイがどれだけ救われたことか。

 

【ゲスト出演者】
レイ役は、「LOST」のレスリー・アルツト役などで知られるダニエル・ローバック。

 

【鑑賞MEMO】
アダムには仲の悪い兄が!?

リンジーの妊娠が明らかになった前回。アダムは「ルーシーはお姉ちゃんになるって聞いてどうだった?」とリンジーに様子を聞くのだが、このあとに失言をしてしまう。自分が兄にいつもいじめられていた昔話を持ち出したのだ。これでは、あたかもルーシーと産まれてくる赤ちゃんの兄弟仲が悪くなると言いたいようなもの。もちろんアダムにはそんなつもりはなかったと思うが。
それにしてもアダム、父親から虐待を受けていた上に、兄弟仲も悪かったとはちょっとかわいそう……。

 

事件の方では、息子のようにかわいがっていた甥を亡くしたピザ店のオーナーのレイとマックのやり取りが印象的だった。特にエンディング、マックがレイとポールの写真を届けに行き、甥を守り切れなかったことで自分を責めるレイを慰めるシーンは、マックの情の深さがよく現れていて胸にグッとくるものがあった。

 

なお、前回のエピソードのタイトル「913番地の呪い」(原題:Nine Thirteen)には、シーズン9の13話を意味する“913”の意味が込められていたが、今回はシーズン9の14話を意味する“914”が、BMWの持ち主のロウェナのアパートの部屋番号として登場していた。制作陣の遊び心がうかがえる。

 

さて、次回はいよいよ「CSI:科学捜査班」とのクロスオーバー! ベガスを前編、ニューヨークを後編とした2話連続放送となる。どうぞお楽しみに!

2014.4.12|CSI:ニューヨーク9、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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