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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月15日(土) #10「偽りの1万ドル」(原題:The Real McCoy)

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再びクリスティーンとの幸せな時間を取り戻したマック。だが事件は容赦無く起きる。クリスマスツリーの並ぶ園芸店の敷地内で、ジェイソン・ブラックという男性の死体が見つかったのだ。彼は、禁酒法時代のもぐり酒場を忠実に再現した常連オンリーの高級バー「リアル・マッコイ」の共同経営者兼バーテンダー。頭を殴られた上、胸を蹴り飛ばされてツリースタンドのネジに突き刺さって失血死していた。どうやら、1週間の売上金を夜間金庫に入金しに行く途中で殺害されたようだ。物盗りの線が濃厚だが、なぜか犯人は売上金1万5千ドルのうち1万ドルしか盗っておらず、財布やカードも手つかずだった。

 

マックはジェイソンの恋人でバーのダンサーだったコートニーに、フラックは「リアル・マッコイ」をジェイソンと経営していた彼の幼なじみのイーライにそれぞれ話を聞く。二人によれば、「リアル・マッコイ」はジェイソンとイーライの長年の夢の結晶で、2年前にようやくオープンさせたこだわりのバー。コートニーもバーが流行り始めてからは経営に加わっていたという。ジェイソンは誰からも愛されており、敵はいなかったようだが……。

 

その後、強盗で5年間服役した後、1週間前に仮釈放されたばかりのネイサン・ブロディの血痕がジェイソンの腕時計に付着しているのが見つかる。ダニーとフラックは街中で彼を捕らえて追及するが、「偶然入ったバーで入店を拒否され、乱暴に追い払われた際に付いた」とジェイソンは主張し、犯行を否定する。

 

ジョーは、ジェイソンの額に付いていた記章のような跡に着目。ホークスが詳しく調べた結果、犯人はジェイソンの顔をスターター・ピストルで殴っていたことが判明する。また、ジョーの分析の結果、ジェイソンの傷口の付着物の成分が、コットン、インディゴ、ホイル、ホウ酸だったことも判明する。

 

フラックはバー近隣の通報記録を洗い、泥酔した客が倒れているとの通報が最近頻発していることを知る。ジェイソンの体内からはギ酸が検出されており、マックはバーの酒が禁酒法時代さながらの偽物だったのではないかと推察。リンジーがバーの酒をしらみつぶしに調べた結果、倉庫にある数本のウォッカにメタノールが混ぜられていたことが明らかになる。もしかすると、ジェイソンが偽ウォッカに気付いたことが今回の事件の引き金かもしれない。

 

リンジーとフラックは、さっそく酒の製造卸売業者の男に話を聞く。彼は、偽ウォッカの仕入れに気付いたジェイソンに納品を断られたことを認めるが、発注したのはコートニーだと説明。あらためて署で事情を問われることになったコートニーは、内情は火の車だったバーの経費削減のため、自分の一存で偽ウォッカを発注したことを白状する。そして、この一件でジェイソンとぎくしゃくしたまま永遠の別れになってしまったことを、心から悔やむ様子を見せる。

 

ホークスは、コットン、インディゴ、ホイル、ホウ酸という手がかりから、ジェイソンを殴ったピストルがデニム断熱材の中にしまわれていたのではないかと推理。以前にジェイソンとイーライが屋根裏に断熱材を敷く仕事をしていたことを突き止めると、「リアル・マッコイ」のオープンの直前、最初の容疑者ネイサンが住んでいた祖母の家でジェイソンが作業をしていたことを調べ上げる。おそらく、ネイサンは服役前の強盗事件で手にした1万ドルを祖母の家の屋根裏に隠した。ジェイソンは、それをたまたま断熱材を敷く作業中に見つけてくすねたのだろう。
その後、ホークスの捜索によりジェイソンを殴ったスターター・ピストルが見つかり、ネイサンはそれを証拠に署で尋問を受ける。ネイサンは、出所後に屋根裏に隠した1万ドルがなくなっていたことに気付いたこと、断熱材の作業伝票でジェイソンの名前を知って彼の居所を調べて金を返せと迫ったこと、逆に怒ってつかみかかってきたジェイソンを突き飛ばして図らずも死なせてしまったことを認める。

 

そんな中、最後に意外な事実が発覚する。ネイサンの祖母の家の屋根裏から1万ドルを奪ったのはジェイソンではなくイーライだったのだ。バーの開店を焦っていたイーライは、ジェイソンとともにネイサンの祖母の家で作業した際、例の1万ドルをくすねた。その出来心が、結果的に大事なパートナーの命を奪ったというわけだ……。

 

一方、非番のアダムは恋人ミッチェルと過ごしたいのをがまんし、老人介護施設を訪ねていた。アルツハイマー病を患う彼の父チャールズが、この施設に入所しているのだ。アダムは子どもの頃、チャールズの家庭内暴力にさんざん苦しめられたが、いまや彼はその過去はおろか、アダムが誰なのかさえ覚えていなかった。父に過去の過ちを詫びてほしくても、もはやそれは叶わない。やりきれない思いを抱えながら、アダムは徘徊して施設を抜け出して保護されたチャールズを警察に迎えに行く。今度はアダムが自分の息子だと認識したチャールズは、親不孝な息子だとアダムを罵倒し……。マックはその様子を偶然見かける。
その後、施設に戻ったチャールズと彼に付き添うアダム。ふとした会話から、チャールズも自分の親から虐待を受けて育ったことを知り衝撃を受ける。
夜。疲れ果てて家に帰るアダムを待っている者がいた。彼の辛さを察してやって来たマックだ。「許すことできっと救われる」というマックの言葉に涙するアダム。また、複雑な事情を知ったミッチェルもアダムの力になろうとする。こうして、周囲の人々の支えによってアダムは笑顔を取り戻すのだった。


【豆知識】
「マティーニを、ステアじゃなくシェイクで」by ダニー

「007」シリーズのジェームズ・ボンドの名ゼリフ。
酒の成分を調べていたリンジーに対し、ダニーがこのセリフを引用した。その後の「愛妻の理系トークは最高だ」というダニーのセリフも良かった!

 

【決めゼリフ】
「許すことできっと救われる。彼だけじゃない、君もだ」by マック

自分を虐待していた父親を許せずにいるアダムに対するセリフ。胸にグッとくる!!

 

【ゲスト出演者】
アダムの父チャールズ役は、「エイリアス」や「プロファイラー/犯罪心理分析官」へのゲスト出演などで知られるジェームズ・ハンディ。
アダムのガールフレンドのミッチェル役は、前回の#9「ブラッド・アウト」で、胴体を真っ二つに切断されてしまったベニー役を演じていたデヴィッド・フメーロの実の奥さんで、「ゴシップガール」などにゲスト出演しているメリッサ・フメーロ。
酒の製造卸売業者役は「CHARLIE JADE チャーリー・ジェイド」のゼロワン・ボクサー役のマイケル・フィリポウィッチ。

 

【鑑賞MEMO】
アダムの辛い過去が……

シーズン3の#15「五番街のゴースト」で、父親から暴力を受けて育ったことに言及していたアダム。今回、初めてそんなアダムの父チャールズが登場した。しかもチャールズはアルツハイマー病を患い、自分の過ちだけでなくアダムの存在すら理解できていない様子で……。父からされたことを忘れられずにいるアダムにとって、何と皮肉な状況。アダムの心の父とも言えるマックが、そんな彼の辛い状況に気付いて手を差し伸べたのが何よりの救いだった。マックがアダムを訪ねて話を聞いてやるあのシーン、間違いなくマック&アダムのベストシーンの一つ! 涙ながらに心情を語る、アダム役のA・J・バックリーの名演も光った。
さらに、そんなアダムにあんなかわいらしい彼女がいたとは驚き! しかも彼女、とても性格が良さそう。アダムのことを「かすかに知的なところも魅力」と言うあたり、アダムの良さもよく分かっているようだし、「みんな荷物を抱えてる。重いなら一緒に持ってくれる誰かを探せばいいのよ」なんて温かいセリフまで! エンディングの二人のダンスシーンはとてもキュートで……。
残念ながら、ミッチェルの登場は今回限りのようだが、ぜひ二人には愛を育み続けてもらいたい。

 

今回は、オープニングでマックとクリスティーンのキスもあったけれど、エンディングのアダムとミッチェルのダンスにすべて持って行かれた感が。とはいえ、マックもクリスティーンとの関係を修復したおかげで、失語症も改善傾向にあるようで何よりだ。

2014.3.15|CSI:ニューヨーク9、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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