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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月7日(土) #21「ドリーマー」(原題:Dune and Gloom)

Lv12_21アマチュア・レーサーたちがモハーベ砂漠でスピードを競うオフロード・チャンピオンシップで1台のレースカーがクラッシュ、炎上する。レース・ディレクターのボー・マーティンいわく、車にはドライバーとナビゲーターの2名が同乗していたとのこと。しかし、死体は黒こげのドライバーのみでナビゲーターの姿はなかった。ヴァルタンからの連絡で現場に呼ばれたラッセルたちは、さっそく捜査を開始。程なくして、炎上した車は「ア・ファラオズ・モータリスツ」というチームのもので、登録されていたメンバー3人の名前はいずれも偽名と判明。ピットからはチームのリーダーもトレーラーもすでに消えていることが明らかになる。

 

その後の検視で、黒こげになったドライバーは、ウルバッハ・ビーテ病という恐怖の感覚が失われる希有な病を患っていたことが分かる。また、モーガンとフィンは着衣のロゴを手がかりに、そのドライバーの身元がイラクからの復員兵ジャック・ブレズリン25歳であることを突き止める。また、電話会社のサーバーには、「やり遂げるのは無理だ、中止しよう」という仲間からジャックへの留守電メッセージが残されていたことも明らかになる。

 

グレッグは、爆発の衝撃の規模から見て、クラッシュによる引火ではなく車に爆弾が仕掛けられていた可能性が高いと推理。サラとともに車の残骸を調べ、ニトログリセリンの痕跡を確認する。さらにグレッグはモーガンと現場に戻り、砂に埋もれた遠隔操作式の起爆装置を発見。近くで割れたオイルパンも見つける。そして、記載された車体番号から、このオイルパンはアート・ウェバーという老人が乗っているトラックの部品と判明。サラはウェバーに事情を聞く。ウェバーは「妻を看取ったデザートパーム病院からの帰り道、トラックがオイル漏れした。すると、通りすがりの若者二人が親切にも新品の部品を買ってきて交換してくれた」と話し、ジャックがまさにその通りすがりの若者の一人だと供述。「腐った世の中を変えるために、そのうちデカイことをやる」と、ジャックが不思議なことを言っていたことにも言及する。

 

一方、車の残骸に残っていたタイヤ痕から、レースのスポンサー兼参加者であるベック石油のCEOキャシー・ベックが、クラッシュ現場を通報もせずに通過していたことが判明。ラッセルは容疑者として彼女を取り調べる。ところがベックは、環境破壊や優遇税制に怒る数々の過激派から日に100通は届く脅迫メールを示すと、「爆殺の危険にさらされているのは誰よりも自分」と反論。ひょっとしたらア・ファラオズ・モータリスツが、自爆テロを目論んでいたのかもしれないとラッセルは考え始めるが……。

 

ヘンリーは、ジャックへの留守電メッセージの背景音を拾い、ジャックの仲間が滞在していたホテルを特定。ヴァルタンとフィンがホテルの部屋に突入する。中には誰もいなかったが、壁にはベックを含む要人や官公庁の写真、過激行動の指南書などテロを疑わせるものが貼られていた。そして、荷物のタグから、3人組の残り二人の名前はクライヴ・モリスとマルコム・プラットと判明。すると、そこにクライヴが戻ってきてあっけなく身柄を確保される。

 

ラッセルとサラはクライヴの取り調べを担当する。クライヴの反応に妄想性人格障害の特徴を見て取ったラッセルは、彼がテロリストだという説を却下。その後、ラッセルの見解を裏付けるかのように、デザートパーム病院からクライヴに対する捜索願が出ていることや、クライヴだけでなくジャックとマルコムも同じデザートパーム病院の精神科の患者だったことが明らかになる。サラはデザートパーム病院へ。クライヴ、ジャック、マルコムの共通の趣味はレース観戦で、3人は自分たちを三銃士と呼ぶほど意気投合していたことを知る。また、ラッセルは「ア・ファラオズ・モータリスツ(A Pharaoh's Motorists)」という彼らのチーム名が、三銃士の名前「アトス(Atos)」「ポルトス(Portos)」「アラミス(Aramis)」の言葉遊びだったことに気付き、やはり彼らはテロリストではなく“ドリーマー”なのだと確信する。
それにしても、消えたナビゲーター、すなわちマルコム・プラットは今どこにいるのだろうか?

 

ヘンリーは、ベックのメールの受信状況も追い、マルコムのアカウントから頻繁に脅迫メールが送り続けられていることを突き止める。そして、最新の脅迫メールの発信元はモハーベ砂漠のピットと分かり、ニックとヴァルタンは現地へ。そこにあったベック石油のトレーラーに血痕を発見する。その中には、射殺されたクルー2名と息も絶え絶えのマルコムがいた。何者かがベックを拉致し、彼女のレースカーで逃走したようだ。しかも、近くにはダイナマイトの空き箱が……。ニックはマルコムから犯人の情報を聞き出そうとするが、マルコムは答える前に息絶えてしまう。

 

そんな中、フィンは三銃士の原作同様、このレースカー爆破事件にも4人目の銃士がいるのではないかと指摘。真実を知るのは拘留中のクライヴのみであることから、ラッセルとサラは再び彼に面会。クライヴに寄り添う姿勢を見せ、彼から供述を引き出そうとする。そして、ベックをさらった犯人、つまり4人目の銃士が、あのアート・ウェバーという老人であるという事実をついに聞き出す。

 

実は、ウェバーはベック石油の子会社であるファーンデイル採掘会社を定年退職した元エンジニア。年金及び医療給付の廃止により、彼の妻は十分な治療を受けられないまま死に至り、自身も破産するという憂き目に遭った。そのせいでベック石油のCEOキャシー・ベックに恨みを募らせた彼は、無防備な三銃士を利用して彼女を暗殺する計画を実行に移したのだ。しかし、遠隔操作でベックのレースカーを爆破する計画は失敗。そのためウェバーは、まさに今、大量のダイナマイトを積んだレースカーの助手席にベックを乗せ、彼女の会社の本社ビルに突っ込もうとしていた。すんでのところでその現場に駆け付けたラッセルは、同行させたクライヴからウェバーに話をさせる。犯行を強行しようとしていたウェバーは、クライヴの純粋な言葉を聞いて思いとどまり、涙をのんで投降するのだった。


【豆知識】
ウルバッハ・ビーテ病

代謝異常により扁桃体が破壊され、「恐怖」に関する感情がまったく欠落した状態になる脳疾患の一種。

 

デイル・アーンハート
NASCAR(アメリカ合衆国で最大のモータースポーツ統括団体)の代表的ドライバー。2001年のデイトナ500でウォールに激突し、頭蓋骨底部骨折により即死した。
ロビンスは、ジャックの死因はアーンハートと同じだとサラに説明した。

 

善きサマリア人
新約聖書中のルカによる福音書10章25節から37節にある、イエス・キリストが語った逸話の中で、強盗に襲われて半死半生となった人をあるサマリア人が助けた。このことから、自分の不利益やリスクを顧みず人助けをする行為を「善きサマリア人」とたとえるようになった。
ウェバーは、車のオイル漏れで立ち往生しているところを若者に助けられた時の心情を「聖書の善きサマリア人に出会ったような気分だった」と説明した。

 

【決めゼリフ】
「ミニバンに乗ってるダサイ親父ってイメージを我が子に植え付けるかと思うと……」by デヴィッド

奥さんから車はミニバンにするよう言われているというデヴィッド。奥さんが妊娠する前から、自分の父親としてのイメージを心配しているとは!

 

【ゲスト出演者】
キャシー・ベック役は、「刑事ナッシュ・ブリッジス」や「スピン・シティ」「ヴェロニカ・マーズ」「NIP/TUCK ハリウッド整形外科医」「カリフォルニケーション」など多くのドラマにゲスト出演しているポーラ・マーシャル。
ウェバー役は、「ザ・ホワイトハウス」などにゲスト出演しているH・リチャード・グリーン。
ボー役は、「ワンだー・エディ」のダグ役のウィリアム・フランシス・マクガイア。

 

【鑑賞MEMO】
ラッセルとサラ、意外な共通点

精神科でめぐりあった3人の患者。自分たちを三銃士に見立て、レース観戦という趣味でつながっていた彼らに待ち受けていた悲しいシナリオ。3人のうち唯一の生き残りとなったクライヴの身の上に、とりわけ心を痛めたのはラッセルだ。実は、彼には妄想性人格障害のいとこがいた模様。そして、サラはそんなラッセルに「私も心の闇を背負った人をよく知ってるの」と話し、それが自身の母であることを明かした。サラの母が夫から再三にわたり暴力を受けて心を病み、ついにはその夫(つまりサラの父親)を殺害するに至ったことは、すでに明らかになっている通り。今回のエピソードを通して、ラッセルとサラに意外な共通点が見えてきたかたちとなった。
ちなみに、サラの母親はシーズン13に登場エピソードがある。

 

一方、今回はグレッグの成長ぶりも目立った。犯罪学の検定を目指しているようで、銃弾や爆薬が絡むと気分が上がるんだとか。クラッシュの残骸から、爆薬が使われたことを見抜き、サラをうならせるあたりはさすが!
なお、グレッグが取ろうとしている資格は国際鑑識学会の認定証らしい。

 

また、前回モレノを誘って野球場を後にしたフィン。どうやら彼とデートをしているよう。モレノとの電話では「今夜は一晩中眠らせないわよ!」とまたまた肉食系ぶりを披露。それとやや対照的なのがモーガン。デートの途中で相手とケンカして家に帰ったあと、一人で純愛映画(原音は『きみに読む物語』)を見るとはなかなかかわいらしい。そんな彼女、プライベートについてフィンに突っ込まれた時、グレッグやニックという名前には反応しなかったのに、ホッジスという名前には大げさなリアクションを見せた。もしや、あの恋人ごっこの影響!?

2013.9. 7|CSI:12 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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