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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月24日(土) #19「卵の反乱」(原題:Split Decisions)

Lv12_19ホテルのカジノで小児科医デニス・キールが射殺される。撃った男は人込みに紛れて姿を消すが、オレンジ色のポロシャツを着ていたのが目撃されている。CSIはカジノのフロアを封鎖。アーチーは、ホテルの監視カメラに接続して顔認証システムで犯人を捜索する。そして、ブラスたちはアーチーの指示に従って犯人を追うが、なかなか捕まえることができない。やがて、客室フロアに通じる階段のドアが開いていたことが判明。犯人は1,200以上ある客室のどこかに逃げ込んだらしいと分かってくる。
フィンはカジノの客に聞き込みをし、現場に残された血痕も確認。犯人はキールの現金とカードを奪ったものの、キールに反撃されて鼻血を出しながら逃走したものと推察する。

 

ニックとモーガンは各部屋をしらみつぶしに調べ、射殺犯の人相と一致する男がシェリーという女性の部屋で一晩過ごしていたことを知る。そして、さらに各部屋の調査を続け、リー・ジェイコブズという男の部屋で射殺犯の人相と一致する男を見つける。彼の名は、ジョーダン・ブレントソン。ニックは彼を署に連行して尋問するが、ジョーダンはシェリーを知らないと主張。犯行が行われた昨夜は、リーと野球を見にいっていたと話す。そして、ホテルの監視カメラの映像をさかのぼって調べた結果、確かにジョーダンが供述した通りの時刻にリーとホテルに戻る姿が映っているのが確認される。しかしながら、同時刻にシェリーといるジョーダンの姿も監視カメラにとらえられていた。同一人物が同時に二カ所の場所に存在することは不可能なのに、なぜ!?
一方、ブラスとサラはキールの客室に行き、部屋にいた12歳になるキールの息子エイヴリーに事情を説明。念のためキールのパソコンを証拠として押収する。

 

ヘンリーはDNA鑑定で、現場の鼻血のDNAがジョーダンと一致することを確認。しかしマンディの調べで、シェリーの客室に残されていたコンドームの指紋はジョーダンと一致しないと分かり、ジョーダンには双子の兄弟がいる可能性が濃厚となる。ただし、ジョーダンの出生記録に双子という記載はない。
やがて、シェリーといた男はATMに立ち寄っていたことが明らかに。銀行の記録から、男の身元はゼイヴィア・マークスと分かる。サラはゼイヴィアを署に連行して取り調べるが、彼もジョーダン同様キール殺害を否定。双子の兄弟はいないと主張し、ジョーダンとは誕生日が異なることも確認される。

 

このままでは、キールの射殺現場に残された犯人のものと思われる血液がジョーダンとゼイヴィア、どちらのものかDNAでは特定できない。フィンは、持っている抗体の違いによる「抗体プロファイリング」で犯人の特定を試みるが、不思議なことに、射殺現場に残された血液の抗体はジョーダンとゼイヴィア、どちらとも一致しないと分かる。つまり、DNAが同じ第三の男がいるのだ。ラッセルは、ジョーダン、ゼイヴィア、そして第三の男は、凍結受精卵による体外受精児だと推察。そして、ジョーダンの母親の供述から、やはりジョーダンは体外受精で産まれたことが明らかになる。ジョーダンの母親は、受精卵が複数に分かれたことも認め、残った受精卵の廃棄を当時不妊治療医として研修医を務めていたキールに指示したと説明するが……。

 

一方、フィンはキールが被弾した弾芯がない特殊な弾について調査。これが航空保安官用に開発された「ノー・リコ・シェル」という貫通しない弾であることを突き止める。そして、モーガンの調べにより浮かび上がった第三の男ケヴィン・チャンスが、かつて航空保安官の訓練生だったことが判明。ニックとサラは、彼が宿泊するホテルの部屋に急行するが、彼はすでに遺書ビデオを残して毒入りの酒を飲んで自殺していた。ところが、後のロビンスの検視により、自殺は偽装だったことが明らかに。さらに、キールの殺害現場の血痕はケヴィンと一致するものの、酒瓶に付着していたDNAはケヴィン、ジョーダン、ゼイヴィアの誰とも一致しないことが分かり、第四の男の存在が浮上する。

 

その後、ケヴィン、ジョーダン、ゼイヴィアはいずれも懸賞の旅行が当たってベガスに来たとされていたが、その旅行費用を出していたのがキールだったことが分かる。また、パソコンの記録から、キールがケヴィン、ジョーダン、ゼイヴィアの消息を調べていたことも明らかに。サラは3人を呼び寄せたのがキールなら息子のエイヴリーが彼らに会っていた可能性もあると推理し、エイヴリーに事情を聞きに行く。エイヴリーはそっくりな顔をした二人の男を見かけたと説明すると、今後、自分が親戚の家に引き取られることになることを嘆く。サラはそんなエイヴリーを気遣い、アイスを食べに彼を客室から外に連れ出すが、アーチーはその映像からエイヴリーが犯人と同じ顔立ちであることを顔認証システムで突き止める。第四の男は、ほかでもないエイヴリーだったのだ。

 

キールは、ジョーダンの母親が廃棄を望んだ残りの受精卵を密かに保存し、うち二つを別の家族に、最後の一つを子どもが産めない自分の妻に与えていた。エイヴリーは、自分の母つまりキールの妻が亡くなった際にその事実を知り、父親の行為に憤慨。偽りの人生を歩まされたと恨み、ほかの3人の“兄弟”を呼び寄せ父親を殺害させたのだ。4人のDNAが同じなら、犯人を特定できず完全犯罪になると考えたエイヴリーだったが、「抗体プロファイリング」によりケヴィンがキールを射殺した犯人で、ケヴィンに薬を飲ませたのがエイヴリーであることが証明される。ブラスとサラは、取り調べでジョーダンとゼイヴィアも関与していたことをエイヴリーに証言させようとするが、自分と血がつながった“兄弟”である二人をかばうエイヴリーは、それ以上の証言を拒むのだった。


【豆知識】
ブラジルから来た少年

ブラジルでヒトラーのクローンを再生させようとするメンゲレ博士と、それを阻止しようとするナチスの残党を追うユダヤ人との葛藤を描いたアメリカの作家アイラ・レヴィンによる小説。1978年、グレゴリー・ペックの主演で映画化もされている。
ラッセルは、今回の事件でこの映画を思い出すと語った。

 

マー・バーカーと4人の息子
強盗団として悪事を繰り返したハーマン、ロイド、アーサー、フレッドの4人の兄弟とその母親ケイト・バーカー(通称マー・バーカー)のこと。「血まみれギャング・ママ」をはじめ、多くの映画の題材にもなっている。
ブラスは、ジョーダンの母親の供述に疑念を抱き、彼女もまた極悪人の息子たちをかばい続けたマー・バーカー同様、息子たちの犯罪に関係しているのではないかとにらんだ。

 

【決めゼリフ】
「警部って、歩く犯罪辞典みたい」by モーガン

“マー・バーカーと4人の息子”をたとえに持ち出したブラスに対する一言。エイヴリーの取り調べでブラスは、11歳の少年を陪審員が終身刑にしたとも話していた。この事件は、おそらく2009年に当時11歳で父親の婚約者を射殺したジョーダン・ブラウンの事件を指しているものと思われる。

【ゲスト出演者】
エイヴリー役は、「HOMELAND」でブロディの息子クリスを演じているジャクソン・ペイス。
なお、ジョーダン、ゼイヴィア、ケヴィンを演じていたのは、クリストファー・デローシュとジョシュア・デローシュの双子俳優。クリストファーがジョーダンを、ジョシュアがゼイヴィアとケヴィンを演じ分けていた。

 

【鑑賞MEMO】
アーチー、お疲れさま!

防犯カメラの映像を顔認証システムでチェックし続けたアーチー。疲労困憊しながらも、自分の仕事を忠実にまっとうしたのはさすが。今回の捜査における最大の功労者か!?

 

なお、今回は一卵性の4兄弟が殺人事件に関わるという特殊なケースが描かれた。体外受精の場合、複数の受精卵を移植することにより多胎となることは珍しくないが、その受精卵が4つに分割するとはかなり希なケースだろう。調べてみたが、一卵性の四つ子が生まれる確率は1300万分の1とも1500万分の1とも言われている。体外受精の場合、受精卵を培養する期間が長くなるにつれ、受精卵一つでも多胎になりやすいという研究結果もあるようだが、それにしても非常に特殊なケースだ。現実味がないと言ってしまえばそれまでだが、卵子提供による体外受精児が出自を知る権利は、現代の生殖医療が抱える大きな課題の一つ。番組としては、このあたりの問題提起をしたかったのかもしれない。

2013.8.24|CSI:12 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

息子エイヴリーの吹き替えの声が小さくて聞こえにくかったです。

投稿: momo | 2013.08.29 09時14分

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