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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月13日(土) #13「ミューズな死体」(原題:Tressed to Kill)

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街中で、女性たちが気付かぬうちに髪を切り取られるという事件が多発。被害に遭った11人が警察に届け出る。ラッセルは、そんな被害者の一人であるポーラ・ビンガムという若い女性の事情聴取を担当。ひどく動揺する彼女をなぐさめ、「いつでも電話を」と自分の名刺を渡す。

 

その後、髪を切られた11人の被害者の一人エヴァ・バイロンが、自宅で殺害されているのが見つかる。ブルネットの髪をブリーチでブロンドにされた彼女は、70年代風のレトロな服を着せられ、サングラスの下にメイクを施された上に、両方の眼球をくりぬかれていた。また、口の中からは三つ編みにされた人毛が見つかる。ラッセルは、髪を切られたほかの女性たちが同じ犯人の餌食になりかねないと危機感を募らせる。

 

サラとモーガンはエヴァの自宅の鑑識を行う一方、ニックはエヴァの姉ブリジットに事情を聞き、エヴァが身に付けていた服もサングラスも彼女の持ち物ではないことを確認する。ロビンスはエヴァの検視を行い、眼球がくりぬかれたのは死後であること、死因は三つ編みの人毛による窒息死ではなく、首元の頸動脈にモルヒネを注射されたことによる過剰摂取であること、切り取られた髪を埋めるように金髪のエクステンションが付けられていたことを明らかにする。犯人は拷問の末にエヴァを殺害したと見ていたラッセルは、モルヒネ注射で苦しめずにエヴァを死に至らしめた犯人の意図が分からず首をかしげる。

 

ホッジスは三つ編みの人毛の鑑定を行い、髪を切り取られたと届け出ていた女性を含む26人の女性の髪が含まれていたことを突き止める。サラは、この26人が犯人のターゲットであり、その中から次なる殺人の被害者が出るかもしれないと考え、髪を切られた女性たちを署に呼んで情報を集めることにする。
そんな中、署に姿を現さなかった例の11人のうちの一人、ジョイス・デバナルディの自宅に向かったブラスは、彼女がエヴァと同様に髪をブロンドに変えられ、70年代の服を着せられて殺害されているのを発見する。口にはやはり三つ編みの人毛が押し込まれていたが、眼球はくりぬかれておらず、代わりにアンモニアで目をつぶされていた。また、犯人は筋弛緩剤でジョイスの動きを押さえ、メイクなどを施していたらしいことが明らかに。手口が巧妙化していることから、ラッセルは女性たちの安全のために事件の詳細をマスコミに公表すべきだとリストン保安官に掛け合う。

 

ホッジスの調べにより、エヴァとジョイスが着せられていた服は、70年代の本物の古着であることが判明。CSIは、犯人が保管していた知人女性の服をエヴァとジョイスに着せ、彼女をその服の持ち主の女性に作り替えようとしていたのではないかと推察する。服が70年代のものなら、犯人が執着するその女性は、60代くらいだろうか?

 

一方、モーガンはエヴァとジョイスの髪に付けられていたエクステンションを分析し、いずれも三つ編みの人毛とは無関係の同一女性の毛髪であること、その女性は珍しいガンの治療のためにハンブルクや東京に行っていたらしいことを突き止める。  そして、サラとともにベガスで特殊なガンの治療に取り組んでいる医師のライアンを訪ね、ガン患者、つまりエクステンションの毛髪の主はルシンダ・ケンプという女性であることを確認する。
その後、呼び出しを受けたルシンダが息子のアダムとともに警察に姿を現す。彼女は美しいブロンドの髪に70年代の服装、サングラスといういでたち。犯人がエヴァとジョイスにさせた格好そのものだ。しかし、ルシンダ自身には犯人の心当たりはないらしく、自分の髪が被害者たちのエクステンションに使われるなどあり得ないと訴える。なぜなら、抗がん剤治療を受けた彼女は、その影響で髪をほとんど失っていたからだ。美しいブロンドの髪は、治療前に自分の髪で作っておいたウィッグ。制作者はジェフリー・フィッツジェラルドという職人で、ルシンダは自分の髪の毛はもちろん、創作のインスピレーションを引き出すために好きな洋服を何点か彼に渡したと話す。
ニックとサラは、フィッツジェラルドのウィッグ作りのスタジオに出向き、彼を署に連行。スタジオの捜索で見つかった、ルシンダのものらしき服や、三つ編みのウィッグ、モルヒネなどを証拠に尋問するが、フィッツジェラルド自身は自分を直接犯行に結びつける証拠はないはずだと犯行を否定する。そんな中、ラッセルの携帯電話にポーラから助けを求める電話が入る。ラッセルはブラスとともにポーラの家に急行するが、残念ながら彼女はすでに殺害されていた。要するに、犯人はフィッツジェラルドではない。彼が警察に拘束されている間に、真犯人が凶行に及んだのだ。ラッセルは、ポーラを救えなかった自分を責める。

 

現場には、ルシンダの若い頃のような女性が写った写真と、犯人のものとおぼしき毛髪が見つかる。CSIは犯人がルシンダに近しい者であるとにらみ、彼女の息子のアダムに疑いの目を向けるが、DNA鑑定の結果、毛髪はアダムと一致せず。しかし、写真に付着した指紋が決め手となり、ルシンダを治療した医師のライアンが犯人と分かる。
実は、彼にはルシンダに似た美しい母親をガンで失うという過去が。母を失った喪失感を抱き続けていたライアンは、病院を訪れたルシンダに自分の母親の面影を重ね、彼女を治療することで母を取り戻すべく親身に面倒を見ていた。しかし、ルシンダは見事なウィッグを作ったジェフリーを気に入るようになった。ライアンは、再び味わうこととなった喪失感を埋めるべく、若い女性たちを母親に作り替えるという奇行に走ったのだ。ライアンが女性たちをモルヒネで殺したのは、苦しむ母を彼自身がモルヒネで安楽死させたからだった。

 

事件解決後。娘を持つ父親でありながら、今回ポーラという女性を救えなかったラッセルは、自分と同じように年頃の娘を常に気にかけてきたキャサリンに電話をかける。そして、やるせない思いを彼女に吐露するのだった。


【豆知識】
The Most Beautiful Girl

チャーリー・リッチの70年代のヒット曲。邦題は「朝焼けの少女」。
一人目の被害者、エヴァの殺害現場でかかっていた曲。

 

ミューズ
ギリシャ神話に登場する学問・芸術をつかさどる女神たち。ゼウスの娘。
創作活動の世界では、芸術家に刺激を与える女性のことを“ミューズ”と呼ぶこともある
サイコ
言わずと知れたヒッチコックの名作。劇中で犯人のノーマンが母親の格好に扮装することから、ラッセルは今回の事件は『サイコ』を思い出させると指摘した。

 

【決めゼリフ】
「日本文化はアダルトもんしか知らないのかと思ったけど」by サラ

映画『リング』の話を引用したホッジスに対するサラの一言。確かにホッジス、今シーズンの第1話では“タコ足レイプ”なる古代の日本の風俗に関する知識を披露している。

 

【ゲスト出演者】
フィッツジェラルド役は、「デスパレートな妻たち」のジョージ役で知られ、「CSI:マイアミ」にもスターリング役でゲスト出演、「リベンジ」にもメイソン・トレッドウェルロ役で出演しているロジャー・バート。
ブリジット役は、映画『ラブリーボーン』にリンジー・サーモン役で出演しているローズ・マクアイヴァー。

 

【鑑賞MEMO】
ラッセルの後悔

今回は、ポーラという女性を助けてやれなかったことで、珍しくふさぎ込む様子を見せたラッセル。シアトル時代に女子大生を狙う事件が続いた頃、自分の娘がちょうど被害者たちと同じくらいの年齢だったということをサラに明かし、万が一自分の娘が事件に巻き込まれたときのためにDNAサンプルを保管していると話した。そしてサラは、キャサリンも同じようにリンゼイのDNAサンプルを保管しているとラッセルに教え……。ラッセルもキャサリンも娘を持つ親。ポーラを助けられなかった無念さを、ついキャサリンに打ち明けたくなったラッセルの気持ちは理解できる。

 

さて、そんなキャサリン。彼女に連絡を取ったニックとグレッグが言うには、FBIに移って元気にしている模様。エンディングでは、ラッセルが彼女に電話をかけるという設定も盛り込まれた。時に、グリッソムやウォリックの名前がメンバーたちの会話の中に登場してきたように、今後もキャサリンという存在が番組の中で生き続けてくれることに期待。もちろん、FBI捜査官としてのキャサリンが番組に登場してくれる日が来ることにも大いに期待している。

2013.7.13|CSI:12 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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