CSI:投稿ラボ

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN/REPORT

About CSI:について

Category カテゴリー

Writers プロフィール

このコラムはこんなライターの皆さんが書いてます。

LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 6月22日(土) #10「神聖なベッドルーム」(原題:Genetic Disorder)

Lv12_10

寝室のベッドで男性が死んでいると911に通報が入る。知らせてきたのは、何とロビンスの妻ジュディ。ロビンス家に駆けつけたCSIは、キャンドルの炎が揺れ、甘い音楽が流れるムードたっぷりの寝室で、ベッドに裸で横たわって死んでいる中年男性の姿を確認する。その様子は、まさに情事の現場での突然死。ブラスはジュディの不倫を確信し、モルグから帰宅したロビンスも妻を信じ切れず動揺する。

ジュディは署に連行され、ブラスによる事情聴取を受ける。彼女によると、ベッドで亡くなった男性は、系図学者のダン・トラクスラー。内緒で家系図を作って夫を驚かそうと、密かに彼に調査を依頼していたとジュディは説明する。事件当夜は、トラクスラーが完成した家系図を持ってロビンス家を訪問。彼をリビングに招き入れて話している最中、携帯電話に娘から着信があり、庭で20分ほど話した後に家の中に戻ると、どういうわけかトラクスラーが寝室で死んでいたという。しかしながら、ブラスはジュディの不倫を信じて疑わず、容赦なく彼女を詰問。ラッセルは、ロビンス家の庭で摘み取られた花殻や枯れ葉を見つけ、ジュディが供述通り庭で20分ほど電話をする間、庭木の手入れをしていたのではないかと推察するが……。

 

モーガンは、カーペットの痕跡を頼りに、トラクスラーが持っていたアタッシェケースが現場から持ち去られたらしいことを突き止める。アタッシェケースにはトラクスラーのさまざまな仕事の資料が入っていた模様。犯人が持ち去ったとするなら、仕事上のトラブルかもしれない。グレッグは、トラクスラーと同じ系図学者で、彼の事務所のパートナーでもあるドナ・ホッピーを訪ね、彼女からトラクスラーの顧客リストを受け取る。モーガンは顧客リストをあたり、トラクスラーがカーラ・スミスという若い女性の依頼で、彼女の母方の祖父のサミュエル・デューガンという人物を捜していたことを知る。

 

一方、トラクスラーの死因は誰もが想像していた心臓発作ではなく、上気道をふさがれたことによる窒息死だった。凶器とおぼしき枕からは不審なタッチDNAが検出され、何者かが外部から侵入した可能性が浮上する。また、殺害現場には甲状腺ガンの化学治療に使われる放射性元素、ヨウ素131を含む猫砂が落ちていたことが分かる。もしかすると、犯人は病気の猫を飼っているのかもしれない。

 

タッチDNAはCODISではヒットせず、ヘンリーは検索の対象を血縁者に広げて再調査。その結果、サミュエル・デューガンと同じ苗字で、終身刑で服役中のジミー・デューガンという男が、タッチDNAの主の第一度親族としてヒットする。すなわち、枕にタッチDNAを残した犯人は、ジミーの父親か兄弟か息子だ。ラッセルは刑務所にジミーを訪ね、父親のサミュエルが離婚して家を出た直後、ジミー自身も酒とクスリ漬けの母親ユーニスの暴力から逃げるために家を出たこと、ジミーと妹のジャスミンとは音信不通で、ジミーにはほかに兄弟も息子もいないことなどを確認する。

 

タッチDNAの主はやはりサミュエル自身なのだろうか? グレッグは公文書保管所に出向き、ホッピーの力を借りてデューガン家の系図をたどり、サミュエルの離婚した妻のユーニスが離婚当初妊娠していたらしいものの、その後ユーニスの子どもの出生届が出されていないことを調べ上げる。つまり、ユーニスはジミーの弟を産み、その子を捨てたのだ。そして、捨て子として施設に預けられ、パトリック・オトゥールという名で育つことになった人物が、ユーニスの子らしいことが分かってくる。

 

程なくして、猫砂から足が付いてパトリックが署に連行される。パトリックはトラクスラー殺害を否定するが、後にDNAの鑑定結果が彼の犯行動機を明らかにする。実は、パトリックは、母ユーニスが息子ジミーを犯して身ごもった子どもだったのだ。系図をたどってトラクスラーが自分を訪ねてきたばかりに、自らの忌まわしい出生の秘密を知ることになったパトリックはトラクスラーを逆恨みし、彼を殺害しようと尾行してロビンス家へ。そして、不倫がらみの犯行に見せるため、彼を寝室で裸にして横たわらせ殺害すると、キャンドルを灯してムードある音楽をかけ、情事の現場を演出したのだ。

 

こうして、ジュディの不倫および殺人疑惑は晴れた。ブラスはジュディを疑ってかかったことをロビンスに謝罪。ロビンスもまた、不貞を疑ったことを妻のジュディに詫びるのだった。


【豆知識】
Y-STR法(Y染色体検査)

男性にしか存在しないY染色体のDNAを調べ、男子系統血族を証明するDNA鑑定手法。
グレッグとヘンリーはこの検査でパトリックが実兄と母の間の子どもであることを明らかにした。

 

【決めゼリフ】
「君こそ間違いを認める準備をしろ。苦い経験が判断を曇らせているんだ。君らしくないぞ」by ロビンス

自分を裏切った元妻にジュディを重ね、彼女の不倫を決めてかかるブラスに対する一言。結局、このロビンスの言葉通り、ジュディの不倫はブラスの誤解と判明。ブラスの振る舞いは横暴だったが、ロビンスにきちんと謝罪した点は評価したい。

 

【ゲスト出演者】
ロビンス夫人のジュディ役は、映画『エアフォース・ワン』で大統領の妻を演じ、「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」のレイチェル・ウッズ役などでも知られるウェンディ・クルーソン。
ホッピー役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のゲイル・グリーン役や「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」へのゲスト出演などで知られるパメラ・リード。
検視官のシルヴィア役は、映画『ソウ3』のリン・デンロン医師役などで知られるバハー・スーメク。
カーラ役は、「ディフェンダーズ 闘う弁護士」のゾーイ・ウォーターズ役のターニャ・フィッシャー。

 

【鑑賞MEMO】
ロビンスの妻ジュディが登場!

不倫の疑惑をかけられた上に、殺人事件の参考人となるという最悪のシチュエーションで、ロビンスの妻ジュディが初登場! 妻に裏切られた経験のあるブラスから不倫を決めつけられ、夫であるロビンスからも疑いの目を向けられ……と散々な目に。
ロビンスも、妻を寝取られた夫として見られるという気の毒な立場に。ロビンス家の捜索に出向いたホッジスが、ロビンスが義足を外すシーンを思い浮かべながら、困難をものともせずに前向きに生きる彼の生き方を称えたのは良かったが、“LOVE MIX”なるムード満点のプレイリストに始まり、ジュディのセクシーなランジェリー、コンドーム、バイアグラ、精液まですべてを仲間に調べられることになったロビンスは、実に不憫だった。その後も、浮気を試した過去があることまでキャサリンに打ち明けることとなり、今回のエピソードでは、まさにロビンスのプライバシーが丸裸に。それでも、終始努めて冷静に振る舞ったロビンスは立派だった。一時は、ロビンス自身もジュディを信じ切れずに心を痛めることとなったが、最終的には夫婦の誤解も解けてハッピーエンドで何より。二人の熱いキスは印象的だった。

 

なお、聞かれてもいないのに進んで自分のプライバシーを暴露したのはホッジス。初めて飼った猫の名前がシンダーだったこと、継父が猫アレルギーで、シンダーは謎の火事で死んだことなど、捜査からは脱線気味の小ネタから、マーヴィン・ゲイの“セクシャル・ヒーリング”は前戯の時にかけるなんてことまで。サイモンとガーファンクルの“ミセス・ロビンソン”の替え歌を歌うという暴走も見せたが、彼が笑いどころを作ってくれたのは確かだ。

 

さて、そんなホッジスの相手をさせられるシーンも多かったグレッグは、個性派女優として評価の高いパメラ・リードが演じる系図学者ホッピーと組んで大活躍!ホッピーというキャラクターもかなり魅力的だった(コンサルタントのようなかたちで、ホッピーがたびたび番組に登場してくれたら面白いのに)。ラッセルを怖がるヘンリーに対する、「(名前を怒鳴るのは)敬意を込めたシャウトだって僕は思うことにしてる」というアドバイスも、楽天的なグレッグらしい解釈で気に入った。

 

それにしても、系図のおかげで自らの忌まわしい出生の秘密を突きつけられたパトリックは、ちょっとかわいそうだったかも。とはいえ、殺人は許されることではないが……。

 

最後に、今回番組内に登場したロビンス家のプレイリスト“LOVE MIX”の曲目を参考までにご紹介。

 

“Sexual Healing” Marvin Gaye
“Endless Love” Diana Ross & Lionel Richie
“Dock of the Bay” Otis Redding
“Let's Get It On” Marvin Gaye
“You Are So Beautiful” Joe Cocker
“The Power of Love” Celine Dion
“At Last” Etta James

2013.6.22|CSI:12 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209357/57629214

この記事へのトラックバック一覧です: 6月22日(土) #10「神聖なベッドルーム」(原題:Genetic Disorder):

コメント

ロビンス夫妻可哀想すぎる。完全なるとばっちり

投稿: nightmareplus | 2014.08.02 09時18分

コメントを書く