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好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月6日(土) #13「不運の悪戯」(原題:The Ripple Effect)

Ny8_13グレッグ・バーベラという26歳の男性が、187丁目の長い石の階段から転落死する。バッグには紫のスミレ味のガムが付着しており、直前に赤い上着の男に追いかけられていたという目撃証言も集まる。やがて、所持品からグレッグは自転車便の配達員と判明。しかしながら、近くに自転車が見当たらないばかりか、現場は集配ルートには含まれていないと分かる。

 

ダニーは、NYPDのテロ対策監視システムの録画映像をチェック。マックとともに赤い上着の男を見つけて顔認識システムで照合し、薬物所持の常習者スコット・ペルフィートと特定する。さっそくフラックは彼のアパートへ。スコットは逃走するが、何の因果か非常階段から転落してしまい、フラックに逮捕される。署に連行された彼は、偽のコカインを売りつけてきたグレッグを追いかけたことは認めるが、グレッグが転落したのは自分で階段を踏み外したからだと主張。そして、自分は払った金を取り返すとグレッグを置き去りにして立ち去っただけだと説明する。検視では、グレッグが突き落とされたとは証明できず、ひとまずスコットは殺人罪を免れる。

 

その頃、スコットが転落した階段から数キロ北に離れたインウッド・ヒル公園では、胸に矢の刺さった男性の死体が見つかり、ダニーとリンジーが現場へ向かう。被害男性は、ジミー・フィルブルック。危険判定を受けて取り壊しが決まった、チェルシーのクラグストン・ホテルのオーナーだ。ジミーはトレーニングウェアを着用しており、少し離れたジョギング用の小道のそばには争ったような痕跡が。どうやら、ジョギング中に襲われて逃げようとしたらしい。首にはオレンジの微細物が付着したギザギザの索条痕があり、後側から部分指紋が採取される。奥歯にスミレ味のガムが貼り付いていたことも確認される。
また、傷の角度から見て矢の射手が木の上にいたのは確実であることから、リンジーは木の幹を調査。その際に採取した薬の包装の一部と上皮を分析した結果、射手が鳥インフルエンザに感染していることが明らかになる。

 

ダニーとフラックは、クラグストン・ホテルに行き、管理人でガラス工芸家のトビー・デラフォントに話を聞く。彼によると、ホテルはアーティストたちが集まるコミュニティとして機能しており、住人たちにとって欠かせない場だったが、ジミーは無関心で苦情もことごとく無視したとのこと。彼が住人たちの怒りを買っていたのは事実だが、殺人を犯すような人物は思い当たらないと供述する。

 

その後、疾病管理センターの鳥インフルエンザ感染者情報から、犯人はマンハッタンで遺法ハンティングを繰り返していたニコラス・ブリトーと分かる。ジョーとマックは彼を署に連行。ジミーは「ここ2週間は珍種の鹿だけを追っていた。鹿を狙って弓を引いた瞬間、インフルエンザのせいでくしゃみが出て矢が逸れたが、それがジミーに当たったとは知らなかった」と説明する。そんな中、シドがジミーの検死結果を持って現れる。最初の検視では死因が矢によるものか絞殺か判然としなかったが、出血量の少なさから、気管がつぶれたことによる窒息死と断定できたというのだ。これにより、ニコラスもまた殺人罪を免れる。

 

ホークスは、ジミーの索条痕に付着していたオレンジの微細物から、凶器はジップタイだったことを突き止める。やがて、クラグストン・ホテルの住人でパティ・レナードというアーティストがオブジェの制作のために使ったものと分かるが、彼女の指紋はジミーの首の後ろに残されていた部分指紋とは一致しなかった。ダニーは、犯人の指紋はもともと一部が欠損しているのではないかと推察し、指を火傷していたトビーを思い出す。結局、ホテルから採取したトビーの指紋は、ジミーの首の後ろの指紋と一致。彼がパティのジップタイを持ち出してジミーを殺害した犯人と分かる。
その後、逮捕されたトビーはすべてを自供する。「ホテルを守るため」とジミーが役所の内通者ダグ・クレーマーへの賄賂を集めさせ、それをホテルの危険判定を決定する聴聞会前に配達員に託したはずだったのにホテルの閉鎖が決定したこと、住民は締め出されることになったのに、ジミーは悠長にジョギングしているのが許せず、公園へすっ飛んで行き彼の首を絞めて殺害したことを。
こうして、ジミーの死の真相は明らかになるが、グレッグのバッグとジミーの口中から同じスミレ味のガムが見つかったことを偶然とは思えないジョーは、一人捜査を続け、ついに関連性を見いだす。実は、ダグへの賄賂の配達を請け負ったのがグレッグで、ガムはジミーとの待ち合わせ場所前のコーヒーショップに置かれていたものだったのだ。金を預かったグレッグは、その足で偽ドラッグを売りつけるためスコットを訪ねたが、その際、配達用の自転車を彼の家の前の木にロックした。ところが、チェーンソーを持った男が木を切り倒して自転車を盗んだ。そのため、グレッグはスコットから走って逃げなくてはならず、誤って階段から落ちてしまったのだ。その結果、金はダグの元に届かず、ホテルの閉鎖が決定。これに怒ったトビーがジミーの首を絞めた。そして、瀕死のジミーは林の奥へ迷い込み、偶然ニコラスの矢に当った。一つの犯罪が次々と新たな犯罪を引き起こし、最後はジミーの死につながったというわけだ。

 

事件解決後、マックは昔の同僚スタンの妹クリスティーンが開いたレストランに立ち寄る。先に、スタンの形見のボールペンを手渡そうとレストランに寄った際、店がガラガラだったのを知っていたマックは、知り合いを大勢呼んでレストランを満席にし、クリスティーンに感謝される。
シドは、発明した枕の特許が日本企業に2700万ドルで売れ大金持ちに。その動揺から平常心を失い、遅刻を繰り返すなど勤務態度が乱れていたことをジョーに打ち明ける。ジョーはシドの成功を我が事のように喜び、お祝いをすべきだとアドバイス。その言葉にならい、シドはピアノを弾けないにも関わらず衝動的にグランドピアノを購入してモルグに持ち込む。ジョーはそのピアノで、しばしシドとつたない連弾を楽しむのだった。


【豆知識】
Ripple effect

「波及効果」のこと。今回のエピソードの原題は「The Ripple Effect」で、連鎖反応で殺人まで起きてしまった事件全体を指している。

 

インウッド・ヒル公園
マンハッタンの北端近くに位置する、自然豊かな公園。

 

H7N2型インフルエンザ
弱毒性鳥インフルエンザ。日本での発症例はまだない。

 

【決めゼリフ】
「モンタナで木登りばかりしてたんだろ。それって牛を相手に遊ぶ前? 後?」by ダニー

田舎育ちのリンジーをからかうダニー。おかげでこの後、「ヘビ!?」とリンジーに脅かされることに。

 

【鑑賞MEMO】
シドが大金持ちに!!!

今回のエピソードのテーマは、ずばり「波及効果」。些細な条件の違いが結果的に予想外の大きな差となって現れる「バタフライ効果」と混同されることがあるが、「波及効果」は出発点となる出来事がまるで波紋が広がっていくように徐々に広い範囲に影響を及ぼしていくことを指す言葉。「バタフライ効果」と似ているものの、少し意味合いが違うようだ。なお、「バタフライ効果」は「カオス理論」を説明するたとえに使われる言葉であり、「CSI:科学捜査班」シーズン2の第2話では、このカオス理論がテーマに取り上げられた(邦題「偶然の失踪」、原題「Chaos Theory(カオス理論)」)。今回のエピソードを見て、何となくこの「偶然の失踪(Chaos Theory)」を思い出した。

 

なお、今回はキャストのプライベートに2大トピックが!
一つは、マック&クリスティーン。彼女に亡きスタンの形見を届けてやったり、閑古鳥が鳴いていた彼女のレストランを満席にしてやったり、マックはクリスティーンに好意的。この二人が以降も接近していく可能性は高そうだ。

 

そして、もう一つがシドの「枕」! “死体のような寝心地”をキャッチフレーズにして売り出そうとしていたあの枕の特許が、何と日本企業に2700万ドルで売れたというからビックリ!(普通の人なら嫉妬しそうなところを、自分のことのように本気で喜ぶジョーの器の広さにもビックリ)
あまりの出来事に動揺し、つい遅刻をしてしまうという小心者のシドだったが、最終的には職場にグランドピアノを持ち込むという大胆さも披露。この先も大金に翻弄されることなく、シドらしさを失わずにいてほしい。

2013.4. 6|CSI:ニューヨーク8、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

シドとジョーの連弾、ステキでした。
二人がひいた曲はなんという曲ですか?

投稿: katchan | 2013.04.07 15時18分

シドの開発した枕、本当に日本で発売しないかな?
絶対買うのに…。

投稿: Madame Kyon | 2013.04.08 13時24分

katchanさん、こんにちは。
シドとジョーが弾いていたのは、ホーギー・カーマイケルの「Heart And Soul」という曲です。
映画「ビッグ」でも使われた曲です。

投稿: Lumi | 2013.04.10 09時55分

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