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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月27日(土) #2「死ぬのを見たのは誰」(原題:Tell-Tale Hearts)

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血の混じったスプリンクラーの水をかぶったカップルの通報で、チャンブリス一家4人が自宅で惨殺されているのが見つかる。祖母アニタは玄関で刺殺、父親カルビンは居間のソファーで射殺、母親スーザンはナイフで刺された後タオルバーで撲殺されバスルームで死亡。幼い娘フィオナは子ども部屋で射殺されていたが、着衣に血痕はなく、まるで眠っているようにベッドに寝かされていた。また、子ども部屋の窓は割られており、そこから向かいの一軒家まで血痕が続いていることが確認され、ブラスは一軒家の住人でフィオナの血染めのネグリジェを持っていた27歳のジョンを犯人として逮捕する。

 

ジョンの家を家宅捜索したラッセルとキャサリンは、フィオナの写真やフィオナの部屋と同じように配置された家具の様子から、ジョンが長年にわたりフィオナの部屋をのぞいていたことを知る。また、ベガス市警CSIのメンバーに加わることになったエクリーの娘のモーガンは、フィオナの窓の外に無数のジョンの足跡を発見する。ブラスとキャサリンは、フィオナにストーカー行為をしていたジョンを署で厳しく尋問。彼に犯行を自白させる。
しかしその直後、自称真犯人が出頭してくる。法律事務所の秘書レスリー・ギティッグだ。彼女は、カルビンとの不倫が妻のスーザンにバレてしまい、カルビンに捨てられたので復讐したと供述。アニタが喉を裂かれていたことなどマスコミには公表されていない事実をブラスとエクリーに話す。これにより、捜査は振り出しに戻る。

 

ラッセルは、今回の事件の疑問点の解明から始めることに。その疑問点の一つは、フィオナに性的虐待の跡がなかったことだ。もし、ジョンが犯人なら標的であるフィオナに一切手を触れずにただ殺すとは考えにくい。しかも、もしジョンがフィオナの部屋の窓を割って侵入したのなら、フィオナが叫び声をあげて家族に助けを求めず、ベッドの下に隠れたというのも腑に落ちない。ジョンは真犯人ではないとの見方をメンバーたちが強める中、レスリーの供述通りの場所で、彼女が捨てた凶器とおぼしき銃が発見される。しかし、その銃は事件の弾と旋条痕が一致せず。レスリーの供述にはいくつか矛盾点があることも分かってくる。

 

なぜフィオナに対するジョンのストーカー行為を一家が警察に通報しなかったか、という疑問も残る。サラ、グレッグ、モーガンは、キッチンにあった大量の重曹と精密な計量器から、麻薬絡みではないかと推察。再びチャンブリス家を入念に家宅捜索し、大量の麻薬と札束を見つける。そして、その麻薬袋の指紋から麻薬所持の常習犯ロニー・ギャローズが捜査線上に浮上。ニックはロニー逮捕のため彼が働いている父親経営の建設会社の現場に出向く。すると、今度はロニーの父親のモーリスが、チャンブリス一家を殺したのは自分だと名乗り出る。

 

署に連行されたモーリスは、ロニーがせっかくリハビリして麻薬依存症から立ち直れそうだったのに、チャンブリス家の近くで建設の仕事をするうちにカルビンと知り合い、そそのかされてまた麻薬に溺れるようになったのでカルビンに復讐したかったと説明する。モーリスがロニーをかばっている可能性は否定できないが、いずれにせよ、このモーリスの供述によりレスリーは釈放に。ジョンも保釈金を払って自由の身となる。

 

では、真犯人は誰なのか? 事件の資料を読んだラッセルは、3人の自白の言葉が、一字一句たがわないのに気付く。そして、3人は共犯であり、それぞれが自白することで捜査をかく乱し、「合理的な疑い」を示して裁きを逃れようとしているのではないかと見る。なぜならレスリーは法律事務所勤務。「合理的な疑い」についても当然知識を持っているはずだ。CSIは、共犯説を立証するため3人の接点を探る。そして、レスリーがモーリスのトラックに衝突し、その際に修理を依頼した工場がジョンの職場だったことを調べ上げる。

 

要するに事件の経緯はこうだ。カルビンに振られたレスリーは、毎晩のように彼の家の前に車を停めて復讐心を募らせていた。その際、たまたまチャンブリス家に忍び込むジョンと、カルビンと口論するモーリスを目撃。二人を自分の復讐計画に巻き込むことを思い付くと、わざと車をぶつけることでモーリスに接近。息子に麻薬を売っていた件でカルビンを恨んでいたモーリスは、「殺すのはカルビンだけ」という言葉を信じてレスリーの話に乗った。しかし、実際はレスリーがアニタとスーザンも殺害した。モーリスはすぐに後悔したが、今さら計画を中止するわけにもいかず、腹をくくってカルビンを射殺した。一方のジョンは、フィオナを自分のものにしていいとレスリーに言われていたが、最終的には銃を渡され「フィオナを殺せ」とレスリーに命じられた。フィオナを愛するジョンは躊躇するが、レスリーは彼から銃を奪ってフィオナを射殺。絶望したジョンは、フィオナにきれいなパジャマを着せ、ぬいぐるみを抱かせてベッドに寝かせたのだった。

 

その後、ジョンはレスリーにフィオナを殺された悔しさから、彼女を銃で撃ちケガを負わせる。そして、フィオナを失った悲しみに耐えられず、自らも拳銃自殺を図るのだった。


【豆知識】
クックロビン

マザー・グースの童謡。原題は「Who Killed Cock Robin'」で、「誰がコマドリを殺したの?」などと邦訳されている。歌詞の内容は、スズメに殺されたコマドリの死から葬送までをハエや魚、ほかの鳥たちなどがみんなで語るという不思議なもの。
ラッセルは、誰が一家を殺したのか分からない状況の中、この童謡の歌詞を口にした。

 

見知らぬ乗客
1951年制作のアメリカ映画。パトリシア・ハイスミスの同名小説をヒッチコックが映画化した。
ラッセルは、これを引用して交換殺人、ひいては共犯の可能性をみんなに提示した。
なお、映画『見知らぬ乗客』のような交換殺人が扱われたエピソードには、シーズン3の#19「見知らぬ観客」や、「CSI:ニューヨーク」シーズン4の#7「制裁」がある。

 

合理的な疑い
証拠に基づいて常識的に考えた時、有罪であることに疑問が生じること。有罪と判断するに当たって、誰が考えてもおかしいと思う点があること。

 

【決めゼリフ】
「分かるよ、すごく。分かる。だが、一家4人を殺す理由にはならない」by ブラス

「麻薬に溺れる我が子を救うことができない親の苦しみが分かるか?」というモーリスの問いに対する返答。ブラスはきっと、何かと問題の多い娘エリーのことを思い出していたに違いない。

 

【ゲスト出演者】
ジョン役は、「トゥルーブラッド」のフェルトン・ノリス役などで知られるジェームズ・ハーヴェイ・ウォード。
レスリー役は、「パパにはヒ・ミ・ツ」のケリー・ヘネシー役のエイミー・デヴィッドソン。
銃器ラボのスタッフ(シオマラ)役は、映画『ダークナイト』や「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」へのゲスト出演で知られるモニーク・ガブリエラ・カーネン。
モーリス役は、「ツイン・ピークス」のハンク・ジェニングス役のクリス・マルケイ。

 

【鑑賞MEMO】
モーガン、ベガス市警CSIのメンバーに

正式にベガス市警CSIのメンバーになったモーガン。車で現場に向かう際にはあてにならないカーナビにいらつき、やや強引な運転も見せた彼女。グレッグに対して「“挙手の撤回”なんてゴマすり屋ね」とサラッと言ってのけるなど、なかなかハッキリしたタイプのようだ。今回は、麻薬に溺れる息子を守りたい一心で殺人に手を染めた父親の登場により、ブラスが娘エリーのことを思い出すというシーンがあったが、モーガンとエクリー、この父娘の関係がどう描かれていくことになるのかも、非常に興味がある。

 

一方、ラッセルは今回も鋭い直感力を働かせ、「コマドリ~」のくだりではキャサリンをうならせさえした。ラッセルは、そんなキャサリンの様子がおかしいことにもすぐに気付き、「なんだか元気がないな」と声をかけるという気遣いも見せた。メンバーたちの協議の場を「家族会議」と呼ぶなど、独特なラッセル流のコミュニケーション手法には今後も楽しませてもらえそうだ。

 

なお、今回は銃器ラボに新顔が登場した。劇中では明らかにされなかったが、どうやら彼女の名前はシオマラというらしい。銃を扱うのは大好きなようで、その点はマイアミのカリーを思わせる。それにしても、銃器ラボの古参ボビーはどうなってしまったのか!? シーズン10を最後に彼の登場がないのが寂しい。

2013.4.27|CSI:12 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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