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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月27日(土) #16「ヘルズ・キッチンの掟」(原題:Slainte)

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マンハッタンの朝。新聞販売機の中から両腕、ベンチの上から下半身、ヴァンに引きずられた状態で首のない上半身と、それぞれでバラバラ死体が見つかる。前夜殺害後に切断されたらしく、切り口の形状から電動丸鋸が凶器らしいと判明。また、指紋を照合した結果、被害者は16歳の時家族のために犯した軽罪の前科だけが残る、現在55歳のマイケル・バーンで、生まれも育ちもかつて無法地帯とされたヘルズ・キッチンと分かる。


ダニーとフラックは彼の経営する食料雑貨店へ。ヒューズボックスの配線が何者かによって切断されたせいで電気が使えなくなっている店内にいたのは、バーンの娘モリーだった。彼女によると、善人の父親に敵はいないとのこと。ダニーは、遺体が引きずられた痕跡をたどって地下室へ下り、血痕を掃除した跡を見つける。どうやら、バーンの遺体はこの地下室で切断されたらしい。

 

リンジーは、首のない上半身からゴミ袋の切れ端を見つける。後の調べで、そのゴミ袋にはイカスミの痕跡が付着していたことが判明。リンジーとホークスはヴァンの配達ルート上にあるレストランを特定する。そして、新聞販売機、ベンチ、レストランは、それぞれヘルズ・キッチン地区の4隅のうちの3つと分かる。残りの隅に遺体の頭部があると見たマックは、ジョーとともに現地に行き、予想した通り遺体の頭部を見つける。

 

シドはバラバラ死体の検視を行い、頭部に後ろから撃たれた銃創を確認。殺傷力の高いホロー・ポイント弾を摘出するとともに、頬に文字の跡が付いているのに気付く。また、ジョーはダニーがバーンの店の地下室から持ち帰った被害者以外の血の付いた石膏の破片に、紙幣の切れ端が付着しているのを見つける。

 

アダムは遺体の頬の文字を解析し、それが開発業者ダン・コールマンのサインであることを調べ上げる。彼はヘルズ・キッチンの再開発を強行し、立ち退きを拒否する家の電気を切るなどの嫌がらせをして度々訴えられている人物で、バーンの店も彼の標的の一つだった。フラックが事情を聞きに行くと、コールマンは「2日前にバーンを説得しに行き、小切手にサインして彼の頬に押し付けた」と説明。殺人については否定する。

 

やがて、ダニーの調べにより、バーン殺害の凶器は1971年から78年までにヘルズ・キッチンで起きた7件の未解決事件で使用された銃と分かる。その頃、コールマンの嫌がらせの被害者への聞き込みに回っていたフラックは、ヴァンの爆発に遭遇していた。死亡したのは運転手アレックス・ゾーロフ。ロシアンマフィアの使いっ走りだ。爆弾からはキアラン・ライリーという男の指紋が採取され、ダニーは彼がバーンの店の前で「警察にはやる気がないのか」と野次を飛ばしていた男の一人であることに気付く。
フラックとダニーは、キアランが働くバーへ。オーナーのデクラン・キャラハンは「キアランは勝手に休んでいる。ゾーロフの件は何も知らない」と供述する。一方でアダムは、ゾーロフのヴァンの積荷の煙草が偽造品であることを突き止める。偽造煙草はニューヨークでは麻薬より儲かる商売。バーンの店のような取引相手が必要不可欠だが、バーンの店の煙草はすべて正規品だった。

 

その後、キアランが署に連行される。彼は、信頼出来る人物から「ゾーロフがバーンを殺した」と聞き、長年親子で世話になったバーンへの忠誠心から単独で犯行に及んだことを自白する。ところが、ゾーロフはバーン殺害の真犯人ではないと判明する。なぜなら、バーンの遺体が発見された日の午後まで、ゾーロフは警察に拘留されていたのだ。
こうして捜査は振り出しに戻るが、凶器の銃が関わった事件で度々取調べを受けていたデクラン・キャラハンがバーのオーナーの父親だと知ったリンジーは、獄死した父親から息子のデクランが銃を受け継いだ可能性に気付く。さらに、デクランが店の金を盗んで腕のギプスに隠した従業員に対し、そのギプスを電動丸鋸で切るという暴行事件を起こしていたことも判明。遺体を切断した電動丸鋸の所有者がデクランであると見たマックとフラックは、デクランにゾーロフが犯人だと思わされたキアランに捜査協力を依頼する。
隠しマイクを付けたキアランはデクランのバーに向かい、最初は穏やかに真実を聞き出そうとする。しかし、デクランはしゃーしゃーと嘘をつき続けている。思わず激高したキアランは、ナイフをデクランに突きつける。その直後、外の車で中の会話を聞いていたマックとフラックは銃声を聞いて店に突入。父親の銃でキアランの腕を撃ったデクランを逮捕する。
デクランはアイルランド系で、開発業者によって同胞が多く住むヘルズ・キッチン地区から古い住民たちが追い出されようとしている現状に反発していた。そこで彼は、ヘルズ・キッチンに残った人々を守る代わりに、自分の作った偽造煙草を売らせて一儲けしようと考えた。デクランは、住民たちが一目置くバーンを味方につけようとしたが拒絶され、カッとなって彼を撃ち殺して遺体をバラバラにしたのだ。

 

事件解決後。バーンの店を訪れたフラックは、モリーが店を続けていることを知って喜び、何かあれば力になると約束する。また、捜査を優先してクリスティーンとのディナーの約束を土壇場でキャンセルしたマックは、翌日に閉店後のクリスティーンのレストランを訪れ、持参した食材で料理の腕を振るうのだった。


【豆知識】
ヘルズ・キッチン

ニューヨークマンハッタンの地域。1800年代半ばからの産業発展期の中心地で、かつてはギャング団が多く現れることから「アメリカ大陸でもっとも危険な地域」と言われるほど治安が悪かった場所。アイルランド系移民が多く、「ウェスト・サイド物語」の舞台でもある。
最近は、イメージアップのため「クリントン」と呼ばれることも多い。

 

ヘルズ・キッチンのギャング
ダニーは劇中で、「ゴーファーズ」「オウニー・ザ・キラー・マドゥン」「ミッキー・スピレイン」「ウェスティーズ」という名前を出した。
ゴーファーズは、アイルランド系のギャング団で、ヘルズ・キッチンでは有名。
オウニー・ザ・キラー・マドゥンは、禁酒法の時代にアメリカで暗躍したアイルランド系のギャングスター。
ミッキー・スピレインは、ハードボイルド探偵小説「マイク・ハマー」の作者。
ウェスティーズは、ゴーファーズ同様アイルランド系のギャング団。

 

スランチャ
「乾杯」を意味するゲール語(Slainte)。
キアランとデクランは、この言葉で酒を酌み交わした。

 

トリニティ
三位一体と永遠性を強調するケルト独特の結び目模様。
キアランは、腕にあるトリニティのタトゥーを確認しながら、デクランに真実を話すよう迫った。

 

【決めゼリフ】
「現時点ではすべて状況証拠だが、私の勘はそう言ってる」by マック

勘で動くのはマイアミのホレイショも得意だったけれど、マックの場合は「すべて状況証拠だが……」と前置きするだけ謙虚!?

 

【ゲスト出演者】
コールマン役は、「トゥルーブラッド」のヒューゴ役などで知られるクリストファー・ガーティン。

 

【鑑賞MEMO】
アイルランド系のフラック、捜査で活躍

ニューヨーク市警には多いアイルランド系移民の子孫であるフラック。シーズン5#19「断絶」では古アイルランド語であるゲール語での会話を披露してくれたが、今回もゲール語の格言の意味をマックに教えたり、父親を殺されてもヘルズ・キッチンで店を続けることにしたアイルランド系の娘にエールを送ったりと、多くの見せ場を作った。

 

一方、あの日キスをしたきりになっていたマックとクリスティーン。どうやらクリスティーンの方が先にしびれを切らし、マックを呼び出したようだ。そんなクリスティーン、「あなたも私と同じ気持ちなのか知りたくて……」と、素直に問うところがかわいい。そして、それに対するマックの答えはもちろんイエス。ディナーの約束を一度は仕事でキャンセルしてしまうマックだったが、翌日は自ら食材を携えてクリスティーンの店へ。彼女と一緒に料理をするというアイデアはなかなか良かったし、とにかく料理中のマックとクリスティーンはとても幸せそうで。次回は、チームのメンバーたちにクリスティーンが紹介される模様。お楽しみに!

2013.4.27|CSI:ニューヨーク8、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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