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好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 2月2日(土) #17「シャワールームの魔物」(原題:At Risk)

M10_17有名テニススクールの名コーチ、ラリー・ホッパーが、ロッカールームに閉じ込められ、中に放たれていた野犬に襲われる。彼の「助けてくれ!」という声を聞きつけ、スクールのメンテナンス・マネージャー、ロス・へメットがドアにかけられたラケットのかんぬきを抜いて助けに入るが、逆に彼の方が野犬に噛み殺されてしまう。状況から見て、犯人のターゲットはコーチで、ロスは巻き添えになった可能性が高い。

 

野犬はRFタグを埋め込まれており、その情報から飼い主が分かる。犬の保護施設を営むメイソン・トレスだ。デルコとウォルターはメイソンを訪ね、野犬はトレスが保護して訓練し直した元闘犬と知る。トレスは自分の犬が人を殺したとは信じられないらしく、犬は盗まれたと説明。事件への関与を否定する。

 

その後、大学時代、名テニス選手だったというローマンの知識のおかげで、ドアのかんぬきとして使われたラケットは、有名なプロテニス選手ジャック・ブロディのものと分かる。ホレイショとウルフはさっそくジャックのところへ。ジャックは頻繁にラケットをファンにプレゼントしていると説明。ホレイショはジャックの手の包帯に気付くと、何のケガなのかすかさず追及する。「朝、叫び声がしたのでシャワールームに駆け付け、例の犬に噛まれた。911に通報したが、ケガの手当を優先し、警察を待たずに現場を離れて病院に行った」とジャックは答えるが……。

 

ナタリアは、スクール生の母親「ジャニス・ウェルズ」の名前が書かれた破られた紙片をロッカールームの排水溝で見つける。これにより署に呼ばれることとなったジャニスは、高額なレッスン料を払い戻せとコーチに直談判しに行っただけだと弁明。彼女以外にもレッスン料に不満を持つ親が大勢いることが分かってくる。そして、その高額なレッスン料は、才能はあるが貧しい子ともたちの奨学金に充てられていたことも明らかに。さらには、連続殺人犯ジャック・トラーに協力させられて服役するハメとなったランディ・ノースの息子で、カリーが里親を世話したオースティンも、奨学生としてこのスクールに通っていることが確認される。

 

トリップとウォルターは、スクールの財務記録を調べるうち、マイアミ・デイド署宛の封筒が紛れ込んでいるのに気付く。中に入っていたのは、10年前にコーチが児童の性的虐待で訴えられた時の供述録取。コーチは無実だと主張し、訴訟は示談で終わっていた。CSIは、この時の被害児童が容疑者である可能性があるとにらむが、示談には守秘義務条項が含まれているから子どもの名前は明かせないとコーチは主張。ホレイショは、自分たちでこの被害児童を突き止めると誓う。また、児童の性的虐待が疑われるコーチがいるスクールにオースティンを近づけたくないカリーは、里親に頼んで彼を1日署で預からせてもらうことにする。

 

そんな中、封筒の留め金に付着していた除菌ジェルが手がかりとなり、供述録取を紛れ込ませて警察の目に触れるようにしたのは、スクールの職員のステイシーと判明。彼女の話から、10年前の被害児童は、同じスクールの職員で元スクールの奨学生でもあるアンドリューと分かる。ホレイショとデルコはアンドリューに事情を聞くが、アンドリューはコーチからの性的虐待を否定。親が金目当てで訴訟を起こしただけだと言い張る。

 

こうして捜査は振り出しに戻り、カリーはスクール生の一人であるオースティンにも話を聞く。そして、コーチではなくプロテニス選手のジャックから携帯電話を贈られ「いつでも電話をかけてくれたら会いに行く」と言われていたことを知る。もしや、性的虐待の犯人はジャックなのだろうか? 彼の犯行が疑われ始めた矢先、ロスの遺体の噛み跡から、ジャックのジャケットの切れ端が出る。それは、ジャックがロスより先に犬に噛まれていた証拠。犬を放ったのはジャックだったのだ。逮捕されることとなったジャックは、「オースティンに携帯電話をあげたのは、コーチからオースティンを守りたかったから」と訴え、「自分がスクール生だった頃、ほかのスクール生からコーチに乱暴されたと打ち明けられた。その時は信じなかったが、コーチがオースティンに接する様子を見て事実だと確信した」と供述。「オースティンに何かすれば警察に言う」とコーチに詰め寄っても、「起訴は取り下げられてお前はキャリアを失うだけ」と言い返されたため最後の手段に出たものの、ロスが噛み殺されたのはあくまでも事故だったと主張する。

 

その後、ロスの着衣にはフェロモンの成分がしみ込ませてあったことが分かる。犬の標的にさせるのが目的だ。つまり、コーチだけでなく、ロスも犯人のターゲットの一人だったということになる。フェロモンを入手できそうな人物といえば、あの犬の保護施設のメイソンくらいしかいない。ホレイショとウルフは、メイソンの実名はウィリアム・ディアスで、彼もスクール生時代にコーチから虐待されていたらしいと調べ上げると、あらためて彼を訪ねる。メイソンは、コーチの悪事を一緒に止めようとジャックに言われて計画に協力したこと、ロスの服にフェロモンをしみ込ませたのは自分であることを白状する。メイソンは、コーチの虐待行為に気付いていながら、それを見て見ぬ振りしたロスも同罪だと考えていたのだ。

 

こうして、メイソンとジャックはロス殺害とコーチの殺人未遂の罪で逮捕されるが、当のコーチは野放しだ。カリーとナタリアは、やはりアンドリューはコーチから性的虐待を受けていたのではないかと見て、あらためて彼と面談。証言することで子どもたちを守ってほしいと頼む。結局、二人の説得に応じたアンドリューは、コーチを告発。おかげで、コーチはついに逮捕されることとなる。だが、報道陣に囲まれ連行されていく途中、コーチは銃を持った若者に撃ち殺されてしまう。この若者も、コーチの被害者の一人だったのかもしれない……。


【豆知識】
RFタグ

非接触ICチップを使った物体の識別に利用されるタグのこと。
闘犬の情報は、このRFタグのおかげで明らかになった。

 

【決めゼリフ】
「いい子だなあ。いや、マジ獰猛だよ、獰猛。来るな! ウォルター!どこだよ、麻酔銃は!?」by ウルフ

野犬に吠えられ、この一言。犬および動物との格闘(?)といえば、ウルフ。今回もビビりっぷりがあっぱれ!

 

【ゲスト出演者】
コーチ役は、「ER 緊急救命室」のデール役のマシュー・グレイヴ。
ジャック役は、「ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所」のマルコム役のアムル・アミーン。
オースティン役は、前回と役者が変わって、「BONES ボーンズ -骨は語る-」でブースの息子のパーカーを演じているタイ・パニッツ。

 

【鑑賞MEMO】
アダムの監督エピソード。カリーはオースティンと再会!

#11「地獄へ堕ちろ」に続き、今シーズン2度目の性的虐待絡みのエピソード。監督・脚本を担当したのは、シーズン9の#16「サバイバルゲーム」でも監督・脚本を担当した、デルコ役のアダム・ロドリゲスだ。前回は人身売買という難しい問題を扱ったアダムだが、今回も性的虐待という重いテーマに挑戦。誰が犯人なのか終盤まで読めないねじれを効かせたプロットに、テンポの良い展開、衝撃的なエンディングで観る側を引きつけてくれた。エンディングについては、ホレイショすら予測していなかったと見え、驚く彼の表情も衝撃的というか、印象的だった。

 

さすが、この番組のキャストを長年務めてきたアダムらしく、キャストそれぞれにバランス良く見せ場を作っていた点も評価できた。
ウルフとウォルターは、野犬を前にしたやり取りで楽しませてくれた。ローマンは、珍しくラボに姿を現したかと思ったら、名プロテニス選手だったという意外な横顔がサマンサによって明らかに。しかも、サマンサとはテニス仲間だとウルフに知られて、彼に軽く嫉妬されるというオマケ付き! また、アンドリューに証言を求めるシーンでは、DVの被害に遭った過去を持つナタリアの言葉の説得力が光った。
そしてカリー。ランディの息子のオースティンと再会! 彼女が今も彼を気にかけていることがよく分かった。いつもはクールなのに、オースティンのこととなると感情の起伏が表情に出る。もう、これは母性なのか!? とにかく、オースティンに接するカリーを見るのは悪くない。アダムが監督であることからデルコは控えめな活躍だったが、その分、今もある意味、彼の相棒であるカリーにスポットを当てるとはニクい演出だ。また、ホレイショとトリップの存在で、うまくエピソードを引き締めることにも成功していたと思う。

 

全体の印象としては、「サバイバルゲーム」を上回る出来栄えだったと思う。それだけに、アダムの監督ぶりをもっと観てみたかったと思うし、残すところあと2話だという事実が寂しくてならない。

2013.2. 2|CSI:マイアミ10、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

後、2話で終わってしまうんですよね……。
悲しいし寂しいです
(ρ_;)

投稿: ぎっちょ | 2013.02.04 21時12分

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