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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月15日(土) #22「バーニングアウト」(原題:In a Dark, Dark House)

Lv11_22グロリアを助けようとしている最中、現れたハスケルに銃を向けられたラングストン。隙を見て彼に襲いかかると激しく殴りつけ、キットの拘束バンドで両手首を縛る。完全に制圧されたかたちとなったハスケルだが、「何をされたかグロリアに聞いてみろ」とラングストンを挑発。これに怒りを抑えられなくなったラングストンは、拘束バンドを解いてハスケルを打ちのめし……。

 

ラングストンからの通報を受けて現場に到着したブラスは、3階の手すりを突き破って転落したと見られるハスケルの死体を発見。彼の両手首の圧迫痕を見てすべてを察し、ハスケルに自分の手錠をはめる。そして、傷だらけのグロリアのかたわらにいるラングストンを見つけると、「一切他言無用」と釘を刺す。内部調査を警戒してのことだ。ラングストンは、グロリアに付き添って病院に向かう。
病院には、キャサリン、ニックが駆けつける。キャサリンはグロリアの検査を行い、彼女がハスケルから性的暴行を含むひどい仕打ちを受けたことを知る。ニックはラングストンを調査。血に染まった彼のシャツを見て、ハスケルとの戦いのすさまじさを知る。

 

サラとグレッグは、ラングストンの正当防衛を信じたい思いで現場検証にあたる。血しぶき、グロリアへの拷問の跡……。そんな中、サラは、ハスケルが子ども時代に使っていた部屋の壁紙の下に、古い血痕が大量に付着していることに気付く。そして、アーヴィンが使っていた主寝室でも大量の血の跡が確認され、アーヴィンとハスケルが親子揃ってこの家で殺戮を行っていた可能性が浮上。ニックは血痕の分析をサラとグレッグに任せると、アーヴィンとハスケルの殺戮の証拠探しに全力を注ぐ。

 

やがて、ハスケルの家の廊下に付着した血痕のDNA鑑定結果が出る。ほとんどがハスケルのものだ。その血痕が物語っているのは、ハスケルが仰向けでラングストンに暴行を加えられたことと、ラングストンがハスケルを担いで階段の手すりへと向かったこと。証拠はラングストンの行為が殺人である可能性を示唆していたが、グレッグはラングストンの行為はあくまでも正当防衛だと言い張る。サラは「私たちの仕事は真実の解明」だとグレッグを諭す。
一方でロビンスはハスケルの検視を行い、階段への落下で負った損傷が死因と断定。ハスケルの手首にブラスの手錠とは符号しない圧迫痕が認められたことについては、調査に乗り出した内部調査のシュルツ捜査官には伝えず、キャサリンにだけ口頭で告げる。この時点でメンバーたちは皆、ラングストンをかばいたい気持ちと真相解明の義務との間で揺れていた。

 

その頃、エクリー、ホッジス、ヘンリーらも助っ人に加わり、ハスケルの家の庭の捜索が続けられていた。結果的に、発見されたのは犬や猫の骨のほか二体の人間の骨。一体は男性、一体は女性だ。男性の着衣の胸ポケットに縫い付けられたロゴを見たグレッグは、同じロゴのついたミニ冷蔵庫がハスケルの部屋にあったことを思い出す。そして、このミニ冷蔵庫が手がかりとなり、庭に埋められていた男性は、巡回セールスマンのダグラス・ネイサン・ハスケルと分かる。おそらく、彼がハスケルによる最初の犠牲者。当時、10代だったハスケルは、家に訪ねてきた本物のハスケルを殺害してその名前を奪い、凶悪な連続殺人鬼の一歩を踏み出したのだ。
また、庭に埋められていた女性の方は、ハスケルの母ロイスと分かる。彼女の骨には長期間虐待された末に撲殺された痕跡が残されていた。紛れもなく、ハスケルの父親アーヴィンの仕業だ。幼かったハスケルは、父親が母親に繰り返し行っていた虐待行為をすべて見ていたに違いない。

 

ラングストンの行為がハスケルに命を脅かされた結果であることを祈りながらも、ハスケルの両手首に残っていた圧迫痕の謎を無視できないキャサリン。ラングストンが警察支給品の拘束バンドでハスケルの自由を奪っていたのではないかと疑う。しかし、現場で拘束バンドは見つかっていない。サラは念のためラングストンのキットを調べるが、その中には支給本数の拘束バンドが揃っていた。キャサリンは、ブラスが現場で拘束バンドを隠し、ラングストンのキットに新しい拘束バンドを補充したのではないかと考えるが、ブラス本人はこれを否定。キャサリンは、複雑な心境に駆られながら、正当防衛を支持すると結論付けた報告書をシュルツ調査官に提出する。

 

グロリアのレイプ検査結果を読んだラングストンは、彼女を巻き込んだ責任を痛感し涙する。そして、グロリアに会いに病院へ行くが、彼女の母親ノーラは面会を断り、娘をボルチモアへ連れて帰ると宣言する。グロリアに責めてほしかったラングストンは、心の持って行き場をなくすが、ラングストンが何とかして償いたいと望んでいることを知ったノーラは、後に自身の怒りを収め、グロリアが話せるようになるまで待つよう彼を慰める。

 

内部調査の面談を明日に控えたラングストンは、あの惨劇が繰り広げられたハスケルの家に戻る。そこで、不法侵入の通報を受けてやって来たブラスと対面。自ら鬼と化してハスケルを死に至らしめたことを打ち明ける。ブラスは「何があったか知っているのは我々二人だけ。他言するな。グロリアを殺人鬼から救ったのだから胸を張れ」とラングストンを励ます。また、ラングストンはモルグに行ってハスケルの死体と向き合う。その様子を見ていたロビンスもまた「君は立派な人間だ」とラングストンに励ましの言葉をかける。

 

翌朝、ラングストンの内部調査面談が取調室で行われる。廊下には、その様子を心配そうに見守るCSIの仲間たちの姿が。シュルツ調査官による「正当防衛か殺人か」という問いに、果たしてラングストンはどう答えるのだろうか?


【決めゼリフ】
「みんなあったじゃない。闇に飲まれそうになって苦しんだこと。そんな時はいつもチームがその闇を照らして真相解明してきた。それが仕事」by サラ

意を決してラングストンのキットを調べようとするサラ。グレッグに「これが僕のでも開ける?」と聞かれ、「開けるわ」と答えた後にこう続けた。心に響くセリフだ。

 

【ゲスト出演者】
グロリアの母親役は、「LOST」のローズ役で知られるL・スコット・コードウェル。
シュルツ役は、「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」のオーランド・“ダッチ”・ワーゲンバック役のジェイ・カーンズ。

 

【鑑賞MEMO】
ラングストン、一線を越えた……

ハスケルに挑発されたラングストン。自分のことなら我慢できたかもしれないが、グロリアがされた仕打ちを想像した時点で、ついにたがが外れてしまったようだ。ハスケルがどんな男で、ラングストンに何を望んでいるのか、よく分かっていたはずなのに……。ラングストンは、「いい子になれ」と幼少期から自分に言い聞かせてきたという。元妻グロリアと別れた理由も、彼女の母親によれば自分の資質が子どもに受け継がれるのを恐れ、子どもを持とうとしなかったことだという。愛する人を手放してまで、自分の中に潜む暴力性を警戒してきたというのに、彼がダークサイドに落ちてしまったのは残念だ。

 

今回のエピソードを見て何とも釈然としない思いが残るのは、ブラスをはじめとするメンバーたちの対応のせいだろう。ブラスは、ラングストンの行為が正当防衛ではないと知りながら、殺人の証拠を隠し、見て見なかったふりをした。ラングストンの親友であるロビンスも、ラングストンの行為が正当防衛とは言い切れないことに気付いていたはずだが、それを報告書には記載しなかった。キャサリンもまた、内情を察知していたはずだが、正当防衛と結論付ける報告書を提出した。自分たちの仲間を信じたい、守りたいという気持ちはよく分かるが、うーん、何ともコメントが難しい。

 

だからこそ、個人的に今回のエピソードの中で一番好きだったシーンは、サラが「私たちの仕事は真実の解明」だとグレッグを諭すシーンだ。サラは、ラングストンのキットに拘束バンドが揃っているか調べた。もし、拘束バンドが不足していたとしても、ただちにサラがラングストンの行為は殺人だと声を上げたかどうかは分からない。「解明して、そこから決めたいの。どう対処すべきか」とサラはグレッグに語っているが、そんな彼女の考え方が好きだ。そして、そんなサラを見ながら、グリッソムならこの事態にどんな答えを出したのだろうかとつい考えてしまった。

 

さて、最終的に、ラングストンは内部調査に対してどう答えるのだろうか? 実はラングストンの登場は今回が最後。どのようなかたちで事件の顛末が語られることになるのか、どのような経緯でラングストンがチームを去るという決断に至るのか非常に気になる。

 

なお、来シーズンは新たなメンバーがチーフとしてチームに加わる。ワシントンからやって来たD.B.ラッセル。演じるのは、ドラマ「ダメージ」などで知られるテッド・ダンソンだ。彼がラングストンの抜けたチームをどのようなカラーにまとめていくのか、新生CSIに期待したい。

2012.9.15|CSI:11 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

ラングストンが思いとどまった(躊躇している間に)元奥さんがとどめをさしたのではないかな。
彼と彼女の沈黙の理由はそれ。
それが正義を貫くという前提のCSiメンバーや視聴者にも納得がいく結末では?
全くの憶測ですが。

投稿: まされまさら | 2012.09.16 05時48分

最悪の結末でしたね
みんなが庇うから余計に最悪でした
サラだけがまともだった今回
グリッソムの教えは何処へ行ったのやら・・・

投稿: 失望気味 | 2012.09.17 12時00分

微妙なクリフハンガーのシーズンフィナーレ…。「過剰防衛」に対して、みんなして証拠を有耶無耶にするのも、いかがなものか…。サヨナラ、ラングストン…。始めの契約からシーズン11までだったのでしょうかね…。ちょっと短く残念。ハスケルとセットだったんだなぁ〜。

投稿: シュレーディンガー | 2014.06.22 19時07分

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