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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月11日(土) #17「魔性のリスト」(原題:The List)

Lv11_17刑務所の通路で、囚人同士の乱闘が勃発。収監されて4年目のヴァンス・トルソムが刺殺される。彼は、ブライム署の元刑事。妻で同じブライム署の警官だったアン・マリーの殺害の罪により服役中で、最近、再審請求が通ったばかりだった。通報を受けたCSIは刑務所へ。ラングストンは囚人たちの衣服を押収し、ニックはDNAを採取する。

 

検視では、ヴァンスが27カ所も刺されていたこと、死因は鋭器損傷による失血死であることが分かる。その頃、刑務所でヴァンスの独房を調べていたニックは、彼が再審請求に至った新証拠が何だったのかを知る。それは、アン・マリーが肉体関係を持った警察関係者の名が記されたリスト。ニックはその中にブラスの名前を見つける。

 

グレッグはラングストンとともに刑務所の監視カメラの映像をチェックし、今回の乱闘はヴァンス暗殺のために仕組まれたものであることを確認。乱闘の様子を分析し、実行犯は囚人のトマス・モリーネスで、同じく囚人のホゼ・カスティーヤとカルロス・サラヴァールが彼に協力していたことを調べ上げる。ブラスはさっそくトマスを取り調べるが、彼は黒幕の名を口にしようとせず、「噂によれば刑務所の外の人物」とだけ語る。

 

一方、例のリストにはブラスのほかエクリー、ヴァルタンの名も記されていることが分かり、ニックはそれをキャサリンに報告。彼らがアン・マリー殺害事件の捜査を担当、あるいは捜査に協力していた人物たちだと気付いたキャサリンは、このリストを公表されて捜査の公平性が疑問視されるのを避けたい人物、つまりこのリストの中の誰かが黒幕だと推察。エクリーとブラスにも状況を説明する。そして、当時アン・マリー殺害事件の捜査で指揮をとったのはブライム署だったことから、同じブライムの人間であるホゼとカルロスの独房の調査を進めることにする。

 

そんな中、ヴァンスの面会記録から思いがけない人物の名前が浮かび上がる。アン・マリーの妹のジョディ・キャンブリだ。ニックはジョディに会いに行き、ヴァンスに面会した理由を尋ねる。彼女は、「獄中のヴァンスから『大事な話がある』と言う内容の手紙を受け取り、姉の遺体の隠し場所を教えてもらえると期待して面会に行った。そこで彼から無実だと聞かされ、真犯人を探すために姉の男性関係を調べ始めた」と説明。今では真犯人はほかにいると考えていると話し、アン・マリーが殺される直前に「本命の男性と出会ったのでヴァンスとは別れる」と新恋人の存在をほのめかしていたことにも言い及ぶ。

 

キャサリンは、脚のケガから回復中のヴァルタンをコーヒーショップに呼び出す。そして、アン・マリー殺害事件の当時の捜査状況について彼から一通り説明を受けると、証拠の再鑑定をグレッグに指示。その後グレッグは、現場に残されていた被害者の血痕は保存血液を使った偽装だったことを突き止める。さらにニックは、10年以上前、同じトリックの事件があったことを思い出す。担当したのは、アン・マリーの殺害事件で捜査指揮官を務めていたブライム署の刑事ルーカス・マーティンだ。もしや、彼が当時のアン・マリーの新恋人!? 彼が、なかなかヴァンスと別れようとしないアン・マリーに腹を立てて彼女を殺したのだろうか?

 

CSIは、以前担当した事件の死体遺棄現場に、マーティンがアン・マリーの遺体を埋めたのではないかと推理。ブライム郡のとある工場跡地に向かう。案の定、そこには女性の死体が! しかし、それはアン・マリーのものではなくジョディの射殺体だった。後の調べで、ジョディの受けた弾がマーティンの銃と一致。程なくしてマーティンは逮捕される。ブラスによる取り調べでマーティンは、「その銃はとっくに手放した」と言い張るが……。

 

マーティンが犯人だと確信するラングストンは、彼が黒幕だとカルロスに認めさせようと手厳しい尋問を行うが、カルロスはヴァンス殺害を指示したのはマーティンではないと供述。やがて、グレッグの口から思いもよらぬ真実が明らかにされる。何と、ジョディの爪にはさまっていたのはアン・マリーの上皮組織だというのだ! つまり、アン・マリーは生きているということになる。
この事実を告げられたマーティンは、ようやく事の次第を語り始める。当時、アン・マリーと数年後に結婚する約束をし、彼女が殺されたように見せかけて失踪を手助けし、殺人の罪をヴァンスに着せたこと。自分の銃を護身用にアン・マリーに渡したこと。以降、ずっと彼女に送金を続けていたこと。けれども、3カ月前に退職を決意したことを伝えて以来、アン・マリーからの連絡は途絶えたという。要するに、マーティンはアン・マリーにとってただの金づる。ジョディが保険金の半額を孤児支援基金と称してアン・マリーに送金していたことも確認され、マーティンを見限ったアン・マリーが自分の死亡保険金目当てに妹のジョディと連絡を取っていたことが分かってくる。

 

では、なぜジョディは姉が生きていると通報しなかったのだろうか? きっと、姉を裏切ることはできなかったのだろう。しかしながらその一方で、ジョディは無実のヴァンスも助けたいと考えるようになった。そこで、ジョディは例のリストを作って再審決定に持ち込んだのだ。しかし、そのせいでヴァンスは暗殺され、ジョディ自身も射殺される結果に……。ヴァンス暗殺の指示もジョディの殺害も間違いなくアン・マリーの仕業だ。もちろん、ジョディの死後に残りの保険金を全額引き出したのも。

 

ただし、まだ分からないことがある。アン・マリーに手を貸した刑務所内の協力者が誰なのかだ。調べてみると、アン・マリーと同時期に警察学校で学んでいたマローンという男が、警察学校を退学になった後看守になり、ヴァンスがいた刑務所に勤務、しかもヴァンスがいた独房棟の担当者であることが判明。警察は、マローンに接触して司法取引に応じさせると、彼にアン・マリーをおびき出させる。そして、待ち合わせ場所に現れた彼女を無事逮捕するのだった。


【豆知識】
レッドスキンズ

ワシントンD.C.に本拠地を置くNFLチーム、ワシントン・レッドスキンズのこと。同じくNFLチームのダラス・カウボーイズとは長年ライバル関係にある。
グレッグは、囚人同士の衝突をレッドスキンズ(とカウボーイズの?)試合にたとえた。

 

EDTA
エチレンジアミン四酢酸またはエドテ酸とも言われるキレート試薬の一種。抗凝固剤としても用いられる。

 

【決めゼリフ】
「またストリッパーに追われてるの?」by キャサリン

ジョディの爪にあった上皮組織の主がアン・マリーだと知り、それを伝えようと慌ててやってきたグレッグに対するキャサリンの一言。「ダンサーです。それ笑えませんよ」というグレッグの切り返しもよかった。

 

【ゲスト出演者】
ジャロッド・マローン役は「リベンジ」のフランク・スティーヴンス役や「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」のマック・ゲルハルト役でおなじみのマックス・マーティーニ。
アン・マリー役は、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』や「ソウ」シリーズなどで知られるディナ・メイヤー。
ジョディ役は「MAD MEN マッドメン」のアンナ役や、「デスパレートな妻たち」のシスター・メアリー・バーナード役でのゲスト出演などで知られるメリンダ・ペイジ・ハミルトン。
刑務所長役は、映画『ダークナイト ライジング』『アルマゲドン』『ザ・ウォッチャー』『遠い空の向こうに』などで知られるクリス・エリス。
マーティン役は、映画『ラスト・エクソシズム』のルイス・ハーサム。

 

【鑑賞MEMO】
ひねりのあるプロットが秀逸!

暗殺された囚人は妻殺しの罪で収監された元刑事。捜査が進むにつれ、さまざまな真実が明らかに。そして、最終的には元刑事の無実が意外なかたちで判明する。何と、殺されたはずの妻が生きていたのだ! そして、最後は彼女に協力していた看守が警察側に付き、魔性の女もついに逮捕され……。ひねりのあるプロットが秀逸なエピソードだった。

 

面白かったのが例の「リスト」の内容。そこには、ブラス(今回のエピソードの陰の主役!)、エクリー、ヴァルタンの名前のほか、アトウォーター保安官(シーズン5の#7「狼少女」ほか)、バスティール保安官(シーズン7の#21「ゾンビボクサー」)、ブラケット保安官(シーズン6の#5「生きる定め」)、ブルックス警部補(シーズン4の#6「埋められた秘密」)、マッキーン副保安官(シーズン9の#1「さらば友よ Part2」ほか)、さらには刑事のカヴァリエ(シーズン10の#11「青いドレスの女」ほか)やベガ(シーズン9の#23「処刑ライダー」ほか)など懐かしい名前がズラリ。ニックがこの「リスト」を警察名簿みたいだと言ったのも当然だ。ブラスがエクリーのことを「兄弟」と呼んでいたが、みんなアン・マリーを通してつながっていたなんて!

 

そう、リストにマッキーン副保安官の名前があったことで、ヴァルタンがキャサリンとの会話の中でウォリックが死んだ時の話に言い及ぶシーンも。久々にウォリックの名が聞けたのは嬉しかった。なお、この時ヴァルタンは、キャサリンから取り調べを受けているように感じて気分を害したようだったが、むしろキャサリンはヴァルタンとアン・マリーの関係を「昔のこと」とサラッと受け止め、スマートな対応を取っていたように思えたのだが……。キャサリンとヴァルタンの関係は今後どうなっていくのだろうか。

 

また、刑務所では囚人たちの前で見せるラングストンの強気な態度が目立った。ラングストン vs ハスケルの決着がいまだに付いていないことを思い出させるための演出か!? こちらについては、新たな展開までもう少しじらされることになりそうだ。

2012.8.11|CSI:11 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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