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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月21日(土) #14「灰のメッセージ」(原題:All That Cremains)

Lv11_14リサイクルショップで段ボール箱に入れられた男性のバラバラ死体が見つかる。段ボール箱はトラックで回収されたもので、回収ルートにあるどの家から出されたものかは分からない。両手足にはワイヤーのようなもので縛られた跡があり、たわみやすいもので切り離された可能性が高いことが切断部の形状から明らかになる。死因は遺灰を飲み込まされたことによる窒息死。薬物検査ではアルコールと鎮静剤のゾルピデムが検出され、犯人が被害者に遺灰を飲み込ませる前に、薬で意識を奪って縛り上げていたことが分かってくる。

 

その後、遺灰に混ざっていた金歯から、死刑執行前に心臓発作で死んだ死刑囚ジョー・モルトンのDNAが検出される。さらには、身元不明の女性のDNAも検出され、遺灰は二人分と分かる。どうやら、火葬場が手抜きをして2体を一緒に火葬したようだ。ニックとサラは、フランキーとともにモルトンの遺体が焼かれた火葬場へ。記録を調べた結果、モルトンと同じ日に交通事故で死亡したサブリナ・ポーズが荼毘に付されていたことが分かる。そして、バラバラ死体は彼女の夫のロナルド・ポーズであることも確認される。

 

ニック、サラ、フランキーはポーズ家へ。家には誰もいなかったが、中に入って調べてみると、寝室に寝酒や薬、遺灰の痕跡などが見つかる。どうやら犯人は、この家のバスルームでロナルドをバラバラにしてガレージで箱詰めし、向かいの家の前に捨ててリサイクルショップに回収させたようだ。そんな中、ポーズ家の13歳になる娘キャムリンが学校から帰宅。父親の死を知らされて動揺するキャムリンは、昨夜は誰も来なかったと供述する。

 

やがて、ポーズ家から採取された指紋がヒットして、ダンサーのシドニーが容疑者として浮上。署で取り調べを受けることとなったシドニーは、ロナルドと交際し、彼の家に同居していたことを認めるが、ロナルドが自分以外の複数の女性と付き合っていたため2週間前に別れたと説明し、殺人への関与は否定。児童保護局の管理下にあるキャムリンのことを心配する。

 

グレッグは、ポーズ家の向かいに住んでいた牧師に事情を聞く。不況で教会も家も差し押さえられ、今は小さな家に引っ越したという彼は、引っ越しの際に運び切れない品をリサイクルショップに出したとのこと。犯人がその品々にバラバラ死体入りの段ボール箱を紛れ込ませたのは明白だ。また、署内にいるシドニーの姿に気付いた牧師は、彼女とキャムリンが非常に親しかったことや、ロナルドとシドニーの破局の原因は、女性たちが映ったビデオであることにも言及する。

 

グレッグは、牧師が話していたビデオが本当に存在するのか、あらためてポーズ家を捜索。女性の名前がラベルに書かれた複数のビデオが金庫の中に保管されているのを見つける。ビデオの中身はポルノかと思われたが、映っていたのは意外にも、とあるプロダクションが実施したオーディションの様子だった。
なぜ、ロナルドがこんなビデオを大事に保管していたのかその理由を探るべく、サラとフランキーはプロダクションのヴィンスを署に呼び出して話を聞く。ヴィンスは、やらせのオーディションで女性たちを集めてはその様子をビデオに撮り、ロナルドに渡していたと説明。すべては、女性を口説くのが苦手なロナルドのためで、ビデオを見てロナルドが気に入った女性を、プロデューサーの振りをした彼にあてがっていたことを白状する。サラとフランキーは、そんなヴィンスに“15番のビデオ”のオリジナルテープの提供を求める。実は、ポーズ家で見つかったビデオには1番から30番まで連番が振られていたが、15番のビデオだけが見つからなかったのだ。

 

サラとグレッグは、ヴィンスが提供した“15番のビデオ”をさっそくラボで確認。映っていたのがシドニーであることに驚く。要するに、シドニーもヴィンスとロナルドに騙された女性の一人だったのだ。もしかすると、ロナルドを本気で愛していたシドニーが真実を知り、逆上して復讐に走ったのかもしれない。
やがて、シドニーのギターの弦がロナルドを縛るのに使われたらしいこと、シドニーがダンスの際に着用していた膝当てが、ロナルドの遺体のアザの形状と一致したことが明らかになり、ラングストンはあらためてシドニーを署で尋問する。シドニーは、真実を知ってロナルドの家を出たことだけは認めるが、「二度とロナルドの顔を見たくなくて、ギターやダンスの衣装など自分の私物はポーズ家に置いたままにした」と供述し、あくまでも殺人への関与を否定。しかしながら、「膝当てからキャムリンのDNAも検出された。彼女と共謀してロナルドを殺害したのでは?」とラングストンに追及されると、キャムリンと話をさせてほしいと訴える。

 

その直後、キャムリンと向き合ったシドニー。「何かあったのか知ってるなら教えて」とキャムリンに迫る。心からシドニーを信頼しきっているキャムリンは、家を出たシドニーのことを「死んだ」と言ったロナルドが許せず、父親こそ死ねばいいと考えて犯行に及んだことを自供する。実はキャムリン、母親が生きていた頃から両親に放っておかれ、子守任せで育った不幸な少女。彼女にとってシドニーは、初めて手にした本当の家族であり、だからこそ、彼女を手放して死んだ者として扱おうとした父親に耐えられなかったのだ。しかし、シドニーは彼女がこんな恐ろしいことをするとは思いもよらず……。あまりのショックに、言葉を失うのだった。

 

一方、ラボにラングストンの元妻グロリアがやってくる。ラングストンが2年も前に離婚していたとは知らず、グロリアをラングストンの妻だと思って応対するメンバーたち。そんな中、グロリアはラングストンに自身の再婚の予定を報告する。グロリアにまだ思いを残しているラングストンは複雑な心境に陥るが、彼女の誘いに応じてホテルへ行き、グロリアの再婚相手のフィル・ベイカーに会う。そして後日、ずっと外せずにいた結婚指輪をようやく外し、二人の結婚式へと出かけていくのだった。


【豆知識】
アメリカでの火葬率

キリスト教徒の多いアメリカでは、「死者の復活」「魂の不滅」など宗教上の概念から火葬は嫌われ、土葬が一般的な埋葬方法とされてきた。しかしながら、最近では火葬率が上昇している(ベガスのあるネバダ州は、アメリカ国内でも最も火葬率が高いらしい)。その理由の多くは、社会的・経済的なもの。今回のエピソードでもニックが「火葬は安い」と言っていたが、これは事実だ。
ちなみに、アメリカに限らず全世界的に火葬率は上昇中。そんな中で、日本の火葬率は世界一である。また、イスラム教、ユダヤ教などでは現在も火葬はタブーとされている。

 

【決めゼリフ】
「でもこれだけは言わせてください。指輪は外していかないと」by ニック

ごもっともなアドバイス!

 

【ゲスト出演者】
シドニー役は、映画『トルク』『パルス』などに女優として出演している歌手のクリスティナ・ミリアン。
ラングストンの元妻のグロリア役は、ダイアナ・ロスの娘のトレイシー・エリス・ロス。
グロリアの結婚相手のフィル役は、「ブレイキング・バッド」のハンク・シュレイダー役のディーン・ノリス。
キャムリン役は、「シェイムレス 俺たちに恥はない」にエセル役でゲスト出演したマディソン・ダヴェンポート。
牧師役は、「デクスター ~警察官は殺人鬼」のダン・メンデル役などで知られるショーン・オブライアン。
リサイクルショップでバラバラ死体を見つけたご婦人の一人は、「The Booth ~欲望を喰う男」のミセス・タイラー役のノーマ・マイケルズ。

 

【鑑賞MEMO】
ラングストンの元妻登場

左手の薬指の指輪で既婚者であることをにおわせていたラングストン。ロビンスをはじめ周りのメンバーたちも、一度ラングストンの妻に会ってみたいと思っていたようだが、実は、2年も前に離婚していたとのこと。突然浮上したラングストンの元妻の話題には面食らったが、グロリア&フィルは何度か登場することになるようなので今後の展開に期待したい。

 

事件の方は、少女が父親を殺してバラバラにするという話。シーズン6の「IQ177」に登場したハンナや、「CSI:ニューヨーク」のシーズン3の「ワインと異常な愛情」に登場したイーヴィも恐ろしい少女だったが、何と言っても今回のキャムリン、父親を殺すだけでも怖いのに、遺体を切断してしまうんだからなお怖い! 殺人も遺体切断もキャムリンにとって初めての経験だったはずなのに、ワイヤーソーを使ってあんなに手際良く遺体をバラバラにしてしまうなんて。自分の母親の遺灰を飲み込ませるという発想も異常だし、骨壺をバッグから取り出して自分の犯行だと証明したがる姿にも心底ゾッとした。

 

なお、オープニングで流れた曲は、カントリー界の大御所ウィリー・ネルソンの"I Fall to Pieces"(私はバラバラになる)。バラバラ死体とかけた選曲が面白かった。

 

それから、今回も登場したケイティ・サックホフ演じるユニークな刑事フランキー、以降の出番はない模様。これまでにないタイプの女刑事で個人的には気に入っていたので残念!

 

さて、次回はいよいよジャスティン・ビーバーの再登場! どんな結末が待ち受けているのか、どうぞお楽しみに!

2012.7.21|CSI:11 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(2)トラックバック(0)

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コメント

切断したのは糸ノコ
ベッドに縛りつけたのがギターの弦

ギターの弦が4本抜けていてそれで四肢を縛ったのかってやり取りもあったし
ガレージで持ち手のついた糸ノコ発見の描写もありましたが
私は何か見落としているんでしょうか?

投稿: ナオキ | 2012.07.27 18時22分

ナオキさん、ご指摘ありがとうございます。
仰るとおり、ギターの弦は体を縛り付けるのに使われただけで、切断の凶器はワイヤーソーでした。紐状のもので切断していたので、凶器も弦だと読み違えてしまいました。お恥ずかしい限りです。
本文の方は、誤解のないよう修正させていただきました。

投稿: Lumi | 2012.07.27 19時54分

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