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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月5日(土) #18「アイデンティティ」(原題:Identity Crisis)

Ny7_18地下鉄に乗っていたジョーの養女エリーは、葉巻箱を抱えた老人に席を譲る。すると、老人に若い男が近付いてくる。男は「俺を忘れたか?」と詰め寄ると、次の駅で老人をホームに引きずり下ろすが、意外にも老人の方が杖で男を攻撃。反撃した男は、老人の腹部を攻撃して逃走する。老人は大量に出血してその場で死亡。そして、現場に到着したマックは、ホークスから衝撃的な事実を聞かされることとなる。80代の老人にしか見えないこの被害者、実は30代半ばの女性だというのだ。「まさか」と疑ってかかるマックだったが、老人のマスクの下の顔を見て納得。確かに、30代半ばの金髪女性だ。

現場には、知らせを受けたジョーも駆けつけ、ダニーとともにエリーから話を聞く。彼女によると、老人を殺害した男からは魚のような臭いがしたとのこと。ほかの目撃者同様、サイレンサー付きの銃で撃ったような銃声を聞いたとエリーは供述する。事実、老人の腹部には銃を押しつけられて撃たれたような傷が見て取れたが、どういう訳か銃そのものを目にした者はおらず、傷の周りに発射残渣は見られなかった。
その後のシドの検視により、被害者の死因は出血多量で、やはり凶器は銃ではないことが判明。しかも腹部の傷の周囲は凍り付き、貫通していないのに銃弾らしきものは見当たらないという奇妙な事実も明らかになる。

 

ダニーは、地下鉄の窓から採取した犯人の手の跡をAFISで照合するが、空振り。リンジーはホームに残されていた犯人のものとおぼしき血痕のDNAをCODISで照合するが、こちらも空振りに終わる。また、アダムの調べにより、老人が抱えていた葉巻箱の中に札束と同じサイズの新聞紙が入っていたこと、被害者の服にサビのようなものが付着していたことが明らかに。そんな中、被害者の携帯電話が鳴る。かけてきたのは、被害者の夫のハーヴィン・ギャリティだった。
その後、署にやって来たハーヴィンは、モルグで被害者が妻のルネであることを確認。「客室乗務員でその朝JFK空港からマイアミへ飛んだはずのルネが、なぜニューヨークで殺されたのか訳が分からない」と動揺する。彼いわく、ルネとは付き合って3カ月で結婚。ルネに自分以外の家族はなく、友人のフルネームすら知らないという。そして、フラックの調査の結果、被害者が夫に名乗っていたルネ・ウェスコットという名前は、12年前に死亡した別人のものだったことが明らかに。どうやら、ハーヴィンは騙されていたらしい。

 

一方、そもそも学校にいるはずの時間帯になぜエリーが地下鉄に乗っていたのか分からないジョーは、エリー本人を問いただし、彼女が実母に会いに行こうとしていたことを知る。まだ、エリーの母親について真実を打ち明けていないジョーは大いにショックを受け、心配するマックに事情を説明。マックは、正直に話すべきだと助言する。そして、署にはエリーの件で連絡を受けたジョーの息子タイラー、たまたま彼と一緒にいたジョーの元夫ラスがやって来る。ジョーは、エリーを家に連れて帰ってほしいとタイラーに頼む。

 

やがて、葉巻箱の粘着テープから採取した指紋が、3カ月前獄中死したクインシー・ウィリスの指紋と一致する。クインシーは連邦犯罪で収容されていたことから、マックはちょうど署に居合わせたラスに、クインシーについて質問。ラスは、クインシーは変装を得意とする悪名高き詐欺師だと説明し、被害者はクインシーの娘のサブリナだと遺体写真を見て特定する。サブリナは父からすべてを受け継いだ詐欺師だったのだ。しかし、彼女の犯行と見られる詐欺犯罪の例は見当たらない。マックは、サブリナが常に変装した姿で犯行に及んでいたからだろうと推測。80代の老人の詐欺犯罪に絞って検索をかけた結果、該当する事件がいくつもヒットする。
CSIは、さっそく老人に扮したサブリナに騙されたと思われる被害者たちから事情を聞く。そして、ウェンドルという被害者から財布や時計を騙し取られた様子を聞かされたリンジーは、犯人が実は若い女性だと知ったら被害者たちの怒りが増すだろうと推察。彼らにあえて真実を伝えなかったとフラックに話す。フラックは、詐欺師が若い女性だったと知った被害者の怒りこそが殺人の動機なのではないかと思い当たる。

 

ホークスは、凶器はサバイバルナイフの一種で、水中でサメ用に用いられることがあるHPKナイフと特定する。さらに、ダニーとアダムの調べにより、サブリナの着衣に付着していたのと同じバクテリア、サビの痕跡が、地下鉄の窓に残された犯人の手の跡にも見られたことが判明。そのサビが海底70メートル以上の場所で生成されるもので、第二次大戦時ドイツのUボートに使用された合金鋼「バナジウム鋼」を浸食するものであることから、CSIは、ニュージャージーの沖合いに沈むUボートを探査するプロのダイバーの中に犯人がいると確信。ついに、犯人のジェイソン・ラックを捜し当て、港の作業場で彼を逮捕する。

 

署に連行されたジェイソンは、サブリナに5万ドルもの大金を騙し取られたいきさつを説明する。バーで働く彼女と付き合い出してしばらくたった頃、彼女から「裕福な老人から5万ドル入った葉巻箱を盗む客の計画を小耳に挟んだ。先回りして金を奪おう」と持ち掛けられ、本当に老人から葉巻箱を奪って持ち帰ったこと、先回りしたことを客に気付かれて暴力を振るわれたと訴えるサブリナに、「金を返さないと殺すと脅された」と泣きつかれたこと、葉巻箱の中身が札束ではなく新聞紙だったため、弟からの借金も含めた自分の全財産をサブリナに差し出したこと。しかし、その直後にサブリナは金とともに消えた。初めは心配して彼女を捜したが、やがて自分が騙されていたことに気付いたという。「地下鉄で見覚えのある葉巻箱を見かけて老人に近付いた際、老人から漂う独特の香り、マスクの端からのぞく金髪で、老人の正体を見抜いた。殺すつもりはなく、ナイフを出したのも覚えていない」と語るジェイソン。カッとなっての犯行であり、そもそも彼を騙したサブリナも悪いが、殺人を犯したのは紛れもない事実。「弟に借金を返せないことを謝っておいてほしい」、ジェイソンはそうマックに頼むのだった。

 

ジョーの方は、エリーに真実を伝えた。実母のジーナ・ベイカーは麻薬中毒で、殺人事件に関与したためにコネチカットの連邦刑務所にいるのだということを。「養女にしたのは罪悪感から?」と尋ねるエリーに、「互いを必要としていたから」と答えるジョー。後に、ジョーはジーナに会いに行くエリーに付き合うことにするが、エリーは道中、「行きたくない」と言い出す。母親と瓜二つのクラスメイトに刺激され、自分の将来の姿を見たいという思いから実母に会いに行こうと考えついたものの、今となっては怖いというのだ。そんなエリーの気持ちを、ジョーは尊重するのだった。


【豆知識】
スティング

ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の詐欺師を主人公にした映画。
リンジーは、サブリナに騙された被害者のウェンドルに、一度この映画を観た方がいいと勧めた。

 

ラスティクル
沈没したタイタニックの船体からも見つかっているツララ状のサビのこと。

 

HPKナイフ
WASP Injection Systems社がサメなどを対象に開発した狩猟用ナイフ。放出した圧縮ガスの膨張に寄って、対象物を凍らせることができる。日本では、「WASPナイフ」「スズメバチナイフ」などと呼ばれることも。

 

【決めゼリフ】
「別れた妻の弱みを書き連ねた手帳でも持ってるの?」by ジョー

エリーが実母に会いたがっていることに動揺する思いをラスに指摘されたジョー。ラスへの切り返しがこの一言。ラスいわく、書いてあるのはジョーの素晴らしい点ばかりとのこと。この二人、離婚した割には相性がいいように見えるが……。

 

【ゲスト出演者】
サブリナ役は、次週放送される「CSI:11 科学捜査班」にもゲスト出演するローリー・フォーティア。彼女は、「CSI:科学捜査班」シーズン3の#3「脳の暴走」、シーズン6の#7「銃弾のカオス[前編]」にも出演している。
ハーヴィン役は、「ユーリカ」のラリー役のクリストファー・ジャコー。
ジェイソン役は、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」の狼男役、そしてあのレディ・ガガの現恋人として知られているテイラー・キニー。ガガの「You and I」のPVでは見事な肉体美を披露している(このPV出演が交際のきっかけだとか)。

 

【鑑賞MEMO】
ジョーがエリーに真実を告白

殺人に関わったとして自分が逮捕した犯罪者の娘エリーを養女として引き取って育てているジョー。まだ早いと、事実を隠してきたものの、エリーが実母に会いに行こうと行動を起こしたことがきっかけで、ついに真実を打ち明けることに。すべてを知ってショックを受けるであろうエリーはもちろん、それに向き合うジョーにももちろん痛みが伴う。今回はそんなジョーを心配し、夫のラスが再登場した。鼻持ちならない男という印象がある彼だが、ジョーを気遣う思いに嘘はない模様。ジョーも内心では、ラスの励ましをありがたく感じていたのでは?
そして、ようやくエリーと話をし、ちょっと肩の荷が下りたジョー。エンディングでは、マックに子どもを持ったらと勧める場面も。これにはマックもたじたじだったが、そもそもジョーは、9.11でマックが妻を亡くしていることや、彼女が養子に出した息子リードの存在を知っているのだろうか?

 

一方、今回もアダムが悪ふざけ。リンジーの顔写真を老け顔に加工して大喜び。ダニーも一緒になって面白がるものだから、リンジーはプンプン。さらに、その様子をマックに見られたアダムは、すかさずダニーとリンジー二人のせいに。今回はちょっとやり過ぎ!?

2012.5. 5|CSI:ニューヨーク7、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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