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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月19日(土) #5「ゴミ屋敷の法則」(原題:House of Hoarders)

Lv11_06動物の死体のような匂いがするとの通報を受け、サンティアゴ家に向かった警官のミッチェルとエイカーズ。強い異臭から人間の死体が放置されている可能性が強いと見て、CSIに連絡する。駆けつけたニックとサラは、あふれんばかりの物に阻まれた玄関を避けて出入りが可能な裏口にまわり、まさに“ゴミ屋敷”といった様相の宅内へ。物をかき分けながら1歩ずつ奥へと進む。すると、ニックが何かを踏みつぶす。腐乱死体だ!
そして、グレッグが現場捜査に合流して間もなく、奥から女性の声が聞こえてくる。声の主は死体の身元と思われていた家主のマルタ。サラは動揺する彼女をエスコートし、見つかった死体を見せる。すると、マルタは「娘のダイアナよ!」と取り乱す。どうやらダイアナは、裁判所からマルタに強制清掃の通知が来たため、その手伝いに来ていたようだ

 

ロビンスは、デヴィッドが苦労してラボに運び込んだ腐乱死体の検視を行い、死因は頭部に負ったバーコード状の傷に起因する硬膜外血腫で、死後5日~7日と断定。ダイアナの死因が事故なのか他殺なのか突き止めるべく、CSIがサンティアゴ家での調査を続けていると、すでに自立して家を出ているマルタの息子ジュリアンがやって来る。彼は、妹のダイアナが死んだと聞かされるとショックを受けた様子で、マルタのかかりつけの精神科医ドクター・プレスコットから掃除の手伝いに来るよう電話を受けたものの、かけ直すと答えてそのままにしていたと説明。サラはひとまず、彼にマルタのもう一人の娘、末っ子のアリサの連絡先を聞く。

 

ラングストンは、ドクター・プレスコットを署に呼び、マルタに娘の殺害が可能か意見を求める。彼女の答えはノー。マルタはいくつかの精神疾患を抱えているものの、基本的には家族との思い出を守ろうと物をため込むだけであり、ダイアナの死体に1週間近く気が付かなかったのは、周囲の乱雑さを遮断しようとする一種の防衛本能のせいだという見解を示す。そんな中、現場の捜索を続けていたグレッグが、ダイアナの頭部を襲ったと思われる本の束を発見。マルタは「物を捨てようとしていたダイアナの頭上に何かが落ちてきて、彼女は出血した」と供述し、ダイアナは事故死だった可能性が強まる。

 

やがて、ニック、サラ、グレッグは、サンティアゴ家で別の死体を発見する。今度は、手首を赤いリボンで縛られた白骨死体。検視と毒物検査の結果、死体は15歳~17歳の少年で、ヒ素を盛られたとこによる中毒死と分かる。マルタは当然殺人の被疑者とされ、ニックは彼女が“ゴミ屋敷”を作り上げたのは殺しを隠蔽するためではないかと疑うが、サラはその見方に異議を唱え、何か特別な事情があってのことだとマルタの擁護にまわる。

 

一方、ドクター・プレスコットと一緒にサンティアゴ家に出向いたラングストン。ドクター・プレスコットの助言を得ながら、ゴミ屋敷の謎を読み解こうと宅内の捜索を進め、末っ子アリサの部屋だけが何もないがらんどうの状態であることを確認する。ニックはアリサも殺されているはずだと主張。そんな矢先、裏庭でさらに3体の白骨死体が見つかる。どの死体も、先の白骨死体同様、手首に赤いリボンが。骨格から見て、今度の死体もみな少年のようだ。

 

その後の調べで、3体の遺体の身元は、マシュー・プライス16歳、ライアン・ホフ17歳、デリック・ケネディ16歳で、いずれもサンティアゴ家の長男ジュリアンが経営する問題児の避難施設「アヴェニュー・オブ・ケア」に送られていたことが判明。彼らはみな施設でボランティアをしていたアリサと親しかったことから、ジュリアンが妹から少年たちを引き離そうと殺害に及んだのではないかとの見方が浮上するが、ジュリアンは殺人への関与を否定。弁護士を要求する。

 

それにしても、アリサは死んでいるのか、生きているのか? アリサの部屋の荷物が運び込まれた別室を調べていたラングストンとニックは、積み上げられた荷物の後ろにアリサが手錠でつながれて閉じ込められているのを発見する。保護されたアリサは「母親がやった」と証言し、それを裏付ける証拠も見つかるが……。
しかしながら、いまだダイアナが殺人を重ねた上に、物をため込むようにアリサを家につないだという見方に懐疑的なサラは、4人の少年の殺害はすべてマルタの犯行と見るニックと激しく対立。とにかく証拠優先で進めようというラングストンの言葉に従い、再びサンティアゴ家に戻ってグレッグとともにドクター・プレスコットの助言を得ながら宅内を再捜索する。そして、殺鼠剤のヒ素と死体の手首を結ぶのに使われていた赤いリボンを発見。その二つの証拠に残された指紋とDNAが決めてとなり、少年らを殺したのは何とアリサだったことが明らかになる。マルタのため込み癖のせいで自分以外の家族がみな家を出てしまったことに不満を募らせたアリサは、少年らを家に誘い込んでは殺し、家から出て行けないようにしていたのだ。つまり、母親のマルタ以上に心を病んでいたのがアリサ。マルタは娘の犯行に気付き、これ以上罪を重ねないようにと彼女を監禁していただけだったのだ。

 

事件解決後、ジュリアンは「母親のせいでアリサがモンスターになった」とこぼす。しかし、サラはそれに反論し、「アリサはもともと“捕食者”の性質を持っていた」と指摘。そして、精神を病んでいた自分の母親が、ある夜、眠っている父親を包丁で何度も刺して殺害した事実をジュリアンに打ち明けると、「それでも自分はモンスターにならずに済んだ。殺人鬼は親の影響だけで生まれるものではない。時に、犯罪に理由などない」と諭す。そのサラの言葉に考えをあらためたジュリアンは、心を病んだ母を受け入れて暮らしていく道を選ぶのだった。


【豆知識】
430B

「死んだ動物」を意味する警察コード。関連する警察コードには以下のようなものがある。
430……動物咬創
430A……生きた動物
430C……動物絡みの苦情

【決めゼリフ】
「これで俺も証拠品?」by ニック

腐乱死体を踏んでしまったニック。こんな不運な出来事からのスタートだったために、マルタの“ゴミ屋敷”への嫌悪感が増してしまったのかも。

 

【ゲスト出演者】
ドクター・プレスコット役は、「24 -TWENTY FOUR-」のルネ・ウォーカー役のアニー・ワーシング。
ジュリアン役は、シーズン5の#3「天使の生き血」に妹を殺害したダニエル・ペレス役で登場したことがあるラモン・デ・オカンポ。

 

【鑑賞MEMO】
病んだマルタに理解を示すサラ

物をため込まずにいられなくなった“ゴミ屋敷”の女主人マルタ。サラはそんな彼女に同情を寄せた。度重なる夫からの暴力により精神を病んだ母親が、ついには夫(サラの父親)を殺害したという過去を背負っているからだ(シーズン5の#13「人形の牢獄」、シーズン8の#7「ラスベガスに別れのキスを」でも言及)。
今回、マルタに自分の母親の姿を重ねていたであろうサラ。心を病む人間とともに暮らし、「時に、犯罪に理由などない」ということを自らの経験を通して学んできた彼女だけに、マルタに向けるまなざしは温かく……。けれども、マルタを殺人鬼だと決めつけるニックには大いに反発。いつになく感情的な態度を取り、「まあ、まあ……」と仲裁に入ろうとするラングストンのことは完全に無視!

 

そして、感情的なのはニックも同じ。足の踏み場もないほどのゴミ、走り回るネズミ、ドロドロになった腐乱死体、暴発するライフル、サソリとその幼虫がたかる白骨死体、さらなる3体の死体に監禁された娘……。徐々に“ゴミ屋敷”への嫌悪感を強めていったニック。彼の態度には、明らかにマルタへの軽蔑が見て取れた。ちょっといつものニックらしくなかったが、そのせいでサラとの対立構造がクッキリ。おかげでエピソードの面白みが増したと言えるかも。

 

結局、マルタは殺人には無関係だった。事件の本質を見抜いていたのは、やはりサラの方だったのだ。しかしながら、それはそれ。事件解決後、サラとニックはグリッソムが残したビー玉を介して和やかに会話。どちらにも謝罪の言葉はなかったが、それぞれが歩み寄る気持ちを態度で伝えるいい締めくくりだった。

 

なお、今回はめずらしくキャサリンとホッジスは登場せず。今回休んだ分、次回のホッジスは大活躍してくれそう!?

2012.5.19|CSI:11 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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