CSI:投稿ラボ

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN/REPORT

About CSI:について

Category カテゴリー

Writers プロフィール

このコラムはこんなライターの皆さんが書いてます。

LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月12日(土) #4「スクウィーグル」(原題:Sqweegel)

Lv11_04慈善活動家として有名で、顕著な活躍をした市民としてラスベガス市から「市の鍵」を贈られているマーゴ・ウィルトンの自宅に、全身黒ずくめの男が侵入。寝室のベッドで眠っていたマーゴを切りつけ、姿を消す。マーゴは幸いにも一命を取り留め、病院へ。現場に駆けつけたCSIは、さっそく調査を開始する。

 

ラングストンとキャサリンは、壁に飾られた2枚の写真に写る子どもの顔が切り取られ、「市の鍵」の盾が逆さまに掛け替えられていることに気付く。これは犯人のメッセージなのだろうか? また、寝室には、 犯人のものとおぼしき血染めの手形と足跡が。その状態から、犯人はまるでクモのように、片手と片足を同時に着くという異様なスタイルで移動していたらしいことが分かってくる。
さらに、奇妙な事実が明らかになる。犯人はガラス部分を丸くカットしてフレンチドアの鍵を開けて侵入したものと思われたが、30センチ四方の小窓にも繰り返し何者かが侵入していた形跡が残されていたのだ。もし犯人がここから出入りしていたのであれば、小柄でかなり柔軟性のある人物ということになる。
グレッグは天井裏を調べ、犯人が寝室に向けてのぞき穴を開け、そこから小型カメラでマーゴを監視していた形跡を見つける。古い引き出しには、干からびたオレンジの皮が。どうやら、犯人は以前から長時間にわたってこの天井裏に忍び込んでいたようだ。そして、犯人が潜んでいたのは天井裏だけではなかったことが明らかになる。キャサリンとニックがマーゴのベッドの下を調べると、そこには何と人型の跡が! 犯人の執着は相当なものだったらしい。

 

やがて、ホッジスの分析により、ベッド下のカーペットの人型から、汗の成分とラバースーツを着る際に用いるスプレーの成分が出る。キャサリンとニックは、ラバースーツを取り扱うアダルト・ショップへ。記録から「イアン・ムーン」と名乗る男がラバースーツを特注で2着発注、現金で支払いをしていたことが明らかになる。ただし、この名前から犯人をたどることは不可能だ。「イアン・ムーン(IAN MOONE)」の文字を入れ替えると「I AM NO ONE(俺は誰でもない)」になる。つまり、この名前は偽名というわけだ。

 

その後、とある洗車場で殺人事件が発生する。洗車機に車を進ませていたキャリー・ジョーンズとアリス・ジョーンズの親子の前に、突然不審者が現れ、キャリーを刃物で切り裂いて殺害したのだ。通報を受けて現場にやって来たキャサリンとグレッグは、フロントガラスに血で書かれた「A」の文字を、トランク内のスペアタイヤのスペースに犯人が潜んでいたらしい形跡を確認する。

 

ブラスは、キャリーの夫ジェイソンを署に呼んで事情を聞く。ジェイソンいわく、キャリーは暴力的なゲームを未成年に売ることを企業に禁止させた功績を市にたたえられ、クラーク郡のファミリー・バリュー委員会の議長に任命されたばかりだったとのこと。キャリーを恨む者に心当たりはあるかと聞かれると、最近、キャリーが自宅に押し入った男に刃物で切りつけられる被害に遭ったことを話す。また、キャリーの殺害時に車内に居合わせた娘のアリスは、犯人のことを「スクウィーグル」と呼ぶ。「スクウィーグル」とは、車を洗う洗車用モップの摩擦音のことだ。

 

そんな中、キャリーの検視を行ったロビンスとデヴィッドは、死因は頸部に付けられた鋭器損傷と断定。狭い場所に身を隠せる柔軟性、刃物で被害者を切りつける手口、そしてマーゴのものと酷似した傷……、ラングストンはキャリーを殺害したのはマーゴを襲った犯人と同一人物ではないかと推測し、ブラス、ニック、グレッグらとキャリーの自宅へ急行。バスルームの窓に残された侵入の痕跡、寝室の天井ののぞき穴、ベッドの下の人型など、マーゴの場合と同じ手口を確認するとともに、ベッドのマットレスから「A」の文字が書かれたDVDを見つけ出す。中身は、キャリーの浮気現場をとらえた映像。巨大企業に立ち向かうこともいとわなかった立派な経歴のキャリーだったが、実は汚れた秘密を抱えていたのだ。車のフロントガラス、そしてDVDに書かれた「A」の文字は、姦通の印である緋文字に違いない。

 

ラングストンは、キャリーのDVDの内容について夫のジェイソンに報告する。すると、ジェイソンは、キャリーが最初に襲われた際に、犯人から「知ってるぞ、白状しろ」と脅されていたことを思い出す。おそらく犯人は、キャリーの不義を知っていた。その上で自宅に侵入、刃物で切りつけた際に「白状しろ」とメッセージを残し、あえて彼女を生かしておいた。しかし、キャリーは浮気をやめなかった。だから2度目で息の根を止めたのだ。そうだとすれば、マーゴにも何か後ろめたい秘密が? ラングストンはマーゴに会いに行き、犯人の1度目の襲撃は警告で、悔い改めない場合、2度目の襲撃で殺害される可能性があると説明。すでに被害者が出ていることを彼女に伝え、真実を話すよう迫る。しかし、マーゴは警備をかたくなに拒んで自宅へ一人帰っていく。

 

その晩、恐れていたことが起こる。自宅に帰ったマーゴの前に、またスクウィーグルが姿を現したのだ。時を同じくして、火事から子どもを救ったヒーローとして市に表彰された救急隊員、ライアン・フィンクの車が乗り捨てられているのが見つかる。現場に駆けつけたニックは車内の大量の血液を見て、ライアンは殺されたものと確信。さらに、ライアン、マーゴ、キャリーの3人には、市から表彰されているという共通点があることに気付くと、マーゴの家に急行。すぐにでも中に踏み込む必要があるとブラスに訴える。
その頃、マーゴは宅内でスクウィーグルと対峙していた。「すべて知ってる。話せ」と、マーゴの秘密が記された手紙を手にして彼女を糾弾するスクウィーグル。マーゴは、この手紙を手にするため強引に家に戻ったのだが、どうやら、スクウィーグルに先回りされてしまったようだ。観念したマーゴは、病気の息子を痛みから救うために自分の手で死なせたことを告白し、常備していた銃に手を伸ばすとスクウィーグルに向けて発砲する。外で銃声を聞いたブラスたちは、ここで宅内に突入。しかし、スクウィーグルの姿はすでになかった。用意周到な彼は、マーゴの銃の弾を空砲に入れ替えていたのだ。

 

一方、マーゴの家のベッド下からは、ラバースーツを着せられた救急隊員ライアンの死体が見つかる。そして、実は、彼が子どもを救い出した際の火事は、ライアン自身が引き起こしたものだったという衝撃的な事実も判明。スクウィーグルのターゲットは後ろめたい秘密を持った人物であり、白状しなければ殺害するのが彼の目的と分かる。しかし、犯行の動機は分かったものの、当のスクウィーグルは何の手がかりも残さずに消えた。彼の正体は、依然として謎に包まれたままなのだった。


【豆知識】
ラバーフェチ

自身をゴム(ラテックス)製の衣服で覆ったり、着飾ったりすることを好むフェティシズムのこと。ラテックスフェチ、ゴムフェチなどとも呼ばれる。
ホッジスがどこまでラバーフェチにハマっているのか、詳細は不明。

425A
不審者を意味する警察コード。
キャサリンは、犯人がまだ姿を潜めているかもしれない洗車場の現場で、このコードを叫んだ。

 

【決めゼリフ】
「変態さん、いらっしゃ~い」by ホッジス

自らフェチを公言するホッジス。彼の変態趣味が、事件の捜査に役立つとは。

 

【ゲスト出演者】
マーゴ役は、映画『愛の狩人』でゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞した伝説的な名女優アン=マーグレット。
キャリー役は、先日WOWOWで放送された「CSI:ニューヨーク7」の#18「アイデンティティ」で詐欺師のサブリナを演じていたローリー・フォーティア。彼女は、「CSI:科学捜査班」シーズン3の#3「脳の暴走」、シーズン6の#7「銃弾のカオス[前編]」にも出演している。
ジェイソン役は、「しあわせの処方箋」のレイ・スタイン役のデヴィッド・ジュリアン・ハーシュ。「CSI:ニューヨーク」にはラボクルーのザック役で3話出演している。

 

【鑑賞MEMO】
アン=マーグレットがゲスト出演!

今回のエピソードの目玉は、女優としてだけでなく、歌手として(プレスリーとの共演も有名)、ダンサーとしても60年代から活躍を続ける名女優、アン=マーグレットのゲスト出演だ。2010年には、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」へのゲスト出演で自身初のエミー賞を受賞するなど、いまも輝きを放ち続ける彼女。今回、番組の中で対決したのが、ラバースーツに身を包んだグロテスクな殺人鬼“スクウィーグル”だ。
実はこのスクウィーグル、元はCSI:シリーズの製作総指揮として知られるアンソニー・E・ズイカーが手がけたデジタル小説第1弾「Level 26: Dark Origins」に登場したキャラクター。「Level 26: Dark Origins」は、小説を起点にしたWebサイトや映画などとのクロスメディア展開が特徴の新感覚小説で、たとえば、数十ページ読み進むごとにWebサイトにログインしてコードを入力し、小説に連動する動画を視聴するといったスタイルが取り入れられている。
そして、この動画部分でスクウィーグルを演じ、今回のTVエピソードでも同じくスクウィーグルを演じたのがダニエル・ブラウニング・スミスだ。彼は、ギネスでも認定された「世界一体が柔らかい男」。サーカス出身のつわもの芸人で、ガットが張られていないテニスラケットやO型便座の穴に体をくぐらせることもできるんだとか。そんな彼が演じたからこそ、あのスクウィーグルの怪しげな動きが実現したのだ。アン=マーグレットを食うインパクトを視聴者に与えたこのスクウィーグルというキャラクター、現地アメリカでも注目を集め、再登場を望む声は多いようだが……。

 

なお、現地アメリカでこのエピソードが放送された2010年10月14日は、「Level 26: Dark Origins」の続編の「Level 26: Dark Prophecy」の発売日でもあった。この日にあえてこのエピソードのOAを持ってきたのは、意図的だったのかも。ちなみに、3作目となる「Level 26: Dark Revelations」は、昨年12月29日に発売されている。

2012.5.12|CSI:11 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209357/54685371

この記事へのトラックバック一覧です: 5月12日(土) #4「スクウィーグル」(原題:Sqweegel):

コメント

ザッ ザックが…いた!!

投稿: リーマス | 2012.05.13 00時25分

コメントを書く