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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月21日(土) #16「ジェーン・ドウは見た」 (原題:The Untouchable)

Ny7_16路地で身元不明の若い女性の死体が発見される。死因はヘロインの過剰摂取。薬物中毒者の事故死かと思われたが、マックはその見方に異議を唱え、女性の身元はテッサ・ジェームスだと特定する。実はマック、およそ1年前、通りで彼女から声をかけられて以来、その後も何度か彼女と話をしたことがあったのだ。「顔中血だらけの紫の羽の女の人が、明かりがきれいな天使がいる部屋から、泣いている白髪の男、がっしりした男を含む3人の男によって運び出された」と支離滅裂なことをマックに訴えたというテッサ。どこかでマックに関する記事を目にし、彼なら信頼できると見込んで“女性が死んでいるのを見た”と伝えてきたらしい。

その後、マックはテッサの身元を調査したが、テッサ・ジェームスという名前のほかには、彼女が度重なる欠勤と挙動不審のために法律事務所のアシスタントを解雇されたという情報以外つかむことができなかったとのこと。ジョーはテッサの強迫性障害による妄想を疑うが、マックは“刑事の勘”でテッサが真実を話していると直感したとジョーに説明する。

 

シドの検視により、テッサは何者かによってヘロインを注射されていたことが判明。また、ホークスによるテッサのジーンズに付着した塗料の破片の分析結果と、リンジーが調べ上げたテッサのコートのシミの成分、さらには、ダニーの調査により分かったテッサのセーターに付いていたタグの出どころが手がかりとなり、彼女が廃墟と化した閉鎖したデパートの連絡橋に住み着いていたことが判明。中に踏み込んだマックたちは、壁一面に貼られたおびただしい数の写真や記事の切り抜き、祭りの装飾のようなものに驚かされるとともに、この中にテッサが伝えたかった真実があると見る。彼女は何かをつかんだために消されたのだ。

 

やがてホークスは、写真の上に貼られたナプキンのロゴ「LT」がヴォナークラブという紳士クラブのマークだと突き止める。また、壁に貼られた記事の日付がすべて2月17日のものだと知ったジョーは、昨年はその日がマルディグラ(謝肉祭の最終日)だったと指摘。ヴォナークラブで昨年のマルディグラをどう祝ったのか確かめるべく、マックとフラックはクラブへ。昨年のマルディグラのパーティー参加者のリストを支配人のキース・デヤングに要求する。さらに、テッサが言っていた“明かりがきれいな天使がいる部屋”はあるかと尋ねた二人は、キースによってVIPルームへと案内される。部屋を調べたマックは、そこに銃で撃たれたような血しぶきの跡を発見。やはり、テッサの話は真実だと確信する。

 

その直後、クラブを後にしたマックの車の前にいきなり女が飛び出してくる。慌てて車から降りたマックだったが、どこからともなく現れた男にテーザー銃で撃たれてしまい……。マックは、その男女によって車で連れ去られる。そして、とあるトンネル内で車から引きずり下ろされると、「次は殺す」とヴォナークラブのVIPたちの権力の大きさをにおわせる威嚇を受け、そのまま置き去りにされる。マックは自力で手かせを切り、トンネルを出て緊急電話でCSIのジョーに連絡を入れる。

 

ラボに戻ったマック。車のトランクの中で金属製の四角いものを肩の下に感じていたことから、ジョーがマックの肩を調べる。すると、マックのシャツからナンバープレートの跡が。もしかすると、これが拉致犯たちの車の本物のナンバープレートかもしれない。程なくして、そのナンバープレートからとある高級レンタカーショップが割り出され、マックはフラックとともに店に向かう。そして、店員のピーター・グラントの声を聞いたマックは、彼が自分を拉致した男であることに気付き、即座に彼を逮捕する。
ピーターはヴォナークラブのお抱え運転手。VIP数名を担当しており、女性の拉致犯は彼の同僚だった。マックは自分を脅迫するよう依頼した人物の名前を言うよう、ピーターに迫るが、ピーターは報復を恐れてか、固く口を閉ざす。

 

そんな中、CSIのメンバーたちは、テッサが口にしていた名前や彼女が食べていた菓子の包み紙、集められた記事を関連付け、テッサが、殺された女性を運び出していたという3人の男を、それぞれ1919年に起きた球界のスキャンダル、いわゆる“ブラックソックス事件”に関係した悪者たちの名になぞらえていたことに気付く。そして、野球通のダニーによってテッサが込めた暗号が解き明かされ、大手製菓会社オーナーのマシュー・ストラトフォード、メジャーリーガーのデレク・ペリー、ヴォナークラブのキース・デヤングが容疑者に浮かび上がる。マックたちは、すぐさまキースを署に連行する。そして、ジョーとリンジーによる尋問を受けたキースは、昨年のマルディグラのパーティーを主催したこと、ボスに書類を届けに来た女性(おそらくテッサ)を中に入れたことだけ白状し、あとは口をつぐむ。

 

マックは、昨年の2月17日前後にモルグに運ばれてきた身元不明死体をもう一度調べるようシドに依頼。その結果、ある女性のDNAがヴォナークラブのVIPルームの血痕と一致する。女性は、コカインの過剰摂取で血を吐いたらしく、手首にはテッサが何枚も絵に描いていたデザインの刺青が。テッサが話していたのはこの女性と判明する。そして、彼女のコートのボタンに付着していた指紋が、マックがキースからもらった名刺の指紋と一致。彼が女性の死に関わっていることが確実となる。
マックはあらためてキースを追及。そして、昨年のマルディグラのパーティーの際、ストラトフォードおよびペリーがVIPルームに呼んだ娼婦がコカインの過剰摂取で発作を起こして血を吐き、慌てたストラトフォードが彼女を絞殺、後始末を押しつけられたのではないかと迫る。寒い路上に女性の死体を遺棄した際、哀れな娼婦への思いやりから彼女のコートのボタンを留めてやったのではないか、と。指紋という言い逃れのできない証拠を前に、もはや事実を認めるしかないキース。「私は誰も殺していない」という彼に対しマックは、「一部始終を目撃したテッサの特徴をストラトフォードたちに話し、彼女が殺されるきっかけを作ったのは事実。その手で彼女にヘロインを打ったも同然」と言い捨てる。そして、キースの逮捕が決めてとなり、ストラトフォード、ペリーの二人も後に逮捕されるのだった。

 

事件解決後、家族や友人からの申し出がないことから、テッサは無縁墓地に入ることになるとシドに告げられたマック。自分を見込んで娼婦に起きた悲劇を懸命に伝えてくれたテッサの気持ちを思い、自分こそが彼女の友達だと断言する。「私の友人だ。彼女の名前はテッサ・ジェームス」と。


【豆知識】
マルディグラ

フランス語で「肥沃な火曜日」の意で、謝肉祭の最終日、灰の水曜日の前日を指す。マルディグラの日は、毎年2月3日から3月9日の間で、各年のイースターの日に影響を受ける。
マルディグラには、音楽やパレードを中心とした祭りが欧米諸国で開催されており、中でもニューオリンズ・マルディグラは有名。仮面を付けて仮装した人々たちで賑やかなパレードも行われる。
ちなみに、マルディグラの期間中は、正義の象徴の紫、権力の象徴の金、運命の象徴の緑の3色、いわゆる“マルディグラ・カラー”が街にあふれる。殺された娼婦も、マルディグラ・カラーを意識して紫のコスチュームを着ていたようだ。

 

殺人スモッグ
人の健康に害を及ぼす大規模なスモッグ汚染のこと。ニューヨークでは、1953年、1963年、1966年に発生した。
ちなみに、1952年、イギリスでは史上最悪規模の大気汚染、いわゆる“ロンドンスモッグ”が発生し、1万人以上が死亡している。

 

【決めゼリフ】
「ほ~ら、ワルたちってたいていこういう細かいとこでポカやらかすのよね。その小さな手がかりからこっちは敵を突き止める。あー、この仕事サイコー!」by ジョー

仕事もプライベートも明るく楽しく。どんなことにも楽しみを見いだしてしまうジョーらしい一言。

 

【ゲスト出演者】
キース役は、「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」に準レギュラー出演していたマット・コーボイ。

 

【鑑賞MEMO】
ジェーン・ドウはマックの友人

殺された娼婦のことを警察に伝えようと、マックを信用できる人物と見込んで頼ってきたテッサ。ヴォナークラブのVIPたちの指示により、殺し屋によって消されてしまった彼女には、家族も友人もいなかったのか、遺体の身元確認に来る者はなし。つまり、彼女はジェーン・ドウ(ジェーン・ドウは氏名不詳の女性に付けられる仮名、男性の場合はジョン・ドウ)だ。
しかし、マックは最終的に、自分が彼女の友人で、彼女の名前はテッサ・ジェームスであると身元確認を行った。彼女がジェーン・ドウとして無縁墓地に埋葬されてしまうのを防いだというわけだ。今回は、このテッサとマックの奇妙な絆がエピソードの鍵となっていた。

 

なお、今回は二人組に拉致されるというアンラッキーな目に遭ったマック。フラックが言っていた通り、ニューヨークCSIのボスに脅しをかけるなんて、犯人もいい度胸をしているが、結局マックの手によって逮捕される結果に。マックが犯人のピーターに向けて吐いた「ひざまずけ、クソ野郎」というセリフの威圧感は、マイアミのホレイショといい勝負だったかも。

2012.4.21|CSI:ニューヨーク7、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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