CSI:投稿ラボ

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN/REPORT

About CSI:について

Category カテゴリー

Writers プロフィール

このコラムはこんなライターの皆さんが書いてます。

LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月10日(土) #10「聖なる夜の贈り物」

Ny7_10クリスマスムード一色のニューヨーク。マックとジョーは、有名デパートの一つ、ストーンフィールドのホリデイ・ウィンドウの除幕式を見に行った折、人混みの中にスリを見つけて逮捕。ホッとしたのもつかの間、開いたウィンドウの中にデパートの店長リチャード・グロスマンの死体を見つけて驚愕する。
グロスマンは撲殺されたと見られ、死後まだ1時間程度。現場には争った跡があり、ディスプレイのオブジェには犯人のものらしき血痕が。壊れたUSBコネクタや、血染めの靴跡も残されていた。ジョーは合流したダニーとともに血痕をたどることに。そして、化粧品カウンターに行き着き、店員のトレーシー・パーカーに事情を聞く。しかし、彼女は無料の化粧品キットを配布していたため忙しく、何も見ていなかったとのこと。彼女の靴も血染めの靴跡とは一致しない。そんな中、カウンターの上の化粧コットンのケースに血が付いているのに気付いたジョーは、犯人がコットンと化粧品キットを使って化粧室でケガの応急手当を試みたのではないかと推測。その読みは当たり、鍵のかかる家族用の化粧室で血の付いたコットンが捨てられているのが見つかる。

一方、マックとジョーが捕らえたスリのハウイーの上着の袖口や靴底には、コットンと同じ血液が付着していたことが判明。署でマックとフラックによる取り調べを受けることとなったハウイーは、「店内で女性にぶつかっただけ」と主張し、監視カメラの映像が彼の供述を裏付ける。そして、その監視カメラの映像をチェックしたジョーは、ハウイーがぶつかった相手の女性に見覚えがあることに気付く。ストーンフィールドに行く途中の公園で、雪の上に寝そべっていた女性だ。ジョーはさっそく公園に戻り、ケガをしたその女性がまだそこにいるのを発見する。

 

女性の身元はデパートの店長補佐アレーナ・メイブルック。背中にはディスプレイのオブジェが突き刺さってできたと思われる傷があり、体のあちらこちらに防御創が。ジョーは爪からサンプルを採取しつつ彼女に質問をするが、アレーナは固く口を閉ざす。
その後、フラックの調べにより、アレーナが2週間前に銀行口座を空にし、アルバ島行きの片道チケットを買っていたことが判明。彼女が計画殺人を企てていた可能性が出てくる。また、アダムはグロスマン殺害の凶器はディスプレイ用の錬鉄でできた白い木の枝と特定。さらにダニーは、ウィンドウ内の割れたライトの破片に、デパートのウィンドウ・ディスプレイ・デザイナー、パスカル・デントンの皮膚片が付着していたことを突き止める。パスカルには暴行の前科があり、調べてみると凶器には彼の指紋が。1週間前、グロスマンによって解雇され、殺害の動機もある上に、アレーナとは半年前まで婚約していた仲だったことも分かり、ダニーとフラックはパスカルが事件に関与しているものと見て、スタジオで彼を取り押さえて尋問する。しかしパスカルは、グロスマンを最後に見たのはディスプレイのデザインについて口論した時だと主張し、アレーナに関しては、婚約直後に指輪を返されて「二度と会いたくない」と言われて以来、一度も口をきいていないと説明。結局、証拠の数々が、パスカルの言い分が嘘ではないことを証明する。

 

グロスマンの検視を行ったシドは、女性の抵抗によるものと見られる傷跡が数多く残っていたことを指摘。やがて、グロスマンが多くの従業員からセクハラで訴えられていたことが分かり、アレーナがグロスマンの殺人を計画していた証拠も見つからないことから、事件の真相は、アレーナの正当防衛の可能性が高いと判明。詳細不明のままアレーナの起訴は見送られ、そのまま釈放となる。

 

その後、半年前からアレーナの勤務時間が週40時間から70時間へと急に増えていたことが発覚。トレーシー・パーカーがアレーナの証言を得てグロスマンの解雇を訴えたものの、その申し立てが却下されていたことも明らかになる。あらためて事情を聞かれることとなったトレーシーは、アレーナがグロスマンのセクハラ阻止に熱心だったことは認めるが、そのために人殺しをするような人ではないと弁護。「子持ちの自分を毎晩早く帰してくれ、代わりにレジを閉め売上を集計してくれていた」とアレーナへの感謝の気持ちを語る。

 

アダムは現場で見つかったグロスマンの指紋付きの壊れたUSBメモリが、最新の小型ビデオカメラのものだと特定。マックはハウイーが捕まる前にカメラを手にしていたことを思い出し、フラックとともにデパートの前の側溝を調べ、盗品が詰まったハウイーのバッグを見つけ出す。ハウイーはマックらに捕まる直前、証拠隠滅のためにバッグを側溝に隠していたのだ。バッグには例のカメラも入っていたが、あいにく水浸し。けれども、アダムがメモリーカードを乾かして、記録されていた映像を復元。その結果、アレーナが複数のレジから現金を盗む姿が記録されていたことが判明する。
その後、デパートの記録を調べたジョーは、アレーナが各所のレジから10ドル未満の少額の金を盗んでいたことを突き止める。デパートでは許容範囲の誤差として計上されない額だが、100台以上のレジから半年間に及んで盗みは続けられており、総額は25万ドル相当。もしかするとアレーナは、これが発覚するのを恐れてグロスマンを殺害し、証拠のカメラを奪ったのだろうか? そして、何も知らないスリのハウイーが、アレーナからカメラをすったのだろうか? こうして、アレーナの口封じによる犯行という線が浮上した矢先、驚きの事実が明らかになる。血液サンプルの検査の結果、アレーナは白血病に冒されていることが分かったのだ。医療記録によると彼女の余命はあとわずかだ。
ジョーは、アレーナと初めて会った公園に彼女を呼び出し、本人の口から真相を聞く。半年前に余命3カ月と宣告され、会社に辞表を提出しようとしたこと。その際、クリスマス休暇明けに従業員が大量に解雇される計画があると知り、解雇予告も一時金もないまま放り出される彼らのために何かしたいと考え、店のレジから金を盗むようになったこと。それに気付いたグロスマンが、盗みの現場を隠し撮りした映像をネタにセックスを強要してきたこと。そして、度重なるグロスマンの要求に耐えられずに口論となり、それでも迫って来る彼に抵抗しているうちに思わず頭を殴って彼を死に至らしめてしまったこと。アレーナが取り調べでだんまりを続けていたのは時間稼ぎ。程なくして解雇予定の従業員たちのもとには、札束の詰まった封筒が届けられる。

 

CSIはアレーナを殺人罪には問わず、盗犯課が事件を引き継ぐことに。おそらく、起訴されるまで彼女の命は持たないだろう。ジョーは切ない思いをかみしめるのだった……。


【豆知識】
ホリデイ・ウィンドウ

クリスマスの時期にデパートなどのショーウィンドウに登場する、ホリデイ用の特別なディスプレイのこと。
ニューヨークでは、メイシーズ、サックス・フィフス・アベニュー、ブルーミング・デールズ、ヘンリ・ベンデル、バーグドルフ・グッドマン、ロード&テイラー、バーニーズ・ニューヨークなどのホリデイ・ウィンドウが特に有名。

 

【決めゼリフ】
「目に見えるものをゲットすることだけがすべてじゃない。時には立ち止まってただ見つめるだけでいい。素敵な発見にしばし見とれ、また歩き出す」by ジョー

自分の余命を仲間たちのために捧げようと、自らの手を汚したアレーナの事件を、ウィンドウ・ショッピングになぞらえたジョーの一言。とても粋な解釈。

 

【ゲスト出演者】
アレーナ役は、「ライブラリアン 伝説の秘宝」や「バミューダ・トライアングル」などTV映画への出演が多いリサ・ブレナー。
オープニング、ホリデイ・ウィンドウの除幕式に登場したデパートの代表者役は、「ヴェロニカ・マーズ」のハンク・ランドリー役や「プロビデンス」のジェリー役などで知られるパトリック・ファビアン。

 

【鑑賞MEMO】
素敵なクリスマス・エピソード

今回は、クリスマスの時期(このエピソードの現地アメリカでの放送日は2010年12月3日)に恒例のクリスマス・エピソード。前シーズンのクリスマス・エピソード(#11「セカンド・チャンス」)では、エルフに扮したメンバーたちの姿が超キュートだったが、今回はニューヨークの風物詩でもある“ホリデイ・ウィンドウ”をテーマに取り入れ、切ないながらも心温まるストーリーで魅せてくれた。

 

主役は、余命幾ばくもない心優しきアレーナと、思いやりあふれるジョーの二人だったが、ほかのメンバーたちもポイント、ポイントで楽しませてくれた。
まずはマック。ショッピング嫌いな彼が、ジョーに引っ張り出されてホリデイ・ウィンドウの除幕式に行くなんて。そこで図らずも事件に遭遇し「だからショッピングは嫌いだ」と一言。このセリフには笑えた。
そして、ダニー。デパートの化粧品コーナーの店員トレーシーに事情を聞いた際、ちゃっかりと化粧品の無料キットをゲット。“我が家の女の子たち”へのおみやげとのこと。ルーシーにはまだ化粧品は必要ないと思うが、捜査中も家族サービスを忘れないところがいい。

 

なお、次回は今回のエピソードで大活躍を見せたジョーの元夫が登場! 彼女とどうして離婚に至ったのか、そのあたりの経緯も語られる模様。どうぞお見逃しなく!

2012.3.10|CSI:ニューヨーク7、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209357/54187327

この記事へのトラックバック一覧です: 3月10日(土) #10「聖なる夜の贈り物」:

コメント

テレビ東京の再放送で本日(平成25年4月23日)見ました。余命幾ばくもない女性の気持ちになんだかジーンとしてしまいました…でも、そういう立場になった時いったい私はどうするだろう、ジョーのようになんとか一日でもと思うか、あるいは、彼女のようにベッドで苦しんで病魔と戦うのを良しとしないか……

投稿: シャロン | 2013.04.23 13時33分

コメントを書く