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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 1月28日(土) #4「血には血を」

Ny7_04廃墟で慎重に犯人を捜すマック。すでに左腕を撃たれている。2丁の銃を持った犯人らしき男は柱の陰に隠れており…。そして、マックが物音に気を取られた瞬間、犯人の銃がマックに向かって火を噴く!

 

その12時間前。イースト・ハーレムの悪名高いプエルトリコ人ギャング、エル・プーニョのボスのパントゥロ・トーレスの死体が見つかる。ホテル6階のスイートルームで2発の銃弾を浴びた彼は、窓を突き破って落下。入り口のひさしの飾りの棒に突き刺さったのだ。
ダニーとリンジーはさっそくスイートルームを調べる。ドアにこじ開けられた形跡はなく、鏡には口紅のキスマークが。死んだ魚が入ったメスカルの酒瓶とグラスが2つ転がっており、後の調べで、そのグラスからは被害者のDNAと身元不明のDNAが検出される。

 

マックは、エル・プーニョの創設者ルーサー・デヴァーロに会いに行く。彼は組織の創始者で、現在も組織の相談役のような存在。15年前、マックの尽力により刑務所行きとなったが、先週刑期を終えて出所したばかりだ。彼は、敵対する立場でありながらマックの公正さを評価しており、「抗争の火種となるような弔い合戦はしないと保証してほしい」というマックの要請に対し、トーレスの葬儀が終わるまで面倒は起こさないと誓う。

 

ホテルの鏡に残されたキスマークの主は、エル・プーニョのライバル、マンバの元メンバーで高級コール・ガールのヘイゼル・オルテガと判明。トーレス殺害の凶器と同じ45口径の銃を所持していた彼女を通りで捕らえたフラックは、彼女を車に乗せて署へと向かう。ところが、途中で2人組の男による銃撃を受ける。応戦したフラックは無傷で済むが、ヘイゼルは撃たれて負傷。病院に搬送される。その後、銃撃現場の検証に訪れたホークスは、エル・プーニョのシンボル「P」の文字が刻まれた薬莢を見つける。

 

病院で治療を受けたヘイゼルは、よほど追っ手を恐れているのか、院内で警官を人質に取って銃を向けるという騒ぎを起こす。「トーレスを殺していない」と駆けつけたジョーに訴えるヘイゼル。彼女によれば、トーレスの相手をして帰り支度をしている際に、誰かがドアをノックしたため、自分は同時に部屋を出たとのこと。誰が来たのかについては口をつぐむ。そして、警官を解放するとその場で逮捕される。

 

やがて、ホテルにあったメスカルの魚を調べていたアダムは、それがアメリカでは害魚として取引を禁止されている共食いも辞さないほど獰猛な魚「スネークヘッド」と特定。酒造メーカーが入れたものではないことから、何者かがメッセージとして酒瓶に入れた可能性が高いことが分かってくる。

 

その頃マックは、ヘイゼルの銃撃についてルーサーを追及する。彼は自分の命令ではないと主張し、犯人としてエル・プーニョの若手2人の居場所をマックに教える。ほどなくして、警察はヘイゼルを銃撃した犯人を無事逮捕。一方で、ルーサーが舎弟のフェルナンド・フローレスを使ってヘイゼルの治療費の支払いを済ませていたことが明らかになる。

 

ホークスは、トーレス殺害の凶器とヘイゼルの銃が別物であること、さらには、トーレス殺害の弾に「P」の刻印があったことを突き止める。ということは、どうやらトーレス殺害は内部の犯行。酒瓶のスネークヘッドは「共食い」を意味しているらしい。CSIは、ルーサーはもちろん、彼の弟で腕力系のリック・デヴァーロ、組織のブレーンと言われるリサ・ブリゴーザ、ルーサーの側近のフェルナンドら、組織の主要メンバーを取り調べることに。フラックはルーサーの家へ、ダニーはリックの家へ、リンジーはフェルナンドの家へ向かうが、みな出かけた後だった。
そんな中、リサの元に向かっていたマックは、彼女が経営する店から出てくるフェルナンドを発見。彼を追いかけようとするが、その途端に店が爆発してリサが死亡する。関係者によると、彼女は爆発の直前に「大事な集まりがあるから」と客を全員外に出していたとのこと。また、検視ではリサがトーレスと同じ45口径で2発撃たれていたことが判明。現場検証では、何者かがガス管を切断し火炎瓶で引火したことや、遺体のそばにスネークヘッド入りの酒瓶とグラスが転がっていたことも明らかになり、犯人のものとおぼしき掌紋が採取される。犯人は、やはり店から出てきたフェルナンドなのだろうか?

 

そんな矢先、アダムが有力な情報を入手する。最近逮捕された密輸業者が、プエルトリコ系にスネークヘッドを3匹売ったと証言したというのだ。3匹ということは、残るスネークヘッドはあと1匹。犯人のターゲットもあと一人残されているということになる。犯人がフェルナンドだとすれば、残るターゲットはルーサーかリックのいずれかということになりそうだが…。

 

その直後、フェルナンドがマックと話すことを条件に出頭してくる。ルーサーからマックは公正な男だと教えられていたからだ。マックは、さっそくフェルナンドから事情を聞こうとするが、取り調べを前にして、リサの店に残されていた掌紋はルーサーのもの、つまり犯人はルーサーであり、今まさにリックが狙われている可能性が高いと分かる。

 

イースト・ハーレムの廃墟。ルーサーはリックとメスカルを酌み交わした後、彼を始末しようとしていた。そこに、彼らの居場所を捜し当てたマックが到着。トーレスとリサを殺したのはルーサーだとリックに告げる。そして、最後のターゲットは自分だと悟ったリックは、マックの腕を撃って逃走。ルーサーがそれを追いかける。もちろんマックも応援を要請した上で、腕の傷の痛みをこらえながら2人を追跡する。
やがて、ルーサーはマックの前に姿を見せないまま、仲間を殺した動機を語る。「自分が投獄された後、トーレスとリサ、リックによって変えられてしまったエル・プーニョを潰してしまいたかった」と。地域の安全を守るために作られたはずの組織が、金のためにドラッグや銃や金、権力によって単なる暴力的な犯罪集団と化したことが、ルーサーには耐えられなかったのだ。

 

そして冒頭の場面。ルーサーはマックに向けて発砲。マックもまたルーサーに向けて発砲するが、実はルーサーが狙っていたのはマックの後ろにいたリックだった。こうしてリックはルーサーの弾に撃たれて死亡。マックの弾を受けたルーサーは、「内部抗争じゃない。私はただ正したかったんだ…」とつぶやいて息絶える。自分で始めたことは自分で終わらせる、自分自身の始末も含めて…。信念を貫いて死んでいくルーサーを、マックは黙って見つめるのだった。


【豆知識】
メスカル

リュウゼツランを主原料とするメキシコ特産の蒸留酒のこと。販売促進を狙って瓶の中にサソリやイモムシなどを入れているものもある。

 

スネークヘッド
スズキ目・タイワンドジョウ科に分類される魚の一種。別名ライギョ。

 

【決めゼリフ】
「ボスとして朝を迎え、シシカバブになった」by フラック

ホテルのひさしの飾りの棒に突き刺さったトーレスの死体を見たフラックの一言。それにしても、シシカバブって…。日常的に死体に接している者でなければ、こういう表現はできないだろう。

 

【ゲスト出演者】
ルーサー役は、「特捜刑事マイアミ・バイス」のマーティン・キャステロ警部役や「宇宙空母ギャラクティカ」のウィリアム・アダマ艦長役で知られ、映画『落ちこぼれの天使たち』ではアカデミー主演男優賞候補にもなったエドワード・ジェームズ・オルモス。
ヘイゼル役は、ルーサー役のエドワード・ジェームズ・オルモスの妻のライマリ・ナダル。
リック役は「CSI:マイアミ」で悪名高きクルーズ兄弟の兄ラモンを演じたヤンシー・アリアス。

 

【鑑賞MEMO】
エドワード・ジェームズ・オルモスの存在感が際立つ!

今回のエピソードの見どころは、何と言ってもゲスト出演したエドワード・ジェームズ・オルモスの醸し出す存在感! 「特捜刑事マイアミ・バイス」のマーティン・キャステロ警部役でゴールデングローブ賞とエミー賞を受賞しているエドワードは、映画『落ちこぼれの天使たち』でアカデミー主演男優賞候補に。その後、「宇宙空母ギャラクティカ」のウィリアム・アダマ艦長役で再ブレイクし、最近では「デクスター ~警察官は殺人鬼」のシーズン6にも重要な役どころで複数話出演している個性派俳優だ。
そして、そんな彼が今回演じたのは、プエルトリコ系ギャングの創始者ルーサー。マックによって刑務所送りになりながらも、マックの公正さについてはきちんと評価するという、ギャングでありながらも知性のある人物。義理人情を重んじる彼は、「住民を守る」という信念のもと、腐敗した組織を自分もろとも始末した。別の方法があったのでは…とも思うが、その潔さは見事。できることなら、生きて再登場を果たし、またマックとの絡みを見せてほしかったが…。
なお、ヘイゼル役はエドワード・ジェームズ・オルモスの現在の妻のライマリ・ナダル(ちなみに、前妻は「リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線」でジェーンの母アンジェラを演じているロレイン・ブラッコ)。夫婦揃ってゲスト出演というのはなかなか珍しいケースかも。
「CSI:マイアミ」で悪名高きクルーズ兄弟の兄ラモンを演じたヤンシー・アリアスが、ニューヨークでも知性に乏しい兄弟のかたわれを演じるという偶然も面白かった。

2012.1.28|CSI:ニューヨーク7、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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