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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 12月17日(土) #11「落ちるときはIBW」

M9_11通りのベンチで撃たれた男性、その脇の道路の車中で撃たれた女性の死体が見つかる。女性の車は消火栓に衝突したため、あたり一帯は水が噴き出していてずぶ濡れ。駆けつけたホレイショ、ウルフ、ウォルターは、水の噴出を止めたり死体にシートをかぶせたり、自身も全身に水をかぶりながら必死で証拠の保全にあたるが、凶器らしき銃は排水溝に流されてしまう。

免許証から、男性の身元はマーヴィン・ヒル、女性の身元はレベッカ・ウエストと判明。結局、証拠のほとんどが水で流されてしまったものの、ホレイショが排水溝から凶器らしき銃を回収することに成功。シリアル・ナンバーは削り取られていたが、カリーの調べにより、確かに凶器であることが確認される。

 

マーヴィンの着衣のポケットからはTバックの女性用下着が見つかる。彼がレベッカと浮気をしていた可能性もあると見て、デルコとトリップはマーヴィンの妻リンダに話を聞くが、リンダいわく夫が浮気するとは考えられないとのこと。レベッカの息子のニックにも、母親に交際相手がいるという心当たりはない様子だが…。

 

マーヴィンの検視を行うローマンは、頭部を鍋で煮て組織と骨を分離。むき出しになった頭蓋骨の弾道を詳しく調べ、マーヴィンを襲った弾は、射入口から入って後頭骨の内板に沿って進んで跳ね返り、再び射入口付近の骨を突き破って外に出て、さらにはレベッカの首に命中したという、信じがたい事実を明らかにする。レベッカに被弾した弾が低速弾で、彼女が即死ではなく失血死だったのは、こういった理由からだったのだ。そして、この事実から、狙われたのはマーヴィンであり、レベッカは運悪く現場に居合わせただけだったことも分かってくる。
では、マーヴィンを撃ったのは誰なのか? マーヴィンが狙われたのだと聞かされたリンダは、今度は夫の浮気を否定せず、ネットで浮気をしていたかもしれないと言い出す。そこで、マーヴィンのパソコンを調べると、ハードディスクの隠しパーティションの中に、ショーンという名の19歳の海兵隊員のデータが。実は、そのショーンは実在する人物ではなく、SNS(ソーシャルネットワークシステム)で若い女の子の気を引くためにマーヴィンが作り上げたでっち上げのキャラクターだった。どうやら、マーヴィンはショーンになりすまして、アシュリーという女の子とネット恋愛していたらしい。そして、アシュリーの写真を検索して調べた結果、彼女の身元は、ベイフロント・ハイ・スクールの生徒、アシュリー・チャンドラーであると確認される。

 

ホレイショとデルコはチャンドラー家へ。アシュリーは「チャットなどしたことがない」と関与を否定し、彼女を厳しくしつけてきた父親のラリーと母親のダイアナも、娘が疑われていることに憤慨する。ところが、デルコが念のためラリーの発射残渣テストをしてみたところ、結果は陽性。「今朝アルマジロを追い払うのに銃を撃った」とラリーは説明するが、どういうわけか彼の銃コレクションのうちの1丁がなくなっていることが明らかになる。もしや、娘が男とSNSでチャットしていると知ったラリーが、怒りに任せて相手の男、つまりマーヴィンを殺したのだろうか?

 

その後、予想に反してラリーにはアリバイがあることが判明。新たな手がかりを求めて、ウォルターがチャンドラー家のパソコンを調べると、過去のチャットの記録が。やはりアシュリーはショーンことマーヴィンとチャットをしており、ジャスティンという別の少年ともやり取りしていたことが確認される。文面を見る限り、ジャスティンはショーンに嫉妬している様子。彼が事件に関わっている可能性が否定できないことから、ウォルターはアシュリーになりすましてチャットでジャスティンを呼び出す。
ホレイショとデルコは、ジャスティンとの待ち合わせ場所に指定した駐車場へ。目印である青いチェックのシャツを着た若者を捕らえるが、彼はジャスティンに雇われた別人だった。しかし、彼の証言から、ジャスティンが乗っていたレンタカーの特徴が判明。程なくして、とあるレンタカー会社に車を返しにやって来たジャスティンは逮捕される。

 

ナタリアは、ジャスティンから漂う妙な臭いに着目。それが、現場で壊れた消火栓から吹き出した下水処理水を浴びた被害者およびウルフたちと同じ臭いであったことから、ジャスティンの着衣、ウルフたちの着衣それぞれに染みこんだ水に混ざっている珪藻類を比較してみることに。それが見事に一致し、ジャスティンとウルフたちは、今朝同じ下水処理水を浴びていた、要するに、ジャスティンがあの現場にいたことが証明される。
証拠を突きつけられたジャスティンは、愛するアシュリーのためにマーヴィンを殺したことをあっさりと自供し、「2週間前にマーヴィンと実際に会ったアシュリーは、以来、彼からしつこくつきまとわれていた。彼女を守るためにやった」とその動機を語る。ジャスティンによると、凶器の銃は、自分がいない間にアシュリーがモーテルの部屋に置いていったものだというが…。
やがて、モーテルの監視ビデオをチェックした結果、銃を届けたのはアシュリーではなく母親のダイアナだったことが分かる。実はダイアナ、アシュリーになりすましてネット恋愛をしていたのだ。2週間前、アシュリーになりすましていたダイアナは、ショーンになりすましていたマーヴィンと直接会った。ダイアナの姿を見たマーヴィンは、自分も若い海兵隊員になりすましていたことを棚に上げて激怒。それ以来、だまされた恨みから彼女を脅し続けていたというのだ。そして、そこに現れたのがジャスティン。元の生活に戻りたかったダイアナは、なりすましのアシュリーに夢中になった彼を利用して、マーヴィンを消そうとしたのだ。

 

事件の全貌が明らかになった後、ホレイショは署の拘束室にいるダイアナにジャスティンを引き合わせる。アシュリーの正体を知ったジャスティンは怒り狂い、ダイアナは彼の罵詈雑言に自分の過ちを思い知るが、すべてはネットの世界に夢中になって我を失った代償。2人は互いに、一生刑務所で過ごすこととなるのだった。


【豆知識】
ネットスラング

チャットやメールなど、インターネットで使われる俗語のこと。英語の場合、本編に登場した“RIHAD”(地獄で朽ち果てて死ね)や、“IBW”(待ってる)のように、略語系のものが多い。今回、番組内に登場したスラングは以下の通り。
FTF……Face to face
SYS……See you soon
RIHAD……Rot in hell and die
R u there?……Are you there?
IRL……In real life
RUUP4IT?……Are you up for it?
CUL8TR……See you later
IBW……I'll be waiting

 

【決めゼリフ】
「ウルフ、言いにくいけどあなた…ちょっと臭う」by カリー

演じるエミリー・プロクターが妊娠中のため、出番が限定されているカリー。この臭いこそが、事件を解く鍵となった。
それにしても、ウルフが臭ったということは、ホレイショも……。でも、エンディングでホレイショが着ていたシャツは、濡れたシャツと同じに見えた。ホレイショ、気に入ったものなら、同じものを複数所有するタイプか!?

 

【ゲスト出演者】
ダイアナ役は、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のロビン役で知られるカレン・ヤング。
ラリー役は、「CSI:マイアミ」のシーズン1にエディ刑事役で2度の出演経験があるマイケル・マグレイディ。
リンダ役は、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のシャノン・ギブス役や「MAD MEN マッドメン」のヘレン・ビショップ役などで知られるダービー・スタンチフィールド。
イアン役は「ブルマン大学 ~俺たち、もっこりフットボーラー~」のアレックス役のダリン・ブルックス。
マーヴィン役は、兄弟全員が俳優(「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のパトリシア・アークエット、コートニー・コックスの元夫のデヴィッド・アークエットら)という芸能一家の長男リッチモンド・アークエット。

 

【鑑賞MEMO】
ホレイショ、ウルフ、ウォルターがずぶ濡れ!

オープニング、壊れた消火栓から下水処理水が吹き出す中、ずぶ濡れになりながら証拠保全に努めるホレイショ、ウルフ、ウォルターの3人。消火栓の元栓を閉めようとするホレイショは、よほど固かったのか、うなり声を上げる一幕も。いきなり、オープニングから魅せてくれた。

 

ストーリーの方は、ネット恋愛にハマッた主婦と若者が、現実感を持たないまま殺人を犯してしまったという、結末だけ見るとかなり情けない内容。巻き込まれたレベッカ、そして父親のみならず母親までも失うこととなった彼女の息子があまりにも気の毒だ。ジャスティンなんて、ネットに頼らなくてもアシュリーのような彼女ができてもおかしくないくらいイケメンだったのに、なぜ…。
エンディング、中年主婦のために殺人を犯してしまったと気付いて激怒したジャスティンはダイアナを罵倒。このシーンで、Roger & Zappの"Computer Love"が流れたが、この楽曲の使い方が絶妙だった。

 

捜査の過程では、レンタカーを返しにきたジャスティンを、カード会社の社員になりすましたトリップが電話口で引き留める演技がお見事! 鍋で生首を煮ながら興奮するローマンが、鍋から取り出した頭蓋骨をウォルターに見せるというシーンも楽しかった。シーズン3の#8「孤独な女」で、当時の検視官アレックスが生首を鍋でゆでているところをウルフに見せた、あのシーンが思い出される。

 

なお、今回は新顔のラボクルー、レイチェルが登場。彼女によると、トラヴァースには不特定多数のデート相手がいるとのこと。彼が、女の子とラブラブ旅行に出かけるようなキャラクターだったとは意外だ。そして、最近はカリーの分までがんばっているナタリア。アカデミーでは、授業で名前が取り上げられるくらい、ちょっとした有名人になっている様子。次回もナタリアの活躍に期待したい。

2011.12.17|CSI:マイアミ9、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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