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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 11月26日(土) #8「砂糖地獄」

M9_08_2キャバナー砂糖工場で火災が発生。従業員のエドゥアルドが焼け死ぬ。彼と1カ月後に結婚するはずだった同僚のニーナは、愛する人を亡くしたショックに打ちひしがれる。
CSIが現場を調べた結果、火事の原因は粉塵爆発だと分かる。砂糖に限らず、閉鎖された場所で大量の粉塵が舞い上がると爆発が起きる場合があるのだ。ホレイショは、工場のオーナーのキャバナーが爆発予防の規則を破っていた可能性を疑い、彼に事情を聞く。キャバナーは、「最新の換気装置で終日粉塵を排出している上に、一つのドアを24時間開放しているため爆発などあり得ない」と主張するが…。

その後、ナタリアとウルフの調査により、事故当時、換気口が閉まっていたことが判明し、日々の作業を統括していたキャバナーの娘クリスティに容疑の目が向けられる。けれどもクリスティは、「経費節減のため1日数回、爆発下限濃度の安全基準の範囲内で換気装置を止めていただけ」と弁明する。
一方、デルコとウォルターの調べにより、常時開放されているはずのドアが爆発時に閉まっていたことも明らかに。ホレイショはドアの見張り役だった従業員のマニーを尋問するが、「ニーナが倒れているのを見かけて、彼女を宿舎に送り20分ほど持ち場を離れていただけ」と彼は言う。
ホレイショは従業員宿舎にニーナを訪ね、マニーの話の真偽を確かめる。ニーナはマニーの言う通りだと供述するが、そこへ突然移民局の摘発が。ニーナの姉イザベルを捜しに来たのだ。アメリカで生まれたニーナとは違い、生後2カ月でアメリカに渡ったイザベルには市民権がないのだ。見つかったイザベルは強制送還されそうになるが、ホレイショは移民局の職員に掛け合い、48時間の猶予をもらう。
その後ニーナは、「今日、移民局の摘発があると同僚から聞き、それをイザベルに伝えようと宿舎に急ぐ途中で転んでしまった」とホレイショに説明。彼女の話から、摘発は毎月あること、その度にキャバナーが自ら移民局に差し出す者を選び、ほかを目こぼしさせていたことも分かってくる。要するに、常時開放のドアが閉まっていたのは、摘発の情報を得た従業員たちが慌てて宿舎に戻ろうとした騒ぎのせいであり、何者かが故意に閉めたわけではなかったのだ。
そんな中、エドゥアルドの死体には大量の砂糖が焼き付いていたこと、体中に粉砕骨折が見られたことが手がかりとなり、彼は焼け死ぬ際に砂糖に埋もれていた可能性が高いと分かる。工場に戻って砂糖のサイロの上にかかる通路を調べたデルコとウォルターは、そこで馬の毛を発見。毛の特徴から馬はパロミノ種と分かり、毛を運んだのは馬の乗り手である現場監督のルイスと判明する。デルコとウォルターは、ルイスの度を超えた“指導”により、エドゥアルドがサイロに落ちるに至ったのではないかと彼を追及するが、予想に反してルイスはエドゥアルドの仕事ぶりを評価していた。ルイスによると、エドゥアルドと話し終わって自分が下に降りた5分後に爆発が起きたというのだが…。
そんな矢先、エドゥアルドの荷物からニーナが医療記録を見つけ出し、ホレイショの元に持ってくる。それは、エドゥアルドが2年前にトラクター事故にあった時のもの。その際、輸血用の血液を提供したのがキャバナーと記されていた。しかも、エドゥアルドとキャバナーは非常に珍しい血液型。親から遺伝するものであることから、エドゥアルドはキャバナーと亡くなった女性従業員との間の不義の子だったと分かる。
ホレイショとトリップは、キャバナーが秘密を知られまいとエドゥアルドを殺したものとにらむが、事情を問われたキャバナーは、エドゥアルドを疎ましく思うどころか、遺産を半分遺すつもりでいたと話す。となると、遺産をエドゥアルドと二分することになると知ったクリスティが、エドゥアルドを殺害したと考えられないだろうか? キャバナーは、「クリスティにはエドゥアルドとの血縁関係について話していない」と言うが、実はクリスティはすべてを知っていた。父親が自分に仕事を任せてくれない原因を探るため、運営費を盗み見ようとハッカーの少年を雇って父親のパソコンをハッキングさせた際、遺言書の書き換えに気付いたのだ。この事実を受け、カリーはクリスティを問い詰めるが、彼女は弁解する代わりに弁護士を要求する。

 

その頃、デルコはサイロに焼き付いた奇妙な跡の写真を眺めながら、それが何の跡なのか頭をひねらせていた。ウルフは、ブーツの跡ではないかと指摘。現場に戻ってこの痕跡をあらためて調べ直した結果、ルイスが履いていた拍車付きのカウボーイブーツの跡と分かる。
ホレイショとデルコは、さっそく従業員宿舎へ。あの通路で何があったのかルイスに聞こうとする。けれども、ルイスは銃を取り出すと、ホレイショたちに発砲しながらサトウキビ畑を抜けて工場へと走り出す。そして、ホレイショたちが追いついた時には、工場内でキャバナーに銃を向けていた。「俺からすべてを奪った!」と訴えるルイス。実は、先月の摘発の際、キャバナーはエドゥアルドの身代わりとして、ルイスの息子を移民局に引き渡したのだ。ルイスはキャバナーへの恨みを吐き出すと、エドゥアルドのことを殺すつもりはなかったと強調。もみ合いの末にサイロに落ちそうになったエドゥアルドのことを引き上げようとしたが手遅れだったと釈明する。ホレイショとデルコは「それは分かってる」と言ってルイスに銃を下ろすよう必死で説得。ルイスはいったん銃を下ろすが、「息子を殺したな!」というキャバナーの怒りの言葉に反応してついに発砲。ホレイショもとっさにルイスに向けて発砲するも一歩遅く、ルイスの撃った弾はキャバナーに命中し、キャバナーは死んでしまう。

 

こうして最悪の結果に終わった今回の事件。婚約者を失った上に、唯一の家族であるイザベルとも引き裂かれようとしているニーナの境遇に心を痛めていたホレイショは、パソコンのハッキングの罪で裁かれることになるクリスティに取引を持ちかける。減刑してやる代わりに、工場で奨学金制度を設けよ、と。そして、イザベルとニーナが最初の奨学生に決まり、イザベルには学生ビザが与えられる。抱き合って喜ぶ姉妹の姿に、ホレイショは安堵するのだった。


【豆知識】
粉塵爆発

可燃性の粉塵が空気中に浮遊した状態で火花などの発火源が存在した場合に生じる爆発のこと。
2008年には、ジョージア州ポート・ウェントワースの砂糖精製工場で、砂糖の封入作業中に粉塵爆発が発生し、死者8名、負傷者62名が出た事例がある。

 

爆発下限濃度
粉塵爆発において、燃焼が伝播できる最低の粉塵の密度のこと。

 

【決めゼリフ】
「これはシュガーフリーだから検視できる」by ローマン

砂糖にまみれて焼けたため、全身がカラメルまみれのような状態になったエドゥアルドの死体。ウォルターは「クレームブリュレみたい」と言うし、ナタリアは「もうキャラメル食べられない」とげんなり。そんな中、もう砂糖が溶け落ちているから「シュガーフリー」だと表現するローマン。やっぱり彼の感性は独特。

 

【ゲスト出演者】
ニーナ役は、「ヤング・スーパーマン」のエリーズ役などで知られるリーラ・サヴァスタ。
キャバナー役は、「ギルモア・ガールズ」のミッチャム・ハンツバーガー役や「24 -TWENTY FOUR-」のジョナサン・ウォレス役などで知られるグレッグ・ヘンリー。

 

【鑑賞MEMO】
移民問題がテーマ

オープニング、工場の機械に巻き込まれそうになる女性従業員と、それを助ける男性従業員が登場。彼らはその直後に起きる粉塵爆発に巻き込まれるわけだが、彼ら2人は話の本筋とはまったく関係なし。本題は、粉塵爆発という珍しい事故の裏にある移民問題だった。
自分も不法移民として勾留されたことがあるデルコは、終始、ルイスに対して寄り添おうとする態度。けれども、残念ながらルイスはキャバナーを殺してしまう。「もう終わったんだ」と撃たれたルイスに寄り添うホレイショの表情にも、彼への同情が感じ取れたが、やはり殺人は行き過ぎ。強制送還されたルイスの息子も、こんな結末は望んでいなかったはずだ。

 

一方、婚約者を失い、唯一の家族である姉も強制送還されそうになるという不遇の女性、ニーナの存在は、当然ながらホレイショの心を動かす。そして、最終的にはニーナと姉が2人でアメリカに残れるよう取りはからうホレイショ。お約束の展開だ。今シーズン、過激さを増しているホレイショだけに、人情深い一面がより一層際立つ。

 

ちなみに、今回の工場のシーンの撮影は、LAにある織物工場で行われたとのこと。うまく砂糖工場らしく見せているなあと感心した。

2011.11.26|CSI:マイアミ9、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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