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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月24日(土) #23「ジキル博士の手術室」

Lv10_23何とかしてジキルの犯行を止めたいという一心から、連続殺人犯ネイサン・ハスケルからジキルの正体を聞き出すことに決めたキャサリン率いるCSI。ブラスがその独断に不快感を示す中、イーリー刑務所からベガス署の留置場にハスケルが移送されてくる。ハスケルはラングストンと話がしたいと要求していたが、尋問はブラスも同席の上で行われることに。そして、ラングストンとブラスを前にしたハスケルは、自分が逮捕された際の証拠品の漆塗りの箱にジキルのヒントがあると告げる。実際に、サラたちが証拠品を調べてみると、その漆塗りの箱の中にスパゲッティで巻かれたボウタイ・パスタが! どうやら、ハスケルは本当にジキルを知っているようだ。

 

その後の尋問で、「11年前にとあるレストランでジキルに出会った」と語るハスケル。当時、ジキルはその店のシェフで、ボウタイ・パスタをスパゲッティで巻いた一皿をハスケルに振る舞ったとのこと。そのセンスを気に入ったハスケルはジキルを自分の席に呼び、賞賛の言葉を贈ったという。また、ハスケルによれば、レストランにはジキルの被害者3人も居合わせていたとのこと。しかしハスケルは、ジキルの本名やレストランの名前については語らず、「ステーキを食べさせろ」と取引を持ちかける。

 

CSIは、ジキルの被害者であるビゲローの税務記録や給与明細の情報、同じくジキルの被害者であるヒギンズ、ハーソンのカード明細情報などを付き合わせて、ハスケルがジキルと出会ったレストランの割り出しにかかる。そして、ビゲローと組んで仕事をしていたフェルニックという人物からキャサリンが聞き出した情報も手がかりとなり、5年前に閉鎖された「ヴェネッティーズ」というレストランが捜査線上に浮上。ビゲローはその店でピアノを弾き、ヒギンズとハーソンもその店の得意客だったことが分かり、ハスケルがもたらした情報は意外にも事実だったことが明らかになる。
その後、ヴェネッティーズの従業員リストを国税庁経由で入手したラングストンは、それをハスケルに突きつけ、どの従業員がジキルなのか追及。しかしハスケルは、情報提供の代わりに今度はストリッパーを要求。CSIがそれをのむと、カルロ・パリーニという従業員がジキルだと答える。けれども、それはハスケルの嘘だった。彼はまだゲームを続けるつもりなのだ。

 

そんな中、ラングストン宛てに小包が届く。差出人は10年以上前に亡くなったラングストンの父親ジェームズ・ラングストンとされており、中には、以前に奪われたラングストンのIDが。送り主の正体は、間違いなくジキルだ。箱の中には薄くスライスされたジャーキーのような肉片が数枚入っており、それぞれに、ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図、プロペラのような図、天使などが手描きされ、メール用語で「間もなく(In a while)」を意味する「NAYL」という文字や、身元不詳者番号とおぼしき数字なども書き加えられていた。
その後、身元不詳者番号は、ヒギンズが手術される数日前にあたる2009年12月9日に遺棄された身元不明遺体のものと判明。死因は刺殺だが腹部に腹腔鏡を挿入された痕があり、虫垂動脈が切られていたことが確認される。おそらく、ジキルはこの男性に盲腸の移植を試みて失敗したため、刺殺してごまかしたのだろう。そして、被害者の身元はユーリ・グリシェンコで、ヒギンズやハーソン同様、ヴェネッティーズの常連だったことが分かる。さらに、その頃ヴェネッティーズでは、グレッグが厨房の調理台から人血の痕跡を発見。後のDNA鑑定で、それがビゲローとグリシェンコのものであることが確認され、この厨房こそがジキルの手術室と分かる。

 

やがて、肉片に描かれた図柄などがヒントとなり、ジキルは「間もなく次の被害者の下大静脈にIVCフィルターを挿入する」というメッセージを伝えようとしていることが明らかになる。ウィトルウィウス的人体図に書き込まれた「×」の印は、血栓を捕捉するのに使われるIVCフィルターの挿入口で、メール用語の「NAYL」は大動脈の位置を探す手順の頭文字「NAVL」とかけた言葉遊び、プロペラのような図は、下大静脈に挿入した後にIVCフィルターの脚を傘のように開くための部品を表したものだったのだ。ジキルは、次の被害者の静脈を破裂させ、殺そうとしているらしい。

 

ホッジスの分析により、ラングストンに送られてきた肉片は人肉ではなく、イタリア産の高級な生ハム「プロシュット・ディ・パルマ」と判明。ヴェネッティーズの元従業員のうち、現在高級イタリアン・レストランに勤めているシェフを中心に該当者を絞り込み、その結果浮上した「トラットリア・ディマサ」というイタリアン・レストランに、ラングストンとニックが向かう。この店のオーナーのディマサは元ヴェネッティーズの支配人。シェフは、彼の息子のチャーリーだ。ディマサはラングストンたちを歓迎し、捜査に協力的な態度を見せるが、どこか体の具合が悪そうだ。そこに、キャサリンからニックに連絡が。ヒギンズに移植された腐った盲腸の持ち主と親子関係にある人物のDNAが、プロシュットから検出されたというのだ。ディマサに確認してみると、最近盲腸摘出の手術を受けたとのこと。ここでニックはピンとくる。息子のチャーリーがジキルだ!
ニックはすぐさまチャーリーの様子を見に同行警官を厨房に行かせるが、その直後に銃声が! 警官はチャーリーによって射殺され、ニックもまた彼の銃弾に倒れてしまう。そして、散弾銃を手に壁の影に隠れたチャーリーは、「医者になる夢を奪われて親父の友人達に奉仕させられた」と怒りをあらわにし、父親にIVCフィルターを挿入したことを激白。母親の死を機に医学部を辞めさせ、自分をレストラン稼業に引きずり込んだ父親と、彼の店を盛り上げていた友人たち(ビゲロー、ヒギンズ、ハーソン、グリシェンコ)への恨みをぶちまける。ラングストンは、父親を憎むチャーリーの気持ちへの理解を示そうと、「飲んだくれて誰かに殴られて帰ってきた父親を自宅のポーチに放置して死なせた」と衝撃的な告白をして説得を試みるが(後のニックとの会話で、本当は父親を助けていたことが判明)、チャーリーは銃を下ろそうとしない。その間、死んだふりをして倒れていたニックは、隙を見てそばに落ちていた銃をつかむ。それに気付いたラングストンは、うまくチャーリーを誘導。最終的には、ニックがチャーリーを射殺する。

 

その後、父親のディマサは緊急オペを受けて命を取り留め、幸いにも軽傷で済んだニックは、病院で手当を受ける。そして、ラングストンはハスケルに事件解決を報告するため留置場へ。警備警官を持ち場から外させた上で、彼と話をする。しかし、相手は狡猾なハスケル。事前に警官を挑発して怒らせ、メガネが壊れるような場面を演出していた彼は、密かに折れたフレームを隠し持っていたのだ。そんなことはつゆ知らず「元気で」と別れを告げて去って行こうとするラングストン。ハスケルは、そんなラングストンの首をつかむと、持っていたフレームで何度も彼の体を突き刺す。とっさのことで反抗する隙を与えられなかったラングストンは、床に倒れ込んでしまい…。果たして、ラングストンはそのまま息絶えてしまうのだろうか!?


【豆知識】
連続殺人犯のあだ名

ナイト・ストーカーは、ロサンゼルス郊外を拠点に1984年から1985年にかけて13人を殺害したリチャード・ラミレスのこと。
ヒルサイド・ストラングラーは、70年代に15人の女性を強姦・殺害した従兄弟同士の殺人鬼ケネス・ビアンキ&アンジェロ・ブオーノのこと。彼らの事件は『ヒルサイド・ストラングラー 丘の上の絞殺魔』として映画化もされている。
アイスマンは、マフィアお抱えの殺し屋として100人以上を殺害したとされるリチャード・ククリンスキのこと。彼の話も、『The Iceman(原題)』として映画化が決まっている。

 

ウィトルウィウス的人体図
古代ローマ時代の建築家ウィトルウィウスの理論をもとにレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた、世界的に有名な挿絵。

 

プロシュット・ディ・パルマ
イタリアのパルマ近郊で作られているプロシュットで、生ハムの一種。中国の金華ハム、スペインのハモン・セラーノと並んで、世界三大ハムとされている高級種。

 

【決めゼリフ】
「これだけは言っとく。お父さんが亡くなっても君は生涯息子だ。父親が亡霊になるだけで、君のその苦しみも怒りも消えはしない」by ラングストン

ジキルを説得しようとするラングストンの一言。実体験に基づいた発言のように聞こえる。

 

【ゲスト出演者】
チャーリー役は、「ビッグ・ラブ」のアルビー役のマット・ロス。

 

【鑑賞MEMO】
ラングストンの安否は!?

今シーズン、ラングストンをはじめとするCSIを翻弄してきた連続殺人犯ジキル。ミステリアスな存在として描かれていたが、ふたを開けてみれば、その正体は父親に恨みを持った息子。チャーリーが、連続殺人鬼とはほど遠いタイプだったことに驚いた。復讐に至った心境をわめき散らす彼の姿は、これまでジキルが見せてきた緻密で繊細な殺人の実態とはそぐわないように思えて…。ただし、彼の存在により、ラングストンが抱える父親がらみの問題(父親自身の暴力性、それを受け継いでいるかもしれないラングストン自身の心の問題)や、粘り強く執念深いラングストンの人柄が浮き彫りとなったのは確か。ジキルは、ラングストンというキャラクターを掘り下げるのに必要なアイテムだったのかもしれない。

 

事件解決とともにジキルの神秘性が失われた一方で、いかにも連続殺人鬼らしい不気味さを醸し出したのがハスケル。ジキルが陰にかすむほどの存在感だった。しかも、留置所に拘束されたあの環境下で、いとも簡単にラングストンに危害を加えることに成功してしまうのだからスゴイ。さて、そんなハスケルに刺されてしまったラングストン。番組の顔であるだけに死ぬことはないと思うが…。この展開からすると、次シーズンでもハスケルがCSIのメンバーを振り回すと見て、まず間違いなさそうだ。

 

また、キャサリンとヴァルタンが付き合い始めたことが発覚。お似合いの2人だと思うので応援したいが、さて次シーズンは!?

2011.9.24|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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