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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月13日(土) #17「ジキルの陰」

Lv10_17深夜の住宅街。トム・レイマンとリサ・レイマンの夫妻とその飼い犬が、何者かに射殺される。幼い娘グレイシーの姿は見えず、キャサリンは彼女の捜索指令を出すことにするが、程なくして自室のベンチチェストの中に隠れているのが発見される。夫妻の財布やバッグは手つかずの状態。窃盗目的の犯行ではないようだ。
やがて、レイマン家の窓枠に付着していた指紋から、庭師の男が容疑者に浮上。彼はレイマン家に侵入したことを認めるが、子どものためにゲーム機を盗んだだけで、殺人とは無関係と分かる。

その後、レイマン夫人の着衣などに付着していた金属粉が手がかりとなり、隣人の元機械製作工ジャック・ハーソンが捜査線上に浮かび上がる。ラングストンとサラは彼の自宅に踏み込むが、すでにハーソンは逃走した模様。作業場には脳手術に使う定位固定装置を製作した痕跡があり、手術を行うために使われたのか、作業台からは血液反応が出る。ラングストンは、ハーソンがジキルではないかと疑うが…。
やがて、ハーソンの車が160号線のパーランプの手前で乗り捨てられていたことが判明。パソコンに残されていた写真がヒントとなり、ハーソンがパーランプにすむ叔母の家にいる可能性が濃厚となる。ブラスはSWATとともに現地に急行。中にハーソンがいることを確認し、ドアのすき間からカメラを挿入して様子をうかがうが、どうもハーソンの言動がおかしい。結局、ハーソンは叔母をも射殺。そして、突入したブラスとSWATの目の前で発作のように苦しみ出し、あっという間に死んでしまう。

 
その頃、ラングストンとともにハーソンの家を調べていたニックは、ラジエーター暖房機のキャップがなくなっていることに気付く。そして、パイプの中に「GITA 11.32」と書かれた紙切れが丸め込まれているのを発見。それが、ヒンドゥー教の聖典「バガヴァッド・ギーター」の第11章32節、つまり原爆の父オッペンハイマーが自分自身になぞらえた「我は死に神なり、世界の破壊者なり」という一節であることに気付いたラングストンは、ハーソンはジキルではなく、彼もまたジキルの被害者であることを知る。
検視では、ハーソンの脳の中から放射性シードが摘出される。ラジエーターには「放射体」の意味もある。ラジエーター暖房機のキャップがなくなっていたのは、やはりジキルからのメッセージだったのだ。おそらくジキルは、ハーソンに製作費用を前払いして定位固定装置を作らせ、それをハーソン本人に使用したのだろう。そして、放射線により脳に損傷を受けたハーソンは、感情の制御ができなくなって隣家の犬と夫妻を射殺するという衝動的な行動に出たに違いない。CSIは、ハーソン自身も手術されたことに気付いていなかった可能性は高く、娘のグレイシーに手を出さなかったのは、彼に人間性が残っていたからだと推測する。

 

そんな中、ホッジスの調べにより、放射性シードの正体は癌治療の高線量率組織内照射に使われるイリジウムと判明。その製造会社と発注者の情報から、聖セバスチャン病院のバーク医師に疑いがかかる。ラングストンとブラスはさっそく病院へ。バーク医師は、確かにシードが10個足りないことを確認すると、それをラングストンたちに報告。さらに、ラングストンが「死の天使」について書いた本に触れ、「君はたった1人の悪徳外科医を例に医者全員を冒涜した」と怒りを露わに。それを受けて、ラングストンはついバークに暴力を振るってしまう。暴行罪で告訴されかねない状況に立たされるラングストンだったが、ブラスがバークと話をつけたおかげでどうにか起訴を免れる。
一方、病院の警備室でイリジウム・シードの手がかりを探すニック。警備主任の話から、イリジウム・シードは放射性医薬品保管室にあり、入室の際にはキーパッド・ロックに個人のコードを入力して解錠する仕組みなっていることを知る。そして、シードが消えたと思われる時間帯に入室した職員の映像をチェック。女医のコードを使って入室する怪しい男性医師の後ろ姿を見つける。おそらく、これがジキルだ。ニックは、同じコードがほんの4分前に5階の外科用品保管室で使われていたことを確認。それをラングストンに伝え、自分も5階へと急ぐ。
ラングストンとニックは必死でジキルの捜索にあたるが、白衣姿で手術用マスクをして変装している彼を病院内で捜すのは難しい。二手に分かれて捜索を続けるうち、ついにラングストンが階下の一角にジキルを追い詰める。しかし、ジキルは応戦してラングストンを殴打。気絶した彼からIDを奪って逃走するのだった…。


 
【豆知識】
マンソン・ファミリー

アメリカのカルト指導者で、女優のシャロン・テートらを殺害した殺人犯チャールズ・マンソンが率いた集団。
レイマン家の捜索にあたっていたサラは、ロスの街を徘徊し、住人が寝ている間に不法侵入して家の中をうろついたという彼らについて言及した。

 

ロバート・オッペンハイマー
ユダヤ系アメリカ人の物理学者。原子爆弾開発プロジェクトの指導者的役割を果たしたことから「原爆の父」として知られている人物。
インドの宗教書で、ヒンドゥー教の聖典の一つである「バガヴァッド・ギーター」の「我は死神なり、世界の破壊者なり」という一節(11章32節)に自分自身をなぞらえ、核兵器開発を主導したことへの後悔を表したことでも知られている。
ジキルは、「GITA 11.32」と書かれた紙をパイプの中に残し、メッセージとした。

 

イリジウム192
イリジウムは原子番号77の元素。イリジウム192は、高線量率組織内照射のほか、被検査物を破壊することなく内部の欠陥や傷を検査する「非破壊検査」に用いられることで知られる。半減期は約74日。
今回、ジキルはこのイリジウム192のシードを、ハーソンの脳に埋め込んだ。
ちなみに、日本では1971年、千葉県の造船所に置き忘れられた非破壊検査用のイリジウム192を、造船所の作業員が興味本位で持ち帰ったことにより被曝するという事故が起きている。さらに、2008年には千葉県市原市の非破壊検査業者からイリジウム192を盗んだ罪で、下請会社の従業員が逮捕されるという事件も起きている。

 

【決めゼリフ】
「過去から引きずっていることでイラついてるなら、何か大昔のことは忘れた方がいい。君のためにならない。それだけだ」by ブラス

バーン医師に暴力を振るったラングストンに対する一言。さすがはブラス。いいことを言う。

 

【ゲスト出演者】
バーン医師役は、「ブラザーズ&シスターズ」のジョー・ウェドン役などで知られるジョン・パイパー=ファーガソン。
警備主任役は「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」のジュリアン・ロウ役のマイケル・ジェイス。
ハーソンの叔母役は、「チャームド~魔女3姉妹~」でハリウェル姉妹の祖母のペネロペ・ハリウェルを演じていたジェニファー・ローズ。
殺されたトム・レイマン役は、「ビバリーヒルズ青春白書」のバレリー役でおなじみのティファニー・ティーセンの夫のブレイディ・スミス。

 

【鑑賞MEMO】
またもジキルが!

ついに、ジキルによる3人目の被害者が出た。脳手術により頭に放射性シードを埋め込まれたハーソンは、感情をコントロールできなくなり、ほえる犬と、その飼い主の夫婦を射殺。自分の叔母をも殺し、自分自身も間もなく死ぬという悲惨な結末に追い込まれた。とにかくこのジキル、単なる殺しではなく、独創的な手術を施すところが興味深い。魅惑的と言ったら語弊がありそうだが、ラングストンもロビンスも、ジキルの手口にある意味感心しているのは確かだ。
そして、ラングストンはジキルらしき怪しい人物の追跡劇を繰り広げるも、殴られた末にIDを盗まれるという事態に。はたして、ラングストンのIDは別の機会に悪用されてしまうのか? さらなる被害者が出る前に、CSIはジキルを逮捕することができるのか? 今後の捜査の進展が気になる。

 

また今回は、ラングストンの暴力性がまたチラリと顔を出した。そんなラングストンの心の闇に気付いてか、ブラスが彼に見事な助言を与えていたが(決めゼリフでも言及)、はたしてラングストンの心にはどのように響いたのか? 少なくとも、ラングストンの問題は“過去”にあるのではない。それは“DNA”にあるとラングストンは感じていて、現在進行形だ。

 

一方、放射性シードを取り扱うにあたり、防護エプロンを3着も身に付けていたホッジス。子ども嫌いでも精子は大事なんだとか。次週は、そんなホッジスが大活躍する、ラボクルーに焦点を当てたエピソード。どうぞお楽しみに!

2011.8.13|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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