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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月30日(土) #15「僕たちの失敗」

Lv10_15早朝、警察に匿名の通報があり、空き地で少年の死体が発見される。頭蓋陥没骨折が死因のようだが、周囲に血だまりはなし。どうやら、ほかの場所で殺されて遺棄されたようだ。
やがて、所持品から少年の身元はウィル・サター、14歳と判明。ニックとサラは、ウィルの親友のメイスンとスティーヴにそれぞれ事情を聞くが、2人とも最近はそれほどウィルと親しくしていなかったと語るだけで、手がかりは得られない。

また、ウィルのパソコンのデータから、彼が40歳の図書館員クレイグ・リフォードとメールのやり取りをしていたことが判明。クレイグは、「ネバダ州の鉱山史をテーマに情報を交換するうち、一緒に鉱山跡を見に行こうという話になったが、結局実現していないし、彼の苗字すら知らない」と説明し、事件への関与を否定する。
そんな中、大きな謎がCSIの前に立ちはだかる。ウェンディがウィルの爪に付着していた乾いた血液のDNAを調べたところ、妻サマンサを殺害した罪で2年半前から服役している、殺人犯のサイモン・ローズのものと一致したのだ。この情報を受けて、ローズの弁護士ステッカーは、「ローズは無実であり釈放されるべき」と主張。けれども、当時事件を担当したサラは、ステッカーたちが何らかの方法でローズの血液をウィルの爪に仕込んで、強引にローズの無罪を勝ち取ろうとしているのではないかと推測する。

 

サラは、永久保存されているローズの事件の証拠品を調べるため中央保管庫へ。保管係のジョージにローズ事件の証拠品を求め、ローズの血液がベッタリと付着した被害者サマンサの着衣などをチェック。それが最後に持ち出されたのは2006年で、通常の手続きに則って封印し保管されていたことを確認する。
しかし帰り際、駐車場に止められていたジョージの旧型のキャデラックが、サラの目に留まる。ウィルの遺体から採取された繊維が、70年代のキャデラックの敷物やトランクの内張に使われていたものと分かっていたからだ。サラはキャデラックのトランクを調べ、ウィルが食べていたキャンディーバーの包み紙を発見。こうして、ジョージの事件への関与が決定的となる。
署に連行されたジョージは、ブラスに夕べの一部始終を告白する。「ローズ事件の証拠箱を漁っていたウィルの姿を発見し、驚いて大声を出すと、慌てたウィルが脚立から転落。死亡してしまった」と。すぐに通報しなかったのは、部外者が侵入したことが公になれば、保管庫内のすべての証拠の能力が失われることになると考えたため。彼は自分の城である保管庫を守ろうと、ローズ事件の証拠品を新しい箱に詰め替えて封印し、ウィルの遺体を空き地に遺棄。早く発見してもらえるよう匿名で通報したのだ。
こうして、ウィルが死んだ理由、空き地に遺棄された理由は分かった。では、ウィルはどうやって保管庫に潜り込んだのだろうか?

 

保管庫の棚にはローズ事件の証拠番号を記したメモが残されていた。ウィルが何者かの指示で、明確な目的を持って保管庫に侵入したのは間違いない。保管庫の防犯カメラの映像を調べるうち、ウィルは公園の外灯下から保管庫に運び込まれた血染めのソファの中に潜り込んで「トロイの木馬」ならぬ「トロイのソファ」方式で侵入を果たしていたことが判明。ソファの血液は魚のもので、警察の注意を引きつけるための工作だったことも明らかになる。さらに、ウィルの親友のメイスンの父親のウォード巡査のパソコンでローズの事件の検索が行われていたことが確認され、魚の血の付いたソファは彼の自宅ガレージに置かれていたものらしいと判明。署に遊びに来ていたウォード巡査の息子メイスンが関与している可能性が浮上し、ブラスは巡査はとともに彼の自宅へ向かう。そして、自室で何者かに殴打されて倒れているメイスンの姿を発見。すぐに救急車を要請する。メイスンの部屋には、凶器のバットやローズの弁護士ステッカーの名刺が残されていた。やはり、ステッカーが事件に関わっているのだろうか?
ブラスに呼び出されたステッカーは、事務所の駐車場で待ち伏せしていたメイスンと会ったことを認め、彼から「死んだウィルが証拠保管庫に忍び込んだことも、その方法も全部知っている。警察に知らされたくなかったら5000ドル寄こせ」と脅されたと語る。どうやらメイスンは、ローズの上訴請求をしていたステッカーが、ウィルの爪から見つかったローズの血液を彼の無実を証明する新証拠と捉えているものと理解し、ウィルの一件を強請のネタに使おうとしたようだ。ステッカーは、そんなメイスンの度胸を気に入り、タクシー代として100ドル札2枚と自分の名刺を渡して彼を追い返したというが…。

 

その後、メイスンの部屋で見つかった凶器のバットの指紋が、ウィルが亡くなる前夜の空き家の火災現場から押収された遺留品のものと一致。それが手がかりとなり、ウィルの親友スティーヴが捜査線上に浮上する。さっそくスティーヴの捜索に向かったラングストンとサラは、スティーヴの家の前から例の空き家がまた炎上しているのを目視。現地に急行し、中にいたスティーヴを保護する。
その後、スティーヴは真相を供述する。メイスンが上級生から買った麻薬と父親からくすねた酒を、彼と一緒に空き家で楽しんだこと。そのうち、メイスンの火遊びが災いして火災が発生。慌てて逃げた後、鎮火された空き家へ戻り、CSIが遺留品を運び出しているのを目撃したこと。そして、遺留品から身元が割れることを恐れ、何かと頼りになるウィルに泣きついて、証拠品を回収する方法はないか相談。翌日、ウィルが立てた計画に従ってメイスンが警察署内の父親のオフィスを訪ね、パソコンを使って空き家の火災の証拠番号を入手したこと。けれどもここにミスがあった。空き家の住所であるローズ・ストリートを検索しようとしたメイスンは、誤ってローズの事件について検索し、その証拠番号を控えてしまったのだ。
そして、メイスンとスティーヴのせいで、保管庫に証拠品を盗みに入ったウィルは転落死した。この事実はスティーヴにとっては耐えがたいものだったが、メイスンは彼の死を悼むどころか、それを金儲けに利用してステッカーから200ドルをもぎ取った。スティーヴはそんなメイスンのことが許せず、彼を殺害しようとバットで殴打。汚らわしい200ドルを自分もろとも焼いてしまおうと、空き家へ入って放火したのだ。「死ぬべきは自分とメイスンだ」と、スティーヴは自分を責めるのだった…。


【豆知識】
レイカーズとグローブトロッターズ

ロサンゼルス・レイカーズとハーレム・グローブトロッターズのこと。どちらもバスケのチームだが、レイカーズがNBAのチームであるのに対し、グローブトロッターズの方はエキシビションチームでエンターテインメント性が売り。
弁護士のステッカーは、自分の事務所のことをトリックに頼るグローブトロッターズというよりレイカーズなのだと表した。

 

ピースパイプ
北米先住民の長パイプで聖なるパイプ。平和・和睦の印に回しのみする習慣・儀式がある。
火災現場に残されていたピースパイプに付いた指紋が、スティーヴを捜査線上に浮かび上がらせた。

 

【決めゼリフ】
「冒険に出る少年の勇気を打ち砕くような今の世の中は、あるべき姿じゃない」by ホッジス

親が9歳の子どもを家からどのくらいの距離まで1人で行かせるか、自分が子どもだった頃と今を比較すると1/10になっているという事実を嘆くホッジスの一言。たまにはまともなことを言うホッジス。キャサリンも、この彼の言葉には異論がなかったよう。

 

【ゲスト出演者】
スティーヴ役は「HEROES/ヒーローズ」のマイカ役でお馴染みのノア・グレイ=ケイビー。
メイスン役は「i カーリー」のフレディ・ベンソン役のネイサン・クレス。
クレイグ役は、「オーシャンズ」シリーズでリビングストン・デルを演じているエディ・ジェイミソン。
サイモン・ローズ役は、「クリミナル・マインド5」#18に犯人のビンセント・ベル役としてゲスト出演していたジェーソン・ブルックス。
ステッカー役は「Huff ~ドクターは中年症候群」のケリー役や「スピン・シティ」のクローディア役で知られるフェイス・プリンス。

 

【鑑賞MEMO】
罪のない少年が犠牲に…。やり切れない結末

頭が良く勇敢だったウィル。メイスンとスティーヴは、そんなウィルのことを「いまだに子どもっぽい遊びが好き」という理由でつまはじきにしていたというのに、彼らに泣きつかれたウィルは、証拠保管庫に潜り込むという大胆な計画を決行。結局、事故で命を落としてしまった。いったんはキャサリンから容疑者扱いされたウィルの母親も気の毒だったが、何と言っても大きな犠牲を払ったのはウィル本人。彼が自分の母親を「世界一のママ」と称えるホームビデオの存在が、事件の悲惨さを見事に浮き彫りにした。
ウィルの死を金儲けに利用しようとしたメイスンに対し、良心の呵責から自分もメイスンも死ぬべきだと考えたスティーヴの思いに唯一救いが見られたものの、母親と幸せな生活を送ってきた無実の少年に訪れた突然の死は、あまりにも無念で…。何ともやり切れない事件だった。

 

そんな中、気になったのが刑務所でラングストンに話しかけてきた囚人による「ハスケルがよろしくって」という言葉。シーズン9の#9「最後の授業[前編]」、#10「最後の授業[後編]」に登場した連続殺人犯ネイサン・ハスケルが、またラングストンを翻弄しようとしているのか? これは今後の展開の伏線と見て間違いないだろう。

 

なお、今回はサラの若気の至りネタも登場。聡明な彼女も、テキーラで失敗していたなんて。

2011.7.30|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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