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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月23日(土) #14「散り際の美学」

Lv10_14人気カントリーグループ、ラスカル・フラッツのラスベガス公演でベーシストのジェイ・ディマーカスが感電、病院へ搬送され、古参のベース管理者トラヴィス・マーレイがステージで代役を務める。ジェイは命に別条はなかったが、腕に現れたリヒテンベルク図形から、高電圧の電流が流れていたことが判明。事故ではなく、誰かが意図的に感電を仕組んだ可能性が高いと分かる。

ヴォーカルのゲーリー・ラボックスとギターのジョー・ドン・ルーニーは、前日ジェイとケンカをしていたことから、捜査担当のキャサリンとニックは彼らの関与を疑うが、2人はそろって内輪もめだと主張。また、トラヴィスから預かったジェイのベースギターは、ジェイが感電した際に弾いていたものではないことが判明。やがて、ゴミ置き場に捨てられていたジェイのギターをグルーピーのマルタが持ち帰っていたことが分かる。
その後の調べで、マルタが拾ったジェイのギターに細工の跡はなく、感電の原因はほかの機材にあることが判明。アンプのソケットからアース端子を外し、コンセントボックス内に細工して220ボルトの電流が流れるようにしてあったことが分かり、指紋から犯人はトラヴィスと特定される。トラヴィスは、引退する前にどうしてもステージで一曲弾きたいがために、ジェイを軽く感電させようと仕組んだのだ。
その後、ジェイはステージに復帰。けれども、病院でラップに目覚めたのか、ヒット曲『アンストッパブル』にラップを取り入れて観客を戸惑わせるのだった。

 

一方、ミード湖では初老の男性の遺体が浮かんでいるのが発見され、ラングストンとサラが捜査にあたる。頭部には鈍器損傷があり、検視で末期の前立腺癌だったことが判明。しかし、いずれも死因ではなく、また溺死でもなかった。
男性の身元を割り出すべく、ラングストンは遺体の指紋を照会。すると、CIAの部長クレイグ・ハリデイからキャサリンに連絡をしてきて、被害者はCIAの元次官ヴァンス・コルトンだと告げる。そしてハリデイは、「国家安全に係わる事項」という理由から、湖畔にあるコルトンの家から家財道具一式を回収。ラングストンとサラは、桟橋に残された痕跡や湖畔を調べ、コルトンは穴をあけられたカヌーに乗せられて湖に流され、流れ着いた先でCIAがカヌーだけを回収した可能性が高いという結論を出す。そんな中、ラングストンたちの様子をうかがっている者が…。ドイツの領事館の職員だと名乗る2人。彼らの目的は!?
やがて、ホッジスのプリンターがハッキングされ、どこからかコルトンの回顧録が送られてくる。回顧録にはドイツの政治家と旧東ドイツの秘密警察の会話が。先のドイツ人は、コルトンが回顧録を起こす元となった盗聴テープを狙っているのかもしれない。ブラスとサラは、アーチーが割り出した回顧録の送信元のモーテルへと向かう。
モーテルの部屋には、コルトンとは折り合いが悪かった彼の息子、コルトンの射殺体があった。おそらく、ハッキングして回顧録を流したのは彼だったのだろう。ハッキング使われたはずのパソコンは消えており、ラリーがコルトンをカヌーのパドルで殴打する様子を写した写真が残されていた。ラリーは、これまでの確執からカッとなって父親を襲い、カヌーに乗せて湖に流したのだ。そして、その様子をコルトンを監視していたドイツ人がカメラに収め、モーテルの部屋に残していった。つまり、ラリーを殺したのはドイツ人ということになる。では、コルトンを殺したのは?
やがて、コルトンの毒物検査の結果が出て、コルトンはラリーに殴られる前にカプセル入りのサリンを飲んでいたらしいと分かる。ラリーは自分が父親を殺したと思い込んで、捜査の目をドイツ人に向けさせるべく、回顧録をCSIに送りつけたと考えられるが、実は、真の死因はサリンだったのだ。では、そのサリンをコルトンに与えたのは?
回顧録にはサリンなどスパイが用いる薬物が4種類載っていたことから、ドイツ側の関与を疑いたくなる状況ではあったが、ラングストンはさまざまな証拠を鑑み、ハリデイがコルトンの自殺に手を貸したのではないかと推測する。末期癌に冒されていたコルトンは死を望んだ。それも、ドイツ側をかく乱して、華々しく死ぬことを。ハリデイは、CIAの職務に身を捧げたコルトンの望みを叶えるべく彼を任務に復帰させ、テープを渡して回顧録を書かせた。そして、それがドイツ人の目に触れるようネットにアップした上で、調達したサリンをコルトンに渡した。要するに、コルトンの自殺を宿敵であるドイツ人による殺害だとみせかけるように仕組んだのだ。
バーでラングストンからこの推察を聞かされたハリデイは、彼の洞察力に感心してCIAへの引き抜きを示唆する。けれども、ラングストンは取り合わないのだった。


【豆知識】
リヒテンベルク図形

沿面放電によって得られる放射状の樹枝形の模様のこと。18世紀のドイツの物理学者、リヒテンベルクが発見した。
感電したジェイの腕にはこのリヒテンベルク図形が見て取れた。

 

OSHA
労働安全衛生局のこと。

トラヴィスは感電事故の発生を受け、OSHAに連絡。現場に駆けつけたCSIをOSHAの人間と勘違いした。

 

シュタージ
東ドイツの秘密警察・諜報機関である国家保安省の通称。
亡くなったコルトンは、CIAの作戦担当次官として、シュタージに関する作戦で活躍した。

 

フェンダー・ジャズベース
フェンダー社から発売されたエレクトリック・ベースの登録商標名とその呼称。ボディはソリッドボディ(中空構造を持たない構造)。

 

ヤードバーズ
1960年代に活動したイギリスのロックバンド。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの3大ギタリストを排出した。
ロビンスがニックに説明していたように、ヴォーカルのキース・レルフは自宅でギターを弾いている最中に感電死している。

 

【決めゼリフ】
「そいつを置くんだ。ベースギターから離れろ。君は傷一つない62年製フェンダージャズベースを殺すつもりか」by ロビンス

音楽にはうるさいロビンス。とりわけ人気の高いオリジナル塗装の62年製フェンダー・ジャズベースを解体しようとしていたニックに対して思わずこのセリフ。
ちなみにフェンダー社は、CSI:シリーズを放送するCBS社によって1965年に買収されたが、1985年、CBS社の楽器部門の撤退によりフェンダー社として再興している。

 

【ゲスト出演者】
人気カントリーグループのラスカル・フラッツが本人役でゲスト出演!
ラスカル・フラッツのグルーピーのマルタ役は、「私はラブ・リーガル」のステイシー・バレット役や「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」キャンディ役などで知られるエイプリル・ボウルビー。
トラヴィス役は、映画『マジェスティック』などで知られ、「CSI:科学捜査班」シーズン5の#2「凶暴な躾け」にはダービン家の父親ロジャー役でゲスト出演をはたしているブレント・ブリスコー。
ラスカル・フラッツのマネージャーのバディ役は「スピン・シティ」のスチュアート・ボンデク役のアラン・ラック。
ハリデイ役は、舞台や映画で活躍、「CIA:ザ・エージェンシー」のジャクソン・ヘイズリー役でもお馴染みのウィル・パットン。
ラリー役は、「ダーティ・セクシー・マネー」のジェレミー・ダーリング役「FRINGE/フリンジ」のリンカーン・リー役などを演じているセス・ガベル。

 

【曲情報】
♪"Unstoppable" Rascal Flatts

ツアーシーンでラスカル・フラッツが演奏した楽曲。
2009年に発売され、ビルボード・アルバムチャート1位も獲得している「Unstoppable」の収録曲。

 

【鑑賞MEMO】
ラスカル・フラッツがゲストとして登場!

今回のエピソードの目玉は、何と言ってもラスカル・フラッツの登場。日本では、映画『カーズ』の主題歌で有名になったものの、知名度が今ひとつの彼らだが、プラチナム・レコードを何度も獲得。全米ではそれはそれは大いに注目されている彼らの出演は、なかなか貴重。でもストーリーの方は…、ちょっとお粗末だったかも。トラヴィスがステージに立ちたいから小細工しただなんて、謎解きにひねりが足りない!? ジェイが感電の影響でメンバーの顔を忘れた上に、「カントリーは嫌い」と発言したり、復帰後のライブでラップを取り入れたアレンジで観客をドン引きさせたりといったネタは面白かったし、「私はラブ・リーガル」でおなじみのエイプリル・ボウルビーのグルーピーっぷりもなかなか良かったけれど。

 

一方、CIA絡みのBプロットの方は、ちょっと理解しづらい話。ハリデイは末期癌の元同僚のコルトンを華々しく死なせてやろうとした、ということだったけれど、全体的に結末までの誘導がやや強引に感じて…。
ちなみに、ハリデイの息子ラリーが殺されたモーテルは、「CSI:科学捜査班」シーズン7の#15「最後の仕事」でケプラーが撃たれたモーテル。ケプラー、登場回数は少なかったけれど、なかなか存在感のあるキャラクターだったな、とあらためて彼のことを思い出した。

2011.7.23|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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