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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 6月18日(土) #10「死ねないロボット」

Lv10_10銃器店で銃撃戦があり、店主のドロレス・リナルディと客の男エドが死亡。ドロレスの息子ハンクも肩に被弾するが、命は助かる。レジには現金が残されており、値打ち物の銃も手つかずの状態。どうやら、物盗りの犯行ではないようだ。現場にはドロレス、エド、ハンクのものではない血染めの靴跡が。銃撃戦の際、ほかに誰かがいた可能性は高い。
ブラスは病院に運ばれたハンクを訪ね、銃撃戦に至った経緯を聞く。ハンクによると、店にやって来た赤いシャツの男が母親に銃を向けたため、その男に向けて発砲したのが始まりとのこと。赤いシャツの男は、無傷のまま去っていったというが…。

ニックとグレッグは現場で発砲されたそれぞれの弾の弾道を調べ、赤いシャツの男は発砲もしておらず、被弾もしていないことを確認。検視の結果、ドロレスはエドの弾を被弾、エドはドロレスとハンクの弾を被弾しており、ハンクを撃ったのはエドであることが分かる。また、店の奥からはオイル缶に隠された現金と違法なフルオート・シアが見つかり、CSIはそれが銃撃戦の要因になったのではないかとにらむ。
その後、銃器店の防犯カメラの画像により、確かに赤いシャツの男が銃撃戦の際に店にいたことが判明。ところがハンクの供述とは異なり、ハンクが銃で狙ったのは赤いシャツの男ではなくエドと分かる。さらに、オイル缶の中の紙幣にはハンクとエドの指紋が付着しており、ハンクがエドを「馴染みのない客」と言ったのは嘘であることも明らかに。ニックは、さっそくハンクに会いに行き、供述の矛盾点を追及する。ハンクは、シアを盗もうとエドが母親に銃を向けたことや、シアの件を隠すために嘘の供述をしたことを認めるが、銃撃事件とは直接関係ないと分かる。

 

一方、道路脇の土手下から布団を掛けられた女性の死体が見つかり、キャサリンとサラが現場に向かう。被害者は少し離れた通りに乗り捨てられていた車の持ち主キャリー・ウォーレン。頭部には死ぬ約1時間前にできたと見られる弾丸による浅い傷があったが、転落して岩に頭をぶつけたのが死因と判明する。
キャサリンたちは、キャリーの家を捜索。血痕が飛び散る寝室に置き去りにされた、被弾した飼い犬の死骸を見つける。また、寝室には空の牛乳のボトルが落ちており、ベッドカバーには牛乳を吐いた跡も。室内の滴下血痕はガレージで途切れており、犯人がキャリーを寝室で撃ってから、彼女と布団を車に運んだことがうかがえた。
その後の調べで、飼い犬から摘出された弾はトカレフなど古いタイプの銃でしか使われないものと判明。グレッグが銃器店から回収した、店の売り物ではない銃によって発砲されたことが分かってくる。では、銃を店に持ち込んだのは? 製造番号からトカレフの登録名義人は、キャリーの家の裏に住むラコーと判明。彼がキャリーを撃った犯人で、店に銃を持ち込んだ赤いシャツの男と同一人物である可能性が浮上する。
ブラスとサラはラコーを取り調べる。「たちの悪いボーイフレンドと別れようとしていたキャリーに護身用に銃を渡した」と説明するラコー。キャリーと同じ年頃の娘を亡くした経験から、キャリーの身を案じていたのだと語る。そして、ラコーの足のサイズは銃器店に残されていた血染めの靴跡と一致しないことが分かり、彼は赤いシャツの男ではないと証明される。
やがて、犬の血中と牛乳のボトルから2種類の抗不安薬が検出され、犬は薬物で死んだ後に、サラの頭部をかすめた跳弾を被弾していたことが判明。さらに、キャリーのボーイフレンドが公共図書館から借りた本に愛の言葉を綴りキャリーに贈っていたことが分かり、本の借り主であるサム・トレントが捜査線上に浮上する。ブラスとラングストンはサムの家に行くが、あいにくサムは不在で家にいたのは父親のポールのみ。何者かに荒らされたのか、室内はメチャクチャになっていた。サムの部屋には空の薬のボトルがあり、彼がキャリーの犬に毒を盛ったらしいことが明らかになる。
その後、キャリーに宛てた下書きの手紙や牛乳の吐瀉物に含まれていたDNAから、彼がキャリーと心中しようとして薬入りの牛乳を飲んだことが分かってくる。つまり、犬はその巻き添えになっただけだったのだ。そして、例のトカレフにはキャリー本人の血痕が付着していたことも判明。双極性障害で日頃から自殺願望があったキャリーが、自分で自分を撃ったことが明らかになる。おそらく、サムは頭を撃って倒れているキャリーを見つけ、ベッドの布団とともに車に乗せて病院に向かった。けれども、布団が車のドアに挟まっていたためヘアピンカーブで車のドアが開き、キャリーの身体は外に投げ出された。そして、結果的にキャリーは転落死。サムは、キャリーがラコーからもらったトカレフで自分も死のうとしたが、弾詰まりを弾切れだと思って銃器店に弾を求めに行ったのだ。

 

おそらく、サムは今も死のうとしているに違いない。サムが父親のポールから8ドルもらって家を出て行ったことを知ったCSIは、彼がキャリーとよく行ったお気に入りの場所、アイボリータワーのスカイデッキ(入場料8ドル)に向かったものと見て現地に急行。ラコーに銃を突きつけられているサムの姿を見つける。ラコーに撃たれたいサムは自分がキャリーを殺したと言い張るが、ラングストンとサラの説明で真相を知ったラコーはサムを解放。サムは落胆しながら、「愛の証に薬入り牛乳で死のうとしたが、犬も牛乳を飲んで死んでしまった。キャリーが自殺したのは、愛犬の死にショックを受けたからか? 」と問う。サラは「あなたが死んだと思ったからに決まってる」とフォローするが、「そう言ってくれてありがとう」と言い残してサムはスカイデッキから飛び降りる。薬を飲んでも死ねず、銃撃戦に巻き込まれても無傷で、武装したラコーにも撃たれずに済んだサム。そんな彼もついに…と思われたが、レスキュー隊が用意したエアバッグが彼の身体をキャッチ。サムは今回もまた死に損ねるのだった。


【豆知識】
マカロニ・ウェスタン

『荒野の用心棒』に代表される1960年代~1970年代前半に作られたイタリア製西部劇のこと。残虐性や激しいガン・ファイトが特徴。
イタリア系のオーナーが経営する銃器店での惨劇の現場を目の当たりにしたブラスは、「マカロニ・ウェスタンだ」と口にした。

 

マイク・シュミット
フィラデルフィア・フィリーズで活躍した元メジャーリーガー。
デヴィッドの犬は、なんでもこのマイク・シュミットのルーキーカードと交換されてしまったらしい…。

 

スタイロン、プラス、セクストン
それぞれ、ウィリアム・スタイロン、シルヴィア・プラス、アン・セクストンのこと。ウィリアム・スタイロンは「ソフィーの選択」の作者。プラスとセクストンは死を詠った告白詩人。プラスは双極性障害を患っていたことでも知られている。
サムの寝室にはこれらの著者による本があった。

 

ストラスフィア・タワー
ストラトスフィアホテルに併設されたラスベガスで最も高い建造物。鉄塔の最先端までは約 350メートル。
キャリーとサムが写った写真を見て、ラングストンはストラスフィア・タワーで撮られたものかもしれないと推測したが、サラがもう少し低いタワーで撮られたものだと指摘している。

 

【決めゼリフ】
「状況はコード4。1名確保」by ブラス

タワーのスカイデッキから飛び降りても死ねなかったサム。そんな彼の姿を見て、ブラスが本部に連絡を入れた際のセリフがこれ。
コード4は「応援不要」の意。シーズン9の#17の邦題にもなっている。

 

【ゲスト出演者】
サム役は、「NIKITA/ニキータ」のトム役や「ザ・パシフィック」のシドニー・フィリップス1等兵役などで知られるアシュトン・ホームズ。
サムの父親のポール役は、「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」でブランドンとブレンダの父親ジムを演じていたジェームズ・エックハウス。
ラコー役は「CSI:マイアミ」シーズン8の#9「正義の一撃」にマックス・デサロヴォ役でゲスト出演、「CSI:科学捜査班」シーズン3の#8「復讐する血痕」にはピート・バンソン役でゲスト出演したことがあるサム・ヘニングス。

 

【鑑賞MEMO】
キャサリンとヴァルタンが!?

「死に神と踊り慣れてる」とハンクに言わせしめ、街の暴漢をひるませるほど圧倒的な威圧感に満ちた“赤いシャツの男”。しかし、捜査が進むにつれ、その“赤いシャツの男”は決して強面ではないことが分かってくる。しかも、本人の意志に反して死にたくても死ねない不運な男であることも…。かなりブラックユーモアにあふれた設定だ。

 

ブラックユーモアと言えば、デヴィッドの飼い犬の話。井戸に落ちたり、コヨーテに襲われたり、毒蜘蛛にかまれたり、洞窟に消えたり…と、一体何匹いなくなれば気が済むのか!? 出番が少なくてもそのキャラクターを強烈に印象づけるデヴィッド。その瞬発力は、お見事としか言いようがない。

 

その一方で、ちょっとしたロマンスも。現場で、優しくキャサリンの手を取るヴァルタン。その様子を見たサラはピンときた! キャサリンとヴァルタンの間には何かあると。事実、そのことをサラに突っ込まれても、キャサリンは否定しなかった。「今望むのはただ頼りになる男」とキャサリンがグレッグに語るシーンもあったが、その“頼りになる男”がヴァルタンということなのか!? 2人の成り行きにはぜひ注目していきたい。

 

また、今回は前回にも増してラングストンの出番が控えめ。「オリジナルメンバーの活躍にもっと時間を割いてほしい!」という視聴者の声が制作サイドに届いたんじゃないかと、個人的には深読みしている。

2011.6.18|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

>今回は前回にも増してラングストンの出番が控えめ。

これは単純にフィッシュバーンのトリロジー(マイアミ、NYエピソード)出演分の撮影スケジュールを確保する(した)ためでしょう。こういう工夫でもしないと撮影スケジュールが過密すぎて大変でしょうから。

投稿: ジョン・ドゥ | 2011.06.28 06時35分

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