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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 6月11日(土) #9「ジキル博士のプレゼント」

Lv10_09今日、誕生日を迎えるヘンリー。休暇をもらい足取りも軽やかにラボを出るが、駐車場でマスクをかぶった3人の男に捕まり、車に押し込まれて拉致される。訳も分からず、ただただ恐怖に怯えるヘンリー。実は、マスクをかぶっているのはニック、グレッグ、ホッジスの3人だった。「ハッピー・バースデイ!」と言ってマスクを取った3人の顔を見て、初めてサプライズだと気付いたヘンリーは憤慨。しかし、そのまま3人が勧めるポーク焼肉店「ハリーの店」へと向かう。店まではベガスから車で数時間。ところが道中、正面から突っ込んでくる対向車をよけようとして車が横転。みな無事だったものの車は破損してしまい、一同は残りの数キロを歩き、ようやく店へとたどり着く。しかし、店はB型肝炎の発生源となったために5カ月前に衛生局によって閉鎖されていたことが判明。迎えの車を呼ぼうにも携帯電話は圏外で使えない。そこで電話を探しに店内に入ると、何と中に男の死体が! しかも、その顔にはアライグマの死骸がへばりついていた!

ニックは店の中を、ホッジスとグレッグは外を調査。ヘンリーは死体の見張りを任されるが、そこに銃を持った男が登場する。この男は店の夜警のスリック。友人のゴメスの死体のそばにいたヘンリーを見て、彼がゴメスを殺したものと勘違いしたのだ。けれども、そこにニックが戻ってきて自分は警官だと説明。続いて戻ってきたグレッグとホッジスも、「ゴメスはエチレンガスを爆発させてアライグマを退治しようとした末の事故死だと分かった」と話し、スリックを納得させる。
ところが、今度は外で車がぶつかる音が。やって来たのは、店主ハリーの妻シャーリー。どうやら、ニックたちの事故の原因を作った対向車を運転していた女のようだ。シャーリーは酔っている様子で、彼女の車も破損。ニックたちは完全に孤立してしまう。
シャーリーはスリックとともに、ゴメスがいかに腕利きのシェフだったかを語る。さらにシャーリーは、ハリーが半年前に店の利益を銀行口座から全額引き出して逃げていたことにも言及。「見つけたらとっちめてやる!」と声を荒げるが…。
ニックは何とかしてベガス署に連絡を入れようと、店の無線機を探し出すがショートして使えず。その頃、トイレに行こうとしていたホッジスは、店の地下室で密造酒が作られていた痕跡を発見する。またヘンリーはシャーリーのお相手をさせられ、フロリダからシャーリー宛に送られてきたハリーからの絵はがきを見せられる。それには、「若い愛人とよろしくやってる」という内容の文言が書かれていて…。ヘンリーは、シャーリーに迫られてうろたえる。
その後、グレッグが店に残されていた固定電話機に手を加え、キャサリンとの通信に成功。4人は喜んで迎えを待つが、その間にヘンリーは硫酸をこぼして手にヤケドを負ってしまう。ニックは機転を利かせ、店のグリルの灰を使って酸を中和しようとするが、その際に偶然にも灰の中に紛れていた人骨を見つける。
その後の調べで、人骨の主はハリーで、B型肝炎を発症していたことが判明。肋骨周りの肉は、リブ焼きとして客に出されたらしく、肋骨は1本も残っていなかった。B型肝炎の潜伏期間はおよそ1カ月。ハリーの失踪から1カ月後に店がB型肝炎騒ぎで閉鎖されたのとも辻褄が合う。
取り調べを受けることとなったシャーリーとスリックは、互いにハリー殺しの罪をなすりつけ合うが、ハリーがシャーリーに宛てた絵はがきに、ゴメスの母親の指紋が付いていたことが判明。ハリーを殺したのはゴメスと分かる。彼は13年前に偽造容疑で逮捕された後、逃げ出した逃亡犯。おそらくその秘密をハリーに知られて服従を強いられていたが、いい加減我慢の限界となりハリーを殺したのだろう。そして、得意の技で彼の筆跡を真似て小切手を書き、銀行から金を引き出し、フロリダに住む母親に絵はがきを送って現地からシャーリー宛に投函してもらったのだ。こうして、奇妙なかたちでニックたちが関わることになった事件は、一件落着する。

 

一方、不動産王ヒギンズ・バーナードの屋敷から若い女性の声で911にSOSが入る。さっそく警官が駆け付けるが、女性はすでにバスタブで溺死。捜査はラングストンとキャサリンが担当する。クローン病の上に睡眠障害も患っているというバーナードは、装置を付けて書斎で深い眠りに入っていたため事件にはまったく気付かなかったとのこと。彼は、死んだ女性は恋人のリリー・シャピオンだと説明する。リリーの腕には折れた注射針が刺さっていた。
ブラスはバーナードを署に連行し、リリー殺害の容疑で追及するが、彼は何度も眠りに落ちそうになりながらも無実を主張。そのうち、眠るどころか急死してしまう。検視の結果、バーナードの死因は冠状動脈梗塞と広範囲の散在性敗血症による悪化因子と判明。驚いたことに盲腸の横に、もう1つ敗血症の盲腸が縫合されていたことも分かる。そしてヘソには、腹腔鏡手術を示唆する傷が。こんなことをするのは、ホームレスだったジョセフ・ビゲローの脾臓を腸でリボン結びにした“ジキル博士”しかいない。縫合跡の状態から見て、手術が行われたのは4~7日前。ジキルはおそらく、バーナードが思惑通りに死ななかったため、とどめを刺しにやって来たのだろう。おそらくそこでリリーと鉢合わせし、彼女のことも手にかけたのだ。
さて、本当に犯人がジキルなら、盲腸を与えた代わりに何かを戦利品として持ち去ったはず。盲腸は英語でアペンディックス。附録も同じだ。ラングストンはバーナードの著作本の附録の一部が切り抜かれていることに気付く。その頃、ロビンスは縫合された盲腸の中から出てきた注射針に小さな紙片が仕込まれていることに気付く。それは、著作本の附録から切り抜かれたもの。それに印字された「ミケランジェロ」が意味することとは!?


【豆知識】
クローン病

口腔から肛門まで、消化管のどの部位にも起こり得る原因不明の慢性炎症性病変。

 

マンダリン語
中国の標準語(普通語)。

リリーはバーナードに、「優しいパンダ」を意味するマンダリン語の愛称を付けていたらしい。

 

ピニャ・コラーダ
ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを氷と一緒にシェイクしたカクテル。
ゴメスが偽造したハリーからシャーリーに宛てた絵はがきには、新しい愛人と一緒にピニャ・コラーダを飲んでいる頃だと書かれていた。

 

広域抗生物質
さまざまな菌に有効な抗生物質のこと。
バーナードは広域抗生物質を大量に投与されていたおかげで、命が永らえたと見られた。

 

【決めゼリフ】
「ダメです。婚約してるんで。…結婚してます。…梅毒だし!」by ヘンリー

イカれたシャーリーに迫られたヘンリー。とっさに口から出た言い訳がこのセリフ。面白すぎ! さらに、シャーリーが「良かった。私も」と答えるんだから大爆笑。

 

【ゲスト出演者】
スリック役は、「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」のダン・ドリティ役のW・アール・ブラウン。
バーナード役は、「HEROES/ヒーローズ」のマウリー・パークマン役のアラン・ブルーメンフェルド。
警官のコリンズ役は、「マルコム in the Middle」のエリック・ハンセン役のエリック・ネニンジャー。彼は、シーズン1の#7「惨劇の家」に犯人のジェシー役で登場したことも。

 

【鑑賞MEMO】
ハチャメチャなヘンリーの誕生日!

コメディタッチのエピソード、シーズン6の#21「悪魔のブライズメイド」を手がけたケネス・フィンクが監督し、「ナース・ジャッキー」の企画も担当しているエヴァン・ダンスキーが脚本を書いた今回。この手のタイプのエピソードは、マイアミやニューヨークよりやはりベガスが似合う。あくの強いゲストキャラに、ハチャメチャな展開。今回はその中心にヘンリーを据えていたところが特にいい! 素直に楽しませてもらった。
ロバート・ゼメキス監督の映画音楽を多数手がけていることで知られるアラン・シルヴェストリが、『ザ・メキシカン』に提供した楽曲が効果的に使われていた点も評価(ニック、ヘンリーら4人が歩いてハリーの店に向かうシーンなど)。

 

一方、ラングストンたちが捜査を担当した女性の殺害事件も、睡眠障害を患うバーナードという特異なキャラの登場により笑いを誘うシーンが多々(取調室のテーブルがガラス製だったのがミソ!)。けれども、最終的には事件の背後に“ジキル博士”がいると分かり、ちょっとシリアスな展開に。“ジキル博士”の次なる行動が実に気がかり!

2011.6.11|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

このテンポ…
大好きです!

投稿: のりぃ | 2011.06.14 03時44分

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