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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月7日(土) #18「マリーナよ安らかに眠れ」

Ny6_18現場を捜索中、クローゼットの中に男の子の姿を発見したステラ。その直後、不審者に遭遇。車でその人物を追跡する途中、横からトラックに追突されて車ごとひっくり返る。すると、そんな彼女に救助の手を差し伸べる人物がいた。マリーナ・ガリート、23歳。15年前、当時8歳だった双子の弟ルークが行方不明になった件で、3年前からステラに相談を持ちかけていた女性だった。ステラは、「一緒に戦わなくちゃ!」と励ますマリーナの手をつかむが、その瞬間、彼女の手が砂のように崩れて消える。ステラは悪夢を見ていたのだ。

実は昨晩、マリーナは腹部に銃弾を受けて死亡。現在、モルグではシドによる検視解剖が行われている最中で、ステラはその結果を待つ間にうたた寝してしまったのだ。結局、シドが出した結論は自殺。これにより捜査は打ち切られることになる。しかしステラは、シドの見方に真っ向から反論。「マリーナはこの3年間、毎週月曜の定刻に電話をしてくるほど、強い信念を持って真相を突き止めようとしてきた。先週のマリーナからの電話には出られず、多忙のため折り返し電話をかけ直すこともできなかったが、彼女は留守番電話に『今度こそ真相に近づけた』とメッセージを残している。そんな状況で自殺するはずはない」と断言する。
こうなったら、何とかして他殺を示す証拠を見つけたいステラだったが、状況証拠は自殺を裏付けるものばかり。遺書めいたメールのメッセージ、閉じられた銀行口座、銃に付着したマリーナ自身の指紋、右手の発射残渣…。そんな中、意外な人物が自殺説を覆す。マックとデリで知り合った女性、オーブリー・ハンターだ。彼女はER勤務の女医。病院に運び込まれたマリーナを診た彼女は、捜査の助けになればと自らマリーナの衣類をラボに届けにやって来て、マリーナの手は何かを握りしめるような形で硬直した、いわゆる「電撃性死体硬直」の状態だったと指摘。マックはこれを抵抗の証と判断し、捜査の再開を決定する。

 

ステラとフラックは、さっそく殺害現場であるマリーナのアパートへ。押し入られた形跡は見られないことから、フラックは他殺説を疑問視するが、ステラにはどうしても自殺とは思えない。もっとマリーナの力になれたはずだと自分自身を責めながら、ステラは食べかけのハンバーガーやポテトが床に散らばる部屋を調べる。フラックはそんな彼女に、自分も妻を殺されたジョン・ブレナンという被害者遺族から毎月電話を受けているのに期待に応えてあげられないのが気がかりだと話し、自殺の線を否定しようとするステラの気持ちに一定の理解を示す。
そんな矢先、突然クローゼットから男が! マリーナの継父トニー・ダリーサだ。ステラとフラックは逃走する彼を追跡。レクリエーション・センターへ駆け込んだダリーサを追ったステラは、屋内プールに突き落とされて水中で彼と格闘。ダリーサはステラの頭をプールの淵に打ち付け、フラックに脚を撃たれるものの辛くも逃げ去る。プールの水面には、彼が落としていったクッションがプカプカと浮かんでいた。
意識を失ったステラはフラックにより救出され、オーブリーが勤務するトリニティ病院のERで治療を受ける。その間、ステラの脳裏にはルークが行方不明になった辛さを語るマリーナの姿が甦っていた。「ルークの事件のことを思い出させる自分の顔が嫌い」と語っていたマリーナ…。やがて、快復したステラは、自分を襲った男は確かにトニー・ダリーサであり、彼の目的はマリーナの部屋からクッションを盗み出すことだったことをマックに告げる。

 

リンジーは、マリーナのアパートの床のポテトを拾い集めている際、その中の1本がポテトではなくスポンジであることに気付く。スポンジには発射残渣が付着していたことから、リンジーは、犯人がクッションをサイレンサー代わりにしてマリーナを撃ち、その際に中のスポンジが棒状になって飛び出たものと推測。実証実験でそれを証明し、マリーナの他殺説を裏付ける。サイレンサー代わりに使われたクッションは、ダリーサがプールに落としていったものと思われたが、意外にもプールのクッションには損傷が見られず。穴があいた方は犯行時に持って逃げたが、通常ペアであるはずのクッションが1つだと不自然ではないかと不安になったダリーサが、もう片方を取りにマリーナの部屋に戻ったのだろうとCSIは分析する。

 

こうして、ダリーサがマリーナ殺害の犯人である可能性が濃厚となるが、まだクッションを盗った証拠があるだけで、彼がマリーナを撃った証拠はない。アダムは、マリーナの体内から摘出した弾は、マリーナの部屋で回収された銃によって発射されたものであることを明らかにするが、銃の痕跡が拭き取られていたためダリーサに結び付く証拠は得られずに終わる。
一方、シドはホークスとともに、マリーナの手の皮膚に金属アレルギーの症状が見られることを確認。彼女の手の付着物に、ニッケルが含まれていたことも突き止める。では、このニッケルはどこから? その謎をダニーが解く。マリーナの衣類一式を調べていた彼は、その中に含まれた一片の生地サンプルがライトテーブルの熱に反応して収縮する様子を目撃。この生地がニッケルを含む形状記憶繊維であることに気付いたのだ。つまり、マリーナは死の直前にこの生地をつかんだために、ニッケルにかぶれたというわけだ。マリーナの死体が発見された際、彼女が生地を握っていたことに気付く者がいなかったのは、おそらく体温の変化で生地が収縮し、指の下に隠れていたから。リンジーは、マリーナが救急車かストレッチャーで運ばれる際に生地が指の間からすべり落ち、衣類の中に紛れ込んだのではないかと指摘する。
そこで重要になるのが、なぜマリーナがこの生地をつかんだのかという点。実は、この生地はダイイング・メッセージだった。ダリーサの繊維会社でデザイナーをしていたマリーナの部屋には多くの生地サンプルがあったが、この生地はニューヨークで唯一ダリーサの繊維会社だけがイタリアから輸入しているもの。マリーナは、この生地を通して犯人がダリーサであることを示そうとしていたのだ。

 

そんな矢先、ダリーサが高飛びを企てているとのタレコミが入り、彼はホテルのロビーで取り押さえられる。その頃、ステラの元にはマリーナからの手紙が届く。ステラはその手紙を読み、ルークが行方不明になった謎を解く答えをマリーナが見つけたことを知る。
マリーナとルークの母親は、彼女たちが5歳の時にダリーサと再婚。しかし、ルークは彼になかなかなつかなかった。そんなある日、ダリーサはルークを叱責中に思わず手を出し、誤って彼を死なせてしまった。物陰からそれを盗み見た幼いマリーナは、本当のことを母親に言えば自分が憎まれるのではないかという恐怖とショックに襲われ、無意識に事件の記憶を封印。そして月日は流れ、21歳になったマリーナは迷宮入りとなった謎の答えを探し始め、事件当時住んでいた家を訪ねた。そこで、すべてを思い出したのだ。ルークは行方不明になったのではない、死んでしまったのだと…。

 

ホークスたちは、ダリーサの繊維会社の倉庫を家宅捜索。地下の木箱に隠された子ども(ルーク)の白骨死体を発見する。取調室では、ステラがダリーサを尋問。ダリーサは、マリーナを殺していないとしらを切るが、「マリーナは答えを知った。けれども、すべて不問に付して街を出るつもりでいた。あなたを許す気だった」と告げる。今になってマリーナの真意を知ったダリーサは、後悔の涙を流す。

 

事件は解決し、シドはマリーナを自殺と断定した件でステラに謝罪する。フラックは、自ら未解決殺人事件の被害者遺族、ジョン・ブレナンに連絡を取り、諦めずに彼の力になろうとする。そして、疲れ果ててオフィスのソファで眠り込むステラ。マックはそんな彼女に、そっとブランケットをかけてやるのだった。


【決めゼリフ】
「答えが違ってても、それで落ち度があったことにはならない」 by ホークス

自殺と他殺を見誤るというミスを犯してしまったシド。経験豊富なだけに、馴染みの方向へ突き進み、別の可能性を疑うことをしなかったと自分を責めたが、そんな彼をホークスがこのセリフで励ました。
ミスを犯しはしたものの、自分の非を素直に認め、ホークスにセカンドオピニオンを求めたり、ムキになってしまって悪かったとステラに謝罪したり、シドの真摯な姿勢には好感が持てた。

 

【ゲスト出演者】
マリーナ役は、「crash クラッシュ」のイネス役のモラン・アティアス。
ルーク役は、「HEROES/ヒーローズ」でサイラーの子ども時代を演じたジョシュア・ラッシュ。

 

【鑑賞MEMO】
捜査官の苦悩が浮き彫りに

弟が行方不明になった件で、自分に相談を持ちかけていたマリーナという女性が亡くなり、心を痛めるステラ。これまでも誠実に対応してきたはずなのに、もっと力になれたはずと自分を責めるのが、いかにも彼女らしい。そして、そんなステラに「みな似たようなケースを抱えている」と言ったのがフラック。彼もまた、未解決殺人事件の被害者遺族と連絡を取り合っているが、いまだ犯人をつかまえることができず、期待に応えてやれない自分にやりきれなさを感じているという。番組の中では、事件が解決される様が描かれることがほとんどだが、実はすべての事件を解決できているわけではない。今回のエピソードには、そんな捜査官、刑事の苦悩がにじみ出ていた。
そして、合間に挟み込まれるマリーナのナレーションも非常に効果的だった。なぜステラがマリーナは自殺などしないと言い切れたか、その根拠となるマリーナの熱意が静かに伝わってきて…。

 

一方で、マックとディナーを楽しんだグリーンのコートを着た美女、オーブリー・ハンターが再登場。彼女に「生物学者? 医者? 独身?」と矢継ぎ早に質問を浴びせたアダムはなかなかかわいらしかったが、目下のところ彼の出る幕はなし。ER勤務の医師だという彼女、意外にもアフガニスタンの空軍予備隊で医療活動をしていた経験もあるとのことで、戦争をよく知るマックにより親近感を持ったようだ。

 

なお、今回大活躍だったステラ、プールでのダリーサとの格闘シーンはスタントを使わず、すべてメリーナ・カナカレデス自身が演技したとのこと。というのも、実はメリーナ・カナカレデスはシンクロナイズドスイミングの経験者。水中での動きはお手の物らしい。それにしても、ステラは本当によく危険な目に遭う…。

2011.5. 7|CSI:ニューヨーク6、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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