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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 4月23日(土) #3「大脱走」

Lv10_03深夜の山林で、殺人が繰り広げられる。加害者は、タンジールスの業務支援をする会社の社員、ポーリー・クリル。被害者は、ポーリーの同僚でIT担当のジェイソン・デヴェローだ。ジェイソンの死体はハイカーにより発見され、CSIが捜査に乗り出すことに。当初、被害者の身元を特定できずにいたCSIだったが、後の検視で彼の手首の傷から無線ICタグが見つかり、そのデータをスキャンすることにより身元の割り出しに成功する。現場では、血痕の付いた小さな金属片やタイヤ痕、湿った地面に残された靴跡など、わずかな証拠のみが採取される。

 

【5週間前】
雑用をこなすばかりで、社内でも目立たない存在のポーリー。この日、憧れの女性ベリンダから、新しいIT担当者のジェイソンを紹介される。ジェイソンは根っからのITオタクだが、ルックスも良くセクシー。自分の手首に埋め込んだICタグを見せびらかす彼は、すでにベリンダの興味を引いているようだ。ポーリーは、そんなジェイソンに嫉妬混じりの視線を送る。

 

【3週間前】
会社に嫌気がさしていたポーリーは、爆弾を使ったある“計画”を立てていた。一方で、反社会的傾向を持ち、未成年の時にドラッグ売買で服役したこともあるジェイソンは、密かに社員たちの個人情報を探り、ポーリーの爆弾がらみの“計画”のデータを盗み見る。そして、ジェイソンはポーリーに近付き、「俺の叔父は鉱山の仕事をしている。電話一本でRDXを簡単に手に入れられる。俺ならあんたの夢を現実にしてやれる」と言って、自ら協力を申し出る。

 

【10日前】
ポーリーとジェイソンは地下の備品室に潜り込む。“計画”の実行に向けて逃走経路をチェックするためだ。ジェイソンは、ダクトから外に出られるか確認するようポーリーに命じる。そして、蜘蛛の巣が張ったダクト内を必死に這うポーリーのことをからかい、肝を冷やす様子を見て楽しむ。当然、ポーリーはジェイソンに腹を立てるが、その一方で、すでに備品室に入るためのアクセスコードを入手するなど、着実に“計画”の準備を進めている彼の手際の良さに驚かされることとなる。

 

【2日前の夜】
ポーリーとジェイソンは、いよいよ“計画”の準備の最終段階を迎える。“計画”とは、タンジールスが関与している事業の売り上げを一時的に保管している金庫を破り、金を強奪すること。2人は金庫の特性を考慮し、金庫の上部に穴を開けて水を流し込んで爆弾を投入、内側から扉を吹き飛ばすという方法を採ることにする。そして、それがうまくいくか検証するため、ポーリーは同じモデルの金庫を購入。ジェイソンと一緒に森に運んで実験を行ったのだ。結果は大成功。ところが、ポーリーは現実に罪を犯すことに抵抗を感じ、「僕にはできない。もう降りる」と“計画”への不参加を表明。ジェイソンは、何とかポーリーを説得しようとするが、最終的には、1人で“計画”を実行することにし、何を言っても応じようとしない彼に「空っぽのカス」と言い放つ。ポーリーはジェイソンの言葉に腹を立て、とっさに吹っ飛んだ金庫の破片をつかんで彼を殴り殺す。 

 

【現在】
ジェイソンのアパートに向かったニックとグレッグ。アパート前に、ジェイソン本人の車が止められているのを見つける。キーは挿しっぱなしで、ドアはロックされていない。犯人が現場から運転してきたと思われるが、指紋はきれいに拭き取られていた。けれどもニックは、助手席に汚れを発見。それをサンプルとして採取する。
その頃、ジェイソンの部屋にはすでに警官が到着していた。実は「部屋が荒らされている」と掃除人からの通報があったのだ。合流したニックとグレッグは、ジェイソンの部屋をチェック。セキュリティ・ケーブルが切断され、パソコンが盗み出されていることを確認する。

 

ブラスは、ジェイソンの職場に出向いて上司のロンバードをはじめとする同僚全員から事情を聞く。一方でニックとラングストンは、ジェイソンのデスク周りを調査。彼のパソコンのハードディスクのデータをコピーするとともに、リモートアクセスで個人的なファイルを自宅のパソコンに送っていた痕跡を見つける。ただし、自宅のパソコンは盗まれているため、その内容を確認することはできない。
そんな中、ジェイソンの職場のパソコンに残されていたリモート・スクリーン・アクセスの設定から、ジェイソンの自宅のパソコンを盗んでゲームをしていた男が捜査線上に浮上。男はブラスにより取り調べを受けるが、「ドアが開けっ放しだったから、ボルトカッターでセキュリティ・ケーブルを切ってラップトップ・パソコンを盗んだだけ」と説明。殺しとは無関係と分かる。
グレッグは男から押収したジェイソンのパソコンのデータを調べ、彼が社内の数十人のメールやファイルをコピーし、個人情報を探っていた事実を突き止める。またラングストンの分析により、現場から見つかった金属片に付着した指紋にRDXというプラスチック爆弾の主成分が付着していたことが判明。ジェイソンが探っていた社員の個人情報と「爆弾」というキーワードをつき合わせるが、手がかりは得られない。警察犬を使ってジェイソンのオフィスも調べてみるが、RDXの痕跡が出たのはジェイソンのデスク周りだけだった。

 

一方、ジェイソンの母親が息子の私物を取りにオフィスにやって来る。ポーリーは母親に声を掛け、荷物の整理を手伝う振りをして、ジェイソンが集めたアクセスコードやパスワードが記録された彼のフラッシュメモリーを盗む。
さらにポーリーは、ジェイソンが死んだと聞かされて落ち込むベリンダに気遣いを見せる。ベリンダはポーリーに気心を許し、退社後に飲みに行こうと彼を誘う。すっかりその気になるポーリーだったが、そこにブラスがやって来る。何でも、ジェイソンの車の助手席からベリンダとジェイソンが寝ていた証拠が出たというのだ。裏切られた気持ちになったポーリーは、例のフラッシュメモリーを連行されていくベリンダのバッグに忍ばせる。
やがて、ベリンダのバッグの中にあったフラッシュメモリーに、ベリンダ本人のものをはじめとするアクセスコードや多数のパスワードが記録されていたことが分かり、ブラスは彼女が事件に関与しているのではないかと疑う。しかしベリンダは、ジェイソンと寝ただけで殺人には関わっていないと主張する。

 

ジェイソンの殺害現場から1.5キロほど離れた地点では、血痕が付着した金属が見つかる。どうやら、これがジェイソンの殺害に使われた凶器のようだ。後の調べで、この金属はトレガーGR7という金庫の扉の一部と判明。こうしてCSIは、ジェイソンと犯人が森で金庫を吹き飛ばし、強盗の予行演習をしていたことを知る。さらに、ジェイソンたちのオフィスには、タンジールスの関連事業の売上金を一時的に保管する倉庫が設置されており、金庫のタイプはトレガーGR7と同じ構造のトレガーGR17であることも突き止める。
その後、ポーリーがジェイソンとともに金庫破りについて調べ、トレガーGR7を購入していたことが分かり、CSIは彼が犯人だと確信。ニックとラングストンは、ポーリーとジェイソンが試したのと同じ方法で金庫破りの実証実験を行った上で、ポーリーの“計画”を阻止すべく、金庫が設置された備品室に急行する。しかし、そこにはすでにポーリーの姿が。ロックされた備品室の外側から「やめろ!」と叫ぶラングストンたち。ポーリーはその言葉を無視して、ついに金庫を吹っ飛ばす。1人で計画を成功させたことに満足し、無事ダクトを通って屋外に脱出するポーリー。しかし、それは彼の幻想だった。現実には、ポーリーは吹っ飛んだ金庫の扉に挟まれて身動きが取れなくなり、突入した警察によって捕らえられたのだった。

 

他方で、ラングストンは自分のDNA鑑定結果を見て、モノアミン酸化酵素Aの遺伝子異形を持っていることを知る。大学院で遺伝子の合成プロトコルを研究していたというウェンディは、それがラングストンのDNA鑑定結果だとは知らず、モノアミン酸化酵素Aと暴力行動との関係を指摘するが…。


【豆知識】
RFID

Radio Frequency Identification(電波による個体識別)の略。ID情報を埋め込んだRFタグを使い、無線通信によって物体認識や個人認証を実現できる技術。

 

モノアミン酸化酵素(MAO)
モノアミン神経伝達物質の酸化を促進させる酵素群の総称。MAO-AとMAO-Bの2種類があり、MAO-A遺伝子異形は狂暴症に関係しているとの研究結果が発表されている。

 

脱離エレクトロスプレーイオン化(DESI)
質量分析法の一種。対象物の表面にイオン化用の溶媒をスプレーすることにより、短い時間で化合物の微量な痕跡を検査できる。

 

アイ・ラブ・ルーシー
アメリカで1951年~1957年にわたって放送され、日本でも1957年から放送されたシットコム。主役のルーシーを演じるルシル・ボールと、ルーシーの夫を演じるデジ・アーナズは、実生活でも一時は夫婦だった。
DESI(デジ)で金属片を分析中に、ホッジスから「デジ?」と声を掛けられたラングストンは、「アイ・ラブ・ルーシー」にかけて「やあルーシー」と答えた。

 

RDX
Research Department Explosiveの略。トリメチレントリニトロアミン。プラスチック爆弾の主成分。

 

【決めゼリフ】
「高校の頃は、クラスメートをどう苦しめようかって拷問装置を考えるのがストレス発散でした」 by デヴィッド

またしても、不用意にブラックな発言をするデヴィッド! 彼のセリフは、あまり深く受け止めない方がいいみたい…。

 

【ゲスト出演者】
ポーリー役は、映画『オー・ブラザー!』『インクレディブル・ハルク』などで知られ、監督としても活躍している個性派俳優ティム・ブレイク・ネルソン。
ジェイソン役は「私はラブ・リーガル」の守護天使フレッド役のベン・フェルドマン。
バーナード役は、映画『ジュラシック・パーク』『氷の微笑』などで知られるウェイン・ナイト。
ベリンダ役は、「ビバリーヒルズ青春白書」や「24 -TWENTY FOUR-」(シーズン2のカーラ・マシスン役)へのゲスト出演があるトレイシー・ミッデンドーフ。
ジェイソンの母親役は、「ハイスクール・ミュージカル」のダーバス先生役のアリソン・リード。「CSI:科学捜査班」シーズン4の#6「埋められた秘密」には、ウェイトレスのドリス役でゲスト出演している。

 

【曲情報】
♪"Under Pressure" Queen and David Bowie
ポーリーが備品室の金庫を爆破するシーンで流れていた曲。

 

【鑑賞MEMO】
ポール役のティム・ブレイク・ネルソンが見事!
今回は、数多くの映画に出演、『O〔オー〕』『灰の記憶』などの監督としても知られるティム・ブレイク・ネルソンがゲスト出演。存在感が薄いのに不気味、かつ不愉快な人間ポーリーを見事に演じ切り、強い印象を残した。さらに、映画界で活躍しているウェイン・ナイトや、WOWOWの海外ドラマファンにはお馴染みの「私はラブ・リーガル」のベン・フェルドマンのゲスト出演も光り、メインキャストたちがかすんで見えたほど(ホッジスは、ナルシストっぷり全開で今回も存在感を示していたけれど…)。

 

一方で、気になるのがラングストンのDNA鑑定結果。正当防衛で人を殺したのに意外にも平気でいられる自分、そして暴力的だった父親…。それらは遺伝子によって裏打ちされるものなのか!? 彼のDNA鑑定欄で母親欄が空白になっていたのも気になるところ。今後、このネタがどうストーリーに反映されていくのか注目していきたい。

2011.4.23|CSI:10 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

TV東京で放送が始まりました。
また、よろしくお願します。

犯人ポーリー氏は助かったのでしょうか?
凄く致命傷ぽく思えたのですか?(痛そ…)
昨日の犯人といい、なんか可哀そうでもある犯人で……
もちろん犯罪はいけませんが…

投稿: TV東京さん | 2012.09.05 16時45分

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