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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月5日(土) #9「マンハッタンヘンジ」

Ny6_9_3フラッシング・メドーズで姿を消したホリス・エクハート。ヘリから赤外線カメラで捜索を行った結果、ホリスはマンホールから下水道トンネルに潜ったらしいと判明。トンネルのルートを確認して中に入ったマックとフラックは、地下で謎の家を発見する。部屋ではレコードが再生されていたが、そこにホリスの姿はなし。赤外線カメラが感知した熱源は、発電機の熱だったことが分かる。どうやらホリスはタッチの差で逃走したようだ。

実は、この地下の家、1964年のニューヨーク万国博覧会のパビリオンだった地下シェルター。市の測量士として地上も地下も知り尽くしていたホリスは、万博後、土で覆われて放置されていたこのシェルターを、いつしか自分の隠れ家にしたらしい。
その頃アダムは、監視の目を強化すべくNYPDのシステムに接続。市内の防犯カメラ3,000台にアクセスし、顔認証システムでホリスに似た人物がいないかウエストサイドを中心にチェックする。そんな中、トンネル内の捜索を続けていたダニー、フラックらは、フードをかぶった怪しい男を発見。急いで後を追うが、ルーズヴェルト・アヴェニューの126丁目地点で地上に逃げられてしまう。ダニーとフラックもマンホールから地上に出るが、すでに男の姿はなく…。けれども、アダムがウィレッツ・ポイントの監視カメラで男の姿を確認する。ダニーとフラックは男を追い詰め、銃を突きつけて身柄を拘束。しかし、男はホリスではなかった。
男の正体は、トンネルにいたホームレス。彼は地下で遭遇した顔に傷のある男(つまりホリス)に殴られ、「ここから出て行け」と怒鳴られたとのこと。しかし、落ち着きを取り戻したホリスは態度を一変させ、「あと2時間トンネル内にいるなら…」と自分のフード付きパーカーを押しつけてきたという。ホリスは、ホームレスの男を自分の身代わりにして時間稼ぎをしようとしたらしい。
一方、地下の家からは、背景に万博会場が写ったホリス3歳の写真や、太陽のチャート、日照を調べるソーラー・パスファインダー、印字が消えた2枚のチケット、ちぎれた紙、心情をつづったメモなどが証拠として押収される。メモには、被害者それぞれの罪を告発しているような内容が書かれていたが、なぜかそれが被害者たちの職業とは結びつかず。マックとステラは、起きたことを誰かのせいにすることで心の折り合いをつけるのが統合失調症のホリスのやり方なのだと想像。悲劇と現実の区別がつかず、カリオペが乱射事件に巻き込まれた責任を、乱射事件の犯人に許可証の提示を求めずに銃を売った質屋、犯人の精神異常を見抜けなかった精神科医、居眠りしていたために犯人を事務所に通してしまった警備員の3人に負わせるべく、想像上で描いた彼らの似顔絵によく似たダリオ・ゴンザレス、キャロル・ヒルクロフト、リチャード・カルドロンをターゲットに選んだのではないかと推測する。となると、次なるターゲットは誰なのか? それを知る唯一の人物であるホリスは、その頃、工具店の店員を痛めつけてロープを盗み出していた。

 

地下の家にあったちぎれた紙を調べていたリンジーは、その紙に人の顔のスケッチが描かれていたことを突き止める。おそらく、このスケッチの顔に似た人物が第4のターゲット。けれども、肝心の顔の部分は黒く塗りつぶされていて判然とせず。リンジーは3D筆跡解析を始めるが遅々として進まない。
そんな中、太陽のチャートを調べていたホークスは、ホリスが「マンハッタンヘンジ」と呼ばれる、マンハッタンの東西のストリートの延長線上に日の出あるいは日の入りが重なる現象について調べていたことに気付く。マンハッタンヘンジを背景にして撮られたホリスとカリオペの写真も見つかり、その撮影日が2年前のホリスの誕生日、つまりカリオペが殺された日であることも判明。今日がまさにマンハッタンヘンジが起こる日で、日の出まであと2時間しかないと知ったCSIは、ホリスの捜索を急ぐ。

 

マックらはひとまず街へ。マンハッタンの西を目指して車を走らせるが、そこにホークスからさらなる手がかりがもたらされる。印字が消えた2枚のチケットは、未使用のニューヨーク・フィルのコンサートチケットだったというのだ。マックは、急遽、コンサート会場であるリンカーン・センターへと向かうが、その直後、黒く塗りつぶされた似顔絵はホリスの自画像であることも判明し、ホリスは自殺するつもりだと分かる。
監視カメラの映像をあたっていたアダムは、リンカーン・センター前にいるホリスの姿をキャッチ。ホリスは、「来てもらうんじゃなかった。すまない」と書かれた遺書を胸に自殺の準備を進めていたが、駆け付けたマックに見咎められると、慌ててその場を逃げ出す。程なくして、警察に包囲されたホリス。持っていた銃をこめかみに当て、拳銃自殺を図ろうとする。ホリスは乱射事件が起きたその日、残業でコンサートに間に合わなくなりそうになったため、自分のオフィスにカリオペを呼び寄せた。それが、カリオペの死の一因であると、彼は自分のことも責め続けていたのだ。けれどもホリスは、「私も妻を亡くした。でも彼女はそばにいる」というマックの言葉と、幻覚のカリオペによる必死の説得に負けて銃をおろす。我に返ったホリスは自らの罪を悔い、その場に屈服するのだった。

 

こうして事件は一件落着。“コンパス・キラー”ことホリス・エクハートの逮捕を祝って、マックたち一同はレストランで会食する。ホークスが低家賃のアパートを見つけてマックの家を出ることになったこと、ダニーが犯人を追って走れるようになるまで回復したことなど明るい話題が飛び出し、みんなの顔には笑みがこぼれるのだった。


【豆知識】
マンハッタンヘンジ

日の出あるいは日の入りが、東西に伸びるマンハッタンのストリートの延長線上に重なる現象のこと。夏至の日にヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と中心にある祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇る「ストーンヘンジ」にちなんで、アメリカ自然史博物館の天体物理学者が名付けた。

 

「人はみな自分の運命の設計者だ」
紀元前4世紀ローマの政治家クラディウスの言葉。事件解決後、ホークスがこの言葉を引用した。

 

【曲情報】
♪"Ain't No Sunshine" Bill Withers
地下の家で流れていたレコードの曲。
♪"Sundown" Elwood
エンディング、メンバーたちの会食シーンで流れていた曲。

 

【決めゼリフ】
「私も妻を亡くした。でも彼女はそばにいる」 by マック

妻が殺されたことに責任を感じ、自殺を図ろうとするホリスを説得する際のマックの一言。同じ妻を亡くした者の言葉に、やはりホリスも心を動かされたよう。

【ゲスト出演者】
工具店のバーンバウム役は「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン5で尋問担当の捜査官リック・バークを演じたマーティ・パパジアン。

 

【鑑賞MEMO】
コンパス・キラー、逮捕!

前回、マックたちが取り逃がした“コンパス・キラー”ことホリス・エクハート。実際には、カリオペが殺された乱射事件に何の関係もないのに、ホリスがその罪を負わせようとした3人の人物の想像上の似顔絵に似ていたという理由でターゲットにされてしまった被害者たちは、本当に気の毒。その一方で、妻を殺され自分も撃たれ…という悲惨な経験のせいで心を砕かれ、狂乱の世界に放り込まれたホリスの苦しみも理解できる点が、今回のエピソードの複雑なところだ。特に、最後のターゲットとしてホリスが最も憎しみを抱いていた人物が、彼自身であったというのは実に悲しく…。
劇中、リンジーは「でも、自分の愛する人を、もしあんな風に失ったりしたら…」とステラに話していたが、このセリフの背後には、銃撃事件でダニーを失いかけた時の辛い記憶があったのかも。もちろん、ジェシカを失ったフラック、9.11で妻を亡くしたマックにも、愛する人を奪われたホリスの苦しみは十分伝わっていたはずだし。だからこそ、みんなが無事ホリスを逮捕してくれたことに心底ホッとした。

 

エンディングは、久々に明るいムード。フラックの顔にも明るさが戻り、ホークスも家を見つけてマックの家を出られることになったとのこと。こういう打ち上げシーンは、「CSI:ニューヨーク」の得意技。今シーズンもお目にかかれてよかった!
余談だが、「人生ははかない。愛する人を大切にしなきゃね」と言ったステラの目線の先にはアダムがいたような…。気のせい!?

2011.3. 5|CSI:ニューヨーク6、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

いつも楽しく拝見しています。
詳細に渡る解説も感心しきりnote
今回のエンディングは本当にホッさせられる
ものでしたね。ステラのせりふの後の視線も
気になるぅ~♪これからもますます目が離せない
CSIシリーズです(≧∇≦)!

投稿: yass | 2011.03.10 13時18分

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