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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月19日(土) #11「セカンド・チャンス」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Ny6_11_4クリスマスシーズンを迎えたニューヨークの路地裏で、焼けた男性の死体が発見される。男性はコートも着ておらず、所持品もなし。頭部には鉄パイプで殴られたような鈍器損傷の跡があり、メガネのレンズも割れていたが、なぜかメガネそのものは吹っ飛んでいなかった。やがて、死体からは高濃度のガソリンの痕跡が検出され、火元は煙草の吸い殻と分かる。
吸い殻のDNAから、強盗や暴行などの前科があるジョー・ロスが容疑者に浮上。ダニーとフラックは彼を取り調べるが、ジョーはサンタクロースの格好で金を集めていた男から金を奪ったことだけ認めて、殺人については否定。また、「その直前に路地から車が出てきて足を轢かれた。銃声(実はペンキ缶が爆発した音)が聞こえたので逃げた」と供述する。

そんな中、被害者の身元はドラッグ歴のあるジェームス・マニングと判明。薬物検査で相当量のヘロインが検出され、死因は車に轢かれたことによるクラッシュ症候群と分かる。どうやら犯人はジェームスにヘロインを撃って失神させ、地面に横たわらせた上で、時速10キロ程度のゆっくりした速度で車を走らせて彼を轢いたらしい。ジェームスがガソリンまみれだったのは、車の燃料漏れが原因だったのだ。
ステラは遺体の特徴から、ジェームスが数年前までホームレスをしていた男で、たびたび自分が1ドル札や小銭をあげていた相手であることを思い出す。遺体のジェームスは身なりも良いが、当時の彼はまるで別人のようだったと話すステラ。彼女によると、ジェームスはある日突然姿を消したというが…。
その後、ジェームスの唯一の近親者であるフィアンセのグレース・チャンドラーが署に呼ばれる。彼女は、ジェームスの遺体をモルグで確認。「自分がドラッグ漬けだったジェームスを立ち直らせた。ドラッグを断って2年のお祝いをしたばかり」と言い、ジェームスがヘロインを摂取していたという事実に信じられないといった様子を見せる。CSIは、念のため彼女のDNAサンプルを採取する。
やがて、遺体の痣やジョーの靴に付いていたタイヤ痕から、ジェームスを轢いた車の車種や年式が割れる。そして、同じ型の車が現場近くに乗り捨てられていたことが判明。車両登録証から、持ち主のロック歌手サム・ベイカーが署に連行される。サムは、車はずっとガレージに置きっぱなしで、盗まれたことすら知らなかったと主張するが、2つある車のキーのうち、1つはサムが携帯し、1つはサムのキッチンの壁のフックに掛けられていたことから、CSIは彼への疑いを強める。そんな中、サムの恋人を名乗るデビー・ファロンという女性が、署に現れて彼の釈放を要求。フラックはそれをはねつける。
程なくして、衝撃の事実が明らかになる。何と、ジェームスには250万ドルもの生命保険が掛けられていたのだ。疑惑の目は、一気に保険金の受取人であるグレースへと向けられる。一方、サムの車のハンドルから身元不明の女性のDNAが検出され、サムの車の車台裏に絡まっていた毛髪が、半年前に起きた轢き逃げ事件で死んだマット・デイビスのものであることも判明。マットにも200万ドルの生命保険が掛けられており、彼の死体からもヘロインが検出されていたことが分かってくる。ただし、マットの保険金の受取人はグレースではなく、リサ・ウィリアムスというドラッグ歴のある女性だった。
ステラとフラックは、花と新聞のスタンドで働くリサを訪ね、マットとの関係や200万ドルの保険金について話を聞く。リサは、マットの顔に見覚えはなく、保険金も受け取っていないと供述。数年前リハビリ施設を出た直後、持ってもいないクレジットカードの請求に悩まされた時期があると話す。どうやら、偽のリサ・ウィリアムスが、本人のIDを盗んでクレジットカードを偽装し、悪用していたようだ。ステラは、彼女が元ジャンキーで、クィーン・オブ・マーシー病院で薬物中毒治療を受けていた点に着目。後の調べで、ジェームスとマットも同病院で同じ治療を受けていたことが確認され、クィーン・オブ・マーシー病院の薬物中毒カウンセリングに携わっているグレースが彼らの共通分母と分かる。マックたちは、彼女ならリサのIDを盗むのも難しくなかっただろうと推測するが…。
やがてその推理が、ある整形外科クリニックからホークスが入手した組織サンプルによって裏付けられる。ある患者が肩のしこりの除去手術を行った際、リサ名義の偽のクレジットカードで支払いをしていたのだ。組織サンプルのDNAをグレースのものと照合した結果、それがピタリと一致。さらにクリニックの手術記録には、緊急連絡先としてサムの恋人デビー・ファロンの携帯番号が書かれていたことが明らかに。後に、サムの車のハンドルに付着していた女性のDNAがデビーのものであることも確認され、グレースとデビーがグルになって保険金詐欺目的の殺人を重ねていたことが明らかになる。
マックは、デビーを出頭させた上で、グレースを面通しの名目で署に連行。フラックがデビーを、マックがグレースを取り調べる。グレースもデビーも、半年前の轢き逃げ事件で死んだマットや、リサのことは知らないと主張。しかし、リサ名義で作った偽のクレジットカードの利用履歴、クリニックから手に入れた組織片のDNA、手術記録の緊急連絡先、サムのハンドルに付着したDNAといった証拠をそれぞれ突きつけられ、観念せざるを得なくなる。餌食にしてきたホームレスたちのことを「奴らは街の癌。野良犬同然。私たちがいたから2年も生きられた」「上等な部屋からブランド物の衣類まで、叶うはずのないリッチな暮らしを与えた。あの2年はプレゼント」と、グレースとデビーは悪びれもせずに言い放つ。
その頃サムは、ステラの口から衝撃の事実を聞かされていた。デビーとグレースがホームレスに手を差し伸べて更生させていたのは、保険金詐欺が目的だったこと。そして、生命保険に加入してから2年が経過していれば死亡理由の如何を問わず保険金が満額下りることから、2年が過ぎる日を待って自分たちが更生させたホームレスを殺害していたこと。「次はあなたの番だった」というステラの言葉に愕然とするサム。自分にも500万ドルもの生命保険が掛けられており、間もなく殺される運命にあったという信じがたい事実に打ちのめされる。けれどもサムは、デビーにもらったセカンド・チャンスを無駄にすまいと、歌手として邁進していく決意を新たにするのだった。

 

マックたちは殉職警官の子どもたちのためにクリスマスツリーを寄付。ダニー、ホークス、リンジー、フラックもエルフの衣装を身につけ、サンタに扮装した警官とともにパーティー会場で子どもたちにプレゼントを配る。喜ぶ子どもたちの姿に、マックとステラも思わず笑顔になるのだった。


【豆知識】
クラッシュ症候群

筋肉が長時間圧迫された後、解放された際に起こるさまざまな症候のこと。致死率は比較的高い。クラッシュ・シンドローム、挫滅症候群とも言われる。

 

エルフ
北欧の工場でオモチャのプレゼントを作っているサンタクロースの助手。

 

【曲情報】
♪"Hey, Soul Sister" Train
スタジオでの収録シーンでサムが歌っていた曲。
♪"Calling All Angels" Train
エンディングでサムが歌っていた曲。

 

【決めゼリフ】
「正義こそが私の財産だ。お前には縁がないだろうがな」 by マック

ホームレスを標的にし、彼らを更生させて生命保険を掛け、2年後に殺害して保険金を得るという卑劣な犯罪を重ねたグレースに対するマックの一言。

 

【ゲスト出演者】
サム役は、グラミー賞の受賞歴があるアメリカのロックバンド、トレインのヴォーカルのパトリック・モナハン。同じくトレインのメンバーであるドラムのスコット・アンダーウッド、ギターのジミー・スタッフォードも一緒に登場した。
グレース役は、ジェシカ・シンプソンの元夫のニック・ラシェイと昨年秋に婚約したヴァネッサ・ミニーロ。デビー役のキム・カーダシアンとは映画『ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う』で共演。

 

【鑑賞MEMO】
エルフ姿のメンバーたちが超キュート!

ホームレスたちを餌食にし、彼らの命と大金を引き替えにすることを悪とも思わない非情な犯人の心理が浮き彫りにされる一方で、クリスマスムードにあふれるサイドストーリーが印象的だった今回。大きなツリーを運ぶマックとステラのウキウキとした会話も、エンディングのパーティーシーンもまさにハートフル・ウォーミングといったところ。ウルフに扮したダニー、リンジー、ホークス、フラックはとってもキュートだったし、彼らがプレゼントを配る様子を見守っていたマックとステラの笑顔もステキで。(ダニーとリンジーには、早くルーシーのところに帰ってあげて!と言いたかったけれど…)

トレインのパトリック・モナハンのゲスト出演も好印象。ちなみに、劇中で使われた"Hey, Soul Sister"は、2010年ビルボード年間チャート3位を記録した大ヒット曲。

2011.3.19|CSI:ニューヨーク6、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

ゲスト出演者のトリビアを一つ加えさせていただくと、リサ役のララ・バスケスの旦那さんのNBA選手カーメロ・アンソニーは先月ニューヨークニックスに移籍しましたね。

それにしても今回はゲストが派手でした!

投稿: たろう | 2011.03.20 23時01分

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