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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 1月29日(土) #4「幻の女」

Ny6_04夫ケヴィン・カーターを刺殺したとして、妻のデボラ・カーターが自首をする。自宅マンションには、彼女の供述通りケヴィンの刺殺体が。デボラは「出張から戻った夫を好物のディナーで迎えたが、上着のポケットに女から贈られた指輪を見つけ、許せずに何度も刺した」と説明。現場には料理が散らばり、状況はデボラの供述内容と一致。しかし、凶器のナイフやかじったパンから別の女性のDNAが出たことから、CSIはデボラが誰かをかばっているのではないかと疑いを持つ。

シドによる検視の結果、ケヴィンの胃にはパンやステーキ、サラダなどが残っていたことが明らかに。それらは、デボラが夫のために用意したメニューと一致するものの、現場に散らばっていたサラダやステーキはすべて手つかずだったことがヘイレンの調べで分かる。シドの検視報告書によれば、胃の内容物は死亡する10~15分前に摂取されたもの。CSIは、ケヴィンには食の好みを知り尽くした愛人がおり、デボラの元に戻る前に愛人宅で食事をしたのではないかとにらむ。それが事実なら、パンから出たDNAは愛人と別れのキスをしたケヴィンの唇から移ったということになるが、凶器のナイフにも同じ女性のDNAが付着しいていたことの説明がつかず、ステラは頭を悩ませる。
その後ホークスは、CODISの全国版で謎の女性のDNAを検索。その結果、3州にまたがる21の事件で同じ女性のDNAが検出されていることが明らかになる。3日前にも、ブロンクスで起きたドラッグ絡みの窃盗現場の薬莢からこの女性のDNAが検出されているほか、クイーンズのクラブの刺殺事件でも犯人が飲んだと思われるグラスの縁から同じDNAが…。ただし、これらの事件、使われた凶器もタイプや手口が異なり、検出された指紋もすべてバラバラというのが解せない。
その後、ケヴィンの靴とソックスに付着していたカーペットの繊維が手がかりとなり、ケヴィンのマンションの別棟に愛人が住んでいる可能性が浮上。ステラとフラックは別棟のマンションで聞き込みをし、ゾーヤという女性とケヴィンが重婚していた事実を突き止める。自分以外にも妻がいるとは思ってもみなかったゾーヤは、もう1人の妻がケヴィンを殺害したと自供していることに大きなショックを受ける。
ステラはゾーヤのDNAサンプルを採取。謎の女性のものとは一致しないと分かり、捜査は振り出しに戻る。そんな中リンジーは、謎の女性のDNAが検出された21の事件に共通項がないか、地道に証拠を調査。3件のドラッグ絡みの強盗事件に、共通する証拠品があることに気付く。それは、宅配便ワールドセンドのパッケージ。内側には、同じ化学指紋のコカインが付着しており、同じ配達員によって届けられたものだった。配達人の名は、マルシア・バスケス。ドラッグと武器の所持で逮捕され、5年間の保護観察処分になった女性だ。ステラ、リンジー、フラックは、街に出てマルシアを捜索。警察に気付いて逃走する彼女を追いかけ、捕らえようとする。その際、マルシアから包丁を突きつけられたフラックは銃の引き金を引こうとするが、ジェシカを殺した犯人サイモン・ケイドを射殺した記憶が脳裏によみがえり、結局引き金を引くことができず…。リンジーの援護に助けられ、何とか無事にマルシアの身柄確保に成功する。後から事のいきさつを聞いたマックは、フラックの精神状態を心配する。
署に連行されたマルシアはDNAサンプルの提供を拒むが、ステラは彼女の指紋カードからDNAを採取。それが謎の女性のDNAと一致し、マルシアは少なくとも10件以上の殺しに関わっていると確認される。けれども、マルシアは一貫してケヴィン殺害への関与を否定。その後、ヘイレンがマルシアの集配記録と21の事件の突き合わせを行った結果、いくつかの事件は物理的に彼女には犯行不可能であることが判明する。では、なぜマルシアのDNAが21の事件で検出されたのか?
マスコミは21の事件に関わった謎の女性を「ファントム・キラー」と命名。その報道が過熱する中、マックは証拠そのものに問題があったのではないかと推測。サンプル採取に使われる綿棒に着目し、綿棒の製造工場に行く。そして、ある女性従業員が素手でコットンを扱っているのを目撃する。女性によれば、手が汗ばむのが嫌で規則を無視して素手で作業していたとのこと。このため製造段階で女性のDNAが綿棒に付着。21のケースで検出されたことが明らかになる。
DNA鑑定でも謎の女性のDNAが工場の女性のものと証明され、シンクレア局長は世間を騒がせた「ファントム・キラー」の真相を記者会見で告げる。また、デボラは夫ケヴィンの殺害で、マルシアは3件の殺害で起訴されることに。ゾーヤは、ケヴィンの殺害現場となったデボラの部屋を訪れ、現場を清掃中のヘイレンに対して、「殺して正解。私がやっていたかも」と吐き捨てるのだった。

 

依然として車椅子のダニーは、きついリハビリで弱音を吐く。リンジーの代わりにリハビリ施設にダニーを迎えに行ったホークスは、頑張れと叱咤激励。医師だった時代に見た、背骨を折った消防士が不屈の精神で再び歩けるようになった事例を取り上げ、諦めるなとダニーに助言する。
翌日、ダニーは必ず歩けるようになってみせると、これまでになく真剣にリハビリに取り組み、ついに車椅子から立ち上がれるようになる。自分の脚で立ち、娘ルーシーを抱くダニーの姿を見たリンジーの目には、涙があふれるのだった。


【豆知識】
サムの息子

1976年から1977年にかけてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼。6人を殺害し、8人に重軽傷を負わせた彼は、「サムの息子」 という名でマスコミや警察に手紙を送りつけた。
シンクレア局長は、21の事件に関わった謎の女性を、このサムの息子の上をいくと表現した。

 

【決めゼリフ】
「自分はこたえてないって、そう思っていても、夜目を閉じれば記憶がよみがえる」 by フラック

夫殺しで自首し、「後悔なんて時間の無駄よ。過去は変えられないわ」と言い放つデボラに対するフラックの一言。フラックは、ジェシカが殺されたショックに加え、犯人サイモン・ケイドに私的制裁を加えた事実が今も頭から離れないよう…。

 

【ゲスト出演者】
デボラ役は、「Lの世界」のジェニー・シェクター役や、「24 -TWENTY FOUR-」のマンディ役、映画『ブラック・ダリア』などで知られるミア・カーシュナー。
ベス役は、「Lの世界」のターシャ役のローズ・ロリンズ。
マルシア役は、「マイネーム・イズ・アール」のカタリーナ役のナディーン・ヴェラスケス。

 

【鑑賞MEMO】
「ハイルブロンの怪人」が下敷きか!?

今回の事件の背景には、ドイツでの実話「ハイルブロンの怪人」が。「ハイルブロンの怪人」とは、1993年から2008年にかけてドイツをはじめとするヨーロッパ各地で起きた殺害事件を含む40件の犯罪現場で検出されたDNAの持ち主(女性)の呼称。「ハイルブロンの怪人」と呼ばれるようになったその女性は、凶悪な殺人鬼あるいはマフィアの関係者ではないかと噂されたが、その真相は今回のエピソードと同様、捜査に使用する綿棒に納入していた業者の従業員のDNAが移ったというものだった。最近の綿棒は高性能で、DNAの汚染が起きないように特殊な試薬が使われており、最初に付着したDNAを固定化する性質がある。そのため、後から犯罪現場で採取したDNAの方は固定化されなかったというわけだ。
この「ハイルブロンの怪人」に関する捜査は、ドイツ警察史上最もお粗末とされている。

 

事件の内容とは別に、今回はキャラクターたちのプライベートにも注目すべき点が多々。たとえば、ホークスのダニーに対する友情。ダニーのことを友人だと思っているからこそ、リハビリの辛さに弱音を吐くダニーに「頑張りが足りない」と少々耳に痛いようなことも言えるというもの。そして、このホークスの叱咤激励が効いたのか、ダニーはついに車椅子から立ち上がれるように! それを見て思わず涙ぐむリンジーの姿も印象的で。
そんな嬉しい変化の一方で、フラックの心の闇も浮き彫りに。ジェシカの死だけでなく、一線を越えて犯人を射殺してしまったことについて、フラックは今もなお悩み続けているよう。彼がこの心の闇とどう向き合っていくのか、今後の成り行きが気になる。
また、久々に登場のシンクレア局長、以前よりもマックたちに対して幾分友好的になったか?

2011.1.29|CSI:ニューヨーク6、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

この回は最後ぼろ泣き・・・。ダニー歩けるようになってよかった!!

投稿: mayumi | 2011.02.21 06時05分

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