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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 1月29日(土) #15「ゼロGの攻防」

M8_15早朝の駐車場。とある夫婦がカージャックにされそうになっているところに、いきなり空から男性の死体が降ってくる。夫婦もカージャッカーも「死体は木から落ちてきた」と話すが、遺体の損傷や枝先が折れた木の状態を見たホレイショは、もっと高いところ、つまり空から落下したものと確信する。
ローマンは男性の死体を検視し、男性は終端速度で少なくとも600メートル以上の上空から落下したものと断定。40歳そこそこと見える割には骨粗鬆症になっている点についても指摘する。

その後、現場上空の航空図などを調査した結果、怪しいヘリの存在が明らかに。ホレイショとウルフはヘリの駐機場に行き、パイロットのボー・レンデルに話を聞く。彼は「死んだ男性には見覚えがなく、事件当時ヘリで飛行もしていない」と供述。ホレイショらはヘリの中を調べ、シートに付着した指の関節の跡を発見するが、被害者の指関節との照合はできずに終わる。
そんな中、血液検査の結果を見たローマンがとんでもない事実を明らかにする。男性は宇宙にいたというのだ。その証拠は球形に変形した赤血球。骨粗鬆症も宇宙にいた証しだとローマンは語る。しかし、宇宙から落下したなら大気圏突入時に燃えてしまうはず。では、男性はどこで死亡し、どこから落下したのか?
CSIはNASAに問い合わせ、所在不明の宇宙飛行士はいないことを確認。ホレイショとウルフは、宇宙ツアーを手がける「プライム・ムーヴァーズ・エアロスペース」のオーナー、キース・パーマーを訪ね、彼に被害者の写真を見せる。パーマーは、「被害者はツアー客のサム・ガードナーで昨夜22時に帰還した」と説明。ツアーは安全を最優先しており、事件とは無関係だと主張する。また、宇宙船の機体に見られる弾痕のような傷は微小隕石の衝突の跡だと話し、ガードナーと一緒だったほかのツアー客の情報については、秘密事項として提供を拒否する。
カリーとナタリアは、ガードナーの妻ジャネットからビデオチャットの映像を入手。ガードナー以外のツアー客は映画スターのドミニク・クロスのみで、パーマーに加え、パイロットとしてあのボー・レンデルも乗船していたことを確認。先の聴取で、レンデルがガードナーを知らないと供述していたのは嘘であることを突き止める。
その後ローマンは、ガードナーの肺の血液が沸騰して蒸発していたこと、つまり、ガードナーの死因は宇宙服を着けずに船外へ出たか、船外でヘルメットを外したためだと断定。では一体、宇宙で何が起きたのか? CSIはガードナー以外の乗員3人から話を聞くことにする。
まずはクロス。彼は「病気で寝ていたため何も知らない」と供述する。次いでパーマーは、「ガードナーが1人で勝手にエアロックを開けて船外に吸い出された。ハッチの警報で初めて気付き、慌てて船内へ引き入れたがすでに死亡していた」と説明。レンデルは、「ずっと操縦していたので何が起きたのかは知らない」と言いつつも、地球に帰還後、ガードナーの遺体をヘリに移して海に捨てようとしたが、途中でカモメの大群とぶつかったために、想定外の場所に遺体を落としてしまったことだけは認める。
CSIは、乗員たちの話の真偽を確かめるべく、宇宙船の中を調査。エアロックのスイッチはキャビン内にあるため、ガードナーが1人で船外に出ることは不可能と分かる。では、誰がエアロックを開けたのか? スイッチに付着した指紋を照合した結果、クロスがエアロックを開けていたことが判明。証拠を突きつけられたクロスは供述内容を変え、「ガードナーがオプションの宇宙遊泳をタダでしたいがために、手を貸さないと殺すと脅してきたので、仕方なく宇宙服を着せてやり、船外へ出すのを手伝った。宇宙服に不備があったのだろう」と釈明する。
ホレイショは、本当にガードナーが宇宙服を着て船外に出たのか確認するため、宇宙服の放射能レベルを測定。それが地球上のものと変わらなかったことから、クロスの話は嘘で、ガードナーは宇宙服を着ずに船外に出たことが証明される。さらにホレイショは、宇宙服に付着した血痕を発見。その後の調べで、宇宙服が置かれていたエアロックの壁にもガードナーの血痕が付着していることが確認され、エアロックが開く前にガードナーが攻撃されていたことも分かってくる。
ジェシーとウォルターは、無重力状態で血液がどのように血飛沫がどのように飛ぶかを確認するため、NASAの嘔吐彗星(軽減重力研究計画に使う航空機)に乗り込み、実証実験を行うことに。一方、宇宙船の機体の微小隕石が当たった跡を調べていたトラヴァースは、純酸素の痕跡を確認。ウルフは、酸素タンクに穴が空き、破損後わずか12分で機内の酸素が尽きてしまう状態に陥っていたことを突き止める。要するに、3人が生きて地球に帰還できるだけの酸素量を確保するためにガードナーは殺されたのだ。
嘔吐彗星では、ジェシーとウォルターが実験を進め、ウォルターが乗り物酔いで嘔吐したことがきっかけとなり、ジェシーは銃が凶器ではないかと推測。ゴム弾を試射した結果、やはり銃が凶器と分かる。また、試射の際ジェシーは、反動で後方に飛ばされて壁で腰を強打。同様に腰に打撲を追ったレンデルが、ガードナーを撃った犯人と判明する。
さらに、パーマー、クロスもガードナー殺害の共犯であることが明らかになる。予備の酸素が3人分しかなかったためガードナーかクロスのどちらかを殺すしかないと判断したのはパーマーで、「有名人より無名のガードナーを殺すべき」と提案し、被弾してもなお生きていたガードナーにとどめを刺すべく、彼をエアロックに閉じ込めて外側のハッチを開けたのはクロスだったのだ。ガードナーは宇宙服を身に付けずに宇宙へ吸い出されそうになって即死し、血液は蒸発したが、帰還時に乗客の数が減っていては問題になるとパーマーは判断。すぐさまハッチを閉め、ガードナーの遺体を病人のように偽装し、レンデルに遺棄を命じたのだ。

 

パーマーは罪悪感を覚えたのか、ガードナーの遺留品を夫人に渡してほしいとホレイショに頼む。それは、ガードナーからジャネットに宛てたビデオレター。その中でガードナーは、「宇宙へ来て家庭の大切さを再確認した。心から愛してる」と、妻への思いを語っているのだった。


【豆知識】
終端速度

物体に働く重力と抵抗力が釣り合って等速運動となった時の速さのこと。

 

嘔吐彗星
NASAが軽減重力研究計画に使う航空機の愛称。搭乗者が乗り物酔いになり、嘔吐することが多いことから、このような愛称が付けられた。嘔吐彗星では、数十秒間無重力状態を作ることができる。

 

【決めゼリフ】
「ドクターも宇宙人かも。真相を隠してるんだ。変人ぽいのもうなずける」 by ウォルター

ガードナーの死因は宇宙絡みだと最初から気付いていたローマン。しかし、確証が持てるまで「言えない」とカリーに対してもったいぶるあたり、確かにちょっと変人ぽかったかも。そして、赤血球の形状などからガードナーは宇宙にいたと確信を持ってからは、妙にウキウキした感じで。ウォルターが「宇宙人かも」と言いたくなる気持ち、よく分かる。

 

【ゲスト出演者】
レンデル役は、シーズン6#5「氷の殺意」に殺されたアメフト選手のマネージャー、マーティン役で出演した経験のあるフレックス・アレクサンダー。この方、R&B歌手のシャニースの旦那さま。
クロス役は、「CSI:ニューヨーク」シーズン5で、ダンブルックの息子コナーを演じていたサッド・ラッキンビル。
ガードナー役は、「チャームド~魔女3姉妹」のアンディ・トゥルードー役や、「プリズン・ブレイク」へのゲスト出演で知られるテッド・キング。
ガードナーの妻ジャネット役は、「crash クラッシュ」のクリスティン役や、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のメアリー役のクレア・ケアリー
ジョディ役は、「GREEK ~ときめき★キャンパスライフ」のレベッカ・ローガン役のディルシャッド・ヴァザリア。

 

【鑑賞MEMO】
犯罪現場は宇宙!

死体が空から降ってくる──実は、CSIの世界ではそれほど珍しいことではない。「CSI:科学捜査班」シーズン2の#5「破壊捜査 壁の向こう側」ではダイバーの死体が、「CSI:ニューヨーク」シーズン2の#5「ダンス&フィッシュ」ではダンサーの死体が降ってきたし。ほかにも落下系のエピソードは多数。でも、今回のエピソードの舞台は宇宙。民間(自費)での宇宙旅行は確かに実現しているし、JTBでも宇宙旅行を取り扱っているのは事実だけれど、犯罪現場が大気圏外というのはこれまでにない突飛さ。さすがのCSIもデータ不足だったようで、無重力での血飛沫の飛び方を調べるため嘔吐彗星で実証実験。この時のジェシーとウォルターのはしゃぎっぷりといったら。
ちなみに、ジェシーとウォルターの嘔吐彗星での実証実験のシーン、実は嘔吐彗星による無重力状態の中での撮影ではなく、ワイヤーアクションとカメラワークを駆使したものだったとのこと(かなりの苦労があったらしい)。そう言えば、映画『アポロ13』では本当に嘔吐彗星での撮影が行われており、出演者の1人である「CSI:ニューヨーク」のマック役でおなじみのゲーリー・シニーズは、宇宙に行けなかった役でありながら嘔吐彗星での無重力を体験したそう。
なお、原題の「Miami, We Have a Problem」は、アポロ13号のトラブル発生時にアポロ側からヒューストン基地に発した「ヒューストン、トラブル発生です(Houston, we have a problem)」という有名な文句のもじり。

2011.1.29|CSI:マイアミ8、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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