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好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月4日(土) #20「宇宙船CSI」

Lv9_020SFドラマ「アストロ・クエスト」のコンベンション会場にプライベートでやって来たホッジスは、番組に登場するキャラクター、ヨーマン・マロイのコスプレをしたウェンディに遭遇。2人は、同じ番組のファンということですっかり意気投合する。そんな中、「アストロ・クエスト」のリメイク版「帰って来たアストロ・クエスト」の製作者、ジョナサン・ダンソンの死体が試写会の上映ブースで発見される。死亡推定時刻は昨夜午前0時から3時。金属片が付着した鼻の下にある裂傷は、角張った銀色のものが凶器であることを示していた。

ホッジスから連絡を受け、ニックらと現場にやって来たブラスは、リメイク版のプロデューサー、メリンダから事情を聞く。彼女によると、「帰って来たアストロ・クエスト」はシリーズ物としてすでに契約が決まっているとのこと。ジョナサンの亡き後、ドラマの権利がメリンダに移ると知ったブラスは、ドラマの権利を独占するために彼女が犯行に及んだのではないかと疑うが…。
ラボに戻ったホッジスは、現場から採取したサンプルの分析に取りかかるが、ウェンディのコスプレ姿が頭から離れない。ホッジスは、自分が宇宙船の司令官で、ヨーマン・マロイに扮するウェンディと恋に落ちるシーンなど、自分とウェンディを「アストロ・クエスト」のキャラに見立てた妄想を次々と展開。すっかり気もそぞろになり、ラボでぼやを出す失態まで演じてしまう。
グレッグとアーチーは、ネットにアップされた映像で、昨晩ジョナサンが開いた「帰って来たアストロ・クエスト」の特別試写会の様子をチェック。ジョナサンの等身大のキャラクターを中心に据えた、ヒーロー不在のリメイク版の設定に失望したファンたちが、激しくブーイングしていたことを知る。しかし、いくら「アストロ・クエスト」の夢を壊されたとしても、そのせいでファンがジョナサンを殺したりするだろうか?
グレッグは、特別試写会の様子を撮影した、大学教授のペネロペ・ラッセルにコンタクトを取り話を聞く。彼女によれば、「ファンにとって『アストロ・クエスト』はもはや宗教。『帰って来たアストロ・クエスト』の上映は、SF界にとって宗教改革の発端となったヴィッテンベルク騒動に匹敵するインパクトがある」とのこと。どうやら、熱狂的なファンならジョナサンを殺しても不思議はないらしい。
そんな中、ジョナサンの検視の結果が出て、死因は鈍器損傷による脳内出血と判明。胃の内容物にミミズのようなものが含まれていたことから、昨夜、会場周辺のバーで「アストロ・クエスト」フードを食べていたことが明らかになる。
一方、上映ブースで現場検証を続けていたニックとライリーは、ジョナサンのノートパソコンや、司令官のイスに付着したセックスの痕跡を見つける。また、オーディオ機器には、ジョナサンを斬首するアニメのDVDが。何者かが、昨夜この上映ブースに侵入し、こっそりDVDをセットしていたことも分かってくる。
さらにニックは、ホテルのバーで聞き込みを実施。ジョナサンが昨晩このバーで深酒をし、「アストロ・クエスト」のコスプレをした女性を無理矢理ナンパしようとして、彼女の仲間の男性2人ともめていたことをバーテンダーのウィリアムから聞き出す。そして、特別試写会を見に来ていた観客たちの写真をウィリアムに見せ、3人がその中に含まれていることを確認する。
やがて、DVDに付着していた指紋が手がかりとなり、バーでジョナサンともめた男性は、ライオネル・ローズとスチューベン・ローレンツと判明。「アストロ・クエスト」の熱狂的なファンである2人は、リメイク版に怒ってジョナサン斬首のアニメを作ったことや、バーで彼ともめたことを認めるが、上映ブースにDVDをセットしに行ったのは、バーでジョナサンに絡まれたリサ・パーヴェスだと話す。
その後、パーヴェスはバーテンダーのウィリアムに付き添われて、自ら警察に出頭する。警察サイドでは、ブースに忍び込んだところをジョナサンに見つかって暴行されたパーヴェスが、正当防衛で彼を殺したのではないかと見ていたが、パーヴェスによれば、ジョナサンとのセックスは合意の上だったとのこと。何でも、ブースでジョナサンに見咎められた際、「自分を解放せよ」と彼に説得され、その言葉に従ったおかげで素晴らしい体験をしたというのだが…。
パーヴェスの供述は、ジョナサンのパソコンによっても裏付けられる。実は、ジョナサンのパソコンには、彼が司令官のイスで様々な女性とセックスする画像が多数保存されていたのだ。その中には、何とプロデューサーのメリンダの写真も。再び、メリンダへの疑いを強めるブラスだったが、結局、彼女はシロと分かる。
ラングストンとライリーは現場に戻り、ジョナサンが女性とのセックスシーンを撮るために仕掛けていた隠しカメラを探すが、予想される場所にはカメラは見当たらない。そんな矢先、妄想にうつつを抜かしていたはずのホッジスが、「アストロ・クエスト」ファンの本領を発揮。凶器は、ブース内の操舵装置の制御盤に格納されたスキャナーだと気付く。ホッジスはウェンディと一緒に、すぐさま現場にいるラングストンに連絡。口頭で制御盤の位置や操作方法を説明し、それに従ったラングストンが制御板のボタンを押すと…、思った通り。血痕や指紋が付いたスキャナーが現れる。
結局、凶器に付着していた指紋から、犯人はペネロペ博士と判明する。彼女は、ジョナサンが大学での自分の講義の内容を盗用してリメイク版を作ったことに憤慨。そのことでジョナサンに抗議したが、「アイデアに著作権はない」と一蹴されたためにもみ合いに。はずみジョナサンを突き飛ばしてしてしまい、結果的に、ジョナサンを死なせてしまったのだ。
こうして、事件は解決。「アストロ・クエスト」で距離を縮めたホッジスとウェンディの2人は、「アストロ・クエスト」の鑑賞会をしようと約束をするが、ホッジスが妄想に夢中になってミスを連発。それをウェンディのせいだと言わんばかりの発言をしたために、彼女の怒りを買い、結局、鑑賞会はお流れになってしまう。けれども、互いのことが気になる2人。ウェンディは、コンベンション会場でホッジスが自分に言ったヴェリコン語を、「アストロ・クエスト」のWebサイトで翻訳。それが、「僕らは結ばれる運命だ」という意味だと知ると、つい自分とホッジスを「アストロ・クエスト」のキャラクターに見立てた妄想をしてしまうのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ヴィッテンベルク騒動

1517年、ルターの「九十五箇条の提題」の免罪符批判によって巻き起こった、宗教改革の発端となった騒動。

ミスター・エド/お馬のエドくん
1960年にCBSで放映されたコメディドラマ。日本でも、1962年からフジテレビで放映されている。 若い建築家夫婦、ウィルバー・ポストとキャロル・ポスト、言葉を話せる能力を持った馬エドが主人公。
自称SF好きなマンディには、この番組が特に好きなのだとか。ホッジスじゃなくても、この番組はとてもSFとは呼べそうにない…。

脱構築
フランスのユダヤ系哲学者ジャック・デリダによる用語。デコンストラクション。

ヴェリコン語
「アストロ・クエスト」に登場する、ある種族が話す言語。「スタートレック」におけるクリンゴン語のパロディと思われる。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「ジム、彼は死んでいる」 by ホッジス

「宇宙大作戦」のキャラクター、レナード・マッコイの定番の名ゼリフ“He's dead, Jim.”をパロディにした一言。
デヴィッドも、マッコイの名ゼリフ「私は医者だ。石屋ではない」をもじって、「私は検視官の助手だ。仕立屋じゃない」と言ったり(彼も相当のSF好きのようだ)、随所で「スタートレック」のセリフや設定のパロディが炸裂!
ブラスが「非常警報だ」というセリフを言う場面もあったが、このセリフは「スタートレック」にはよく出てくるもの。「新スタートレック」のピカード艦長役として、何度となくこのセリフを口にしてきた麦人さんが、今回このセリフをあてているというところがミソだ。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
SFドラマのパロディ満載!

今回のエピソードは、「スタートレック」シリーズ&「バトルスター・ギャラクティカ」のパロディ満載! それぞれの番組のファンには、より一層楽しめる内容となっていた。それもそのはず、監督は、「バトルスター・ギャラクティカ」でメガホンをとっていたマイケル・ナンキン。脚本は、CSIのエグゼクティブ・プロデューサーで、「新スタートレック」をはじめとするスタートレックシリーズの脚本を何本も手がけているナレン・シャンカーと、「CSI:科学捜査班」のほか「バトルスター・ギャラクティカ」や「スタートレック ディープスペースナイン」の脚本も書いていたブラッドリー・トンプソン、デヴィッド・ウェドルの2人という布陣。
劇中には、「バトルスター・ギャラクティカ」のエレン・タイ役のケイト・ヴァーノンがペネロペ博士役でゲスト出演。さらに、「バトルスター・ギャラクティカ」のシャロン役のグレイス・パーク、トーリー・フォスター役のレカ・シャーマ、「新スタートレック」や「スタートレック ディープスペースナイン」ではナレン・シャンカーと一緒に仕事をし、「バトルスター・ギャラクティカ」のプロデューサーでもあるロナルド・D・ムーアがカメオ出演していたのには驚きだ。
そして、劇中に登場した「帰って来たアストロ・クエスト」というドラマは、まさに「スタートレック」のパロディといった感じ(「スタートレック」のパロディ映画『ギャラクシー・クエスト』とも似たような感じかも…)。ホッジスの妄想シーンは、「宇宙大作戦」のシーズン2「宇宙指令! 首輪じめ」(←強烈な邦題!)を彷彿とさせる設定だったり。
そうそう、ホッジスとウェンディのコスプレも最高! ホッジスのコスプレのモデルは、「宇宙大作戦」のカーク船長または、「宇宙大作戦」のパイロット版で船長を務めたクリストファー・パイクで、ウェンディが好きだと言っていたヨーマン・マロイは、「宇宙大作戦」のジャニス・ランドというところか。とにかく、ホッジスとウェンディの“「スタートレック」好き”は、シーズン8の#15「パラレルワールドの絆」でも既出なので、今回、この2人のコスプレにはまったく違和感なし。ちなみに、ホッジス役のウォレス・ランガムは、かつて「スタートレック ボイジャー」のシーズン5「火山惑星からの帰還」にブルーマンもビックリの水の妖精、フロッター・T・ウォーター3世役で、ウェンディ役のリズ・ヴァッシーは「新スタートレック」のシーズン5「謎めいた記憶喪失」にホロデッキで遊んでいる最中にケガをした水着姿の患者役でゲスト出演している。そんな2人だからこそ、ばっちりコスプレが決まっていたのかもしれない。
そして、何かとウェンディとは絡みの多かったホッジス、ついにウェンディへの恋心を自覚! ホッジスの恋の行方、今後の見どころの1つになりそうだ。
その他、エピソードの中には、「スタートレック」&「バトルスター・ギャラクティカ」ファンなら思わず笑ってしまうような小ネタもちりばめられ、両番組のファンには見どころの多い内容。クリンゴン語を思わせるヴェリコン語の文字は、「スター・ウォーズ」の中で使われている独特のアルファベット“Aurabesh”だったりと、細かい演出がニクい!
また、面白いことに、日本語版の吹き替えキャストには、偶然にも「新スタートレック」のレギュラーが多い。先にも触れたように、ブラス役の麦人さんは艦長のピカード役。ラングストン役の銀河万丈さんはウォーフ役で、キャサリン役の高島雅羅さんはディアナ・トロイ役(ちなみに、銀河万丈さんと高島雅羅さんはご夫婦です)。それだけに、日本語版の場合は2度おいしい場面が多々あった。
リサ役は、「ギルモア・ガールズ」のパリス役のライザ・ウェイル。

2010.9. 4|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

ウェンディのコスプレ際どい!!
ホッジスが、好きなもう一人って………キャサリン!?!?

投稿: アライバ | 2010.09.08 14時49分

楽しかった!!
この放送をなんの予備(予告)なしに
見た人は、どんな風に思ったのか?
「番組間違えた!?」(笑)

でも一番感動したのは、前回の予告でした
ただの『宇宙船CSI』だと思ったら、
あんなに長いモンだったとは…爆笑しました。


ホッジスの妄想が痛々しく…

・・・・・・・

なれました

ホッジス頑張れ!!!

投稿: 再放送万歳!! | 2012.05.17 19時32分

「大将がいないとこの町は悪に負けちゃうよ」
グリッソムとの別れの言葉が忘れられない。
ウェンディ絡みでホッジスがこれからどう成長していくか楽しみだ。もう母親の気分。

投稿: どうするホッジス | 2012.05.18 03時32分

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