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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 9月11日(土) #21「時の過ぎゆくままに」

Lv9_0211991年、2件立て続けに空き巣を働き、3件目で91歳の老人トーマス・ハロットを殴り殺した容疑で有罪判決を受けたジェレミー・ケント。服役して18年になる彼は、独学で法律を学び、この度、再審を請求する。彼の主張は、同房の服役囚による嘘の証言と公選弁護人の裏切りにより、公正な裁判を受ける権利を奪われたというもの。それが判事に認められ、CSIは過去の証拠をすべて洗い直すことになる。91年当時と現在では、証拠の判断基準や提出書類などが大きく異なるためだ。

当時、事件を担当したのはまだ新人捜査官だったキャサリン。彼女にとって、初めての単独捜査だった。キャサリンは、ニックやラングストンとともに、半年前に取り壊されたトーマス・ハロット邸の跡地へ向かい、そこで事件の全容をあらためて説明する。侵入者に気付いたトーマスはすぐに911に通報したが、警察の到着時にはすでに殺されていたこと、窓ガラスはたたき割られており、そこから犯人が中に侵入したらしいとこと、トーマスの頭部には鈍器で殴られた跡があり、傷の形状から凶器はカナヅチと思われること等々。一方で、グレッグとアーチーは、トーマスが911に通報した際の通話録音の分析に取りかかる。
ラボに戻ったラングストンは、当時の検視報告書にも目を通す。ライリーは、当時はラボでまだ使用されていなかったALSライトを使ってトーマスの家のカーペットを再チェック。カナヅチのような形をした新たな血痕を見つける。当時の捜査では凶器を見つけられなかったが、それがカナヅチだというキャサリンの見立てはやはり正しかったようだ。
そんな中、ジェレミーが公判前協議を要求したため、キャサリンはネバダ州立刑務所へ。ジェレミーと対面し、彼から厄介な指摘を受ける。実は、この事件の物的証拠はたった1つ。窓ガラスを割るのに使われた石に付着したジェレミーの指紋だったが、ジェレミーいわく、当時は5つの指紋の特徴点の比較のみで鑑定結果を出していたため、証拠能力に欠けているというのだ。もし、ジェレミーの主張通り、この証拠が無効だと判事に判断されれば、判決が覆される可能性も出てくる。ピンチだ。
キャサリンは、当時はまだ使われていなかった画像ソフト「Photoshop」を使い、石に付着した指紋の隆線の解像度を上げ、再度照合。それが、確かにジェレミーのものと一致することを確認し、この結果にひとまず安堵する。
ラングストンは、トーマスの家の外に残された靴跡の写真に着目。隣家の塀の方に向いたその靴跡の形状は、つま先に負荷がかかっていることを示していることから、犯人がジャンプをして隣家の庭に凶器を投げ入れて始末したのではないかと推測。当時、キャサリンは隣家の庭をくまなく捜索しても何も見つけることができなかったが、「人は上を見ない」というグリッソムの言葉をふと思い出し、ラングストンと一緒に隣家の屋根に上がって凶器を探すことに。すると、驚いたことに、隣家の樹木に突き刺さったまま長い年月を経て、幹の一部と化した凶器のカナヅチが見つかる。
その後の調べで、カナヅチに付着した血液はトーマスのものと判明。ところが、カナヅチに付着していた血染めの指紋は、何とジェレミーではなく別人のものであることが明らかになる。ジェレミーには共犯者がいたのだ!
キャサリンは再び、ネバダ州立刑務所のジェレミーのところへ。そこで、石に付着した指紋が確かにジェレミーのものだと確認されたことを伝えるとともに、共犯者の存在について彼を追及。ジェレミーは、弁護士から現場にいたことは認めるなと言われていたために黙っていたと弁解した上で、トーマスの家に侵入したことだけは認めるが、あくまでもトーマスはすでに死んでいたと主張。共犯者説も否定する。
キャサリンたちはレイアウト室に集まり、今回の再調査で明らかになった事実を検証する。そして、ジェレミーに共犯者がいたとすれば、彼がなぜそれを隠し通してきたのか考えるうち、ジェレミーが誰をかばっているのではないかという結論に達する。ライリーは、彼の高校時代のアルバムを取り寄せ、そこからジェレミーに近しい人物を探ることにする。
その直後、トーマスが911に通報した際の通話録音の分析結果が共犯説を裏付けることとなる。かすかに聞こえる車のエンジン音を最新の技術で増幅・分析した結果、車種はジェレミーのポンティアック6000ではなく、ダッジ・スーパービーというまったく別の車だと分かったのだ。さらに、ドアを開け閉めする音により、車の中で待っていた人物が途中で一時的に車を離れていたことも明らかに。その人物がトーマスの家に入ったかどうかが争点となる。
ライリーとグレッグは、入手したジェレミーの高校の卒業アルバムを調べ、彼と仲良さそうに写っているサブリナ・リティの存在に目を留める。サブリナはジェレミーのガールフレンドらしく、2人の後ろにはダッジ・スーパービーが。ナンバーから、持ち主はサブリナの父親アーサー・リティと判明する。
ブラスは、結婚してミセス・オーウェンとなったサブリナを訪ね、彼女に事情を聞く。当時、ジェレミーと付き合っていたことを認め、自分の家の車を時々彼に使わせてやっていたと語るサブリナだったが、事件の夜は両親と家でテレビを見ていたとアリバイを主張。しかし、令状を示してダッジ・スーパービーを押収・解体して調べた結果、サブリナの血液が付着したトーマスの家の窓ガラスの破片が見つかり、事件への関与が決定的になる。
サブリナは、夫で弁護士のクリントとともに取り調べを受けることに。サブリナは「何も話すな」というクリントの助言を無視して、高校時代にジェレミーの子どもを妊娠し、ロスへの逃避行に必要な金欲しさに、彼とともに空き巣を働いたことを涙ながらに告白。しかしトーマスを殺したのはジェレミーであり、自分はカナヅチを捨てただけで殺人には関与していないと言い張る。思いもよらぬ打ち明け話を聞かされたクリントは、憤慨して退席。取調室に残されたサブリナは、「重罪謀殺の規則により、強盗のような重罪遂行により生じた死については、関与した全員が第一級殺人罪に問われる」とブラスから説明され、事の深刻さに言葉を失う。
キャサリンはあらためてジェレミーに会いに行き、元恋人のサブリナがトーマス殺しの犯人はジェレミーだと供述したことを彼に伝える。それを知ったジェレミーは激怒し、18年間、彼女と子どもをかばうために懸命に刑務所暮らしに耐えてきた自分の努力と忍耐は何だったのかと嘆く。自分1人だけが罪を背負うことに嫌気がさし、再審請求に踏み切ったがために、重罪謀殺の規則により2人とも有罪というむなしい結果を招くことに…。「サブリナが起訴されて法廷に立つことになれば傍聴席の息子を一目見ることができるかもしれない」と、ジェレミーは皮肉な運命に希望を見い出しながらも、自分の境遇を呪う。キャサリンは、一方的に生きる道を絶たれた被害者トーマスのことを思うと、そんなジェレミーに同情することはできないのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ASCLD

米国犯罪科学捜査研究所長協会。1973年、FBIのケリー長官、ホワイト副長官とFBIの遺伝子専門家たちの発案により創設された民間団体で、ここが認証する研究所のテスト結果は、法的・学術的にも信頼性が高いとされている。
今回ジェレミーは、石に付着した指紋の鑑定結果が、ASCLDの規定からすると証拠能力に欠けると指摘した。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「我らはみな、時間列車の乗客」 by ブラス

過去の自分の捜査に自信を失い始めたキャサリンを励まそうと、彼女のオフィスに立ち寄ったブラスの一言。この後、元夫のエディとデートし始めた時代に、危うく人をひきそうになったという出来事を例に挙げ、自分の軽率さを省みるキャサリン。ブラスは、キャサリンには責任感があると断言し、ジェレミーの罠にはまるなと助言した。キャサリンはこのブラスの言葉にホッ。刑事として現場で経験を積んできたブラスならではの、ナイスフォローだった。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
キャサリンの初の単独捜査は…

キャサリンが初めて単独捜査を任されたのが、1991年のトーマス・ハロット殺害事件。当時、キャサリンはリンゼイを妊娠中だったそう。久々に、亡き元夫エディや亡き父サム・ブローンがオーナーを務めていたランパート・ホテルの名前が出てきたりで、つい、キャサリンの周りの人々が元気だった頃を思い出してしまう。
グリッソムの後任として主任になった割には、最近見せ場が少なかったキャサリン。久々に、彼女が全面に出たエピソードを楽しませてもらった。「決めゼリフ」でも取り上げた通り、ブラスとますます信頼関係を強めていっている様子もうかがえ、グリッソムが抜けたチーム内に、新たな結束が生まれているように感じさせられた。
また、過去のグリッソムの言葉をキャサリンが引用したことで、グリッソムの教えが今もチームに生かされているんだな、と嬉しく思った。
ジェレミー役は、映画『E.T.』のエリオット役で有名なヘンリー・トーマス。サブリナ役は、「NYPDブルー」のコニー・マクドウェル役のシャーロット・ロス。

2010.9.11|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

Jim Brassは聞き込みの時に相手に「I'm Detective Jim Brass」と名のっていますがCaptainから降格になってしまったのですか?(やはり部下を誤射したから?または捜査の都合で?)

投稿: ジムスナイパー | 2010.09.12 22時09分

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