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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月7日(土) #16「16歳」

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今日はニックの誕生日。メンバーたちが彼にバースデイケーキをお披露目した矢先、パークパインズ・モーテルで刺殺体が見つかったとの連絡が入る。被害者は、モーテルの管理人、ジョーンズ夫妻の娘ヘイリー。ニックが彼女に初めて会ったのは、ちょうど今から1年前。このモーテルで宿泊客の遺体が見つかった時だった。

【365日前】
死んだのは、ハリー・ステッドウェル。近くには、1発撃った形跡のある銃が残されていたが、ハリー自身は撃たれておらず。イスの上に立った状態でひっくり返り、チェストに頭を強打したのが死因と分かる。遺体の腐敗はそれほど進行していなかったが、部屋にはひどい腐敗臭が。天井を見上げたニックは、弾痕から何かがハリーの死体に滴り落ちているのに気付く。それは…、天井裏で死んでいる別の男性の腐敗液だった。
天井裏の死体の身元は、1週間前に姿を消したモーテルの前管理人デイル。捜査の結果、宿泊客が天井裏に隠す金に目を付けたデイルが、天井の羽目板の開閉をコントロールするための電磁石を取り付け、ガレージ開閉用のリモコンで操作できるようにしていたことが判明。ハリーが天井裏に金を隠した後で電磁石をオンにし、ハリーが別れた妻への接近禁止命令を破って逮捕された後に再びオフに戻そうとしたが、リモコンの電池が切れていたために羽目板は開かず、直接天井裏に上がるはめに。まんまと金をくすねるのには成功したものの、ハリーが無理矢理羽目板を開けようとしたことで細工のワイヤーがすり切れていたことには気付かず、汗ばんだ手で触れて感電死したことも分かってくる。
一方、釈放後に金を取り返そうとモーテルに戻ったハリーは、電磁石がオンのままで羽目板が開かなかったため、イスの上に立って銃で天井の羽目板を開けようとした。しかし、銃が磁石に引き付けられ、その弾み発砲。弾はすでに天井裏で死んでいたデイルに命中し、自分は転倒して頭をチェストに強打。死に至ったことが明らかになる。
この一連の捜査の際、ニックはヘイリーと親しくなった。「何があったの?」と興味津々でニックに近付いてくるヘイリー。友達のブリーと仲良さそうにはしゃぐ彼女には、いかにも高校生らしい無邪気さがあった。
【240日前】
今から240日前、ニックはヘイリーと再会する。彼女の友達のブリーが、ヘイリーの父にレイプされたとモーテルから通報してきたためだ。ブラスとともに現場に駆け付けたニックは、ブリーから話を聞く。彼女は「ヘイリーとは今は友達じゃない」と仏頂面。ヘイリーが自分のヘアスタイルを真似たり、母親のニコールが自分をジロジロ見たりするのが気に食わないらしく、彼女はジョーンズ一家に対する敵意をむき出しにする。
そんな中、ヘイリーの父親マークはレイプを否定。母親のニコールも夫がレイプなどするはずがないと主張する。ところが、実はこのニコール、ブリーの16歳の誕生日を祝うたき火パーティーの現場にこっそり行き、多数の写真を隠し撮りしていたことが判明。取り調べを受けることとなったニコールは、その手のパーティーがいかに危険かを娘のヘイリーに知らしめるために現場写真を撮っただけだと話すが、やがて、真の目的はブリーにあったことを打ち明ける。実は、ヘイリーが産まれる前、ニコールはブリーによく似たメリッサという赤ちゃんを亡くしていたのだ。メリッサが生きていれば今のブリーにそっくりだろうという思いから、ブリーの姿を見ることでメリッサが生きていると信じたかったのだと語るニコール。このことを、ヘイリーは知る由もない…。
結局、ブリーに対するレイプは未遂であり、相手はボーイフレンドのデイブと分かる。決め手となったのは、ブリーの陰部から検出された野球グローブの手入れ用オイル。デイブはデートドラッグをブリーに飲ませてレイプを試みたが、意識を取り戻したブリーに逃げられ、ブリーはジョーンズ一家に罪を着せるために、自らモーテルに乗り込んだというのが真実と判明する。
後日、ニックはニコールから押収した証拠品のカメラなどをモーテルに返しに行く。そして、ブリーからの嫌がらせに傷つき、初めて会った時のような無邪気さを失ったヘイリーの姿を見ることになる…。
【117日前】
しばらくして、モーテルでさらなる事件が起きる。それはさかのぼること117日前。モーテルの部屋で、またしても客の死体が見つかったのだ。発見者は、髪を黒く染めてピアスをするなど、すっかり様子が変わってしまったヘイリー。死んでいたのは、ドラッグの常習犯で刑務所を出たばかりのターニャ・キャロウだ。彼女の死因は薬物の過剰摂取と断定されるが、隣の部屋で一晩中セックスに興じていた初老の男女のセックスビデオの音声から、昨晩、ターニャと女性が部屋で争っていたらしいことが確認される。
また、署には娘ターニャの死を知らされた父親のキャロウ氏がやって来る。彼は、ターニャを薬物へと追いやってしまった自分を責めると、死体の発見場所であるモーテルへ。弔いの花とローソク、赤ちゃんを抱いている16歳の時のターニャの写真を現場に捧げて帰っていく。写真に写っている赤ちゃんはなぜかヘイリー似。これに目を留めたヘイリーは、写真をそっと自分のポケットに忍ばせる。
【現在】
そして、今日。モーテルで見つかったのは、胸をひとつきされたヘイリーの刺殺体だった。現在はヘイリーの恋人で、ブリーのレイプ未遂事件時に一度は容疑者にあがったザック・フェニッシュが、昨日ヘイリーと言い争っている姿を目撃されていたことから容疑者に浮上。しかしザックは、「犯行時刻にはリノでドラッグを売っていた」と白状。今回もシロと分かる。
ニックとともに捜査を担当することとなったラングストンは、ヘイリーが死んだ時に持っていた写真(ターニャの父親がモーテルに置いていった写真)を引き伸ばし、それが1993年にホワイトサンズ少年拘置所で撮られた写真であることを突き止める。そして、写真に写っている白人女性の収容者がターニャで、彼女が抱いている赤ちゃんこそがヘイリーであることを明らかにする。
ジョーンズ夫妻は、ターニャのことは知らないと供述していたが、彼女がヘイリーの実の母親と分かった以上、夫妻が嘘を付いていることは誰の目にも明白。ブラスの取り調べを受けることとなった父親のマークは、当時16歳だったターニャに自分たちの娘メリッサのベビーシッターを頼んだが、薬物でハイになっていた彼女がメリッサをバスタブに放置。そのせいでメリッサが溺れ死んでしまったことを告白する。そして、「命を命で償いたい」とターニャから連絡を受け、彼女が刑務所で出産した娘(ヘイリー)を養子に迎え入れたと説明。出所してヘイリーに会いたいとモーテルにやって来たターニャをニコールが突っぱね、ヘイリーに会うのを諦めさせたことも明かす。
では、ターニャは本当にただの薬物の過剰摂取だったのか? そこで、モーテル暮らしをする元ジャンキーの男が、有益な情報をニックにもたらす。この男は、ヘイリー同様、モーテルで起きた最初の事件以来ニックとは顔見知り。ニックにコーヒー代をめぐんでもらったのをきっかけに、ドラッグから足を洗って再出発をするに至った人物だ。彼は、「信頼が得られるような身なりになった今なら自分の話を信じてもらえるはず」と言って、ターニャの死体が発見される前の晩に、ニコールがターニャの部屋から出てきてゴミ容器にカップを捨てるのを目撃したと証言。ゴミ容器には一緒にメタンフェタミンも捨てられていたと話す。
そんな中、モーテルの部屋を家宅捜索していたラングストンは、マットレスの下から血染めのニコールのシャツを発見。こうして、ヘイリーを刺したのも、ターニャを殺害したのもニコールだったことが明らかになる。
取り調べで、娘のメリッサを殺したターニャの子どもなど欲しくなかったと本音を漏らすニコール。ヘイリーが成長して髪を染めた姿に、メリッサを死なせた当時16歳のターニャを重ね合わせたのだろうか? ヘイリーの髪を切ろうとハサミを持ち出し、弾みで刺してしまったという言い分が真実なのか、はたまた、実は心にヘイリーへの殺意を秘めていたのかは誰にも分からない…。
事件解決後、「ニコールがターニャを殺したことに気付いていれば、ヘイリーを死なせずに済んだ」と自分を責めるニック。ラングストンは、そんな彼を慰めるのだった。


【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「この仕事に感情は禁物だとみな言うが、感情は切り離せない。君を見てよくわかった」 by ラングストン

ヘイリーの死に責任を感じているニックに、「君も私と同じマゾだな」と声をかけたラングストン。自分の好きな映画に対する否定的なコメントを読んで自分を追いつめることもあるし、どうしても眠れない夜にはランの花を彫刻して心の声を鎮めるのだとも語っていた。
仕事上ではニックに教えられる立場のラングストンだが、人生経験はニックより上。今後はラングストンが、ニックにとってのグリッソム的な存在になっていくのかもしれない。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
テイラー・スウィフトがゲスト出演!

今回は、今シーズンでも目玉となるゲスト、テイラー・スウィフトが登場。今や、アメリカで最も注目を集めている女性シンガーと言っても過言ではない彼女。今年発表された第52回グラミー賞では、女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス賞など、最年少で4冠を獲得するなど、音楽での実力はお墨付きだが、実は今回のTV出演が彼女にとって初めての演技。ちょっとドキドキしながら視聴したが、これがかなり自然! 少女の無垢さが残るティーンエイジャー、ヘイリーが友達の裏切りに遭い、内面も外見も変わっていく様を好演。現地での高い評価を獲得したようだ。
ちなみに、ターニャの父親がモーテルに置いていった写真をヘイリーが見つけるシーンで使われていたのは、彼女自身の曲"You're Not Sorry"。CSI:用のリミックスバージョンだ。
また、ニックの情に厚い一面がよく描かれていた点も今回のエピソードの見どころの1つだったが、一方で、かつてのCSIメンバーへの言及があったのも良かった。まずは、グリッソム。1年前のニックの誕生日に吹き込まれたボイスメッセージとして登場した。ちなみに、この時グリッソムが証言を担当していたのは、“タイヤで吹っ飛んだ首”の事件。シーズン8 #2「暗闇の快感」で描かれた、アメフトのヘルメットをかぶった高校生の首が高速道路で見つかった事件のことだ。
さらに、ウォリックの名前も登場する。ターニャの遺体が見つかった頃が、ちょうどウォリックが殉職した直後ということで、ニックがウォリックの息子のために大学進学基金を設立したことが、デヴィッドの発言によって明らかになったのだ。ウォリックという存在が、ニックをはじめとする仲間たちの中でいかに大きいものだったか、改めて思い知らされる…。
1年という時間の経過の中で、ヘイリーに加えてモーテル暮らしのジャンキーがどう変わっていくのかを描くと同時に、グリッソムやウォリックといった過去のキャラクターをその時々にうまく組み込むとは、実に良くできた脚本。今回のエピソードは、今シーズン中でも屈指の出来栄えと言えそうだ。
余談だが、今回のエピソードによりニックの誕生日は2月9日と判明した(公式ガイドブックなどでは8月生まれとされていたので、一瞬、え!?という感じだったけれど)。
ザックの父親で弁護士のフェニッシュ役は、「シークエスト」や「コーリー ホワイトハウスでチョー大変!」への出演で知られるジョン・ダキーノ。ニコール役は、「CSI:ニューヨーク5」の#9「新しい命」に被害者ニコールの母親役で登場したリサ・ダー。ターニャの父親役は、「LOST」のエドワード・マーズ役のフレドリック・レーン。デイブ役は、「CSI:ニューヨーク5」の#20「追いつめられて」にバイク・ポロ選手のギャビン役で出演していたマイケル・トレヴィーノ。

2010.8. 7|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

テイラー・スウィフトが出演してて驚いた!
とても可愛くて自然な印象が◎
180cmもあるらしいけど、そうは見えなかったなぁ・・・

ニックがメインの、やるせない、渋い内容で
音楽も良く、とても印象的なエピソードでした。
ベガスの脚本にはいつも驚かされる。
ベガスが一番好きだ。

投稿: joel | 2010.08.12 21時40分

ヘイリーの境遇が三浦綾子の『氷点』に似ていると感じたのは私だけではないはず。似たような設定を考える人はいるんだなぁ。ヘイリーが死んでしまったのは、やるせない。

投稿: ゆきどり | 2010.08.13 11時16分

この回、すごくお気に入りです!
面白かったw

投稿: すずき | 2012.08.23 17時17分

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