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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月28日(土) #19「スカイハイ」

Lv9_019_2スカイダイビングのジャンプスクールを経営するピエールが、ミンクとスカイラーという2人の女性とともに、上空の飛行機から飛び出し、フリーフォールを楽しむ。ところが、ピエールのパラシュートだけが開かず。地上に激突したピエールは、一命を取り留めるものの大ケガを負う。それにしても、ピエールは、これまで1,500回以上のジャンプ経験を積むスカイダイビングのベテラン。装備の安全はしつこいほどチェックしているはずであり、このような事故を起こすとは考えられない。事件性を排除できないことから、CSIが捜査に乗り出す。

ミンクとスカイラーによれば、ジャンプはいつも通り完璧なはずだったとのこと。自動車事故に遭ったのだろうか、潰れた車でケガをした脚を引きずりながら現場にやって来たスクールの共同経営者マックス・ジラールは、兄弟同然の付き合いをしてきたピエールの事故にショックを受けた様子で、ミンクとスカイラーを自分の車に乗せると、ピエールが搬送された病院へと向かう。
ニックは、ピエールの装備を点検。その結果、2点の不備を見つける。人一倍、装備のチェックに余念がなかったピエールがダブルでミスを犯すとは到底思えない。やはり、何者かが故意に細工をしたと考えるのが妥当だ。
また、ニックはライリーとともに、ピエールがヘルメットに装着していたビデオカメラの映像をチェック。フリーフォールの最中、ミンクとスカイラーにはピエールの装備に触れるチャンスがあったことが分かり、2人はそれぞれ別の取調室で事情聴取を受ける。最初は、「自分たちとピエールの3人は家族のような絆で結ばれていた」と、3人の信頼関係の強さを強調するミンクとスカイラーだったが、徐々に本性を現し、それぞれが「ピエールは自分を愛していた」と主張。相手を罵り始める。2人のいずれかが、嫉妬心からピエールを殺そうとしたのだろうか? マックスによれば、ミンクとスカイラーは娼婦同然のあばずれで、2人で共謀してピエールを殺そうとした可能性すらあるとのこと。けれども、ピエールの装備からは、ミンクとスカイラーのDNAが出なかったことが、後の調べで明らかになる。
一方、キャサリンとグレッグは、「イスファハン大理石タイル」という会社を共同経営するイスマイル・ジャヴィードとアレン・マッケンナの2人が、イスマイルの豪邸の庭で揃って死んだ事件の捜査に向かう。外傷は見られず、心臓発作による突然死のように見えるが、2人が同時に発作を起こすとは考えにくく、キャサリンは毒物を疑う。
そんな矢先、現場に一番乗りしたエーカーズ巡査が、冠動脈不整脈を起こして死にかけ、イスマイルの妻グレッチェンも同様の症状に見舞われて病院に救急搬送される。イスマイルとアレンを死に追いやった毒物の痕跡が現場に残っていたため、エーカーズ巡査とグレッチェンにも中毒症状が出たのだろうか?
やがて、イスマイルとアレンからジギトキシンが検出されたことが判明する。ジギトキシンは、少量なら心臓の機能を高める強心剤となるが、多量に摂取すると不整脈を起こして死の原因となる薬物。キャサリンとグレッグは、再びイスマイルの豪邸へ戻り、ジギトキシンに反応する試薬を庭に散布してUVライトで照らす。すると、広範囲にジギトキシンの反応が。拡散の状況から見て、犯人は飛行機でジギトキシンを散布した可能性が高いと分かってくる。
しかし、誰にも気付かれないほど静かに低空飛行できる飛行機など、存在するのだろうか? グレッグは、「ウルトラライト」と呼ばれる超軽量飛行機なら可能であると指摘。空港の管制塔の追跡データをチェックした結果、一昨日の夜、一機のウルトラライトが現場上空を飛んでいたことが明らかになる。さらに、ウルトラライトの出発地点と最終的な到着地点が、ピエールとマックスのジャンプスクールがあるデニムフィールド飛行場であることが判明。キャサリンたちの調べで、ピエールとマックスのウルトラライトにジギトキシンが付着していたことも確認され、2つの事件が1つにつながる。
ブラスはピエールとマックスがいる病院へ。ピエールは2度と話したり歩いたりすることのできない体になっていたが、視線の動きに対応したパソコンを使えば意思の疎通が可能な状態。すでに真実を打ち明ける覚悟ができていた彼は、事件の夜、飛行機を飛ばすようマックスに電話で頼まれたと語り始める。ブラスは、すかさずマックスを追及。最初は、イスマイルおよびアレンの殺害への関わりを否定するマックスだったが、これ以上、嘘は突き通せないと判断したのか、ようやく事の次第を話し始める。とある男から「上空から写真を撮りたい。5千ドル出すからウルトラライトを飛ばしてほしい」と持ちかけられたが、怪しいと感じていったんは断ったこと。しかし、「家族を痛めつける」と脅されたため、結局は男の要求をのんでしまったこと。ところが、その動揺から行きがけに自動車事故を起こしてしまい、仕方なく5千ドルを餌にピエールに代役を頼んだこと。では、ピエールの装備に細工をしたのは、マックスを脅した連中だったのだろうか?
実は、真実は意外なところにあった。装備に細工をしたのは、ほかでもないピエール本人だったのだ。彼は、何も知らずにウルトラライトを飛ばしたが、殺人に手を貸す結果になったと知り、自責の念から自殺を決意。しかし、自殺は意気地のない人間のすることだという後ろめたさから、自分で自分の装備に細工をして事故死を装おうとしたのだ。目の動きで語られた親友ピエールの真意に涙を流すマックス。結局、イスファハン大理石タイルのライバル会社の人間が黒幕と分かり、事件解決に至るのだった。

ラングストンは、砂漠で猛禽類や野獣に眼球や体を食い荒らされた男性の死体について調べる。男性は、30代と見られる白人。修行僧か苦行者のような服装で、両足が蓮華座に組まれていたことから、瞑想中に死んだものと思われる。死体のそばには、最初に現場に到着した警官の足跡のほかに、もう1組、裸足の足跡が残されていたが、これが誰のものかは現時点では分からない。
男性の死体はモルグの洗浄室へ。男性の体には、大胆な“聖スティーヴン”のタトゥーが施されていたことが分かる。また、検視の結果、男性の死因は頭頂部の鈍器損傷であることが明らかに。死体発見時の体位や周辺の状況から事故の可能性は低く、何者かが男性に一撃を食らわせたらしいと分かってくる。
やがて、タトゥーが手がかりとなり、男性はシェルターで伝道活動をしていた“聖スティーヴン”ことマーク・ヴァングローヴストリートと判明。ラングストンはブラスとともにマークが拠点にしていた教会に出向く。
すでに「聖スティーヴン教会」から「聖ジョージ教会」に名前が書き換えられた教会には、次なる指導者ジョージがいた。彼によれば、スティーヴンの死はお告げによってあらかじめ知らされていたとのこと。生前のスティーヴンと一緒に砂漠をさすらい、彼から教えの象徴である杖を受け取ると、彼が亡くなるのを承知した上で、自分だけ帰路についたと話す。ブラスは、教会を自分のものにするために、杖でスティーヴンを殴り殺したのではないかとジョージを追及。すると驚くことに、ジョージはあっさりと犯行を認める。
ところが、凶器と思われた杖からは、スティーヴン撲殺の痕跡が出ず。“スティーヴンによる福音書”なる伝道用DVDを視聴したラングストンは、「争いを避けるためなら他者に追従せよ」というスティーヴンの教えに従い、ジョージが取り調べ中の質問にすべてイエスと答えていただけであることに気付く。その証拠に、あらためてブラスが「スティーヴンを殺していないのか?」と聞くと、ジョージは「殺していない」と答える。やはり、犯人はジョージではなかったのだ。では、真犯人は一体?
ラングストンは、ギリシャの悲劇詩人アイスキュロスが「瞑想中、亀を岩に落として割って食べる習性のある猛禽類により、頭を岩と間違えられて亀を落とされたために死んだ」と言われていることを思い出して砂漠に戻る。周囲を調べると、そこには確かに亀の甲羅が。甲羅にスティーヴンの痕跡が付着していたことが確認され、スティーヴンもまた、アイスキュロスと同じ悲劇に見舞われたことが明らかになる。

空からは色々な物が降ってくる…。人間やら毒やら亀やら。ヘルメットを被るべきだろうかと冗談を言うキャサリンに、「傘を持ち歩いた方がいい」とラングストンは返すのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
EMS
Emergency Medical Serviceの略。救急医療サービスのこと。
ちなみに、エーカーズ巡査は今回の事件でEMSより先に現場に一番乗りし、その結果、死にかけるという災難に遭った。

バリスタ
イタリア語で「バーテンダー」を表す言葉で、カフェやバールで客のコーヒーをいれることを専門にする人、またはその職業を指す言葉(スターバックスでも、店員をバリスタと呼んでいる)。
今回のエピソードの中で、伝道者として登場したスティーヴンは、生前、バリスタが不要なホイップクリームをコーヒーに乗せてしまったことを例に、「『自分でホイップクリームをすくい取れ』というバリスタの言葉に従うことですべて解決した」と言って、追従の教えを説いた(苦笑…)。

ジギトキシン
心房細動、不整脈などの治療に用いられる強心配糖体の1つ。強心剤として用いられる一方で、過剰に摂取すると死に至るほどの重大な副作用を起こす。

アイスキュロス(紀元前525年-紀元前456年)
古代アテナイの3大悲劇詩人の1人。アッティカ悲劇の形式の完成者で、ペルシア戦争の際は重装兵としてマラトンの決戦に参加。死因は、亀を岩に落として割って食べる鷲が、アイスキュロスの頭を岩と間違えて亀を落としたためと言われている。
ラングストンはアイスキュロスを絶賛していたが、ほかのメンバーたちはあまり興味がないようで…。

エリュシオン
ギリシャ神話に登場する死後の楽園。前述のアイスキュロスは、猛禽類の妙技によってエリュシオンに導かれたということになる。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「以前ならほぼゼロだと答えるが、実際に起きた以上100%だ」 by ラングストン
猛禽類が落とした亀が頭に当たって死ぬ確率についてキャサリンに問われたラングストンの返答がコレ。
「CSI:ニューヨーク5」の#16「都会のハゲタカ」では、ハゲタカが落としたヒトの眼球がステラのカップに落ちるという出来事があったが、それに比べれば今回の事件の方がまだ確率は高そう!?

【鑑賞MEMO:キャラクター】
エーカーズ巡査にスポットが!
シーズン5から継続して登場しているエーカーズ巡査。ラボクルーや刑事のサブキャラに比べて地味な存在だった彼に、今回は珍しくスポットが当たった。演じているのは、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン8に複数話出演しているほか、「グレイズ・アナトミー」や「デクスター 警察官は殺人鬼」にもゲスト出演しているラリー・サリヴァン。
なお、巡査役で最も出演回数が多いのはミッチェル巡査。初登場はシーズン6なので、エーカーズ巡査より新しいキャラだが、登場頻度がエーカーズ巡査より高い。2番目に登場回数が多いのはメトカルフ巡査。彼はシーズン1から出演している古株だ。
なお、今回ラングストンは砂漠で見つかった死体を単独で捜査していたが、ニックなんて、レベル3になったというのに、まだ単独捜査を任せてもらえないとぼやいていたはず。グレッグにとっての現場捜査官への道のりもなかなか険しいものだったと思うし、今回のラングストン(レベル1)の単独捜査はちょっと時期尚早?
また、ちょっと笑ってしまったのが、砂漠でスティーヴンの死体を発見したバードウォッチャー。彼は今シーズンの#3「芸術的な死体」で、遊歩道に立った姿で死んでいた老夫婦を発見したあの男だ。こういう細かいユーモアが楽しい!
ピエール役は、アメリカのリアリティ番組「シェフ・アカデミー」の参加者として一躍有名となったエマニュエル・デルクール。保安官補役は「グッドラック・チャーリー」でロバート・ダンカン(通称ボブ)を演じるエリック・アラン・クレイマー。
そして、特にいい味を出していたのが、ジョージ役のグレッグ・ジャーマン。「アリーmyラブ」の中で彼が演じていたリチャード・フィッシュも変わり者だったが、今回のジョージも相当なもの!

2010.8.28|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(4)トラックバック(0)

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コメント

ラングストンの単独捜査、きっとキャサリンが気を使ったのでしょう(笑)
レベル1とは言え、そもそも犯罪学のプロですしね。
ニックは当時『ミルク』を3回言うテストに簡単に引っ掛かる、素直な(注意力が足りない???)性格だったので(笑)、出遅れてしまったのかも?!

それにしても亀の甲羅に当たって死ぬって・・・。
想像しただけで、頭が痛くなりそうです。

投稿: moody | 2010.09.02 14時58分

この「スカイハイ」か「コード4」を通算200話目のエピソードにした方が良かった気が・・・。
ジギトキシンに反応する試薬について聞かれたヘンリーの受け答え、かなりウケたんですけど、上記では全く触れられず、残念。ドンマイ!!ヘンリー。

投稿: mariVegas | 2012.05.16 22時46分

同感。ジギトキシンの説明シーンで同じことを3回言えると得意満面の顔、自分の中では大うけだった。ジ繋がりでコロンボでジキタリスを思い出したが関係ないか。

投稿: 小ネタを見落とすな | 2012.05.18 22時13分

DVDでGraveDangerを見た
ホッジスが感情的になったり
グリッソムがパンチョーと叫んだときは
思わす涙した
この気持ちを投稿せずにいられなかった

投稿: シーズン5の話だけど | 2012.06.25 03時05分

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