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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 8月21日(土) #18「オグンのいけにえ」

Lv9_018ルチャ・リブレの試合観戦中に意識が朦朧となり、ふらつきながら会場を出る1人の女性。よろよろと夜道を歩くうち、突如姿を現した覆面の巨漢に襲われ、第3、第4、第5頸椎を砕かれて死亡する。キャサリン、ブラスとともに現場に駆け付けたラングストンは、女性の顔を見て愕然とする。何と、被害女性は、ラングストンが西ラスベガス大学の教授だった時代に彼のもとで犯罪病理学を学んでいた大学院生、シルヴィア・マリックだったのだ! ラングストンの脳裏には、4カ月前、彼女にCSIへの転職を打ち明けた時のことが思い出される…。

シルヴィアにレイプの痕跡はなく、手には白い革が握りしめられていたことが判明。死亡時刻の数時間前には、彼女のボーイフレンドで、同じく西ラスベガス大学に通うダン・フォレスターが何度も電話をかけていたことが分かってくる。
ラングストンは、早速ダンがアルバイトをしているバーを訪ね、昨夜のシルヴィアの行き先に心当たりはないか聞く。シルヴィアの死など想像もしていなかったダンは、行き先に心当たりはない様子で、「最近のシルヴィアは修士論文のためのリサーチに夢中で、資料をすべてキャンパスに保管していたために留守がちだった」と話す。
ラングストンは、西ラスベガス大学のシルヴィアの研究室へ。何者かが中に侵入し、彼女の研究資料を荒らしていたことを知る。そして、散乱する書類に紛れて床に落ちていた1冊の本に手を伸ばす。それは、自らシルヴィアにサインしてやった自著。パラパラとページをめくるうち、間に遺体写真のコピーが挟まっていることに気付く。写っているのは、11年前に起きた、3人のヒスパニック系の女性が相次いで殺されるという未解決の連続殺人事件の被害者の1人だ。ラングストンは、「修士論文のために、未解決の殺人事件の現場写真が欲しい」とシルヴィアに頼まれ、写真を手配してやったことを思い出す。
また、ラングストンは、11年前の連続殺人事件の被害者たちの死因が、すべてシルヴィアと同じ第3、第4、第5頸椎の損傷だったことに着目。シルヴィアがリサーチの過程で真実に近付き過ぎたため、犯人によって殺されたのではないかと推測する。このラングストンの見解にキャサリンも同意。犯人は、シルヴィアの研究室からリサーチ結果を盗み出そうとしたのだろうとにらむ。
そんな中、シルヴィアが握りしめていた革に付着していたDNAは、複数人のものが混ざり合っていたために照合不可だったものの、植物性の幻覚剤ダチュラが付着していたという事実が判明。先の連続殺人の被害者たちもダチュラを摂取させられていたことから、11年前の連続殺人と今回のシルヴィア殺害のつながりは、より濃厚となる。
ダチュラはサンテリアやブードゥー教の儀式で使われることが多い幻覚剤。扱っている売人は限られている。麻薬課の情報を元に、ノースタウンのダチュラの売人をあたることにしたブラスとニックは、独特な音楽に合わせて人々がトランス状態で、叫び倒れる、奇妙な儀式に遭遇。その現場にダチュラの存在を認めたため、儀式の祈祷師を署に呼んで尋問する。しかし、生前のシルヴィアの写真を見た祈祷師は、ただ「死んでる」と言うばかり。結局、彼からは事件解決に結びつくような情報を得られずに終わる。
一方で、グレッグは事件の夜の防犯カメラの映像を集める。夜の街を歩くシルヴィアの姿は数カ所のカメラにとらえられており、そのうちの1つが手がかりとなり、彼女が事件の夜にルチャ・リブレの会場に行っていたことが判明。ラングストン、ニック、ブラスの3人は試合会場に足を運び、強盗、コカイン所持、強姦などの前科があるレスラーたち、そして妻への暴行の前科があるMCのピジャッソに対し、シルヴィア殺害への関与を追及する。けれども、みな一様に言い逃れたりDNAサンプルのサンプルを拒んだりするばかり…。ただし、あるレスラーとピジャッソの話から、シルヴィアが試合に足繁く通っていた事実が見えてくる。
まだ、レスラーたちの中に犯人がいると決めつけるのは早急だが、彼らにはシルヴィアに脊椎損傷を負わせるだけの力と技があると確信したラングストン。シルヴィアが握っていた革はレスラーの古い覆面の切れ端ではないかと推測し、ライリーとともにコンピューターを使って切れ端の輪郭が一致するデザインの覆面を探し当てる。持ち主は、リングネーム、ファンタズモ。署で取り調べを受けることとなったファンタズモは、意外にもあっさりとDNAサンプルの提供に応じる。
ほどなくして、ファンタズモのDNAを例の革に付着したDNAから差し引いた結果、1人の人物がCODISでヒットする。それは、MCのピジャッソだった。その頃、試合会場のロッカールームでは、元レスラーの父親から譲り受けた古い覆面をピジャッソに盗まれ、悪用されていたことに気付いたファンタズモが、ピジャッソを責め立てていた。シルヴィア殺害を疑い、激しくピジャッソを非難するファンタズモと、「殺人はやってない」と否定するピジャッソ。最終的には、ピジャッソがロッカールームの日焼けマシンから出てきたファンタズモを不意打ちして射殺。その直後、会場に駆け付けたブラスたち警察に見つかり、逃走を試みるものの追い詰められて逮捕される。
11年前にも3人の女性を殺害し、その罪を暴かれるのを恐れてシルヴィアを殺害したピジャッソ。逮捕後の取り調べで、「すべては暴力の神オグンの仕業。祈祷師にも頼ったが、オグンを止めることはできなかった」とうそぶく。いつもは穏やかなラングストンも、殺人を身勝手な理由で正当化し、揚げ句に教え子の命まで奪った彼に対する怒りを鎮めることができず。その悔しさを自らの拳をこめて、力任せにドアなど周囲の物にあたる。そして、冷静さを取り戻すと、亡きシルヴィアの論文を学術雑誌に発表するための準備を始めるのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ルチャ・リブレ

メキシカンスタイルのプロレス。伝統的に覆面レスラーが多い。
ちなみに、今回のエピソードの原題は「Mascara」。スペイン語で仮面(覆面)を意味する言葉だ。ルチャ・リブレを代表する選手で、世界的にも最も著名な覆面レスラー、ミル・マスカラスの“マスカラス”は“Mascara”の複数形である(ミルはスペイン語で千の意)。

オグン
ブードゥー教で、火、鉄、政治、戦争を司るとされている神(ロア)。破壊神。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「悪霊のせいにするな。お前が殺した!」 by ラングストン

元教え子シルヴィアを殺したシリアルキラー、ピジャッソに対するラングストンの一言。いつもは穏やかなラングストンも、さすがに殺人を“オグン”という神の仕業だと言い逃れられたら頭にくるというもの。シルヴィアの真面目で愛らしい人柄をよく知っていただけに、ラングストンにとっては悔しさの残る事件だったに違いない。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ついに200話到達!
今回のエピソードで、ついに通算200話に到達した「CSI:科学捜査班」。メガホンをとったのは、シーズン8の#9「アル・カポネの椅子」も監督した、あの『フレンチ・コネクション』や『エクソシスト』を手がけた鬼才、ウィリアム・フリードキンだ。「ルチャ・リブレ」「ブードゥー教」というインパクトの強いモチーフが際立ち、異色の仕上がりとなった。
内容としては、新参者をもり立てようとする制作側の意図からか、今回もラングストンを中心とした展開。おかげで、これまでになく感情的な一面を見せるなど、ラングストンの見せ場は多かったものの、キャサリン、ニック、グレッグらの既存のメンバーの出番は少なめだった。せっかくの記念すべき通算200話。もっと、メンバーのチームプレイを全面に打ち出してほしかった気もするが…。
ファンタズモ役は、“ゾディアック”のリングネームで知られる人気レスラー、アーロン・アグリア。同じくレスラーのスコーピオ・スカイもレスラーとして本人出演していた。

2010.8.21|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(2)トラックバック(0)

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コメント

逮捕後の取り調べで、ラングストンの後頭部の場面で悪魔の横顔が一瞬映ります
サブミナル効果ですかね
鬼才、ウィリアム・フリードキンが監督をしたからですかね。

投稿: CSIファン | 2010.08.24 13時43分

シルヴィア役は「最後の授業 前編」で公開授業に参加していた生徒で出演してましたね。

投稿: スピードル命 | 2015.02.08 11時16分

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