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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月31日(土) #15「目撃者ガレス」

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リッチな美術商カーステン・ペニングトンが、ホームパーティーを終えた深夜に自宅のプールで死体となって発見される。一方、モーテルの一室では、ハリウッドからの旅行者ジェナ・マッキンの死体が、カジノに駐車中のレンタカーの中からは、私立探偵のショーン・ヘイガンの死体がそれぞれ見つかる。CSIは、これら3つの事件の捜査を同時進行していく。

【富と悪徳の人生】
美術商カーステン・ペニングトンの死体が、ホームパーティーを終えた後の深夜、自宅プールで発見される。捜査を担当するのは、ラングストン。ウェンディも、珍しくラボを出て現場検証を手伝う。2人は、プールを調べた後、直前には見当たらなかった血痕を発見。その跡をたどり、1匹の猫を見つける。首輪に付けている刻印プレートによれば、名前は“ガレス”。カーステンの飼い猫のようだ。
ブラスは、カーステンの婚約者ダーシー・ファーレルに事情を聞く。彼女によると、カーステンは魅力的な人物で、周囲からの人気も高かったとのこと。また、パーティーの途中でクライアントとオフィスにこもった後のカーステンは、どういうわけか非常に怒っていたという。
その後、アーチーが防犯カメラの映像を詳しく分析した結果、カーステンと争っていた相手は、マラケシュ・カジノの美術品買付け師ジェフリーと判明。早速ブラスは彼を取り調べるが、ジェフリーは殺人を否定する。
また、ウェンディは、カーステンとジェフリーが争った際に割れたと見られる、イラク博物館から略奪されたメソポタミア時代の壺のかけらをつなぎ合わせて、その原形を復元する。しかし、壺のかけらを猫のガレスが舐めているのを見て不審に思ったラングストンは、模造品にヨーグルトを塗ってから産地と見せかけたい地域の鉱物粒子を振りかけるなどして仕上げた贋作だと見抜く。おそらく、ジェフリーは壺を買い取った後で、カーステンに騙されて贋作をつかまされたことに気付いた。そして、自分の失態をボスに気付かれる前に、何とかしてカーステンから金を取り戻そうとしたのだろう。
また、ブラスの調査で、カーステンは死ぬ前日に10万ドルを引き出していたことが発覚。詐欺師であるカーステンが、ジェフリーからせしめた金を持って高飛びしようとしていたらしいことも分かってくる。
そんな中、ダーシーが、血痕の付いたドレスを漂白剤洗濯して、その痕跡を消そうとしていたことが明らかに。彼女は、カーステン殺しの容疑者として署に連行される。

【ハリウッド万歳】
モーテルの一室では、ハリウッドからの旅行者ジェナ・マッキンの射殺体が見つかる。銃弾は頭部に1発。うじ虫の成長具合と肝臓の温度から見て、死後48時間以内だとデヴィッドは断定する。グレッグとともにこの事件を担当することになったキャサリンは、部屋の天井に血しぶきと2つの弾痕を目視。弾は酸化した38口径であることを確認する。さらにキャサリンは、ベッドの下に1匹のカメを見つける。カメの甲羅には血痕が付着し、床の血の跡には欠けた部分が。ジェナの殺害時、カメがその場に居合わせた可能性は極めて高い。
キャサリンはカメをラボに連れて帰り、甲羅に付着した血染めの指紋をマンディに鑑定させる。その結果、ジェナの夫で映画俳優のミッキー・ロスが捜査線上に浮上。自宅から現在は製造中止となっている古い38口径の弾が発見されたことで、一気に彼への疑いが強まる。
しかし、当のミッキーは、取り調べで犯行を否定。4年前、プロデューサーをかたるトリップ・リンソンに大金を騙し取られた上、妻のジェナを寝取られるハメになったと激白し、ジェナは自殺だと主張する。彼によれば、ジェナはトリップがほかの女性と婚約したことを雑誌で知って家を出たとのこと。しかし、自分はジェナを諦め切れず、クレジットカード会社に問い合わせて彼女の居所を突き止め、ペットのカメ“ガレス”を連れてモーテルに向かった。一方でジェナは、トリップに会いに行ったものの人違いだと門前払いされ、ひどく落ち込んでいたという。結局、愛するペット“ガレス”の癒しに支えられ、やり直そう話し合ったはずの2人だったが、最終的に、ジェナはミッキーとの未来よりも自殺の道を選んだということのようだが…。
そんな中、ミッキーの供述から新たな事実が浮かび上がる。ジェナは確かに2度撃たれたことが確認されているが、ミッキーが聞いた銃声は1発だけだったというのだ。検証の結果、劣化した1発目の弾が銃身の途中で弾が詰まっているところに2発目の弾が発射され、2発目が1発目を押し出す形で同時に発射されたことが判明。ミッキーの供述通り、ジェナはトリップに振られたショックから自殺をしたというのが真実と分かる。

【息子の面影】
ニックとライリーは、カジノに駐車中のレンタカーの中から発見されたショーン・ヘイガンの射殺体について調べる。ヘイガンは、タホ在住の私立探偵。心臓外科医ポール・アントンの依頼で不動産デベロッパーのライアン・モートンを捜索している最中だった。
検視の結果、ヘイガンは撃たれる直前に犯人が向けた銃口を塞ごうと手をかざしたが、弾は手のひらを貫通して袖の内側に沿って胸から再突入、肋骨で両肺へと跳ね返り、片方の肋骨から横隔膜へと進んで脾臓に達して止まったことが分かってくる。まるでピンボールのように…。
また、取り調べを受けることとなったアントンの供述により、ライアンの正体は詐欺師と分かる。何でもライアンは、自分を息子のようにかわいがるアントンを利用し、投資と称して彼から大金をせしめて持ち逃げしたらしい。アントンが証拠として提出したライアンのビジネスPRビデオ(ライアンの愛犬“ガレス”も登場)をチェックしたニックは、彼の顔に見覚えがあるように感じる。それもそのはず、ライアンは、婚約者のダーシーに殺されたカーステン、自殺したジェナがご執心だったトリップと同一人物だったのだ!
その後、ゴミ収集者の作業員が発見したヘイガン殺害の凶器はアントンが所有していた銃と分かる。当然、疑いはアントンに向けられるが、彼は「銃はライアンに譲ったもの」と主張。そんな中、ヘイガンのズボンの裾から見つかった犯人のものと思われるコンタクトレンズのDNAが、ライアン(別名カーステン、トリップ)の兄弟のものと判明。さらに、ライアン、カーステン、トリップがそれぞれペットに付けていた名前はいずれも“ガレス”で、それがライアンの兄の名前だったことから、兄のガレスが容疑者に急浮上。アントンへの疑いは晴れる。

【不仲の兄弟】
3つの事件は1つにつながり、CSIのメンバーたちは揃ってガレスの行方を追う。まずは、アーチーがペニングトン邸のパーティーの様子を映した防犯カメラの映像を再チェック。その結果、ガレスがパーティーに来ていたことが確認され、カーステンが殺された夜、ガレスがラスベガスにいたことが明らかになる。
程なくして、行方が分からなくなっていたガレスが見つかり、彼は逮捕されて署に連行される。取り調べで、ヘイガンのズボンの裾からコンタクトレンズが見つかった件でブラスから追及を受けた彼は、母親が兄弟に遺した家をライアンが勝手に担保に入れ、カーステンと名乗って贅沢三昧の暮らしをしているのに腹を立てていたことや、ヘイガンが自分を訪ねてきて、ライアンがアントンから騙し取った金を返還しろと請求してきたことなどを告白。パーティーの夜、家の権利を放棄してくれと頼むためにライアンに会いに行ったが、彼に突っぱねられたためおとなしく引き下がったと弁明する。
徐々にガレスとライアンの不仲が明らかになり、ガレスの供述の裏を取るべく証拠の検証を進めるCSI。その過程で、一同は驚愕の事実を知ることになる。実は、逮捕時のガレスの服装はすべてデンプシー・デパートのバーゲン品だったのに対し、下着だけはバーバリー。なおかつ、プールで死体となって見つかったライアンが身に付けていた下着はデンプシーの品と分かったのだ。さらに、ガレスの車からは現金10万ドルが。ガレスは「この金はライアンから税金分としてもらい受けたもの」と説明するが、家の権利放棄を拒んだライアンが、これほどの現金を簡単に支払うとは到底思えない。おそらく、殺されたのはガレスで、ライアンがガレスに成りすましているのだろうと推測したCSIは、隣の部屋でダーシーを尋問。保身に走ったダーシーは観念し、ライアンがガレスを殺し、ガレスに成りすまして逃亡したこと、その偽装工作に協力したことを認める。こうして、ついに詐欺師ライアン・モートンの化けの皮は剥がれるのだった…。

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【鑑賞MEMO:豆知識】
タッチDNA
標本者が触れたものからDNAを採取する新技術。血液や唾液、毛根付きの毛髪などからではなく、標本者の指先の微細胞などを用いて鑑定を行う。
「タッチDNA」という表現が登場するのはCSI:シリーズでも珍しいが、これまでのCSI:シリーズの捜査にも、すでにこの技術は取り入れられている。

アミドブラック
血液中のタンパク質を暗青色に染める染料。
マンディは、カメの甲羅から指紋を検出するのに、毒性の少ないこの染料を用いた。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「真実さ。神に誓うよ。たとえフィクションでも」 by ライアン

己の欲のために人を欺き、殺人にまで手を染めたライアンの一言。証拠をつかまれてもなお開き直りを見せる彼の目には、底知れぬ恐ろしさが…。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ウェンディが大活躍

普段はDNAラボで手腕を振るっているウェンディが、珍しく現場捜査へ。ラングストンと一緒に現場検証を行い、証拠品の復元にも挑戦。なおかつ、ミッキーのDNA鑑定、証拠のコンタクトレンズのDNAとアントンおよび事件関係者のDNAとの照合もこなし、事件解決へのアシスト役を見事にこなした。ホッジスの場合はラボを出るのを嫌っているが、ウェンディは現場捜査も楽しんでいる様子。グレッグのように、捜査官に転向!?なんてこともあり得るかも。
また、エピソードの方は3つの事件が同時進行。それぞれの事件に1人の人物(ライアン)が関わるという意外なつながりが明らかになった後で、さらに、犯人と思われたガレスは実はライアンの成りすましだったというどんでん返しが待ち受けているという、なかなか凝った脚本だった。
複数の事件を同時に描きつつ、それぞれの事件に関わりを持たせたスタイルとしては、シーズン5 #19「4×4」、シーズン7 #3「霊安室の声」を彷彿とさせるものが。また、1人が変装で何役も演じ、その人物こそが犯人というライアンの設定は、シーズン7 #9「レジェンド・オブ・ベガス」で、あのザ・フーのロジャー・ダルトリーが演じたミッキー・ダン役を思い起こさせた。
そして、そんな複雑なライアン役を演じていたのは、「Dr.HOUSE」のルーカス・ダグラス役のマイケル・ウェストン。1人でカーステン、トリップ、ライアン、ガレス(成りすまし)という4つの顔を演じ分け、詐欺師かつ殺人鬼である犯人の邪悪さをうまく表現した。
ミッキー・ロス役は「爆発!デューク」のデューク役、「ヤング・スーパーマン」のジョナサン・ケント役でおなじみのジョン・シュナイダー。「CSI:マイアミ」のシーズン6 #18「腐ったオレンジ」にもゲスト出演してくれたことが。
ポール・アントン役は、「ER-緊急救命室-」のドナルド・アンスポー部長役や「ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル」のマーコット判事役で知られるジョン・アイルウォード。
ジェフリー役は映画『バタフライ・エフェクト』のトミー役や『パール・ハーバー』のビリー役で知られるウィリアム・リー・スコット。

2010.7.31|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

今までサブキャラクター的な人達も個性が出てきて、よくクローズアップされて来たからとっても嬉しい。ディビットやグレッグなど貫禄が出てきたのもウォリックが居なくなった寂しさをしっかり埋めて新生CSIって感じがしていて、また楽しくみてます!!

投稿: シーラカンス | 2010.08.01 12時41分

『4×4』も『霊安室の声』も、4つの事件はそれぞれ関係のない事件だから短い説明でも分かりやすかったが、今回は関連のある3つのストーリーが同時進行していて、しかも最後には兄弟が入れ替わっていたので、ちょっと混乱した。
最近マンディが面白いのが嬉しい。『動物愛護協会が怖い』には爆笑しました。

投稿: moody | 2010.08.02 11時00分

結局、多重詐欺師だったんですよね…。兄弟も含めてみんな可哀想でしたm(__)m世の中、本当に人を騙す人はたくさんいるけど、良心は無いのかな?と思いますm(__)mラングストン教授になってからストーリーが少し難しくなった気がします。私的な見解に過ぎませんが。今回は、物事が交差する事が多く理解すれのに時間が掛かりましたm(__)m

投稿: シーラカンス | 2010.08.02 13時27分

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