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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月17日(土) #13「さわやかな凶器」

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深夜、ファーストフード店「チュージーズ・チキン」の厨房で、地域マネージャーのボブ・グラハムが床に倒れて死んでいるのが発見される。死因は頚椎離断。店頭の大きなチキンのマスコット人形が倒され、店の窓は大きく割られていた。厨房には、大男のボブのものにしては小さいジーンズが入ったリュックが残されており、従業員の誰かがこっそり店をネグラ代わりに使用しているらしいことも分かってくる。もしや、それをボブにとがめられた従業員による犯行なのだろうか? しかし、従業員なら、合い鍵で店の中に入れるはず。わざわざ大がかりな手で店のガラスをたたき割る必要はない…。

厨房では、ラングストン、ニック、ライリーが現場検証を進める。床には、フライヤーから外のゴミ容器置き場へと続く油の引きずり痕が。ゴミ容器置き場に置かれた廃棄油のドラム缶は空で、その付近から逆に厨房へと続く滴下血痕も確認される。また、外の駐車場にはスリップ痕が残されており、近くのポールには擦り傷が。壊れたサイドミラーが落ちているところから見ると、犯人が外に引きずり出した別の被害者を車に乗せて、慌てて逃走した可能性も考えられる。
ブラスは、店の夜間店長を務めるキーウィー・ロングに事情を聞く。本来なら、彼女が今晩シフトに入る予定だったが、ベビーシッターとトラブルになったため、急遽ボブに代わりを務めてもらったらしい。彼女の話から、閉店まで店にいたのはエリザベス・マーティンという従業員だということも明らかになるが、現在のところエリザベスには連絡がつかない。さらに、店長室にある金庫の残高を調べた結果、売上金200ドルが不足していることも判明する。
そんな中、サイドミラーの指紋が、過去にチュージーズ・チキンで働いていたことがあり、ボブに暴行を働いた前科のあるマックスのものと一致。ニックとラングストンは、西ラスベガス大学の学生寮にマックスを訪ねる。彼は、仲間と一緒にチュージーズ・チキンに行ったことは認めるものの、あくまでも目的はチキンのマスコット人形を盗むためで、ボブはおろか、ほかの従業員とも一切顔を合わせていないと弁明する。
署では、チュージーズ・チキンの従業員全員に対する指紋とDNAのサンプル採取が行われる。しかし、最後まで店にいたはずのエリザベスと、薬物所持の前科があるゲイリーの2人だけは居所がつかめず。ゲイリーは6週間前にリハビリ・センターを出ており、チュージーズ・チキンで寝泊まりしていた人物が彼であることも分かってくる。しかし、ゲイリーのようなジャンキータイプは、売上金から200ドルだけを抜き取るようなケチなまねはしないはず…。では、犯人は一体!?
やがて、カウンターに残っていた血染めの掌紋は、従業員の誰とも一致しないことが判明。けれども、犯人がボブを殴るのに使ったと見られる転倒注意の警告板から、犯人がボブを攻撃した時に付いたと思われる指紋が見つかり、それがエリザベスの書いた伝票に付着した指紋と一致する。やはり、エリザベスが犯人だろうか? しかし、エリザベス本人が見つからないうちは、それが本当にエリザベスの指紋なのか照合するすべはない。
また、店長室には女性の生理の血液が残されていたことが明らかに。従業員に生理中の女性はいなかったことから、これもまた、所在不明のエリザベスのものである可能性が高まる。
ラングストンは、店のゴミ容器置き場のドラム缶が中華レストランのものだったことに注目。レストランのオーナーに問い合わせた結果、何度もドラム缶が盗まれる事件が発生していたことが分かる。そして、オーナーから監視映像の提供を受けたラングストンは、アーチーとともにその内容をチェック。ドラム缶泥棒の車のナンバーの読み取りに成功し、ティモシー・ランドという人物が容疑者に浮上する。
ラングストンはブラスとともにティモシーの家へ。彼はエコ派のヒッピーで、廃棄油が不法に捨てられるのが許せず、自らの作業場で処理をしてバイオディーゼルを精製し、空になったドラム缶を戻しているのだと説明し、チュージーズ・チキンからドラム缶を拝借したことを認める。ラングストンは、ティモシーが最近チュージーズ・チキンから回収したドラム缶の中を確認。中に男性の死体が放り込まれているのを見つける。
その後、ドラム缶の中の死体の身元は、ゲイリーであることが確認される。死因は、フライヤーに押し込まれて高温の油を飲み込んだことによる窒息死。彼のボクサーパンツに、ボブの血痕が付着していたことも明らかになる。
ホッジスの調べにより、フライヤーの中にボブの眼鏡や180ドル分の紙幣が落ちていたことが判明。ボブはポケットに20ドル所持しており、この180ドルと合わせると、店からなくなった売上金200ドルとピッタリ合致することが分かってくる。
ラングストン、ニック、ライリーの3人は、これまでに明らかになった情報をあらためて整理してみることに。そして、ボブがゲイリーと格闘した末、彼をフライヤーに押し込んで殺害、その死体をゴミ容器置き場のドラム缶に入れた後、自ら血を垂らしながら厨房に戻ったという結論に達する。けれども、それが事実ならば、カウンターに残っていた血染めの掌紋は、ボブのものでなければおかしい。ニックはマンディに再鑑定を依頼。その結果、ゲイリーをフライヤーに押し込もうとするボブの手には強い圧がかかっていたため、指紋が反転して逆指紋となっていたことが判明。再照合の結果、それが確かにボブのものと確認され、ゲイリーを殺したのも、売上金200ドルをくすねたのもボブだったことが分かる。
やがて、給料の支払い済み小切手からエリザベスの住所が割れる。実は、エリザベスは不法入国者で、本名はロサ・ゴンザレス。彼女を訪ねたブラスは、ボブから売上金が足りないと難癖をつけられ、所持品検査と称して店長室で裸にされたのだと聞かされる。彼女によれば、そこに店をねぐらにしていたゲイリーが現れ、ボブともみ合いに。自分は急いで服を着て、ゲイリーを助けるために警告板でボブの頭を殴ったが、ゲイリーが逃げろと言われて店を飛び出しのだという。こうして、エリザベスはボブ殺しの犯人ではないと分かり、容疑者はゼロとなる
結局、ボブは事故死と判明する。エリザベスに警告板で頭部を殴られて平衡感覚が鈍っていた上に、フライヤーに眼鏡を落として適正な視力を奪われたため、ボブは、ゲイリーの遺体をドラム缶に捨ててから厨房へ戻った際、滑りやすい床に足を取られて転倒したのだ。その結果、頚椎を離断して死亡。これにて、この事件は一件落着となる。
一方、住宅街では不動産業者のメリンダが、下着姿で自宅のベッドに手錠でつながれた状態で死んでいるのが見つかる。押し入られた形跡はないことから、メリンダとは不仲で知られる同業者の夫スコットに容疑がかかる。
検視の結果、メリンダはミント入りのフッ素配合の練り歯磨きを大量に飲み込んでいたことが判明。寝室のゴミ箱からは、使い切った練り歯磨きのチューブ2本が見つかる。どうやら、彼女はフッ素入りの練り歯磨きを過剰摂取したために中毒死したようだ。信じがたい話ではあるが、メリンダのように胃潰瘍の既往がある場合は、フッ素がすばやく体内に吸収されるため中毒死しても不思議はないだの。
さらに、毒物検査の結果、メリンダが抗ヒスタミン剤入りのワインを飲んでいたことも判明。その成分である塩酸ジフェンヒドラミンは、睡眠導入に加えて抗嘔吐の効果があるため、練り歯磨きを確実に体内にとどまらせるために犯人が仕込んだ可能性が高いことが分かってくる。
その頃、署の取調室には、泥酔状態からようやく正気を取り戻した夫スコットの姿が。彼のポケットからはメリンダがつながれていた手錠の鍵が見つかっており、バルタンはメリンダ殺しの嫌疑で彼を追及する。しかし、当のスコットは、事件への関与を真っ向から否定する。
依然としてスコットの犯行を疑うCSIだったが、メリンダが摂取した練り歯磨きは、空のチューブの練り歯磨きと成分が一致しないことが判明。現場に戻って捜索を行った結果、隣家のゴミ容器からゴム手袋と使い切った練り歯磨き、抗ヒスタミン剤の錠剤シートが見つかる。そして、ゴム手袋の内側に付着したDNAはメリンダ本人であることが判明。メリンダは、夫に殺人の罪を着せようという悪意を持って自殺したことが明らかになる。
スコットとメリンダは、ともにサブプライムローンの焦げ付きで大打撃を受けた。スコットは、メリンダが物件販売後も客たちと必要以上に親しく付き合っていたため、彼らが怒鳴りこんで来ることに耐えられず、メリンダのことを責め続けていたらしい。夫婦愛が最悪な状態になっても、自宅が抵当に入っていて売却できず離婚もままならなかったスコットとメリンダの夫妻。夫の怒りのはけ口にされ、彼に対する恨みを募らせたメリンダは、自らの命と引き換えに夫に殺人の罪を着せて復讐を試みた。それが事件の真相だったのだ。


【鑑賞MEMO:豆知識】
NINJAローン

米国の中小不動産業者が、バブル化した不動産市況の下落を予想して、手っ取り早く手数蝋を稼ぐためにNINJAと称する低所得者を対象に、自己申告を適当にさせて組ませたローン。このローンを金融業者が証券化して、金融商品として世界中にばらまいた。サブプライム関連の少なくとも30%をこのNINJAローンが占めているのだとか。このローンの名前には、返済不能者が忍者のようにドロンするという意味合いも込められており、メリンダとタッカーが打撃を受けたのも、このNINJAローンの影響が大きいと思われる。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「証拠は常に正しいが、僕らは違う」 by ニック

証拠は正しくても、その解釈を間違うことがあることに気付いたニックの一言。マンディに再鑑定を依頼し、確かにカウンターの指紋がボブのものであることを確認した。今回、ちょっとした勘違いでいったんは間違った鑑定結果を出してしまったマンディ。その前には、「でも(指紋が)彼女かどうかは、本人に来てもらわないと…。じゃなかったら、指だけでもね」とシュールというかシニカルな発言をして、ニックに「それ、怖すぎマンディ」言わしめる場面も。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ラングストンの仮部屋決定!

まじめで不器用なところがあるラングストン。常に大荷物を持って移動しているが、その姿を見るに見かねたロビンスが、検視室の一室をラングストンに使わせてやるという粋な計らいを。周囲の気遣いもあり、徐々にラングストンの居場所が確立されつつあるのが伝わってくる。
また、今回ラングストンは、中国語が堪能であるという一面も見せてくれた。何でも、デング熱の論文を書くために中国語の資料をたくさん読んだのだとか。ちなみに、デング熱は「CSI:マイアミ」の第5シーズン#18「仮面の下」に登場。デング熱に感染すると作られる、IgG抗体とIgM抗体が犯人逮捕の決め手となった。
一方、時々場違いな発言で周りを凍らせるデヴィッドが、今回は「手錠は使い方次第で楽しいのに」とカミングアウトする場面も。それを聞かされたキャサリン反応がなかなか良かった。
そういえば、場違いな発言をしがちなキャラは、ベガスには意外と多い。前述のデヴィッドのほか、ホッジス、ヘンリーなど。昔はグレッグもそんなキャラだったのに、最近ではすっかりまじめに成長してしまったなあ…としみじみ。はじけたグレッグを久しぶりに見たい気もする。
スコット役は「CSI:マイアミ」ほか、「24 -TWENTY FOUR-」「プリズン・ブレイク」「スーパーナチュラル」など、人気ドラマへのゲスト出演が多いダメオン・クラーク。

2010.7.17|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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