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好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 6月19日(土) #23「大いなる善」

Ny5_0232年前、自転車に乗った16歳のマリス・ドノヴァンを車ではねて死なせたタルマッジ・ネヴィル。自分の非を認めて逮捕された彼は、運転中に携帯電話でメールを打っていたために判事から容赦のない判決を下され、18カ月の懲役を命じられた。そして、この日、ようやく仮出所するが、そこに待ち構えていたのは珍しく休みを取った非番のマックだった。

当時は、すぐにタルマッジが自供したため詳しい検証は行われずに起訴に至ったが、マックは自分が危うく追突事故を起こしそうになって左肩を痛めたのをきっかけに、運転していたのはタルマッジ以外の人物だという確信を強めていた。なぜなら、事故の直後、タルマッジが痛そうにさすっていたのは右肩だったからだ。マックは、服役中のタルマッジに連絡を取ろうとしたが、電話にも面会にも応じてもらえなかったため、彼が仮出所するこの日を待ち構えていたというわけだ。
マックは早速タルマッジを食堂に連れて行き、捜査ミスだった可能性が高いと事情を説明。真実を突き止めたいと話すが、当のタルマッジは迷惑がっている様子。「車内にはほかに誰もいなかった」と言い張って、さっさと食堂を出て行ってしまう。
タルマッジを見失ったマックは、その足でフラックの元へ。タルマッジの保護観察官の名前と住所をフラックから聞き出すと、この事件に対する特別な思い入れについて語る。死んだ我が子を見つけたときの母親キャサリンの表情が今も忘れられないこと、そして、自らの非を認めたタルマッジの態度に誠意を感じたこと…。しかし、本当に罪を償うべき人間は今もどこかにいるに違いないのだ。
マックは、フラックから得た情報をもとにタルマッジを待ち伏せし、姿を現した彼を半ば強引に自分の車に引き入れる。そして、事故を起こしたタルマッジの車を保管場所から引き取って再調査した結果、車内に落ちていた携帯電話の位置や、運転席のシートベルトの解除ボタンの指紋の向きなどが、いずれもタルマッジが助手席に座っていたことを示していたと彼に詰め寄る。そして、タルマッジが服役中に唯一面会を許した人物、路上屋台組合の支部長、ニック・ドンリーに脅されて彼の身代わりになったのではないかと追及。しかしタルマッジは、「ニックは車には乗っていなかった。罪はもう償われた」の一点張り。その頃、そんなタルマッジの様子を陰から監視する1人の男が…。彼は、タルマッジの殺害を請け負った殺し屋だった。
一方、モンタナから帰ってきたばかりのリンジーは、出勤早々に破水。ダニー、ホークス、マック、ステラはいずれも外出中だったため、アダムが車で彼女を病院に送り届ける。そして間もなくダニーも大慌てで病院に到着。ところが、なかなかお産は進行しない。見舞いに駆けつけてくれたステラは、いい母親になれるか自信がないと漏らすリンジーを優しく励ます。
知らせを受けたマックも、リンジーの病院に向かう。そして、院内で「カリータ・ネヴィル先生、2階のナースステーションまでお願いします」というアナウンスを聞いた瞬間、「娘は外科医」とタルマッジが話していたことを思い出す。そして、ナースステーションに行ってカリータの姿を一目見たマックは、彼女が事故直後に現場にいたことを思い出す。そう、マリスをひいたのはカリータだったのだ!
救急車が到着するまでの間にマリスの蘇生を試みた医師がいたというが、それがカリータではないかと推測したマック。何か手がかりが得られるかもしれないと、ラボに戻ってマリスの検視報告書をシドに見せてもらう。その結果、マリスの胸には蘇生の跡と符号する痣があったことが明らかに。また、今週になって、何者かが極秘にマリスの検視報告書を取り寄せていたことも判明する。
その後、カリータは8年前に飲酒運転で捕まったことが発覚。仮に、カリータがマリスをひいていたとすれば、彼女にとって2度目の逮捕となり、15年の実刑は免れなかったことが分かってくる。おそらくタルマッジは、外科医としての地位を築いた娘が逮捕されるより、自分が身代わりになった方が代償が少ないと判断。娘のために、罪をかぶって刑に服したのだろう。
ステラは病院にカリータを訪ね、父親を身代わりにして罪悪感を覚えたことはないのかと彼女に問う。カリータは、タルマッジ同様「罪は償われた」と反論するが…。
マックはマリスの母キャサリンのオフィスを訪ね、マリスをひいたのは、タルマッジではなく娘のカリータである可能性が高いことを彼女に告げる。キャサリンは、動揺した様子で「そっとしておいてほしい」と言うと、早々にマックをオフィスから追い出す。
事の真相はおおよそつかめた。マックはフラックをタルマッジのアパートに向かわせるが、タルマッジの姿はなし。けれども、フラックは部屋である物を見つける。それは、マリスの検視報告書に包まれた自転車のペダル。マリスの死を偲ぶために事故現場に飾られた「ゴーストライダーズ」(白塗りの自転車のオブジェ)のものだ。おそらく、マリスの死を忘れさせないよう、何者かがわざわざこのペダルを検視報告書に包んで届けたようだ。
そんな中、署に1人の男がやってくる。彼は、いわゆる殺し屋。40代後半の女性にタルマッジを殺すよう依頼されたが、1時間前、ターゲットをタルマッジからカリータに変更するよう指示を受けたため、それを警察に報告しにきたのだという。非情な殺し屋でありながら、女性と子どもには手を出さない主義だというこの男。「依頼人は思い詰めている。俺が殺さなくても別の誰かが殺す」と警察に警告する。
やがて、依頼人が殺し屋に渡したカリータの写真に付着した指紋が自転車のペダルをくるんでいた検視報告書に付着した指紋と一致。依頼人の正体はキャサリンと見たマックは、再び彼女のオフィスに向かい、すべて知っていることを暗に伝える。するとキャサリンは、娘を失ったのがいかに辛かったかを語り、今は復讐を企んだ自分の行動を恥じていると話し始め…。マックは、自分も9.11で妻を亡くした経験があると打ち明けると、「殺人の共同謀議であなたを起訴することもできるが、思いやりを示す(起訴はしない)という道もある」と言って、2度と法に触れるようなまねはしないのを条件に、今回は彼女の行為を見逃してやることにする。キャサリンは、マックの計らいに感謝、納得する。
その頃、署にはカリータの姿が。彼女は、マリスをひいたのは自分だと認め、飲酒運転の前歴が判事の心証を害して有罪になることを恐れた父親のタルマッジが、自ら身代わりを申し出たことを白状。事故直後、すぐに現場から立ち去るよう父親に言われたものの、マリスをそのままにしておけず、1人の医師として彼女の蘇生を試みたこと、何度も自分で責任を取ると申し出たが、「大いなる善だ」と主張するタルマッジから制されたことなどを話す。
程なくして、タルマッジは自ら警察に赴き、押収された「ゴーストライダーズ」のペダルを受け取ると、事故現場に飾られたマリスを偲ぶ自転車にそれを取り付けに行く。マックはそんなタルマッジの後を追い、「少しでも良識のある検事なら起訴はしないだろう」と、カリータが罪に問われる可能性が低いことを彼に伝えるのだった。
その頃、病院ではついにリンジーが女の子を出産。駆けつけた仲間たちから祝福を受けたダニーとリンジーは、マックに名付け親になってほしいと頼む。マックはそんな2人の申し出を快諾するのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ゴーストバイク

自転車で走行中に事故で亡くなったメッセンジャーを偲び、事故現場に白塗りの自転車を飾るニューヨークの運動のこと。今回はこれを「ゴーストライダーズ」として番組内に取り入れた。

最大多数の最大幸福
イギリスの哲学者・経済学者・法学者であるベンサムが体系化した「功利主義」のスローガン。個人の幸福の総計が社会全体の幸福であり、社会全体の幸福を最大化するのが重要であるという考え方で、今回のエピソードのテーマ、「大いなる善」(Greater good)の根本にある哲学。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「もう1つは思いやりを示すという道」 by マック

タルマッジやカリータへの復讐を企んだキャサリンの罪を、今回に限って見逃してやることにしたマックの一言。今もなお失意の中にいるキャサリンの心情に理解を示し、救いの道を与えたマック。大事な人を失った悲しみは、マック自身もいやというほど知っているから…。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
リンジーがついにダニーの子を出産!

事件の方は、最初からタルマッジがかばっているのは家族じゃないかな…と思っていたらやっぱり!という展開。スタンドでホットドッグを売っている自分より、外科医として成功している娘の将来を守りたいという1人の父親による“大いなる善”がエピソードの軸だった。
その一方で、てっきり里帰り出産!?と思っていたリンジーがいつの間にやらニューヨークへ。そして、出勤後に間もなく破水! ダニーやCSIメンバーたちに励まされながら、ついに女の子を出産した。あれだけ名付けに頭を悩ませていたダニーだけれど、結局はマックに名付け親を頼むことに。さて、マックがどんな名前を付けるのは次回のお楽しみ。そして次回以降は、ダニーの子煩悩なパパっぷりにも要注目だ。
それにしても、CSI:シリーズでキャスト同士が結婚・出産とは初めての快挙。熱帯の地で再会を果たしたグリッソム&サラは2人に続く!?
キャサリン役は、映画『ジョージア』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたほか、『ワイアット・アープ』や『8月のメモワール』『セント・エルモス・ファイアー』(ロブ・ロウ演じるビリーに思いを寄せるウェンディ役)などで知られるメア・ウィニンガム。「グレイズ・アナトミー」での、メレディスの父ザッチャーの妻でレクシーの母であるスーザン役も記憶に新しい。
タルマッジ役は、映画『シークレット ウインドウ』や『エイリアン3』などで知られるアフリカ系アメリカ人俳優チャールズ・S・ダットン。

2010.6.19|CSI:ニューヨーク5、エピソードガイド|コメント(3)トラックバック(0)

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コメント

子を想う父が、罪を被り服役(18カ月も)。
ワイン一杯が、アルコール何%になるか判らないけど…。 その当時名乗り出ていたら状況がどうなっていたか!?

モンタナで、出産し子連れで帰ってくる!?と思ってたらこっちで立ち会い出産。ダニーは、甘やかすでしょうね。

投稿: アライバ | 2010.06.20 00時34分

クライムサスペンス物でメインキャラの出産イベントって要る???と思ったのもつかの間、タルマッジ親子の子育て&教育とリンジーがこぼした“子育ての不安”が上手くリンクしている事に気付き、さすがブラッカイマーと唸りました。

投稿: ホエホエ | 2010.06.20 19時55分

父が娘の身代わりになり、罪を全てかぶる。娘の将来を案じて…シングルファーザーで必死に育て上げたから。うーん。深いが、考えさせる話し。
マックって、女の子だと甘やかす人だったのね。甘やかす人はダニーで十分。甘やかし過ぎると、子どもは図に乗りますぞ!しかし、男って、奥さんなり恋人なりが、おめでたになると男の子をと言うし、女の子が生まれたら甘やかす。一体、どちらなのかしらね。リンジーの子育ての不安感。よ~くわかる。でも、子育てって、不安感だらけだけど、喜びも大きいもの。
しかし、CSINYに出演する人達は皆さん、パパとママなので赤ちゃんを抱いている姿に安心。抱き方を知っているし、慣れてる。皆さん、優しい目をしていました。

投稿: マック娘 | 2010.06.26 02時28分

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