CSI:投稿ラボ

海外ドラマNAVI

WEEKLY NEWS

COLUMN/REPORT

About CSI:について

Category カテゴリー

Writers プロフィール

このコラムはこんなライターの皆さんが書いてます。

LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 6月12日(土) #22「父への祈り」

Ny5_022

オークション・ハウスで、ネックレスが60万ドル超えで競り落とされようとしている最中、鑑定人のザンダー・グリーンが腹部の傷口を押さえながら会場に乱入。そのまま倒れて息絶える。ザンダーは腹部を撃たれており、彼の携帯電話は発信状態のまま48分が経過。グリーンが倒れたのは40分前であることから、通話相手が何かを聞いている可能性が高いと分かる。ステラとダニーはザンダーの血痕をたどり、殺害現場が彼のオフィスであることを確認する。

ザンダーの死体はラボに運ばれ、シドが検視を行う。その結果、彼の腕には菱形に並んだ8つの点のタトゥーがあり、至近距離から撃たれていたにもかかわらず、通常なら人間の体をたやすく貫通する威力を持つはずの9ミリのフルメタル・ジャケット弾が体内にとどまっていたことが判明。また、射入口には刃物で刺された傷があることも明らかになり、犯人はなぜザンダーに2重の傷を負わせたのか謎が深まる。
アダムは、ザンダーの体から摘出された弾の旋条痕を調べ、凶器はドイツのルガー拳銃であること、弾は1940年代初期に製造された旧式で、火薬が劣化していたために威力が損なわれていたことを突き止める。
一方、ザンダーの携帯電話を調べていたダニーは、発信先の留守番電話が作動していたことを知る。そして、電話会社からデータを入手し、ザンダーが撃たれた際の発砲音を確認。さらに、その発信先が、以前の事件で容疑者にあがったことがあるネオナチ、マイケル・エルガーズの番号であること、ザンダーがこの通話以前にも2度もエルガーズに電話をかけていたことを調べ上げる。それを知ったマックは、ザンダーもエルガーズと同様の人種差別思想を持つ仲間と推測。ザンダーの8つの点のタトゥーを線で結ぶと、ナチスの象徴であるハーケンクロイツになることに気付く。
そんな中、ホークスは親しくしていた叔父が亡くなったという連絡を受け、葬儀のためにミシガンに発つ準備を進める。ところが、あいにくフライトが3時間遅れに。ホークスはこの空き時間を利用し、ダニーとともにエルガーズの事情聴取に向かう。
エルガーズは相変わらず無礼な態度で、この日も、ザンダーなど知らないととぼけた揚げ句、ホークスに差別的な態度を取る。ホークスは、エルガーズへの怒りを黙ってこらえるが、カッとなったダニーは、エルガーズの首根っこをつかんで彼の頭を床に打ち付ける。そして、警官へのハラスメント行為を理由に彼を逮捕する。
署に連行されたエルガーズは、フラックによって取り調べを受ける。それをマジックミラー越しに別室から見守るダニーとホークス。ホークスは、エルガーズに暴行を加えたダニーを「挑発に乗ったら負けだ」と諭し、黒人としての誇りを大切にした叔父のためにも、エルガーズのような人間には負けられないと、自らの思いを語る。
エルガーズの取り調べにはマックも加わる。エルガーズは、ダニーの行為を訴える気満々で強気な態度を見せるが、「仮釈放規定違反に問われることになれば、刑務所に逆戻りだ」とマックに指摘されると態度を軟化させ、ザンダーと友人関係だったことを認める。そして、ザンダーからの電話はいずれもたまたま携帯のボタンが押された間違い電話であり、先の2度の電話のでは、エイブラハムという名前の男と言い争っているような声が聞こえたと供述する。
その後の調べで、ザンダーが言い争っていた相手は、オークションに参加していた時計店の店主、エイブラハム・クラインと判明。マックが彼の時計店を訪ねる。エイブラハムは、時計屋の稼業が廃業寸前のため、泣く泣く妻の形見のブローチをオークションに出し、孝行息子のために現金を残そうとしたとマックに説明。ザンダーと言い争ったのは、彼が実際の価値以上の値段をブローチに付けようとしたためで、自分は妻の遺品が競り落とされるのを見るに忍びなく、下見会だけでオークション・ハウスを出たと話す。マックは、彼がザンダーとやり合った時にできた擦り傷を写真に収めるが、それと同時に、彼の腕に収容者番号のような刺青があるのに気付く。実は、エイブラハムはアウシュビッツを経験したユダヤ人だったのだ。
その後、アダムの調べにより、ザンダー殺害の凶器は、銃に銃剣を取り付けたナチス時代の武器である可能性が浮上。そんな中、ザンダーのアパートに不法侵入があったとの連絡が入る。マックはフラックとともにザンダーのアパートへ。現場検証の過程で、本棚の後ろに隠された、ホロコーストの遺品の数々を集めた秘密部屋を発見する。また、壊されたドアロックから指紋が出て、不法侵入者がエルガーズだったことも明らかになる。
フラックたちは、エルガーズのすみかに急行して彼を再逮捕。ザンダー殺害の凶器とおぼしき武器など、彼がコレクションしていたナチスゆかりの品々を押収する。そして、エルガーズがザンダーの家から盗み出したナチスのコレクションを、オークション・サイトで転売して儲けようとしていた証拠もつかむ。
一方、マックはホロコーストの遺品を遺族に返す方法を求めて、ホロコースト記念館のアーロン・レズニックを訪ねる。レズニックは、ザンダーが持っていたエスター・シュニッツラーというユダヤ人の日記が手がかりになるかもしれないと話し、エスター・シュニッツラーの名前で関係資料を検索。あるホロコースト生還者の証言録画がヒットし、それをマックに見せる。証言者はエスターの従姉妹のハンナ・シュニッツラー。彼女によれば、エスターの一家は近所に住むクラウス・ブラウンというドイツ人青年に国外逃亡の手引きを依頼したとのこと。しかし、ブラウンの正体はヒトラー青年団。ブラウンは、エスターから報酬のダイヤのブローチを受け取るだけ受け取り、彼女たちをアウシュビッツ送りに。結局、一家は全員射殺されたという。マックは証言録画のコピーなどをレズニックから預かり、記念館を後にする。
ダニーの方は、エルガーズに過度の暴行を加えたことで2週間の停職処分に。ホークスも叔父の葬儀に発ったため、マック、ステラ、アダムが協力して捜査を続ける。
アダムは、エルガーズの秘密部屋にあった銃剣などの武器を調査。しかし、いずれもザンダー殺害の凶器とは不一致と判明。ザンダー殺害時刻のアリバイの裏も取れ、エルガーズはシロと分かる。
捜査は行き詰まったかに思えたが、生前のザンダーが最後に会った人物とされるオークションのモデル、コディ・キングの写真を見たマックが、ある重要な事実に気付く。彼女が身につけていたブローチが、エスター・シュニッツラーの日記の中にスケッチされていたブローチ、つまり、エスターがヒトラー青年団のブラウンに差し出したあのブローチと酷似していたのだ。出品者は時計店のエイブラハム。なぜ、ユダヤ人であるエイブラハムの元にヒトラー青年団員の手に渡ったはずのブローチが? ステラが首をかしげているそばで、マックはレズニックから預かった証言録画の中に出てきた若き日のブラウンの写真をモニターに映し出し、それに加齢のシミュレーションを加える。浮かび上がってきたのはエイブラハムそっくりの顔…。そう、実はエイブラハムこそブラウンだったのだ!
ヒトラー青年団の一員だったブラウンは、ドイツの敗戦後に追われる身となり、ユダヤ人に成りすましてアメリカに入国。自分の家族さえも欺いて46年間も追跡を逃れ続けていた。おそらく、エスターの日記を持っていたザンダーは、ブラウン(エイブラハム)が出品したブローチを見て、すぐにホロコーストの遺品だと気付いたのだろう。そして、当局に通報せずに黙っている代わりに、落札金の一部をよこせなど、ブラウンに何か要求したに違いない。弱みを握られたブラウンは、保身のためにザンダーを殺害したのだ。
マックは、ブラウンを署に呼び出して取り調べを行う。しかしブラウンは、あくまでも自分はユダヤ人だと主張。腕の刺青は偽物だと指摘されても、悪びれもせずに嘘を突き通す。だが、マックから激しい追及を受けた上に、イスラエル政府の担当者たちの面通しにあい、ついに観念してドイツ語で事実を認める。署に駆け付けたブラウンの息子デヴィッドは、悪の本性を見せた父親に黙って背を向けるのだった…。
事件解決後、マックのオフィスにレズニックからある録画が届く。それは、強制収容所の解放時、若き米軍兵士に救われたと語るあるユダヤ人の証言だった。彼を救った兵士の名は、マッケンナ・テイラー2等兵。マックの父親だ。映像を見たマックの胸には熱いものがこみ上げる。そして後日。例のダイヤのブローチを渡すため、マックは自らハンナの元へ赴き、彼女とともに万感の思いを込めて慰霊の祈りを捧げるのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
フルメタル・ジャケット

貫通性が高い弾丸。名前は、弾芯が金属(メタル)で覆われている(ジャケット)に由来する。通常、フルメタル・ジャケットの弾芯は鉛だが、今回の事件では旧式の弾だったため、弾芯が鋼鉄だった。

ホロコースト
第2次世界大戦中、アドルフ・ヒトラー率いるナチスが行った、ユダヤ人などに対する組織的な大量虐殺のこと。

イルゼ・コッホ
「ブーヘンヴァルトの魔女」の異名を持つ、ブーヘンヴァルト強制収容所所長の妻。女性看守。囚人に対するサディスト的な拷問行為で知られており、囚人の皮でランプシェードやブックカバーを作ったり、囚人の頭蓋骨で室内装飾品を製造したり、囚人の刺青を剥いでコレクションしたりしていたと言われている。
マックがレズニックに語った話の一部は、このイルゼ・コッホの行為を指しているものと思われる。
ちなみに、イルゼは戦犯として逮捕され、1951年に終身刑を言い渡され投獄されたが、1967年に刑務所内で自殺している。

ACLU
アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)。
ホークスは、ダニーがエルガーズに加えた過度な暴行が、このACLUに知れたら大変なことになると危惧した。

キング牧師
言わずと知れた、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのこと。彼が残した“I Have a Dream”(私には夢がある)というスピーチは特に有名で、1964年にはノーベル平和賞を受賞。1968年に暗殺された。

ヤールツァイト
ヘブライ暦で計算する命日。この言葉が、今回のエピソードの原題(「Yahrzeit」)となっている。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「だから僕もあんな奴に負けられない。今日はなおさらだ。今日だけは…」 by ホークス

黒人であることに誇りを持ち、生涯、人種差別に屈することがなかったというホークスの叔父。そんな叔父が亡くなったという知らせを受けた直後に、奇しくもホークスは人種差別主義者のネオナチ、エルガーズと対面することに…。ついカッとなったダニーとは対照的に、ホークスはエルガーズの侮辱にも冷静な態度。その裏には、亡くなった叔父へのリスペクトがあったのだ。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
知られざるマックの父の姿

殺人の捜査をきっかけに、ホロコーストの時代にまで遡って深く暗い秘密を暴くこととなった今回のエピソード。すべての真実が明らかになり、元ヒトラー青年団の一員だったブラウンが、最も軽蔑していたはずのユダヤ人に成りすまし、愛すべき家族をも欺いてきたと知ったマックは憤激する。そんなマック、今回はこれまで知ることのなかった父親の一面を、事件の捜査を通して知ることに。それは、第6機甲師団の軍人だった父が、1945年の収容所解放に参加した時に見せた、囚人に対する思いやりある振る舞いだった。ホロコーストの遺品を遺族の元に届けようと奔走したマックの情け深さと誠実さは、父親譲りだったようだ。
非常に重いテーマを扱ったエピソードで見ているのも辛い部分があったが、終盤、マックが証言録画を見ながら目頭を押さえる表情や、ユダヤ人の遺族とともに祈りを捧げるシーンには感動の涙を誘われた。
エイブラハム役は、「事件記者ルー・グラント」や「ROOTS/ルーツ」などで5度のゴールデングローブ賞と7度のエミー賞を獲得している名優エドワード・アズナー。最近では、「カールじいさんの空飛ぶ家」で主役のカールの声を担当し、その健在ぶりを広くアピールした。今回、彼が演じたのは、ホロコーストに加担していていたにもかかわらず、戦後はユダヤ人と偽って生き延びるという狡猾な役柄だったが、実際のエドワード・アズナーは、人種差別に関するプロジェクトにも積極的に取り組んでいることで知られている。
レズニック役は、「ギルモア・ガールズ」のマックス・メディーナ役で知られるスコット・コーエン。マックの父親について証言したユダヤ人役は、俳優、作家、教師、詩人などの顔を持つコメディアン、シェリー・バーマン。

2010.6.12|CSI:ニューヨーク5、エピソードガイド|コメント(8)トラックバック(0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209357/48606311

この記事へのトラックバック一覧です: 6月12日(土) #22「父への祈り」:

コメント

マックまで騙すとは…しかも、一番父を尊敬していた息子を騙し傷つけてしまった。60年に及ぶ、偽りの人生とはどんな人生だったのだろう。本音は、エルガーズに近いのではないかと思う。アメリカはネオ・ナチが多いと聞く。人種差別者が多いとも聞く。かつて、この国にも軍国少年を生み出し、今では、友好国となった国とそうではない国に対し、差別的なことを言う人も多い。それは今も、残念ながら変わらない。私の父がそうだった。三つ子の魂百まで…である。クラウス・ブラウン。父とそんなに変わらない年齢だと思うが、きちんとした真実を話す義務がある。マックのパパ、収容所を発見した一人だったのね。マックって、怒りを感じるとすごい迫力。少し、怖いほど。でも、いろんなことを飲んできたからこそ、本当は優しい人なのだと思う。マックの泣きそうになる姿。私も、泣きそうになった。

投稿: マック娘 | 2010.06.13 18時05分

今シーズンでのLVのウォリックの、葬儀の時も泣いたけど、こんなに号泣した回があったかな?
今回の内容は、作られたドラマではなく実話で、ドキュメントのような想いで観ていた。
毎回、一緒に観ている妹と二人で、マジ号泣してしまった。

今だ、差別と言う言葉が無くならないなんて、心が痛んだ。
一日も早く、『戦争』『差別』の言葉が無くなる事を、また心に深く刻まれた素晴らしい内容だった。

投稿: ゴンち | 2010.06.21 13時48分

今回最高傑作と思いました
ナチのお爺さんの演技うまい

投稿: ht | 2010.06.23 10時05分

>『戦争』『差別』
私も時と場所が違えば加害者になるかも知れない。
80年前に生まれてたら軍国少女だったかもしれない。
イラクやアフガニスタンの爆撃だって表立って反対してないしね。
 

日本にもアメリカにも好むと好まざると「加害者」になった人がいるけど、家族にも言えずにいるんじゃないかな。
この人たちに救いはないのかな。

もちろん被害者のほうが理不尽でひどい目にあっている。
それが無くならない事が悲しい。

投稿: かめ。 | 2010.07.14 16時50分

数年前、ポーランドに旅行に行き、アウシュビッツにも行きました。感想はこのスペースでは書けません。今回の話は、CSIのLV,NY,MI全シリーズの中でも、最高傑作だったと思います。フレデリックフォーサイスの「オデッサファイル」を彷彿させましたね。

投稿: ポーランド | 2012.05.05 00時24分

二人の父親の対比が悲しさを深める。一人はナチス党員なのにユダヤ人だと欺いて生きてきた父、もう一人は強制収容所のユダヤ人に感謝さてる父。男の生き方の両面であり、歴史、宗教など考えることが大きすぎる。

投稿: テレ東の放送を見て | 2012.07.04 02時48分

時代も人種も違うけど、「ユダヤ人・ホロコースト・ナチ」と聞くと暗い気持ちになります。人種差別、ユダヤ人大量虐殺といった重いテーマを扱ったとても気骨のある回でしたね。最後のユダヤ人男性が証言しているシーンは何となく予想できたけれど「テイラー、マッケンナ・ボイド・テイラー2等兵」のせりふは感涙ものでした。ホークスの人種差別に屈しないというセリフも心に響きました。

投稿: 私もテレ東 | 2012.07.06 12時31分

はじめましてSkyNetと申します。

本編の最後のクレジットを見終わった後暫く席から立ち上がる事が出来ないくらいの重い衝撃を受けました、JB(ジェフリー・ブラッカイマーの数多いテレビドラマ作品の中でも3本の指に入る程の至極の作品です(矛盾点も多少有りますが)、この作品だけで1本のスピンオフ映画が作れるのではと思う程、充実した内容でした。


 テーマはとても重い人類の負の遺産とも言えるホロコーストを題材とする物ですがストーリーに絡むマック・ティーラーの父に対する想いや同僚の家族の不幸や、未だ世界に蔓延る「人種差別」や、言われ無き「偏見」を織り交ぜながら、現代に起った事件の真相解明の過程で徐々に掘り起される数々の真実はまるでコールド・ケースを髣髴させる様でも在り、真実の残酷な記憶を現代の光の元へと引き出して行くストーリー。

ユダヤ人家族を騙し遺品を窃取する者が有れば、ユダヤ人で有ると言う理由だけで理不尽にも囚われた人々を解放し心優しく労わり思いやる者も居る、そして自分が生き延びる為にそのユダヤ人を装い他国に潜り込む人間、そしてその遺品を遺族の元に届けるのも人間で有ると共に、人と言う愚かな生き物の悪成る部分と善成る部分が同居しているが故の自己矛盾はその昔ナチスドイツがユダヤ人を迫害して来た歴史を歩みながらも今でも白人が黒人を蔑視したり、ヒスパニック系のマイノリティーが不当な処遇を受ける様に、時代は変われどいまだ同じ過ちを繰り返すと言う何とも愚かしい生き物で在ると同時にその中においても真実と対峙し人種や民族に囚われる事無く正義を守り、弱者に対し心を配る誇り高くも、名も無き多くの人間達も居る事が唯一の救なのかも知れない。


その時代や歴史により人の世の価値観は大きく変動するがその根底に有る家族愛や人が人を思いやる心は世界中で如何なる時代においても普遍の物で在ると言う壮大なテーマが緻密に織り込まれた見事な物語と成って進行して行く、そして何時の時代も罪びとは何時か必ずその報いを受けると言うキリスト教的教訓も散りばめられており、しかしとても残念な事に、事ここに及んでも自己の罪を認め自戒の念を抱くどころかドイツ語(母国語)で「滅ぼしておけば良かった」と負け惜しみしか言えない エイブラハム・クライン(クラウス・ブラウン)この台詞の後に顔を会わせた自分の実の息子の淋しげな瞳を見てもエイブラハム・クライン(クラウス・ブラウン)は果たして同じ事が言えたのだろうか?

それにしてもマック・テーラーの父マッケンナー・テーラー2等兵が収容所で生き残った自分を助け出してくれた事を語るユダヤ人の話す「ハーシーズのチョコレートバーがこの世の中でどんなご馳走よりも美味しかった」あたりは思わず「グッ」と来る「もうこれだけで充分だよ~」と想いながらも「彼の真心のおかげで神への愛をほんの少し取り戻せたような気がするよ。残りは孫達が取り返してくれた。」と言う台詞は流石に日本のドラマではあり得ない台詞だろうと想いながら最後のとどめに生き残ったホロコーストの犠牲者の遺族にマック・テイラーが遺品のブローチを届ける下りでは共に祈りを奉げるシーンが有り「これでもかこれでもかと」胸を締め付ける、ここで一つ判った事が有る、それはテイラー家のDNAは弱者に対して計り知れない慈愛を向ける様にプログラムされて居ると言う事だろう、余りに良く出来たストリー展開、いいえ出来過ぎなドラマです、今までの如何なる警察物のドラマにもここまで奥の深いドラマが有っただろうか?JBの才能は凄い、凄ぎる!!、個人的にはこのCSI NYのこの回だけは何が何でも絶対見逃して欲しくない回ですね~。

                                   SKYNET

投稿: Skynet | 2013.04.09 10時31分

コメントを書く