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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月29日(土) #8「今宵、シャトールージュで」

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未来のスター歌手を発掘するオーディション番組「オーバーナイト・センセーション」。プロデューサーのドゥルー・リッチは、決勝のリハーサル会場で参加者のレイラとキップにげきを飛ばす。彼の容赦ない批判に耐えきれなくなったレイラは「もうこんなことできない」と言って会場を飛び出すが、その晩、ウェストサイド地区の高架下で死体となって発見されることに…。レイラはリハーサルを抜けた後、部屋で12時頃に入眠したはずだったが、彼女の目付役は一晩中スロットに明け暮れていたため、本当のところはどうか分からない。

ロビンスはレイラの検視を行い、彼女の死因は腹部に負った打撲による肝臓裂傷と断定。彼女が妊娠8週目だったことも分かり、犯人の動機はレイラの妊娠絡みだった可能性が出てくる。
その後、ホテルのエレベーターの監視カメラ映像をチェックした結果、レイラが12時過ぎに外出、それを追うようにキップも外出していたことが明らかになる。レイラとキップにはロマンスの噂があったことから、ブラスはキップがレイラのお腹の子の父親と見て彼を尋問し、DNAサンプルの提供を求める。父親のウェスタマンは息子が疑われていることに憤慨するが、自分の仕事を放り出して息子の優勝にすべてを賭けているウェスタマンにもレイラを殺すだけの動機があると考えたブラスは、彼にもDNAサンプルの提供を命じる。
ウェンディは、レイラの臍帯組織のサンプルから父親のDNAを割り出すが、キップとは一致せず。何とお腹の子の父親は、プロデューサーのリッチだったことが判明する。リッチの本名はマーヴィン・フレック。過去に未成年と寝たために告訴された際、DNAがCODISに登録されたのだ。ブラスは早速リッチの元に向かい、レイラとの関係について彼を問いただす。リッチは、中絶費用を出すということで話を付けたのに、レイラが優勝させろと脅してきたと説明。犯行時刻には娼婦と一緒だったと主張する。ブラスは、未成年を監督する立場でありながらレイラと関係を持った彼を、法定強姦の罪で逮捕する。
グレッグとライリーはレイラの死体遺棄現場である高架下を現場検証。カートのような車輪の跡が残されているのを見つける。また、レイラの死体は、「ランチョ・リネン・サービス」という会社のテーブルクロスに包まれていたが、そのクロスには現在では使用が禁止されているアスベストが付着していたことが明らかに。また、レイラが付けていた口紅は、鯨蝋(げいろう)を主成分とした年代物と判明する。そして、ランチョ・リネン・サービスと契約していたカジノを洗った結果、伝説的なカジノ、「ル・シャトー・ルージュ」が捜査線上に浮かび上がる。ル・シャトー・ルージュは、黒人を門前払いしなかった初めてのカジノ。往年のスターが多くのステージを披露して大盛況を博したが、オープンから半年後、創始者のジュールス・ローゼンタールが、テナー・サックス奏者のメルキオール・ウィルソンによって射殺されたために閉鎖されたという、いわく付きのカジノだ。
CSIのメンバーたちは、今も取り壊されずに当時の原形をとどめているル・シャトー・ルージュへ。高架下に残されていたのと同じ車輪の跡や、金網のフェンスに付着したレイラの衣服の繊維などの証拠から、ここを犯罪現場と特定。建物の中も調査し、宴会場の床に血痕を見つける。そばには、1つだけクロスがかかっていないテーブルや、レイラの死体搬送に使われたとおぼしきカートが。どうやら、ここが犯行現場であると見て間違いなさそうだ。
そんな中、ル・シャトー・ルージュの現オーナー、カレンが車で到着する。彼女は殺されたジュールスの妻。グリッソムは、彼女から高価なピンクシャンパンを一緒に飲まないかと進められるが、「仕事中なので」と断り、ただ彼女の話に耳を傾ける。カレンは、当時の夢のような世界を壊されたくなかったため、ここを売らずに現在まで温存していたのだと、自らの思いをグリッソムに語る。
その後、宴会場では、最近発射された弾やレイラの携帯電話が見つかる。携帯電話には、キップが撮影した動画が残されていた。楽屋に置かれていた衣装を身にまとい楽しげに歌うレイラ。その背後から、突然サックスを吹きながら現れた黒人の老人。驚いたキップが「レイラ逃げろ!」と叫ぶ声。慌てて逃げ出そうとするレイラ…。この老人がレイラを殺した犯人だろうか? CSIが思案をめぐらせていると、ステージの奥からきしむような音が聞こえてくる。音のする方に近付いていったグリッソムは、銃を手にした老人がカーテンの裏に身を潜めているのを発見。老人は、グリッソムに発見されると同時にその場に倒れ込む。
レイラと一緒にル・シャトー・ルージュにいたキップは、署で取り調べを受ける。「レイラとは互いに尽くし合っていた」と語るキップ。レイラの祖母がル・シャトー・ルージュでダンサーとして踊っていたことを知り、彼女を驚かせるためにル・シャトー・ルージュに連れて行ったのだと話す。キップは表で写真を撮って帰るつもりだったらしいが、すっかり興奮したレイラは、フェンスを破って鍵のかかっていないドアから中へ。楽屋で祖母のドレッサーにあった口紅を付け、衣装に着替えてステージで歌を披露しているところに、例の老人がサックスを吹きながら現れたのだという。キップは驚いて彼に立ち向かったが、老人に発砲されたため外へ退避。その後、ル・シャトー・ルージュに戻ってレイラの姿を探したが、すでに彼女はいなかったらしい。
一方の老人は、長い間ル・シャトー・ルージュで寝泊まりしていたと見られ、病院で脱水症と栄養不良の治療を受けることに。グリッソムは病院に足を運び、少女(レイラ)が死んだことを老人に伝える。老人は「(犯人は)俺だ」と自供するが、自分の名前は名乗ろうとしない。
ラボでは、ハリーが手にしていた銃の調査が行われ、その銃がジュールス殺しに使われたものであることが確認される。当時、事件を担当したのは元保安官のクロード・モンゴメリー。犯人のメルキオール・ウィルソン(獄中で死亡)の逮捕の決め手は、ワニ皮の財布に付着した指紋だったと知ったグリッソムは、証拠の指紋を調べ直し、その鮮明さに疑問を抱く。なぜなら、ワニ皮から指紋を採取したのであれば、皮の凹凸が筋となり、指紋には欠損が生じるはずだからだ。グリッソムは、ウィルソンは何者かに濡れ衣を着せられたのだと確信する。
その後、グリッソムはクラブでポーカーを楽しむモンゴメリーを訪ね、ジュールス殺害事件について彼から話を聞こうとする。モンゴメリーは、ポーカーでグリッソムが勝ったら話をしてやると言って、グリッソムをテーブルに混ぜる。結局、グリッソムは勝負に勝つが、モンゴメリーから真相を聞き出せずに終わる。
そんな中、リッチのアリバイの裏が取れ、彼はシロと分かる。また、老人の指紋はジュールス事件の捜査で採取された身元不明者の指紋と一致。彼がル・シャトー・ルージュの関係者であることが確認される。さらにレイラの打撲の原因は、彼女が老人から逃げようと慌ててステージを飛び降り、自分から椅子の肘かけに激突したためと判明。要するに事故死と分かる。では、なぜ老人が自分の犯行だと認めたのか? なぜ断じて自分の身を明かそうとしないのか?
一方、グレッグがル・シャトー・ルージュで見つけたパンフレットを見たライリーは、老人はル・シャトー・ルージュのミュージシャンだったのではないかと推測。パンフレットに載っているミュージシャンの顔写真を顔認識ソフトで照合した結果、老人はハリー・バスティールというサックス奏者と判明する。
グリッソムは、ハリーの病室を訪ね、なぜ自分がレイラを殺したわけでもないのに、通報せずに死体を遺棄したのか質問。「一番幸せだった時代を過ごした場所を荒らされたくなかった」とハリーが説明しているところに、グリッソムに呼び出されたカレンがやって来る。グリッソムは、カレンがハリー・バスティールを知っていることを承知の上で、あえて彼女に男はハリーかどうか確認させる。「ハリーじゃないわ」と嘘をつくカレン。グリッソムは、ジュールス殺しの真犯人はハリーかもしれないと彼女に告げるが、カレンは「ハリーは犯人ではない」と断言する。そこでグリッソムはピンとくる。実は、ジュールス殺害の裏にカレンのロマンスがあったのではないか、と。今もカレンが愛飲している高価なピンクシャンパンがローゼンタール殺害の現場写真にも写っていた。それは、ジュールスが殺された部屋で、実はカレンが別の男性(ハリー)とピンクシャンパンを楽しんでいた証拠なのではないか、と。
核心を突かれたカレンは、グリッソムに真実を打ち明ける。実はハリーと恋仲だったこと。浮気現場を目的したジュールスが、ハリーを撃とうとしたこと。ハリーともみ合ううちにジュールスが落とした銃を拾い上げ、自ら夫を撃ったこと…。ハリーは、カレンをかばうために自分が罪をかぶると申し出たが、カレンはジュールスの財布に入っていた現金を彼に握らせて逃亡させることに。その後、自分は自首をしたが、当時は白人女性と黒人男性の恋愛はタブー。街の権力者は、その事実を隠蔽するために、ウィルソンがジュールスを殺して財布から金を奪って逃げたことにしろと、モンゴメリーに命じた。それが当時の事件の真相だったのだ。
人生で一番幸せだった時代を過ごしたル・シャトー・ルージュに戻り、密かに余生を送ろうとしていたハリー。レイラとキップがやって来て、レイラの歌声に誘われるようにサックスを吹いてしまったのが災いし、レイラは事故死し、自分とカレンとの長年の秘密も明るみに出るという結果に…。一方で、キップはレイラを失ったが、「オーバーナイト・センセーション」の優勝の座を手に入れるのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
死者の手(エースと8のツーペア)

早撃ちの技で「ワイルド・ビル」の異名を取った伝説のガンマン、ジェームズ・バトラー・ヒコックが、ポーカーの最中に背後から射殺された際に持っていたカードの組み合わせのこと。第3シーズンの第1話「ギャンブラーの切り札」でも、カジノの死んだポーカー王のテーブルに死者の手が。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「そろそろレイズするかな」 by グリッソム

今回、ポーカーの腕前を図らずも披露することとなったグリッソム。劇中にはポーカー用語も多数登場したが、最後の決めゼリフにもポーカー用語が引用された。「レイズ」とは、先のプレイヤーのベットにそれを越えた金額のベットを重ねること。グリッソムにとってのレイズは、何を意味するのか!?

【鑑賞MEMO:キャラクター】
グリッソムとポーカー

第6シーズン#13「ラストショー」を思わせる、往年のベガスがテーマとなったエピソード。第3シーズンの第1話「ギャンブラーの切り札」で、学生時代に死体農場での実験費用を稼ぐためにポーカーをしていたと語っていたグリッソムは、久々にそのポーカー通ぶりを見せてくれた。エンディングは、「CSI:」というより「コールドケース」といった趣向!?
そして、今回はゲストが豪華! その筆頭は、カレン役のティッピ・ヘドレン。ヒッチコックの『鳥』や『マーニー』の主演で知られ、最近では「4400 未知からの生還者」で年老いたリリー役を演じていたのも記憶に新しい彼女が、気品に満ちた存在感で事件のキーパーソンを好演した。
さらに、意外なゲストも。「CSI:マイアミ」で自殺したカリーの元彼、刑事のヘイゲンを演じていたホルト・マッカラニーだ。今回は、キップの父親ウェスタマン役を演じたが、どうせならもうちょっと見せ場が欲しかったところ。
また、グリッソムが参加したポーカーのメンツがこれまたなかなか渋い役者揃い! モンゴメリー役は、「わが家は11人」で知られるラルフ・ウェイト。ほかにも、TVプロデューサー/監督のジョージ・シュラッター、「ソープ」の執事ベンソン役でエミー賞助演男優賞を獲得、そのベンソンを主人公にしたスピンオフ番組「ミスター・ベンソン」を生み、こちらのベンソン役でもエミー賞主演男優賞を獲得しているロバート・ギヨームの姿も見られた。
ハリー役は、『ナイト ミュージアム』や『ボディガード』などで知られるビル・コッブス。
「アメリカン・アイドル」のパロディとおぼしき「オーバーナイト・センセーション」のプロデューサー、ドゥルー・リッチ役は「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」でケヴィン・ライアンを演じるシーマス・ディーヴァー。実は彼は「CSI:科学捜査班」への出演は2度目。1度目は第6シーズン#3「天国への階段」で、被害者ベッキーの同僚で不倫相手だったアダムを演じた。また彼は「CSI:マイアミ」の第5シーズン#23「彷徨える狼」には、弟を殺し切れなかった兄ポール・ビリングス役で、「CSI:ニューヨーク」の第2シーズン#18「命の選択」には、被害女性と性的関係にあった容疑者、建築家のクーパー役で出演している。

2010.5.29|CSI:9 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(4)トラックバック(0)

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コメント

見ていながら、ん?これって、コールドケースを見ているよう…と思った。50年の昔、白人女性と黒人男性との恋愛は御法度だったとか。難しい問題だが、成就するのはあり得ないことだったからこそ、お互い、二度と会わない約束をしたのでしょうね。見ていて少し、辛いものがあった。でも、あの2人、この先、どうなるの?

投稿: マック娘 | 2010.06.01 21時25分

はじめまして
それにしても「オーバーナイト・センセーション」のキップの歌、下手すぎませんか。
ブラックカイマー配役間違えたんではないですか?

投稿: KITON | 2010.06.02 11時38分

ティッピ・ヘドレン←メラニー・グリフィスの母親ですね。 彼女とは雰囲気が違いますね。余談でした。
その当時…黒人と白人の恋愛、認められなかった。今も…一部の人には認められてないですよね。

投稿: アライバ | 2010.06.02 21時44分

そういえば あのシャンパン、「クリスタル・ロゼ ルイ・ロデレール」でしたね。
ルイ・ロデレールクリスタルは飲むけどロゼ高いですよね4~5万しますよね。
ドン・ペリニョンの倍以上しますからね。
CSIのジェリー・ブラッカイマーの金持ちの設定が素晴らしい。
久々に見たティッピ・ヘドレンきれいでしたね。

投稿: KITON | 2010.06.04 19時32分

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