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好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月22日(土) #20「追いつめられて」

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ジェシカと朝を迎えたフラックの元に、殺人事件の連絡が入る。通報者は不明だが、警察の情報ラインには死体の写真と住所が送られてきたとのこと。現場は劇場の稽古場で、死んでいたのはボイストレーナーのマーシャル・バクスターだった。壁には何者かが殴ったような跡が残されており、駆け付けたCSIは、白っぽい粉のような微物や何かの毛、陶器の破片などを現場から採取する。
マックとフラックは、劇場の演出家、ジェームズ・コープランドに話を聞く。彼は、夕べは役者たちとパーティーに行き、戻ったのは午前2時頃と説明。手の痣についてとがめられると、駐車スペースの件でバクスターともめたことを認めるが、殺人については否定する。

その後、バクスターの死体写真が添付されたメールの発信元は、ネットカフェのパソコンと判明。アダムがパソコンとキーボードを押収して指紋やDNAを調べるが、サンプルが多すぎて分離するのは難しいと分かる。マックは、写真のゆがみの傾向から死体を撮影したカメラの機種を特定できないか調査するよう、アダムに指示する。ホークスは現場から採取した証拠を分析。白っぽい粉のようなものは南太平洋の火山灰、毛はヒマラヤのヤクの毛であることを突き止める。
シドの検視により、バクスターの死因は銃創による失血死と判明。銃創からは弾が取り除かれていたことが明らかになる。また、ホークスは肝臓の温度から死亡時刻は午前0時頃と推測していたが、死後硬直の状態から、もっと遅い時間に死亡していたことが明らかに。犯人が、意図的にバクスターの死体の体温を下げた可能性が出てくる。
一方、バクスターの衣服のポケットに残されていた「ブルックリン・ブルーザーズ」と書かれたカードは、自転車を馬に見立てて行うスポーツ「バイク・ポロ」で使われる、選手の識別用のラベルと判明。ステラとダニーはカードの持ち主(選手番号2番)のギャビンに接触。バクスターがなぜカードを持っていたのか、その理由について追及する。彼は、チェルシー大学に通うオデッサという美人に声をかけ、カードの裏に電話番号(実は「お断りサービス」の番号)を書いてもらったが、その様子を見ていたバクスターに「俺のガールフレンドに近付くんじゃない」と言われ、カードを取り上げられたと話すが…。
アダムの調査により、死体写真はブラックベリーで撮られたものであることが判明。また、現場にあった陶器の破片には、微量のルビジウム、ストロンチウム、ジルコニウムが付着していたこと、陶器の破片が入れられていた容器内の空気、すなわち現場の空気の二酸化炭素レベルが高かったことも明らかになる。それを知ったマックは、犯人はドライアイスを使って死体の体温を下げ、死亡推定時刻にズレが生じるように細工したものと推測。犯人がわざわざ死体写真と住所を送ったのは、このトリックの効果が有効な時間帯に死体を発見させるためだったことに気付く。では、火山灰やヤクの毛も、犯人が捜査を攪乱させるためにわざと残していったものなのか? ドライアイス、火山灰、ヤクの毛…、それらにどのようなつながりがあるのかは謎だったが、意外にもその答えはステラが握っていた。
実は、ステラは2カ月前、チェルシー大学で行った科学捜査の講義で、いくつかの事件を事例として紹介していた。1つは、環境的要素によって死亡推定時刻が変わってくる例として取り上げたポーリン・レイバーン殺害事件(彼女の死体は、エアコンの前に置かれていたためにミイラ化した)。もう1つは、ラクダの毛が犯人逮捕の手がかりとなったサラ・ジャクソンの死亡事件。さらに、隕石ダストが事件を解決に導いたローレン・レッドグレーブ殺害事件。どうやら犯人は、これらの事件にヒントを得て捜査の攪乱を狙ったらしい。CSIは、ステラの講義を聴いた受講生の中に、バクスターと関係のある者がいないか調べることにする。
そんな中、マックとジェシカは、現時点での容疑者の1人であるコープランドと、舞台の演出用に用いるドライアイスの関係に目を付け、再び、事件への関わりについて彼を追及する。コープランドは一貫してバクスター殺害を否定するが、マックたちは念のため彼のブラックベリーを押収する。
ステラは、チェルシー大学での講義を依頼してきた恩師のパパコタ教授を訪ね、自分が受け持った講義の受講生リストを受け取る。バクスターの彼女、オデッサがチェルシー大学に通っていたことから、リストの中にオデッサの名前がないか探すステラだったが、該当する名前はなし。その頃、ホークスとフラックはバクスターの部屋を捜索。彼が隠し撮りした2人の女性の写真を大量に発見する。
ホークスは、バクスターが女性たちのストーカーだったのではないかとにらむが、その読みは大当たり。バクスターは、加重暴行罪の逮捕歴があるストーカーだったことが判明する。そして、被害者の1人、キャリー・ラングドンは、4年前にロードアイランド州でバクスターへの接近禁止命令を取るものの半年前に自殺していたことが明らかに。地元警察が保護義務を怠ったとして、兄のフィリップが訴えを起こしていたことも分かってくる。
フラックはフィリップを訪ね、キャリーが自殺に至った経緯を聞く。バクスターのボイストレーニングを受けるようになったのをきっかけに、キャリーが彼から執拗にストーキングされるようになったこと。接近禁止命令を取った途端、バクスターの行為はエスカレートしたが、2年前、突然キャリーの前から姿を消したこと。けれども、バクスターのせいで精神をむしばまれたキャリーは、結局、恐怖から立ち直ることができずに自殺という道を選んだこと…。フラックは、同じ妹を持つ兄としてフィリップに同情する。
その後、死体写真はコープランドのブラックベリーで撮られたものではないことが判明。ステラの講義を受けていた受講生もみなシロと分かり、容疑者はゼロとなる。ところが、チェルシー大学の隣のマンハッタン自然史博物館のギフトショップで、ハワイの火山灰や現場に残された陶器の破片の現物らしきタイ製の椀などが土産物として売られていることが判明。博物館にはヤクの剥製も展示されていることから、犯人がこの博物館で証拠品を調達した可能性が高いと分かってくる。
そんな矢先、デイナ・メルトンという女性が、ボストン警察でバクスターに対する接近禁止命令を取っていたことが明らかに。彼女が、バクスターに隠し撮りされていた2人目の女性と分かる。彼女は、バクスターを避けるために社会保障番号など自分の痕跡をことごとく消していると見られ、現住所などは不明。けれども、バクスターがストーカー対象の女性を“ガールフレンド”と呼ぶ癖があることが手がかりとなり、デイナはオデッサではないかという見方が浮上。ギャビンにデイナの写真を見せた結果、やはりデイナはオデッサと同一人物であることが確認される。
すぐにオデッサの居所を突き止めたいCSIだが、ギャビンは彼女がステージで歌っているらしいと知っている程度。オデッサに関する情報が極端に乏しい中、2年前にオデッサ(デイナ)が警察に対して最初の申し立てを行った際の音声ファイルを聞いたステラが、彼女が自分の講義を受講し、自分に質問をした女性であることに気付く。犯人は、デイナだったのだ。彼女は自分の名前を捨て、マンハッタンで“オデッサ”として再出発を始めた。しかし、バクスターに居所を突き止められて、またしても執拗に付きまとわれることに…。「法に頼っていたのではバクスターから逃れられない」と悟った彼女は、彼の殺害を決意。ステラの講義で「証拠が間違った犯人を示すこともある」という話を聞き、脈絡のない証拠を現場に残して完全犯罪を狙ったのだ。
CSIは、オデッサの写真を空港や駅などに流しつつ、バクスターの行動からデイナの行きそうな範囲を割り出し、付近で聞き込みを開始する。そして、ついにオデッサのアパートを見つけるが、すでに部屋はもぬけの殻。引っ越し業者から転居先の情報を得ようとしている矢先、ホークスが通りに貼られたクラブのチラシに目を留める。確か、バクスターが取ったオデッサの写真にも同じクラブが写っていた。しかも、ギャビンによれば、彼女はステージで歌っているという話だ。その夜、マックたちはニュージャージーにあるチラシのクラブへ。ステージで歌う彼女を見つけると、パフォーマンスを最後まで見届けたタイミングで彼女を逮捕する。自分の元彼女もレイプ被害に遭ったことで、被害女性に対する思い入れが強いホークスは、「(状況証拠だけしかないため)正式な自白がない限り有罪にするのはかなり難しい」と助言。デイナに逃げ道を示すのだった…。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ジョン・ウィルクス・ブース

エイブラハム・リンカーンの暗殺者。フォード劇場で観劇中のリンカーンを、至近距離から射殺した。
容疑者のコープランドが「劇場で撃つわけない」と言い訳したので、フラックはこの話を持ち出した。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「犯人を逮捕しても、被害者のケアは一体誰が? 付き合ってたカーラがいい例だよ。彼女はレイプされ、すべてが変わった。恐怖心で臆病になり、自分らしさをなくして…僕の元を去った」 by ホークス

ストーカーの被害者に同情するホークスの一言。#12「ヘルプ」で明らかになったように、ホークスの元恋人カーラはレイプ事件の被害者。彼が、ストーカーの被害者たちに強い思い入れを見せるのは当然のことだ。そして今回のホークスは、逮捕されたデイナに裁きを逃れる助言まで…。このホークスの言動は捜査官として不適切だったかもしれないが、加害者にならざるを得なかったデイナに救いを…と考えた彼の心情は理解できる。
日本でも、桶川ストーカー殺人事件に代表されるストーカー殺人では、何かが起きてからでなければ動かない警察の怠慢が社会問題になったが、被害者側が一方的に苦しめられる構図は、決して放置されるべきではないだろう。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ステラの講義が犯行のヒントに…

恩師のパパコタ教授に頼まれて、チェルシー大学で科学捜査についての講義を行ったステラ。何と、今回の犯人は、その講義にヒントを得て完全犯罪を狙っていたことが明らかに…。
ステラが講義の中で実例として取り上げた事件は3つ。1つは、第3シーズン#2「偽りのミイラ」でミイラ死体となって発見されたポーリン・レイバーンの事件。検死結果をめぐり、マックとペイトンが意見を戦わせたのが印象的なエピソードだ。
もう1つは、第3シーズン#6「甦る悪夢」で扱われたホテルの従業員サラ・ジャクソンの転落死事件。腿に付着したラクダの毛を証拠に、カメラマンのトニーが容疑者にあがったが、真犯人は撮影のためにホテルを訪れていたモデルのスタイリスト、テスだった。
そして、第2シーズン#9「シークレット・ドール」に登場した、ローレン・レッドグレーブ殺害事件。犯人は、同じマンションに住むバイオリニスト、デール・ストレイカーで、動機は、産まれてくる子どものためにローレンの部屋が欲しかったという安直なもの。弦楽器の弓に塗布するロジンの成分である隕石ダストが、犯人逮捕の重要な証拠となった事件である。
そして、今回そんなステラの講義を聴いて完全犯罪に挑んだ犯人は、ストーカー被害者のオデッサことデイナ・メルトン。演じていたのは、「アメリカン・アイドル」の第5シーズンで準優勝したキャサリン・マクフィー。当時の地方予選のルックスから比べると、見違えるほどきれいになっていて本当にびっくりさせられた。
ちなみに、彼女は番組終了後にRCAと契約を交わしてメジャー・デビューを果たしたものの、ファースト・アルバムの売り上げが思ったほど伸びずに契約を解雇されるハメに。しかしVERVE FORECASTに移籍し、今年1月にセカンド・アルバム『UNBROKEN』をリリース。劇中(クラブでのステージ・シーン)で本人が歌っていた "It Won't Hurt So Much"という曲も、このアルバムに "Say Goodbye"という曲名で収録されている。

2010.5.22|CSI:ニューヨーク5、エピソードガイド|コメント(2)トラックバック(0)

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コメント

犯人オデッサ…でも…やっばり被害者だよね…!? 自殺したキャリーも…。
被害者が保護される立場なのに…何故!?


今回のオープニング=フラックとジェシカ…!?

投稿: ダニー大好き | 2010.05.23 10時58分

いつも思うことだが、CSINYは重い。辛い内容が多い。被害者が容疑者になる。誰も守ってくれないのなら、自らの手で鉄槌を下す。もう、古く、過去だが、私もつきまとわれた経験がある。怖いの一言。父にその人の上司に話してもらい、つきまといはなくなった。まだ、ストーカー防止法などない時代。だから、オデッサと名を替えざるえないのもわかるし、キャリーのようになってしまうこともわかる。私の場合、大人しい?人だったのか何事もなく…。主人に話すと大きいお目々をもっと大きくして驚いてたけど。(◎o◎)って。マックもステラも辛いお仕事だね。NYにマックとステラがいたら、きっと、大丈夫!NY市は明るい!な~んてね!

投稿: マック娘 | 2010.05.23 18時07分

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