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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 5月15日(土) #19「断絶」

Ny5_019国際色豊かな乗客が多い地下鉄7番線の車内で、腹に被弾した男が死ぬ。被害者は、ネイティブ・アメリカンのモンティーカン族の族長、エイモス・デラウェア。弾は車外から飛んできたと見られ、ホークスとアダムは、列車の走行速度などから男が被弾した時点の列車の位置を割り出す。そして、ダニーとマックが現場で弾道をたどった結果、とあるアパートの一室から弾が発射されたことが明らかに。マックとステラは、アパートを訪ね、居住者の韓国人一家から事情を聞く。結局、娘が部屋にボーイフレンドを連れ込んでいるのに気付いた父親が、ボーイフレンド目がけて発砲した弾がそれ、被害者に命中したことが判明。父親は逮捕される。

これで事件は解決かと思われたが、検視の結果、被害者の死因は敗血症で、撃たれた時にすでに死んでいたことが明らかになる。さらに、大腿部の打撲傷に小さな木片が刺さっていたこと、肺にカラフルな微粒子が付着していたこと、腸にいくつか穴が空いていたことも判明。ホークスとシドは、3次元X線CT装置を使って腸の穿孔の原因となった黒く細長い異物を見つけ、結腸から取り出す。おそらく、これが凶器だろう。
ステラとダニーはエイモスが宿泊していたホテルに行き、掃除中のメイドやホテルの備品のパソコンを回収しようとしていたITコンサルタントのコノヴァーを追い出して調査を開始する。部屋にはモンティーカン族の工芸品が多数。彼らが和解のしるしに食すとされる牡蠣の貝殻や、破かれて捨てられた部族のカルチャーセンターの青写真なども見つかる。
その後、凶器を分析していたホークスは、それが鯨ヒゲであることを突き止める。犯人は鯨ヒゲを折りたたんで縛り、エイモスの食べ物に仕込んだのだろうか?
ホテルのエイモスの部屋から見つかった青写真の住所(ラドフォード4024)をレクシスネクシスで検索したステラは、この土地の権利をめぐってもめ事が起きていた事実を知る。実はこの土地、昔はモンティーカン族が所有していたもの。しかし、19世紀にインディアン保護局によって奪われ、所有権は別の者に移った。ところが昨年、モンティーカン族に好意的な判事の裁量で、当局の条約違反が認められて土地はモンティーカン族に返還されることになり、怒った元の所有者が土地の返還を求める訴訟を起こしていたのだ。実は、その所有者こそが、市内で唯一鯨ヒゲを取り扱っている輸入業者「アグラ・インポーツ」の代表、レイラ・ヴァーラだった。
フラックとジェシカはアグラ・インポーツにレイラを訪ね、エイモス殺害の件で事情を聞く。彼女は、土地の件でエイモスと争っていたことは認めるが、事件への関与は否定。2日前、エイモスが「土地を得て部族の高潔さを失った。土地は返す」と言って謝罪にやって来たと話す。レイラの言い分に半信半疑のフラックとジェシカ。2人は、春祭りで色粉を掛け合う店の前の広場を背に、アグラ・インポーツを後にする。おそらく、エイモスの肺の中に見つかったカラフルな微粒子は、この色粉。少なくとも、最近エイモスがここにやってきたことだけは間違いないようだ。
モンティーカン族の居留地内の建物の衛星写真を調べていたマックは、1年前と比較してフェンスや室外機などの設備が増設されていることに気付く。連邦政府の令状がないと中には入れないが、マックとダニーは実際に居留地に足を運んで、フェンスの外から中の様子をうかがう。そして、光ファイバーが敷かれていることを確認する。
ステラは、ホテルのエイモスの部屋にあった彼の日記を読もうとするが、モンティーカン語で記されているため、「不確実」「怒り」「苦痛」などを表す単語を拾い読みするので精一杯。そんな中、居留地の中にあるアイルランドのスポーツ「ハーリング」のコートについて調べていたアダムが、エイモスの大腿部の打撲傷に刺さっていた小さな木片は「カモーン」と呼ばれるハーリングのスティックの原材料(アイルランド産のトネリコ)であることを突き止める。そこで、クィーンズ・ハーリングクラブのキャプテンで、犬に釘を仕込んだ餌を与えて殺すという動物虐待の前科がある、フィン・ウェクスフォードが捜査線上に浮上する。
フラックとジェシカはハーリングのコートに行ってフィンに会う。彼は、一度はエイモスに「別の練習場を探せ」と言われたものの、後日使用を許可されたと説明。和解を求めにやって来たのにいきなり自分が悪態をついたため、怒ったエイモスが自分の腿でカモーンをたたき割ったと言うが…。
その後、ハーリングのコート脇のゴミ箱に捨てられていた折れたカモーンには、フィンの指紋が多数付着していたことが判明。しかし、今のところ凶器である鯨ヒゲとフィンを結びつける証拠はない。さらに、凶器の鯨ヒゲは300年以上前のもので、レイラの店で扱っているものと年代が一致しないことが判明。捜査は行き詰まる。
そんな中、ステラの調べで、モンティーカン族には、オオカミを殺すために束ねて縛った鯨ヒゲを餌に仕込む、いわゆる「オオカミ殺し」という文化があること、エイモスの部屋に置かれていたオオカミ殺しと書かれた飾り板から鯨ヒゲが抜き取られていたことが分かってくる。犯人は、モンティーカンの文化に詳しい人物であり、飾り板から抜き取った鯨ヒゲを使ってエイモスを殺したのに違いない。
犯人が同じモンティーカン族であると見たCSIは、ホテルのIT担当者であるコノヴァーが、ニューヨークにいる唯一のモンティーカン族の末裔であることを調べ上げる。そして、彼がエイモスの部屋から引き上げようとしていたパソコンに、殺害の動機があるものと推測。パソコンを調べた結果、コノヴァーがギャンブルサイトを運営していたことが発覚する。居留地内の建物に増設されていたのは、このサイトを運営するためのサーバーなどの設備だったのだ。
アダムは、ギャンブルサイトのサーバーとユーザーの間のパケットを解析し、サイトの運営を任されていたコノヴァーがイカサマ行為をしているのを確認。IPアドレスからコノヴァーの現在位置を割り出したCSIは、居留地内の「リーアム・コノヴァー・ベンチャーズ」に乗り込んでコノヴァーを逮捕する。
取り調べを受けることとなったコノヴァーは、事件のいきさつを白状する。部族の繁栄の象徴であるカルチャーセンター設立の資金集めのため、エイモスからギャンブルサイトを立ち上げるよう指示されたこと。しかし、欲を出してイカサマを始め、それに気付いたエイモスに激怒されたこと。エイモスは、「部族の品位を汚すくらいなら土地を返す」と宣言。いったんはエイモスに謝罪すると見せかけて、和解のしるしである牡蠣に鯨ヒゲを仕込んで彼を殺害したこと…。マックは、族長エイモスだけでなく、自らの文化を裏切ったコノヴァーの行為を痛烈に批判する。
一方、ダニーは生まれてくる子が男だと信じて、男の子の名前選びに頭を悩ませており、事件解決後もあれこれ候補の名前を挙げる。ところがそこにリンジーからメールが。お腹の子は女の子だと分かる。メンバーたちは、そんなダニーに祝福の言葉をかけるのだった。


【鑑賞MEMO:豆知識】
レブロン・ジェームズ

NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属するバスケットボール選手。現役最高のスラムダンカーとの呼び声も高い。ダニーは、走行中の電車の中のターゲットを車外から狙い打ちするのは、さすがのレブロン・ジェームズでも無理だと、彼の名を例えに引用した。

レクシスネクシス
各種法・ビジネス情報データベースや、雑誌・書籍、ソフトウェアを提供する、データベースの専門会社。

ホーリー祭
インドやネパールのヒンドゥー教の春祭り。春の訪れを祝い、色粉や色水を掛け合ったり、塗ったりして祝う。

トネリコ
落葉樹の一種。弾力性に優れていることから、バットや建築資材などに用いられる。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「よく聞け。お前は族長だけじゃなく自らの文化を裏切ったんだ。これだけは言える。かつて同胞が享受した平和をお前が手にするまで、何年もかかるだろう」 by マック

私利私欲のために部族の文化を穢したコノヴァーに対するマックの一言。今回、劇中に登場したモンティーカン族は架空の部族だが、ニューヨークにはもともとアメリカ先住民が住んでいたのは事実。ニューヨーク州北部には「イロコイ連邦」という6つのアメリカ先住民部族により構成される共同体があり、強力な自治権を持っていることも知られている。
また、部族の保留地内で運営されるいわゆる「インディアン・カジノ」が、多くの部族の貴重な収入源になっているのも事実。カジノで得られた収入は、福祉や教育などの生活向上のために役立てられている。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ダニーの名付けの顛末は…

産まれてくる子どもは男の子だと思い込み、ルイ、クレメンザ、アルフォンスなど、自分の家族の名前を名付けの候補に挙げるダニー。ホークスから「賭け屋になりそう」「インフルエンザみたい」「ゴッドファーザーPARTIIから拾ってる?」と、ことごとくけなされてしまうのが面白かった。ちなみに、ダニーの兄ルイ(演じていたラリー・ロマーノは、ダニーを演じるカーマイン・ジョヴィナッツォの実のいとこ)は、第2シーズン#20「沈黙の過去」に登場している。
その後も、さまざまな候補を考えるダニー。みんなは冗談半分で、「ドラマの刑事の名前にしろよ!」と、ソニー・クロケットやリカルド・タブス(どちらも「マイアミ・バイス」の主人公の名前)はどうかと勧める始末。最後はリンジーからの連絡で、お腹の子は女の子と判明するというオチがよかった。
また、今回は冒頭で国際色豊かな乗客が乗り合わせる7番線の車内が映し出されたが、メンバーたちもさまざまな国の言葉を披露してくれた。ジェシカはフランス語、フラックはゲール語、シドはリトアニア語。特に、ジェシカのフランス語は、フラックが指摘したとおりなかなかセクシーな響き! 2人の仲は内緒という設定なのに、デートの誘いを自動翻訳させちゃった時には、「え、いいの!?」と、ついこちらの方が心配してしまったけれど…。
そう言えば、ホーリー祭でかけられた色粉を互いに落とし合うジェシカとフラックの様子も、実になかむつまじくて。青い色粉をかけられたフラックは、「NYPDブルーだ」なんてギャグも発していたが、「NYPDブルー」は言わずと知れた人気ドラマ。第1、2シーズンでは、ホレイショ役のデヴィッド・カルーソが主演している。
今回、3次元X線CT装置による検査シーンも登場(3D映像で腸を引っ張り出して調べるなんてことが本当にできるの?)。ニューヨークのラボは、マイアミに負けず劣らずハイテクなようだ。
族長エイモス役は、「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のボビー・スティルウォーター役のグレゴリー・クルツ。コノヴァー役は、「SHARK~カリスマ敏腕検察官」でケーシー・ウッドランド役を演じていたサム・ペイジ。

2010.5.15|CSI:ニューヨーク5、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

男は、皆…産まれくる子を男児だと決めつけ…ダニーは‘兄ルイ’…などの名を候補に。 産まれくるのは女の子。さて何にするのかなぁ!?

ネイティブアメリカン=NYにも居たんですね。西部等にいたのは知ってましたが…勉強不足ですみません。 車内では、様々な言語が飛び交ってましたね! エンジェル=フランス語話すんですね。

投稿: ダニー大好き | 2010.05.16 10時50分

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