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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月20日(土) #11「禁断の果実」

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ある夜、巡回中のパトカーに乗った警官のマークスが、車のトランクから女性の死体を捨てようとしている男を発見。男は、警察から逃れようとフェンスを乗り越えた際に転落し、金属の棒で体を貫かれて死亡する。所持品から、男の身元は百貨店のバイヤーのトニー・クラークと判明。現場検証を行っていたダニーは、彼の携帯電話に「もう終わった?」と尋ねるメッセージが送られてくるのを確認する。また、車のナンバーや登録証から、死んだ女性は人気上昇中のバッグ・デザイナー、イザベル・ヴォーンと判明。車内のマットには、赤い染みが付着しているのが見つかる。

イザベルの死体はモルグに運ばれ、早速シドは検視を始めるが、メスを入れた途端、腹部から多量の液体が出てくる。シドはホークスをモルグに呼び、イザベルの臓器が液化していることを説明。胃の内容物はイザベルもトニーも同様で、柑橘類の皮、タンポポ、タバスコ、鴨の血のスープなど奇妙なものばかりであったこと、ただし、イザベルだけが水酸化ナトリウムを摂取していたことを報告する。臓器の液化の状況から見て、イザベルは少なくとも500ミリリットル以上の水酸化ナトリウムを飲んだと見られるが、無理強いされた痕跡はなし。なぜ、腐食性の液体をこれだけ大量に飲むことができたのか、イザベルが自殺したのだとしたら、なぜトニーは彼女の死体を捨てなければならなかったのか、その謎は深まる。
その後、イザベルの爪の間に象の糞が挟まっていたことが判明。またリンジーの調べで、イザベルとトニーは、人の味覚を変えてしまう不思議な果物「ミラクル・フルーツ」を食べていたことが判明。イザベルが抵抗なく水酸化ナトリウムを飲めたのは、ミラクル・フルーツの効果のせいだったことが分かってくる。
イザベルの住まいからは何の証拠も出なかったことから、ダニー、ホークス、フラックはトニーのアパートへ。そこには、ミラクル・フルーツが置いてあり、ほかにもヘッドチーズやネズミの脳みそ、豚足などのゲテモノがずらり。どうやら、トニーはミラクル・フルーツを使って食を楽しむパーティーを開き、イザベルもそれに参加していたらしい。そんな中、トニーの携帯にメッセージを送ったのは、彼の恋人のクインシー・フィーニーと判明。フラックは署に戻ってマックと合流し、彼女の取り調べを開始する。「気付いた時にはイザベルがバスルームで死んでいた」と主張するクインシーだったが、車内のマットにあった赤い染みと同じミラクル・フルーツの痕跡が靴底に付着しているのを見咎められると、イザベルの死体を運ぶのを手伝ったことを白状。けれども、あくまでもイザベルの死亡は事故であり、トニーは百貨店のバイヤーというイメージ重視の仕事柄、風評被害を恐れて死体を始末しようとしただけだと弁明する。
マックとフラックは、イザベルのバッグを製造するメーカーを訪ね、バックの所有権を保持するビジネス・パートナー、マリーナ・メルトンに会う。彼女は、独立を狙うイザベルからパートナー解消を求める訴訟を起こされており、イザベルを殺害する動機は十分。しかし、彼女もまた犯行を否定する。
調べは進み、イザベルが飲んだ水酸化ナトリウムは混じり気のないもので、トニーのアパートから回収された家庭用洗浄剤とは異なることが判明。また、マックが採取したマリーナのDNAサンプルが、最新のDNA自動分析装置に反応しないことが明らかになる。ホークスは装置の不調を疑い、分解して再調整することにする。
アダムは、イザベルの爪に挟まっていた象の糞に含まれる植生が、マンハッタン動物園のものと一致することを突き止める。象の糞はリサイクル・ペーパーの材料としても販売されており、トニーのパーティーに出ていたコルビー・フィッシャーがそれを買い取っていたことが明らかに。コルビーの製紙工場を訪ねたダニーとフラックは、バッグのタグの製造を請け負ったのをきっかけにコルビーがイザベルと知り合ったこと、2人は何度か体の関係を重ねたが、その後、イザベルが別の業者に乗り換えたことを知る。コルビーは、イザベルに1杯食わせてやろうとパーティーに象の糞を持ち込んだだけで、彼女を殺してはいないと主張するが…。
その後、コルビーの工場から押収された紙の漂白用の水酸化ナトリウムが、イザベルが飲んだのと同一のものと判明。2カ月前、イザベルに振られたコルビーが、その後もしつこく彼女を追い回していたことが分かり、ダニーとフラックはコルビーを有力な容疑者と見て取り調べで追及する。コルビーは、イザベルに振られたのは自分がマリーナ・メルトンとも寝ていたからだと説明。マリーナは、ある日一方的に関係の終わりを告げ、すべてをイザベルに暴露したのだと語る。そして、イザベルを本気で愛していた自分が彼女を殺すはずがないと、依然として無実を主張する。
コルビーが犯人であることを示す証拠が揃う中、イザベルが飲んだ水酸化ナトリウム入りのドリンクが入っていたミキサーの中に、キンマの葉が混入しいたことが明らかに。これが手がかりとなり、実は犯人はマリーナと判明する。キンマの葉には噛むと軽い興奮作用を誘発する作用があり、唾液のDNAを分離するという特徴が。マリーナのDNAサンプルが分析装置に反応しなかったのは、タイ出身の彼女が東南アジア人独特の「キンマの葉を噛む」という習慣を楽しんでいたからだったのだ。
署に呼び出され、あらためて取り調べを受けることとなったマリーナ。バッグの中からキンマの葉と混じり気のない水酸化ナトリウムの痕跡が残った嗅ぎタバコ入れが見つかったと指摘されると、観念して犯行を認める。やはり彼女は、雇われデザイナーだったはずのイザベルが自分を差し置いて独立しようとしたのが気に入らなかったようだ。それで計画的にコルビーをたらし込み、彼の工場から水酸化ナトリウムを持ち出して犯行に及んだのだ。
イザベル殺害事件が起きるのと時を同じくして、マックは、スーパーでエラという女性と再会する。彼女は、父親を母親によって殺された被害者遺族。実の父親だと知らずにチャット相手に本気で恋心を寄せていた彼女は、一時は自らも父親殺しの容疑者となった人物であり、秘密を書いて投函する『シークレッツユー』というカードの収集者でもある。父親と同時に思いを寄せていた相手を失った上、母親は殺人者として刑務所送り…。彼女は今、精神的なよりどころを失っていた。
そんなエラが、「イザベル殺害事件の手がかりになれば」と、1枚の『シークレッツユー』のカードをマックのところに届けにやって来る。カードはイザベルのバックを象徴するデザインで、「彼女に死を」という裏書きが。ところが、カードに描かれたバッグの絵の筆遣いが、エラの供述書の筆跡と一致することが判明。すべてはマックの気を引くための自作自演だったことが分かる。マックは捜査を混乱させた彼女を強く叱責する。
その後、マックの元にはエラから電話が。涙声でマックへの謝罪の言葉を繰り返す彼女の様子は尋常ではなく、驚いたマックは彼女のアパートに急行する。エラは自分で手首を切っていたが、幸い傷は浅く命に別状はなし。マックは、しきりに謝る彼女を抱きかかえて病院に搬送する。
一方で、質屋でデクラン・ルーニーという男性が殺される事件が発生する。被害者は首を折られており、手口は未解決の“ネズミ釣り男殺人事件”と酷似している。事件の担当となったジェシカは、“ネズミ釣り男殺人事件”の犯人と思われるセバスチャン・ディアコスに襲われたステラに真っ先に連絡。現場に駆けつけたステラは、ディアコスがニューヨークに舞い戻って動き始めたことを知るとともに、彼の逮捕に執念を燃やす。
その後の調べで、ディアコスと思われる犯人は、質屋からフィリッポス2世が統治した時代のギリシャ金貨を持ち去っていたらしいことが判明。すべての金貨を入手するまでディアコスが犯行を繰り返すと見たステラは、ジェシカの協力を得て、貨幣偽造の犯歴者スタンに金貨のレプリカ製造を依頼。事件から手を引けというマックの忠告を無視して、レプリカの金貨をジェシカに託してコロヴォスと接触させるが…。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ミラクル・フルーツ

「ミラクルベリー」とも呼ばれ、それ自体は甘くないのに次に食べたものを甘く感じさせる特徴を持つ果物。「ミラクリン」というタンパク質成分に、酸味のある食べ物の味を甘く感じさせる効果がある。ミラクル・フルーツの効果は、30分から2時間程度持続すると言われている。
なお、このエピソードが全米放送された2008年、ミラクル・フルーツを使った「フレーバー・トリッピング・パーティー」がはやっているという記事が、『ニューヨーク・タイムズ』にも掲載されている。ニューヨークの最先端のトレンドを、積極的に番組にも取り入れたというわけだ。

ヘッドチーズ
ソーセージの一種。豚の舌、耳、鼻などを角切りにしてゼラチンで固めたもの。

ファイブ・ポインツ
ニューヨーク州北部にある重警備刑務所のこと。そもそもファイブ・ポインツ地区は、19世紀に「ニューヨーク最大のスラム街」とされた地域で、映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』の舞台にもなっている。

キンマ
つる性の常緑多年草の一種。ビンロウジという種子と石灰と一緒にキンマの葉を噛む習慣が東南アジアなどで好まれており、この習慣そのものを「キンマ」と呼ぶこともある。キンマには、アルコールに酔ったような軽い興奮状態を引き起こす作用がある。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「だったらこの装置に問題があるのか、でなきゃDNAを持たない新種の人類ですね」 by ホークス

予算の関係で、「アダムとDNA自動分析装置、どっちが大事!?」という話題が持ち上がった#6「裁かれし心」。アダムのクビがつながり、装置も無事ラボに導入されたよう。ところがこの装置、いきなりマリーナのDNAサンプルに反応しないというトラブルに見舞われてしまう(後に、マリーナがキンマの葉を噛んでいたためDNAが分離されたのが原因と判明するが)。そこで、大胆にも装置の分解を始めたのがホークス。非常に高価な装置なんだから、「自分で分解する前にテクニカルサービスに連絡しようよ!」とついツッコミを入れたくなってしまう。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
マックに忍び寄る新たなストーカー!?

#7「地下室の死体」に登場したエラが再登場。彼女は、偶然を装ってスーパーに立ち寄るマックに接触。さらには、偽の手がかりで捜査を攪乱し、あげくの果てに自殺未遂。チャット相手が実の父親とは知らずに恋をし、その父親を母親によって殺害されるという事件に巻き込まれた彼女には同情できる部分も多いが、最後にクローズアップされた「彼をモノにしてみせる」と書かれたカードにはゾゾーッ…。エラは、今シーズン中にもう一度登場シーンがありそうなのでお楽しみに。
なお、エラが劇中で『シークレッツユー』が本になると話していたが、この『シークレッツユー』の原形である実在のアート・プロジェクト『PostSecret』が書籍化されているのは事実(#7「地下室の死体」のブログで紹介したとおり)。
また、今回は再びディアコスにも動きが。マックの忠告を無視して、ディアコス逮捕に執念を燃やすステラ。今後の動向が気がかり。
一方、リンジーのお腹の赤ちゃんは順調のよう。胎動が始まったとのことで、ダニーがリンジーのお腹に手を当てる場面も。2人の関係&リンジーの妊娠は、すっかり公のものとなったようで、アダムが「子育てにはお金がかかる」とダニーにプレッシャーをかける場面も見られた。
コルビー役は、「The O.C.」のルーク・ワード役や、映画『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』知られるクリス・カーマック。
貨幣偽造の犯歴者スタン役は、「24 -TWENTY FOUR-」エドガー役でおなじみのルイス・ロンバルディ。
警官のマークス役は「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のジェリー・ライリー役で知られるジャック・マクギー。「CSI:マイアミ」の第6シーズン#19「モルグに別れを」にはFBI所属のシルヴェストリ役で、「CSI:科学捜査班」の第8シーズン#12「第七の地獄」にはオマーリー役でゲスト出演している。

2010.3.20|CSI:ニューヨーク5、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

MiracleFruit←欲しい…けど…だからといって、鼠の脳みそまで食べたくないなぁ
MIAMIには、ロシアン・マフィア。そしてNEW YORKには、ディアゴス。マックは、彼女の企みに気付くのか

投稿: アライバ | 2010.03.21 00時14分

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