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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 7月25日(土) #15「パラレルワールドの絆」

毎晩、署を訪れては“宇宙人”に対する苦情を届け出ることで有名なエヴリン。アルミホイルを鎧風に形作った、通称“反射スーツ”に身を包んだ彼女は、「(宇宙人の)侵略は今夜だ」と、今日も署内で独自の理論を展開する。
そんな中、クロスボウで鹿を撃ち殺し、死骸にドレスを着せた酔っぱらいのカイルが、飲酒運転や野生動物への違反行為で取り調べを受ける。カイルは、離婚したばかりだと泣き言を言うと、アルコール検知器による検査の途中で突然逃走する。止めようとする警官たちをなぎ倒していくカイル。カセラ巡査がペッパースプレーを掛けるが、泥酔状態のカイルに効き目はない。ブラスは「火を放て!」という表現で、チョイ巡査にスタンガンの発射を命じる。そして、チョイ巡査がスタンガンを撃つと…、何とカイルの体から火が! 火だるまとなって死亡したカイルの姿を目の当たりにしたエヴリンは、自らの理論に自信を深める。

「火を放て!」という言葉通りの展開となったことで、ブラスとチョイ巡査は内部調査の対象に。当初はスタンガンの誤作動が疑われたが、正常に動作していたことが明らかになる。グリッソムたちは、発火の原因を探るため、カイルの車から押収した穀物酒やペッパースプレーなどをシャツに付けてスタンガン試射。しかし、何か条件が足りないのか火は出ない。
カイルが逃走の途中でエヴリンとぶつかった際、何らかの物質がシャツに転移したのかもしれないとCSIが考え始めた矢先、今度はエヴリンがトラックにはねられて事故死する。現場に駆けつけたニックたちは、彼女の血液が緑色であることに仰天する。
その直後、2ブロック先でホームレスの死体が発見される。彼は何者かに鈍器で殴られたものと見られ、彼もまた緑色の血液を流していた。ホッジスは緑色の血液を分析し、高レベルの硫黄がヘモグロビンと結合したのが変色の原因だと突き止める。
一方、カイルが火だるまになった際に偶然居合わせた弁護士が、事件の様子を撮影した動画をネットで公開。これを見たカイルの両親が署に訴えを起こす構えを見せるが、この動画が思わぬ手がかりになる。映像から、カセラ巡査が使用したペッパースプレーが警察の支給品ではないと分かったのだ。カセラ巡査は、恋人の護身用に支給品のペッパースプレーを渡してしまったため、ガンショップで購入した別物を使用したらしい。購入した市販品は油性で圧縮ガスが使われていたため、スタンガンによる発火の原因となったことが判明する。
その後、グレッグが現場で見つけた凶器のパイプに付着した血液から、ホームレスの身元はウェイン・コナーと判明。また、別人の緑色の血液も付着していたことが明らかになる。さらに、エヴリンとコナーの血液からは、偏頭痛の処方薬チオサイトの成分が検出される。2人とも偏頭痛持ちで、チオサイトを多量に摂取していたようだ。CSIは、チオサイトの売人が事件の鍵を握っているとにらむ。
そんな中、老齢のマーティン夫妻が自宅のベッドで死んでいるのが見つかる。不審な点は特になかったが、2人が同時に自然死するとは考えにくいことから、キャサリンとホッジスが現場を調査。庭でジリスに荒らされた跡とジリスの死骸、「アトミック・デイヴの駆除装置」という装置、猫の墓などを見つけるが、有力な手がかりは得られない。隣家の芸術家マーゴも何も知らないという。
やがて、パイプに付着していた指紋が決め手となり、コナー殺しの犯人はデイヴ・ボーアと判明し、ブラスとウォリックが逮捕に向かう。デイヴは自宅にいたが、口から緑の血を垂らしていて様子がおかしい。彼は、コナーがチオサイトの代金を持ってこなかったことでもめ事となり、コナーが襲ってきたので殴り返しただけだと正当防衛を主張すると、痙攣を起こして死んでしまう。そして、驚くべき事に、デイヴと死んだマーティン夫妻の間に接点が見えてくる。デイヴは害獣駆除業者で、マーティン夫妻の家の庭に設置されていた駆除装置はデイヴが販売したものだった。実はデイヴは、デザートパーム病院の害獣駆除も請け負っており、その際にチオサイトを盗み出したことも分かってくる。さらに、検視の結果、デイヴは脳腫瘍を患っており、この影響で攻撃的な行動や被害妄想の症状が引き起こされていたことも判明。自己診断で間違った薬を過剰摂取し、最終的には脳出血で死亡したことが明らかとなる。
キャサリンとウォリックは、飼い猫とジリスの死がマーティン夫妻の死にも関連しているのではないかと見て、駆除装置を調べる。しかし、致命的な作用は発見できない。そこで、グリッソムはジリスの死因を突き止めるべく解剖を実施。ジリスの胃の内壁にシアン化物の結晶を見つける。では、マーティン夫妻の死因もシアン化物か? 2人の胃にはシアン化物の痕跡が見られなかったが、薬物検査の結果、やはりシアン化物が致死量に達していたことが判明。そして、シアン化物を作品の電気メッキに使用していた隣家の芸術家マーゴが捜査線上に浮上する。
マーゴは署に呼び出され、ウォリックが取り調べる。そして偶然にも、火だるまになって死んだカイルはマーゴの元夫だったことが判明する。マーゴは元夫の死に動揺を見せつつも、ジリスを駆除しようとツナ缶に青酸カリを混ぜたことを認める。何でも、隣家のマーティン夫妻が害獣駆除装置を設置したことで、自分の家にジリスが逃げ込んできて迷惑していたらしいのだ。しかし、これが思わぬ悲劇に…。ツナ缶を口にしたマーティン夫妻の猫まで死んでしまったのだ。一連の出来事で、マーゴがマーティン夫妻ともめていたのは確かのようだが、彼女は殺害をきっぱりと否定する。
キャサリンとホッジスは、マーティン夫妻がどうやってシアン化物を摂取したのか調べるために、夫妻の自宅に戻る。そして、鼻のきくホッジスがカーペットに異臭を探知。新しいカーペットの下に敷かれていた古いカーペットに燃焼の跡を見つける。ホッジスが寝室の床下にもぐってみると、かじられた電気配線とジリスの死骸が。ショートによる火花でカーペットがくすぶったのが、青酸ガスを発生させた原因と判明する。マーティン夫妻は事故死だったのだ。
こうして、すべての事件が解決し、グリッソムたちメンバーは、それぞれの事件の奇妙なつながりを振り返る。火だるまになったカイルは、ジリスの件でマーティン夫妻と争っていたマーゴと離婚したばかりだった。そして、害獣駆除を手がけていたデイヴは、チオサイトを入手して違法に売買していた。その客の1人がエヴリンで、彼女は火だるまになったカイルと署内で接触。また、エヴリンはチオサイトを買いにコナーを訪ねる途中でトラックにひかれて事故死。コナーはデイヴの仲間で、エヴリンからチオサイトの代金を受け取ることになっていたが、エヴリンが現れなかったためにデイヴと揉めて殴り殺された。そして、デイヴも自らの命を落とした…、すべてがカイルから始まり、つながっていたのだ。
どの事件も偶然の積み重ねだったが、「偶然はあり得ない」が口癖のグリッソム。「万物は『ひも』で構成されており、ビッグバン以来結合や再結合を繰り返している。今回の被害者達が全員どこかで繋がっていたとしても不思議はない」と、物理学の理論の1つ、「ひも理論」で事態を説明するのだった…。


【鑑賞MEMO:豆知識】
ひも理論

物理学の理論、仮説の1つで、物質の究極の要素は「粒子」ではなく「ひも」であるというもの。「超弦理論」「超ひも理論」とも呼ばれる。ひも理論を発展させたM理論やブレーンワールドといった理論も登場し、パラレルワールドの存在も議論されている。

シュレーディンガーの猫
物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーが提唱した量子論に関する思考実験。量子力学の統計的解釈が問題を引き起こすことを指摘するためにシュレーディンガーが提起したパラドックスである。
マーティン夫妻が飼っていた猫は、“シュレーディンガーの猫”から名前を取っていたようだ。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「一度は偶然、二度は巡り合わせ、三度目は敵の仕業」 by グリッソム

映画『007/ゴールドフィンガー』(原作はイアン・フレミング)でのジェームズ・ボンドのセリフをグリッソムが引用。ホッジスはウィンストン・チャーチルの言葉だと勘違いし、グレッグから「何でもファンだよな」と失笑される始末…。
ちなみに、ウィンストン・チャーチルは、第二次世界大戦を勝利に導いたイギリスの首相。彼もまた、数々の名言を残している。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
レギュラー、サブレギュラー総出演!

本家ラスベガスならではの、ウィットに富んだユーモアたっぷりのエピソード。久々にレギュラー、サブレギュラーが総出演して、エピソードを盛り上げた。
特に、今シーズンからレギュラーに昇格しているホッジスは、あらゆるメンバーとの絡みを見せて大活躍。緑色の血の件では、バルカン人の血液成分が硫黄だと発言して、ウェンディから訂正され(ウェンディはトレッキー!)、007のセリフの件に始まり、グリッソムに「鼻につく」とまで言わせしめ、ラボのみんなからはマザコンだと指摘され、現場の臭いをかぐ姿はアニメを彷彿させると言ってキャサリンに笑われ…。
ユーモアと同時に、物理学者の間で物議をかもしている「ひも理論」を主軸に持ってくるという切り口も新鮮だった。原題は、「The Theory of Everything」で「万物の理論」の意。
なお、内部調査官役は、映画『ディスタービア』やドラマ「交渉人~Standoff」への出演で知られるホセ・パブロ・カンティージョ。カセラ巡査は、「ヤング・スーパーマン」や「バトルスター・ギャラクティカ」などのゲスト出演で知られるサム・ウィットワー。

2009.7.25|CSI:8 科学捜査班、エピソードガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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